高橋克彦のレビュー一覧
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1993年のNHK大河ドラマの原作小説…。
平安時代…、
前九年の役・後三年の役~源平合戦・奥州合戦までの、
約150年間の蝦夷(東北地方)と中央との騒乱を描く。
小説は、全5巻の大長編となる。
ドラマでは、
前九年の役~後三年の役(第1、2部)が6割、
源平合戦~奥州合戦(第3部)が4割の構成でしたが、
小説では、
全5巻のうち、最終巻となる第5巻のみが、
源平合戦~奥州合戦(第3部に相当)となっており、
物語の着地に必要不可欠なエピローグ的な扱ぃか…?
でも…、奥州藤原氏の視点から見た、
源平合戦~奥州合戦を読みたかったので、
歴史長編1本として、十分に楽しめました。
(邪道ですが -
Posted by ブクログ
※1~5巻通読の感想です
前々から奥州藤原氏が好きで、大河ドラマ『炎立つ』もDVDにて視聴したこもあり今回読んでみた。
率直な感想として、非常に面白い。
歴史を舞台にした作品の魅力は、歴史上の人物が生き生きとした一人の人間として目の前に現れる点にあると思っているが、この作品はその典型。
藤原経清、安倍貞任、源義家をはじめ、主要な登場人物が非常に人間臭い。史実として結末を知っていても手に汗握る展開で、頁をめくる手が止まらなかった。大河ドラマでは二部と位置付けられた、藤原清衡の艱難辛苦を堪え忍び念願を成就する展開もたまらない。
ただし、4巻辺りから人物の会話が少なくなり臨場感に欠けるようになり -
Posted by ブクログ
極めて昭和の少年漫画的なSFオカルト小説。
携帯とかPCと無縁の熱い男たちの友情も見所です。
悪く言えばベタなんですが、だからこそ安心感があります。
都合良すぎでしょ的なつっこみを入れたくなることもありますが
先にも述べたように少年漫画的な勢いがありますので
面白くてどんどん先に進むことができます。
イルミナティとかピリ・レイスの地図とか月の謎とか
今でこそテレビで放送したりしてますが、当時はそうでも
なかったように思います。
私もこの本を初めて読んで覚えた単語がいくつあることか。
ただ、二冊目以降は主人公vs敵っていうのが延々と続く
のでいまいちでした。
竜の棺(の最初の方)の方がこちら -
Posted by ブクログ
「風の陣」シリーズ、5作目。完結編。
この巻だけ、主人公は鮮麻呂。それまで主人公がずっと嶋足だっただけに、嶋足に対して悪態さえつく鮮麻呂に前半は正直、感情移入し辛かった。しかしながら、いざ鮮麻呂が決起を決断したところからはグイグイと物語に入り込み、最後は結局泣いてしまった。「火怨」のストーリーともオーバーラップし、次代に繋ぐ重要な場面を読むことが出来て、感嘆たる思いに駆られた。この後の東北三部作に出てくるアテルイたちといい、蝦夷の男たちの、勝負に勝って死ぬ姿は皆、物凄く格好イイ。
惜しむらくは、最後だけでいいから嶋足が登場して欲しかったこと。嶋足側から見た鮮麻呂の決起を描いて欲しかった。確か -
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風の陣シリーズ、4作目。
道鏡が失墜し、次のものへと権力が移行していく中、嶋足と天鈴らは時代をどう読むか。相変わらず策ばかりを講じる天鈴だが、蝦夷を守るためには、朝廷の目を蝦夷から遠ざけるのが一番、という考え方にも一理ある気はする。そのためには、ある程度の対立関係のバランスも必要なのだろう。しかしながら、その均衡が破られるのもあとわずか。田村麻呂とアテルイとの出会いも描かれ、「火怨」に繋がるエピソードも出てきて嬉しいと思う反面、鮮麻呂の決起など悲劇的結末がいよいよ近づいてきたなという感じ。次作、読みたい気持ちもあるが、その結末が待っているかと思うと、多少複雑でもある。