高橋克彦のレビュー一覧

  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(2)

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    奥州南部一族の九戸政実がいよいよ動き始め、秀吉が奥州の区割りを行うところまで。九戸の変は次の巻ですね。
    それにしても、相当な器がありながら、思い通りに身動きが取れないのは、この時代にあって残念。次の巻も楽しめそう。

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    2014年07月24日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

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    『火焔』、『炎立つ』に続く東北三部作目。時期は戦国時代、主人公は南部藩・九戸政実。今の岩手以北が舞台。
    中央で誰が覇権を握るか?という時期なのに、東北の奥で、大きな器量に恵まれているものの、小さく動かざるを得ない九戸政実のモヤモヤ感が伝わってくる。サブタイトルに「秀吉に喧嘩を売った男」とあるので、どうなるのか?楽しみ。

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    2014年07月10日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(2)

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    第二巻。九戸政実と南部本家と息のつまるような政略が続く。
    後半には、いよいよ秀吉が登場し、また伊達政宗も重要な役割を担うようになり、最終巻に向けてストーリーのピッチが上がってくる。

    以下引用~
    ・「今の世にはご貴殿(伊達政宗)のごとく生きて未来に役立つ者と、死んで未来に繋げる者とがある。奥州で真っ先に秀吉どのに恭順を示した南部の中に、手前のような者がおることこそ肝要。戦さとなって果てたとしても、必ずその意を汲み取ってくれる者が出て参ろう」

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    2014年04月30日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

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    高橋克彦「火怨」「炎立つ」に続く陸奥三部作の最終章。
    尚、奥州藤原氏を描いた「炎立つ」は感動の名作で自分自身3本の指に入る歴史一冊。

    「天の衝く」の主人公は戦国時代の南部藩の武将、九戸政実。
    全三巻の内、第一巻では南部藩の御家騒動の中、政実は時代の空気を読みながら武力、政治力を駆使し勢力の拡張を試みる。

    東北を訪れると、今でも旧南部藩の地域には、その誇りを感じることがあり、必ずしも県単位では理解できない歴史、文化があることがわかる。
    その意味でもこの時代の出来事を学ぶことの意義、楽しみがある。

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    2014年04月25日
  • ドールズ 月下天使

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    シリーズものとは知らずに読み始めたので、初めは登場人物の把握に時間を少し取られましたが、読み進めるに連れて、ぐいぐい引き込まれた作品でした。

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    2014年02月25日
  • 炎立つ 伍 光彩楽土

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    1993年のNHK大河ドラマの原作小説…。

    平安時代…、
    前九年の役・後三年の役~源平合戦・奥州合戦までの、
    約150年間の蝦夷(東北地方)と中央との騒乱を描く。
    小説は、全5巻の大長編となる。

    ドラマでは、
    前九年の役~後三年の役(第1、2部)が6割、
    源平合戦~奥州合戦(第3部)が4割の構成でしたが、

    小説では、
    全5巻のうち、最終巻となる第5巻のみが、
    源平合戦~奥州合戦(第3部に相当)となっており、
    物語の着地に必要不可欠なエピローグ的な扱ぃか…?

    でも…、奥州藤原氏の視点から見た、
    源平合戦~奥州合戦を読みたかったので、
    歴史長編1本として、十分に楽しめました。
    (邪道ですが

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    2014年02月24日
  • ドールズ 闇から覗く顔

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    ドールズシリーズ、2作目。

    今回は目吉センセーによる推理物、4編。時々オドロオドロしい表現が出てくるものの、目吉センセーの茶目っ気さが随所で現れ、楽しく読める。この世の人ではない目吉センセーよりも、現実の人である犯人の方がよっぽど怖いっていうのがミソ。

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    2014年02月20日
  • 火怨 上 北の燿星アテルイ

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    奈良~平安時代に朝廷は東北地方に住む蝦夷と呼ばれる人々を獣同等以下として扱っていた。蝦夷の尊厳を賭けて、蝦夷の人々は朝廷に立ち向かった。

    朝廷の権威を示すという大義

    人としての尊厳を守るという大義

    セリフが一々かっこよく、心に響く。とても面白い。

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    2014年02月08日
  • 炎立つ 壱 北の埋み火

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    ※1~5巻通読の感想です

    前々から奥州藤原氏が好きで、大河ドラマ『炎立つ』もDVDにて視聴したこもあり今回読んでみた。
    率直な感想として、非常に面白い。
    歴史を舞台にした作品の魅力は、歴史上の人物が生き生きとした一人の人間として目の前に現れる点にあると思っているが、この作品はその典型。
    藤原経清、安倍貞任、源義家をはじめ、主要な登場人物が非常に人間臭い。史実として結末を知っていても手に汗握る展開で、頁をめくる手が止まらなかった。大河ドラマでは二部と位置付けられた、藤原清衡の艱難辛苦を堪え忍び念願を成就する展開もたまらない。

    ただし、4巻辺りから人物の会話が少なくなり臨場感に欠けるようになり

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    2014年02月06日
  • 総門谷

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    極めて昭和の少年漫画的なSFオカルト小説。
    携帯とかPCと無縁の熱い男たちの友情も見所です。
    悪く言えばベタなんですが、だからこそ安心感があります。
    都合良すぎでしょ的なつっこみを入れたくなることもありますが
    先にも述べたように少年漫画的な勢いがありますので
    面白くてどんどん先に進むことができます。

    イルミナティとかピリ・レイスの地図とか月の謎とか
    今でこそテレビで放送したりしてますが、当時はそうでも
    なかったように思います。
    私もこの本を初めて読んで覚えた単語がいくつあることか。

    ただ、二冊目以降は主人公vs敵っていうのが延々と続く
    のでいまいちでした。
    竜の棺(の最初の方)の方がこちら

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    2013年12月25日
  • ドールズ

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    ネタバレ

    久しぶりに再読。
    ホラー物はいささか尻込みしてしまうのですが、このシリーズは好きなんですよね。
    ホラーというよりミステリ色が勝っているからでしょうか。
    タイトルが『ドールズ』なだけあって、人形についての蘊蓄等も非常に興味深くて、このシリーズが好きな理由の1つです。
    この1作目で明かされる真実。
    そこへ辿り着くまでの過程にぐいぐい引き込まれます。
    次の2作目からは、あの人の活躍が見れるはず。

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    2013年12月19日
  • ドールズ 闇から覗く顔

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    ネタバレ

    再読。4編の短編集です。
    影絵だとか折り紙だとか、本当に好みのツボをついてくる作品です。
    こういった専門的な部分や時代考証が、簡潔かつ丁寧に効果的に織り混ぜられていて、そういった部分も読んでいて本当に楽しいです。
    そしてなんといってもセンセーのお人柄が魅力的。
    縁の地での心中、いかほどだったかと思うと胸が苦しくなります。
    各編のタイトルも実に良いです。

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    2013年12月19日
  • 炎立つ 伍 光彩楽土

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    国は人でできていて、制度や支配の維持よりもそこに暮らす民の安寧と未来が大切。人があってこその国。
    日本が国として成立し終えた現代ではあまり意識できないこと、国として完全に成立していない時代だからこそわかること。今の日本という国は、そこで生きていくなかで培われる感覚は、生活のすべては、当たり前なんかじゃない。

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    2013年12月03日
  • 火怨 上 北の燿星アテルイ

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    蝦夷の阿弖流為が主人公の小説。
    テンポのいい展開で、蝦夷の面々が格好よく、単純に面白い。
    時代的にコレはどうなんだ?と思うところもあるが、朝廷軍を蝦夷がバッサバッサと倒していく様がアツくて、痛快。
    下巻が楽しみ。

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    2013年11月30日
  • ドールズ 闇から覗く顔

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    これもまだ読んでいなかったドールズの続編。
    短編形式で軽快に楽しく読めました。ホラーなのに(^^;;

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    2013年10月02日
  • ドールズ

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    ドールズシリーズの幕開け。
    今まで2作目以降は読んでいたけど、1作目は読んでいませんでしたが、玲に彼がとりついた経緯もわかり、読み物としても面白かったです。

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    2013年09月27日
  • だましゑ歌麿

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    はじめて高橋克彦さんの江戸ものを読みました。

    面白かったー!
    最後の仙波の言葉には思わずじーんときました。
    キャラ設定は相変わらずの高橋節(笑)

    続きは読むつもりなかったけど、読みたいなぁと思うすっきりした読後感でした。

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    2013年08月21日
  • 風の陣【裂心篇】

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    「風の陣」シリーズ、5作目。完結編。

    この巻だけ、主人公は鮮麻呂。それまで主人公がずっと嶋足だっただけに、嶋足に対して悪態さえつく鮮麻呂に前半は正直、感情移入し辛かった。しかしながら、いざ鮮麻呂が決起を決断したところからはグイグイと物語に入り込み、最後は結局泣いてしまった。「火怨」のストーリーともオーバーラップし、次代に繋ぐ重要な場面を読むことが出来て、感嘆たる思いに駆られた。この後の東北三部作に出てくるアテルイたちといい、蝦夷の男たちの、勝負に勝って死ぬ姿は皆、物凄く格好イイ。
    惜しむらくは、最後だけでいいから嶋足が登場して欲しかったこと。嶋足側から見た鮮麻呂の決起を描いて欲しかった。確か

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    2013年06月05日
  • 風の陣【風雲篇】

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    風の陣シリーズ、4作目。

    道鏡が失墜し、次のものへと権力が移行していく中、嶋足と天鈴らは時代をどう読むか。相変わらず策ばかりを講じる天鈴だが、蝦夷を守るためには、朝廷の目を蝦夷から遠ざけるのが一番、という考え方にも一理ある気はする。そのためには、ある程度の対立関係のバランスも必要なのだろう。しかしながら、その均衡が破られるのもあとわずか。田村麻呂とアテルイとの出会いも描かれ、「火怨」に繋がるエピソードも出てきて嬉しいと思う反面、鮮麻呂の決起など悲劇的結末がいよいよ近づいてきたなという感じ。次作、読みたい気持ちもあるが、その結末が待っているかと思うと、多少複雑でもある。

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    2013年05月27日
  • 竜の柩(1) 聖邪の顔編

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    このシリーズ読み出したら止まらない。考古学になりたくなる。
    世界の不思議盛りだくさん。こんな事を毎日考えてるんだと思う。

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    2013年05月13日