あらすじ
創作折り紙の第一人者・華村研は、仙台の個展会場で何者かが江戸期の手法で折り上げた“紙の蜻蛉”を見つけた。その夜、弟子の女性が殺され、現場にはまたもや紙の蜻蛉が落ちていた。華村を凌駕する技の持ち主は誰か。彼が探し当てたのは、8歳の少女・怜。実は、彼女の身体には、江戸の天才人形師・泉目吉が宿っているのだが――。あらゆる仕掛け物から人情の裏側にまで通じる、名キャラクター目吉先生が解き明かす4つの謎!
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Posted by ブクログ
これは「ドールズシリーズ」2冊目になる。
2冊目は短編集なので
どれを読んでも最後は
おっさん目吉センセーが現れて
江戸言葉に江戸時代の仁義で
犯人を説得する。
これが何とも良い。
私が犯人でも
説得されて出頭するわ。
Posted by ブクログ
2011/9/22に月下天使の文庫版が出るので再読。
濃密な短編集。知り合いの墓を前に涙を流す目吉センセーが切ない。
いつの世も一番怖いのは物の怪ではなくヒト。