高橋克彦のレビュー一覧

  • 噴怨鬼

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    晴明を超えるは盛りすぎじゃないかなあw
    神様達がやたら主人公に味方するし鬼の親玉はあっさり改心するし、都合良すぎ感はあるが面白かった。

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    2024年05月19日
  • 竜の柩(4) 約束の地編

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    ネタバレ

    この手の物語は主人公らに選ばれし理由というものが付与されがちで、ふしぎなちからでせかいをすくう的なかんじ?になりがちでもある。
    そういう展開を身構えて読んでいたきらいもあるが、そんなことはなかった。選ばれた理由はさだかではないが、選ばれし因果が閉じているという意味で『化石の記憶』に似た読み味がある。

    『化石の記憶』はミステリでありまた同著者が得意とする群像劇でもあり、登場人物に移入できた。
    読み味が似ている印象はあるが、本作品は登場人物への移入度が低い。著者の主張が主役であるためか。
    ミステリとして読むとしらけてしまう謎解きも、古代史ロマンで味付けしてあるとまあまあいけるという発見があった。

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    2024年01月28日
  • 水壁 アテルイを継ぐ男

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    アテルイ(802年)の死から71年。元慶の乱をモチーフにしたフィクション。「炎立つ」の時代はこれより170年ほど後なので、「火怨」と「炎立つ」の間を継ぐという感じではないかな。
    登場人物は創作なので、ご都合主義な面も否めない。

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    2024年01月07日
  • 竜の柩(3) 神の星編

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    物語は薄味で、オカルト要素を語るための添え物に過ぎない印象がある。
    この手のにありがちな主人公が特殊な生い立ちだとか、前世からの宿命の戦士だとか、そういった設定は今のところ登場していない。
    ただひたすらに歴史ロマンオカルト味を楽しむのみ。

    著者はマジで考古学者に腹を立てているようだが、学術というものとまっとうに取り組んだ経験はあるのだろうか。主張を認めてもらうためには権威ある機関への論文提出は不可欠で、それはどのような制作過程を経るものなのか、経験したことはあるのだろうか。
    ドラクエ2を論文のテーマとして提出する人物もいたようだが、どのような場所に提出して、どのような成果が得られたのか不明で

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    2024年01月05日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

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    3巻ある
    最初の一冊
    登場する武将が多すぎて、関係をつかむのに苦労した
    地図と武将の組織図(家系図)があれば嬉しい
    今後の展開が楽しみだ

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    2023年12月18日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

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    信長の野望が好きだから南部家は知ってる。だけど深くは知らない。九戸政実の物語だけどよく分かる。全然戦しねぇじゃん!

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    2023年10月26日
  • 春信殺人事件~美術探偵 仙堂耿介~

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    安本物産が購入したという鈴木春信の12枚組の浮世絵。しかしそれを買い付けたという美術通とされる遠藤とともに、浮世絵は行方不明となった。安本物産の描けたという保険金は7億円。耿介は、浮世絵の奪還と真贋を確かめるべく、沿道の足取りを追った。

    東北ミステリ小説家の高橋克彦のため、のっけから花火大会(秋田だっけ?)で始まり、盛岡での行動というところで、そのまま東北で過ごすのかと思いきや、東京へ飛び、ニューヨークへという予想外の展開へ。

    そしてもっと意外なのが、「殺人事件」と銘打っている作品にも関わらず、全然人が死なないんだなこれが。耿介が?みどりが?というか、檜山あたり死ぬよね、一番死にやすいよね

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    2023年02月27日
  • ドールズ 闇から覗く顔

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    短編集なので気軽に読めた。が、ドールズを読んでいないと設定がまるでわからないので本としては優しくない。軽いミステリー集なのだがどの事件も犯人がサイコパスなんだがただの一般人なんだか気質のようなものがはっきりしない感じはある。短編で無理にいい話として纏めている感はあるなぁ。この著者のストーリーテリングの力なんだろうけど捲る手は止まらない感じの本なので面白かったのは面白かったです。次作の「ドールズ闇から招く声」が長編な事もあり、書き込んだ方が深みが出て良いのだろうな。

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    2022年11月05日
  • 炎立つ 参 空への炎

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    ネタバレ

    R4.8.7~8.27

    (感想)
    前九年の役、完。
    じっくり丁寧に描いてきました。
    あと2巻で、藤原3代の興隆がどう表現されるのか、楽しみです。

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    2022年08月27日
  • ゴッホ殺人事件(下)

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    なかなかストーリーが進行しなくて集中力が切れました。
    構想や仮説の展開はとても面白いので、もう少しコンパクトにまとめればよかったのに。

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    2022年08月15日
  • ゴッホ殺人事件(上)

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    専門家が読んだらどこまでリアリティを感じるのか分かりませんが、ゴッホの死に対する仮説は少なくとも自分にはとても興味深い。
    こういった独自の推理展開を小説の中で展開するためにはかなりの資料調査が必要だと思うのですが、それを幅広い対象にやってしまうことろが高橋氏の凄いところです。
    ただ、展開がゆっくり過ぎて集中して読み続けるのが難しい。

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    2022年08月13日
  • 炎立つ 壱 北の埋み火

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    ネタバレ

    R4.7.17~24

    (感想)
    奥州藤原三代の歴史小説の決定版。
    20年以上前、学生の頃に大河ドラマを見て、小説を読んで興奮した一作。
    久しぶりに古本屋で買いなおして再読。
    うーん、やはり高橋さんの歴史小説は、セリフ回しがくどいのが気になる。
    もっと自然に話を進められないものか。
    とはいえ、やはり時代背景は面白く、さくさく読めます。

    時代は1049年、平安時代末期。
    まだ清盛が出てこず(たぶん)、源氏と平家が権力争いをしている、武士の世を睨み合っている時代…かな。
    これから清盛、頼朝、義経の活躍が期待されます。

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    2022年08月07日
  • 緋(あか)い記憶

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    記憶がテーマとなっている短編集。作者が岩手出身ということで、よく登場する。記憶は時とともに、変化したり、無くなっていったりするものである。出来事は同じでも、その時の感情は人それぞれだ。自分のいいように記憶していたり、都合よく忘れていたり、、、そういった人間らしい描写が面白かった。
    本作は過去の自分に会ったり、あるはずのない家が存在したり、オカルト的な要素もある。しかし、主人公たちは嫌なオジサンが強く、読んだ気分は良くはない

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    2022年05月27日
  • 炎立つ 壱 北の埋み火

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    登場人物達の心意気は素晴らしい。
    しかしやはり日本の歴史モノは名前が似過ぎでなかなか読み進められない…

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    2022年05月13日
  • 私の骨

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    人間の後ろ暗いところがよく書かれていて、読んでいておもしろかった。とくに『奇縁』ではそれまで良い人だと思っていた人間の本性がわかり、ぞくっとした。

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    2021年07月05日
  • エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014

    購入済み

    女性にオススメ

    初めてこういった分野に足を
    踏み入れてみました。
    内容は総じてソフトな印象で
    幸いでしたね。ノーマルな志
    向の?女性向けの一冊だと思
    います。

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    2021年02月26日
  • ドールズ 月下天使

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    聖夜がまさか本当に連続殺人犯だとは思わなかったし、いくら事情があるとはいえそれを知った後でも普通に付き合えるところが、あり得ない経験を重ねたこのメンバーの特徴なのかな。
    それにしても後半はまさに高橋氏というファンタジー今度でした。
    さて、つぎの最終巻はどのように締めるのか楽しみに読もう。

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    2021年01月24日
  • だましゑ歌麿

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    ドラマの印象で歌麿が大活躍する話かと思っていたのですが、主人公の同心が出ずっぱりで活躍する話でした。
    基本的には大きい事件が一つあって、関連する小さい事件があるという内容で、こつこつと調査を続けていくような内容。
    厚さの割には丁寧な感じで読みやすかったです。

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    2020年10月12日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(2)

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    北の鬼、九戸政実。南部一族晴政の葬儀後、実子の晴継までもが、暗殺される。
    北信愛の調略により、信直が後継者に決定。九戸政実は、信直らと対立しながらも、着実に勢力を伸ばしていく。
    天下人となった秀吉。秀吉のもとで、生きながらえたとしても、未来は定まったも同然。死んで未来に繋げるものもある。九戸党一丸となり、辛い道を行くことを決意する。

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    2020年07月29日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

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    北の鬼、九戸政実の歴史巨編。
    陸奥の南部家の九戸党、棟梁九戸政実は、安東愛季らとの勢力争いで、力をつけ、南部家の一大勢力として力をつけていく。
    当主晴政は男子晴継が生まれると、一時は後継と決めた石川信直への不信を抱き続け、晴政ならび九戸氏の連衡と信直を盟主とする南長義、北信愛の連合の間で対立を深める。
    南部家24代当主晴政が死去、その葬儀の帰りの際に後継者である第25代晴継(はるつぐ)が暗殺される。

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    2020年07月27日