高橋克彦のレビュー一覧

  • ドールズ

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    高橋克彦さんは好きな作家さんの一人ですが、このドールズシリーズはなぜか読んでいませんでした。
    時代小説も沢山書かれているのでついつい時代小説ばかり読んでいました。

    ドールズシリーズの第一弾。
    目吉センセー誕生の話です。

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    2010年03月21日
  • ドールズ 闇から招く声

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    長編!!でも説明もくどくなく次は次はとドンドン話が進んでいく。ただセンセーと戸崎先生以外はヘタレでイライラした。
    しかしセンセーはかっこいい!現代口調のなかふと江戸口調?がなんともいい。

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    2010年03月20日
  • ドールズ 闇から覗く顔

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    続き!
    どの回も目吉センセーの説得がいい。
    センセーの腰の低さといい心広い大人ぁな感じが素敵。
    だまし絵ではセンセーの過去が垣間見れてうれし。

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    2010年03月18日
  • 高橋克彦自選短編集 1 ミステリー編

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    好きな作家さんの一人です。
    最初の方はもしかして恐怖小説??と思ったら「恐怖小説」と言うシリーズも出ていました。
    これよりもっと怖いのかも??…
    ドールズシリーズ、読んだ記憶がありませんでした。
    どうしてかな??

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    2010年03月15日
  • 刻謎宮(1) 彷徨篇

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    ギリシャ神話が作られる時代に金髪碧眼の沖田総司が…?!(しかも当時の服装で、腰には日本刀)というとんでもない設定ですが、登場人物が魅力的でとても面白いです。
    続編もあり、そちらは中国が舞台。なかなか壮大です。

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    2010年01月17日
  • 星の塔

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    民話モチーフのホラー……というより「怪談」。しっとりじっとりと怖くて、それでもどこかしらひっそりと郷愁を漂わせる雰囲気が魅力的。
    「寝るなの座敷」「子をとろ子とろ」なんて、タイトル見ただけで物凄くおどろおどろと怖い気がする。とはいえこれ、内容はそれほど怖くないかな。「怖い」というより「不思議」さを感じさせる物語だった気がする。
    しかし、日本の古い「村」がモチーフとなると、なんでこんなに怖い気がするんだろうね。現代の都会では失われた「闇」が、そういった場所には生きている気がするのかな。

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    2010年01月15日
  • ドールズ 闇から覗く顔

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    「ドールズ」に続く短編集。キャラの存在が定着したこともあってか、一作目の不気味さは薄れた気がします。
    目吉いいなあ。それぞれの事件を解決するのだけれど、その解決のしかたが素晴らしい。限りなく優しい解決のしかただと思います。これはやはり彼にしかできないことなのでしょうね。犯人を暴いて糾弾したところで何もならない。犯人の心を解きほぐすことこそが本当の解決だという気がします。
    お気に入りは「鬼火」。これ、犯人の情念がものすごく怖いですよ。なのに解決は優しくて。一気に穏やかな気分になれました。

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    2010年01月15日
  • ドールズ

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    再読。あらかじめ設定を知っていて読むとそうでもないけど。予備知識なしに読むと……きっと怜がものすごーく恐ろしい存在に思えてしまうかもしれません。そりゃなあ、あんなものやあんなものに平然と接する子供って……。きっとその部分が「恐怖小説」として一番の読みどころだったんだろうなあ。
    ただ、シリーズ続編を読んだうえで再読すると。……なかなかにお茶目ですよね(笑)。

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    2010年01月15日
  • ドールズ

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    ある日目が覚めて、そこが自分の知っている世界とは全く違っていたら・・・。
    自分の知っている人が、ある日突然別人のようになってしまったら・・・。
    江戸時代から魂だけが現代へやってきて、8歳の少女の体の中に。
    自分は男で、しかも大人で、人生を半分以上は過ごしたはずなのに。
    気づいたら子供で、しかも女の体になっていて、周囲に知っている人はおろか時代さえも違う。
    そんな目吉先生の孤独や寂しさ、戸惑いが伝わってくるのに、見た目は少女で中身は昔の成人男性というズレが生じさせる恐怖もしっかり伝わってきます。

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    2009年11月25日
  • 炎立つ 伍 光彩楽土

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    全五巻通読後のレビューです。
    ご存知、高橋克彦氏の陸奥三部作の一つです。
    前九年の役から奥州藤原氏の滅亡までを描く。
    アテルイ(こちらは『火怨』の主人公)たちが叛乱を起こしてからずっと中央政府の方針に納得がいかない陸奥の民はついに再び叛乱を企てる。その中心は安倍頼時(のち頼良)。ついに中央政府から陸奥守として源氏(源頼義)が派遣され、全面戦争に発展。安倍氏は陸奥の民の代表として、物部(吉次は物部の子孫とされる)の支援を受け、陸奥の大地で源氏を迎え撃つ。
    そんな中、源氏側の一人としてやってきた藤原経清(奥州藤原氏の祖とされる)は、頼時の娘を妻にしていたし、義弟の平永衡(同じく頼時の娘を娶る)が謀反の嫌疑で殺され、明日はわが身、と危惧し(安倍氏側への共感や頼義への不信感もあった)安倍氏側に寝返る。そこから経清の獅子奮迅の働きもあって、戦いは一進一退の攻防を繰り広げるが、隣国清原氏を味方につけた源氏の征討軍が逆襲を開始。ついに安倍氏は滅亡、経清も鋸びきの刑で壮絶な死を遂げた。
    その滅亡した安倍氏に代わって陸奥を収めたのは清原氏。そこに経清の遺児でのちの初代奥州藤原氏となる清衡が養子となって(この詳細は本でぜひ)、ひそかに父と安倍氏の志の実現を図ろうと企てながら暮らしていた。
    そのあと紆余曲折あって(ここは本書でぜひ!)、ついに清衡は父・経清と安倍氏の無念を晴らし、奥州に楽土を作り上げたのであった。
    そして、約100年勢力を保ち続け、秀衡の時代になると、完全に中央から離れたような楽土となっていた。
    そこに、新たな敵が現れる。源頼朝である。秀衡は断固とした態度で頼朝の弟・義経をかくまい続け(しかし、それは隠し「陸奥にはいない」としていた)、その間は頼朝も攻める口実を作れず、にらみ合いが続いた。しかし、その秀衡が亡くなると、その息子・泰衡は頼朝の強硬な態度に屈してしまう。義経と奥州藤原氏はほぼ時を同じくして滅び、頼朝に覇権を譲ることとなった。

    以上が小説のあらましですが、安倍氏の陸奥の地への、陸奥の民への思いの強さとその戦いぶりに胸を打たれます。また藤原氏の楽土への思い、それを打ち砕く頼朝のある種の執念のようなものの激突が見ものです。

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    2009年11月01日
  • 炎立つ 四 冥き稲妻

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    全五巻通読後のレビューです。
    ご存知、高橋克彦氏の陸奥三部作の一つです。
    前九年の役から奥州藤原氏の滅亡までを描く。
    アテルイ(こちらは『火怨』の主人公)たちが叛乱を起こしてからずっと中央政府の方針に納得がいかない陸奥の民はついに再び叛乱を企てる。その中心は安倍頼時(のち頼良)。ついに中央政府から陸奥守として源氏(源頼義)が派遣され、全面戦争に発展。安倍氏は陸奥の民の代表として、物部(吉次は物部の子孫とされる)の支援を受け、陸奥の大地で源氏を迎え撃つ。
    そんな中、源氏側の一人としてやってきた藤原経清(奥州藤原氏の祖とされる)は、頼時の娘を妻にしていたし、義弟の平永衡(同じく頼時の娘を娶る)が謀反の嫌疑で殺され、明日はわが身、と危惧し(安倍氏側への共感や頼義への不信感もあった)安倍氏側に寝返る。そこから経清の獅子奮迅の働きもあって、戦いは一進一退の攻防を繰り広げるが、隣国清原氏を味方につけた源氏の征討軍が逆襲を開始。ついに安倍氏は滅亡、経清も鋸びきの刑で壮絶な死を遂げた。
    その滅亡した安倍氏に代わって陸奥を収めたのは清原氏。そこに経清の遺児でのちの初代奥州藤原氏となる清衡が養子となって(この詳細は本でぜひ)、ひそかに父と安倍氏の志の実現を図ろうと企てながら暮らしていた。
    そのあと紆余曲折あって(ここは本書でぜひ!)、ついに清衡は父・経清と安倍氏の無念を晴らし、奥州に楽土を作り上げたのであった。
    そして、約100年勢力を保ち続け、秀衡の時代になると、完全に中央から離れたような楽土となっていた。
    そこに、新たな敵が現れる。源頼朝である。秀衡は断固とした態度で頼朝の弟・義経をかくまい続け(しかし、それは隠し「陸奥にはいない」としていた)、その間は頼朝も攻める口実を作れず、にらみ合いが続いた。しかし、その秀衡が亡くなると、その息子・泰衡は頼朝の強硬な態度に屈してしまう。義経と奥州藤原氏はほぼ時を同じくして滅び、頼朝に覇権を譲ることとなった。

    以上が小説のあらましですが、安倍氏の陸奥の地への、陸奥の民への思いの強さとその戦いぶりに胸を打たれます。また藤原氏の楽土への思い、それを打ち砕く頼朝のある種の執念のようなものの激突が見ものです。

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    2009年11月01日
  • 炎立つ 参 空への炎

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    全五巻通読後のレビューです。
    ご存知、高橋克彦氏の陸奥三部作の一つです。
    前九年の役から奥州藤原氏の滅亡までを描く。
    アテルイ(こちらは『火怨』の主人公)たちが叛乱を起こしてからずっと中央政府の方針に納得がいかない陸奥の民はついに再び叛乱を企てる。その中心は安倍頼時(のち頼良)。ついに中央政府から陸奥守として源氏(源頼義)が派遣され、全面戦争に発展。安倍氏は陸奥の民の代表として、物部(吉次は物部の子孫とされる)の支援を受け、陸奥の大地で源氏を迎え撃つ。
    そんな中、源氏側の一人としてやってきた藤原経清(奥州藤原氏の祖とされる)は、頼時の娘を妻にしていたし、義弟の平永衡(同じく頼時の娘を娶る)が謀反の嫌疑で殺され、明日はわが身、と危惧し(安倍氏側への共感や頼義への不信感もあった)安倍氏側に寝返る。そこから経清の獅子奮迅の働きもあって、戦いは一進一退の攻防を繰り広げるが、隣国清原氏を味方につけた源氏の征討軍が逆襲を開始。ついに安倍氏は滅亡、経清も鋸びきの刑で壮絶な死を遂げた。
    その滅亡した安倍氏に代わって陸奥を収めたのは清原氏。そこに経清の遺児でのちの初代奥州藤原氏となる清衡が養子となって(この詳細は本でぜひ)、ひそかに父と安倍氏の志の実現を図ろうと企てながら暮らしていた。
    そのあと紆余曲折あって(ここは本書でぜひ!)、ついに清衡は父・経清と安倍氏の無念を晴らし、奥州に楽土を作り上げたのであった。
    そして、約100年勢力を保ち続け、秀衡の時代になると、完全に中央から離れたような楽土となっていた。
    そこに、新たな敵が現れる。源頼朝である。秀衡は断固とした態度で頼朝の弟・義経をかくまい続け(しかし、それは隠し「陸奥にはいない」としていた)、その間は頼朝も攻める口実を作れず、にらみ合いが続いた。しかし、その秀衡が亡くなると、その息子・泰衡は頼朝の強硬な態度に屈してしまう。義経と奥州藤原氏はほぼ時を同じくして滅び、頼朝に覇権を譲ることとなった。

    以上が小説のあらましですが、安倍氏の陸奥の地への、陸奥の民への思いの強さとその戦いぶりに胸を打たれます。また藤原氏の楽土への思い、それを打ち砕く頼朝のある種の執念のようなものの激突が見ものです。

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    2009年11月01日
  • 炎立つ 弐 燃える北天

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    全五巻通読後のレビューです。
    ご存知、高橋克彦氏の陸奥三部作の一つです。
    前九年の役から奥州藤原氏の滅亡までを描く。
    アテルイ(こちらは『火怨』の主人公)たちが叛乱を起こしてからずっと中央政府の方針に納得がいかない陸奥の民はついに再び叛乱を企てる。その中心は安倍頼時(のち頼良)。ついに中央政府から陸奥守として源氏(源頼義)が派遣され、全面戦争に発展。安倍氏は陸奥の民の代表として、物部(吉次は物部の子孫とされる)の支援を受け、陸奥の大地で源氏を迎え撃つ。
    そんな中、源氏側の一人としてやってきた藤原経清(奥州藤原氏の祖とされる)は、頼時の娘を妻にしていたし、義弟の平永衡(同じく頼時の娘を娶る)が謀反の嫌疑で殺され、明日はわが身、と危惧し(安倍氏側への共感や頼義への不信感もあった)安倍氏側に寝返る。そこから経清の獅子奮迅の働きもあって、戦いは一進一退の攻防を繰り広げるが、隣国清原氏を味方につけた源氏の征討軍が逆襲を開始。ついに安倍氏は滅亡、経清も鋸びきの刑で壮絶な死を遂げた。
    その滅亡した安倍氏に代わって陸奥を収めたのは清原氏。そこに経清の遺児でのちの初代奥州藤原氏となる清衡が養子となって(この詳細は本でぜひ)、ひそかに父と安倍氏の志の実現を図ろうと企てながら暮らしていた。
    そのあと紆余曲折あって(ここは本書でぜひ!)、ついに清衡は父・経清と安倍氏の無念を晴らし、奥州に楽土を作り上げたのであった。
    そして、約100年勢力を保ち続け、秀衡の時代になると、完全に中央から離れたような楽土となっていた。
    そこに、新たな敵が現れる。源頼朝である。秀衡は断固とした態度で頼朝の弟・義経をかくまい続け(しかし、それは隠し「陸奥にはいない」としていた)、その間は頼朝も攻める口実を作れず、にらみ合いが続いた。しかし、その秀衡が亡くなると、その息子・泰衡は頼朝の強硬な態度に屈してしまう。義経と奥州藤原氏はほぼ時を同じくして滅び、頼朝に覇権を譲ることとなった。

    以上が小説のあらましですが、安倍氏の陸奥の地への、陸奥の民への思いの強さとその戦いぶりに胸を打たれます。また藤原氏の楽土への思い、それを打ち砕く頼朝のある種の執念のようなものの激突が見ものです。

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    2009年11月01日
  • 時宗 巻の壱 乱星

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    元寇の話です。
    大河ドラマにもなったからご存じの方多いと思いますが・・・。

    でも実際の元寇の話は4巻ある内の最後の1冊だけ。それどころか主役の時宗が活躍し始めるのは3巻目から。
    元寇での戦いじゃなくて、その前にいかに国内をまとめるかっていうところに話の重点が置かれてますが、これがまたおもしろい!!

    炎立つからそんなに時代が遠くないので、炎立つを先に読んでるとにやっと思うところがあるのが楽しいです^^。
    やっぱり高橋克彦はおもしろい!!!

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    2009年10月08日
  • 時宗 巻の壱 乱星

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    再読です。大河ドラマも面白かったな。平頼綱役の北村一輝がよかった。
    読み終わりました。時宗は、元との戦いのために生まれて、そして終戦後まもなく亡くなった。自分のやるべきことがブレルことなく、生涯を終えられたことは羨ましい。

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    2009年12月01日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

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    戦国時代から,天下が信長,秀吉と着々と統一されていく中,東北の南部氏の一族である九戸政実は,南部一族の内部争いに巻き込まれつつも,こうしていては時代に取り残され,内輪もめしている間に,天下が統一されてしまうという焦りを感じていた。
    このため,実力で南部を纏めることは出来たにも拘らず,それをせず,外に目を向け,南部の安泰を図っていた。
    だが,秀吉の勢力に恐れをなした,南部の棟梁となった信直は,武士としての誇りも捨てた恭順を示した。政実は苦言を訂していたが,次第に信直との仲は険悪となり,結局は袂を分かち,政実はたった5千の兵で,秀吉軍20万に対じしていく。南部,九戸の祖先は,過去,蝦夷である奥州藤原氏を滅ぼした源氏であったが,今では東北を統べる蝦夷となっていたのである。蝦夷としての誇りを失うことなく生きた政実は,やがて,アテルイや奥州藤原氏のとった道と同じような方向に進む。
    著者の奥州3部作は,全て読んだが,文章のスピード感がたまらなく心地よい。じめっとした感じもなく,いっきに読めてしまう。黒岩作品のような女性との絡みはほとんどなく,種類が違う歴史小説という感じだ。
    全3巻

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    2009年10月07日
  • だましゑ歌麿

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    日本史授業における暗記の必須項目・寛政の改革が行われていた頃を舞台としたお話。
    大水に襲われ深川一帯が壊滅状態となった夜、
    人気絵師歌麿(もちろん"あの"歌麿である)の女房が何者かに連れ去られ姿を消して――

    歴史上実在した人物が登場人物としてぐいぐいもりもり出てきます。
    頭の中の記号でしかなかった史上の人物名に人格が肉付けされてゆくこの不思議。
    おっさんとかおっさんとかおっさんとかが魅力的な一冊です。

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    2009年10月13日
  • ドールズ

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    グロさはそれほどでもないかな。
    じっくり想像しながら読んだら結構アレだけどw
    ストーリー自体は読みやすくてさくさく読めた。面白かったしね。
    シリーズ物っぽいので、続きを読みたいと思う。

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    2010年09月11日
  • 風の陣【立志篇】

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    「火怨」「炎立つ」を読んだあとだとかなりニヤニヤできます。
    天鈴様はデキ過ぎる男だけど、その相方の嶋足が朴訥なのでこれまたいい凸凹コンビ。

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    2009年10月04日
  • 竜の柩(1) 聖邪の顔編

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    ノン・ノベルで読んでいたけれども、カヴァ無しなので講談社で。

    壮大な、壮大過ぎる「竜」を巡る物語。
    もの凄く長いけれど、難しすぎない文体なので気軽に読み進められる。
    高橋克彦の良いところは、難解すぎないことじゃないかなぁ。
    荒唐無稽な感も漂うけれども。

    ノン・ノベル版読者なので、講談社のは続編まで含んでるのかどうかが謎だが、ラストは苦しさとじんわり感があったな……。

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    2009年10月04日