感情タグBEST3
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これは「ドールズシリーズ」2冊目になる。
2冊目は短編集なので
どれを読んでも最後は
おっさん目吉センセーが現れて
江戸言葉に江戸時代の仁義で
犯人を説得する。
これが何とも良い。
私が犯人でも
説得されて出頭するわ。
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ドールズシリーズ 2
短編4つ。8歳の怜の体に蘇った江戸の天才人形師目吉とその愉快な仲間達が 次々おこる事件の真相に切り込んでいくパターンで面白い。目吉先生のあぐら姿にタバコとお酒が定番なんだけどその姿(怜)を想像すると複雑だが笑っちゃう。犯罪を犯した者たちの心奥深くに届く言葉で彼らが変わっていく姿はいいよね。
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ドールズシリーズ第2弾。
1990年、中央文庫で購入。検索画像が中央文庫でみつからず、こちらで登録。
中篇4作。紙の蜻蛉はTVドラマ化されたはず。
お化け蝋燭…などは今思えば岡本綺堂、半七シリーズを思い出すし、だまし絵はその後のだまし絵歌麿を連想させる。
あれから30年。30年後の視点で読み返してみよう。
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2011/9/22に月下天使の文庫版が出るので再読。
濃密な短編集。知り合いの墓を前に涙を流す目吉センセーが切ない。
いつの世も一番怖いのは物の怪ではなくヒト。
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目吉センセーシリーズ第2弾の短編集。
この中の2作品が自選短編集にも収録されていたので、久々に
引っ張り出してみました。
してみると、やっぱりイチオシは「鬼火」だなぁ。
想像妊娠ならぬ想像胆石もスゲーと思ったけど、道半ばで死と直面した
人間の心理描写が絶妙だと思います。
【収録内容】
・紙の蜻蛉
・お化け蝋燭 (自選短編集1にも収録)
・鬼火 (自選短編集1にも収録)
・だまし絵
<解説>阿部旨宏
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8歳の少女の体に魂だけ入り込んでしまった江戸時代の人形師「目吉先生」
現代の日本に戸惑いながらも、周囲に支えられて恩返しをと考える義理人情に厚いお方です。
その「目吉先生」が、人間の厚みと推理でもって事件を解決していきます。
でもただの推理物ではなくて、かなりホラーです。怖いです。
でも一気に読んでしまいます。
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少女"怜"の推理が冴え渡る、高橋克彦ドールズシリーズ第二弾。
最後は人情が決め手の読後感爽やかな短編が四本収録されています。
お勧めは『紙の蜻蛉(とんぼ)』
自分が最初に読んだ『ドールズ』シリーズです。
高橋克彦短編集『眠らない少女』にも収録されている一本なのですが、
『ドールズ』一作目を読んでいなくても十分に楽しめる内容でした。
"センセー"のお話がじんわりと染みてくる良作です。
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昨日読んだものの続き、2冊目です。
これでようやく3冊目のあそこにいく訳ですねw
中は短編集になっていて、非常にありがたかったです。
この話、読み始めたら続きが気になっていろいろ用事ができません!w
怖い、と思ったのは『鬼火』です。
悪い方へ悪い方へ考えて行くと、人間これほどまで突き進めるんだな〜と。
場所が場所だったので、さらに怖さ倍?w
最後の『だまし絵』には、どうなるの?! と驚かされ…。
全てちゃんとミステリーになってました。
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ドールズ2作目。
怜の中に甦った江戸時代の人形師・泉目吉センセーが事件の謎を解く推理物短編集。
4つのお話のどれもが面白いし、何より目吉センセーの視点や言葉が優しくて暖かい。
とにかく目吉センセーが好きだ。
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前作『ドールズ』の中で甦ったセンセイが探偵役となって事件を解決。取り巻く人達がみんな優しい。4つの短編は、どれも納得の結末。ちょっと変わった探偵の良質なミステリです。
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もう少し怖い内容かと思っていたけれど、実際には目吉が自分の正体を明かすことで人の悩みを解決するような人情話の色が濃くなってきた。
現在置かれている状況を正しく認識した目吉が見せる江戸への郷愁や技術力、出現するタイミングの絶妙さやぶっきらぼうなようで優しい言動など、最初の頃の異物感は消えてすっかり魅力的な存在へと変わりました。
最終的には消えてしまうだろうと予想するものの、しばらくはこの世界を楽しみたいです。
惜しむらくはタイトルと装丁です。このホラー感がなければもっと多くの人に読まれる作品になったと思う。
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ドールズシリーズ、2作目。
今回は目吉センセーによる推理物、4編。時々オドロオドロしい表現が出てくるものの、目吉センセーの茶目っ気さが随所で現れ、楽しく読める。この世の人ではない目吉センセーよりも、現実の人である犯人の方がよっぽど怖いっていうのがミソ。
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再読。4編の短編集です。
影絵だとか折り紙だとか、本当に好みのツボをついてくる作品です。
こういった専門的な部分や時代考証が、簡潔かつ丁寧に効果的に織り混ぜられていて、そういった部分も読んでいて本当に楽しいです。
そしてなんといってもセンセーのお人柄が魅力的。
縁の地での心中、いかほどだったかと思うと胸が苦しくなります。
各編のタイトルも実に良いです。
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続き!
どの回も目吉センセーの説得がいい。
センセーの腰の低さといい心広い大人ぁな感じが素敵。
だまし絵ではセンセーの過去が垣間見れてうれし。
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「ドールズ」に続く短編集。キャラの存在が定着したこともあってか、一作目の不気味さは薄れた気がします。
目吉いいなあ。それぞれの事件を解決するのだけれど、その解決のしかたが素晴らしい。限りなく優しい解決のしかただと思います。これはやはり彼にしかできないことなのでしょうね。犯人を暴いて糾弾したところで何もならない。犯人の心を解きほぐすことこそが本当の解決だという気がします。
お気に入りは「鬼火」。これ、犯人の情念がものすごく怖いですよ。なのに解決は優しくて。一気に穏やかな気分になれました。
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短編集なので気軽に読めた。が、ドールズを読んでいないと設定がまるでわからないので本としては優しくない。軽いミステリー集なのだがどの事件も犯人がサイコパスなんだがただの一般人なんだか気質のようなものがはっきりしない感じはある。短編で無理にいい話として纏めている感はあるなぁ。この著者のストーリーテリングの力なんだろうけど捲る手は止まらない感じの本なので面白かったのは面白かったです。次作の「ドールズ闇から招く声」が長編な事もあり、書き込んだ方が深みが出て良いのだろうな。
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前作のドールズと比べるとホラー要素は全くと言って良いほどありません。
前作では長編でしたが今回は連続短編。
少女の中に甦った江戸時代に生きた男。
その男が現代の事件を解決していきます。
とっつき易さは今作の方が断然上ですね。
短編になっても面白さは衰えません。
次作もセンセーの活躍を期待して読み進めようと思います。
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こっこええ…!いろいろと。しかしセンセー今回も大活躍!かっこいい!
シリーズ第2作は連作。「お化け蝋燭」が好きかなー。
例えばこれが映像化できないのはセンセーを演る子供がいないことにも加えてグロさ満点の人形たち。
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ホラーから何故かミステリーに一変。
江戸から甦った目吉先生が現代の事件を解き明かす!
なんでミステリ!?と思いながらも、個性溢れる登場人物達に目が離せません。
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表紙にだまされてはいけません。
こんな恐ろしげな感じですが、ホラーではなくミステリー。しかも妙にほのぼのしています。
もちろんそこがいいとこなんですが、やっぱり表紙には偽りありのような。