高橋克彦のレビュー一覧

  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公・九戸政実が率いる九戸党は、南部家を宗家と戴いている。
    南部は隣接した地域・津軽との小競り合いが絶えない。
    そして南部家(源氏の流れ)と敵対している安東家(蝦夷の一族)。
    時は戦国。
    右を向いても左を見ても戦のたねは転がっているというのに、南部家のお館様は自分のことしか考えない、器の小さな男であった。

    政実は伊達や最上の動向を見、武田、上杉、織田などが着々と勢力を広げているのを忸怩たる思いで眺めている。
    自分もせめて東国(関東)に生まれていたら、もっと活躍できたはずなのに、陸奥で仲間内の勢力争いばかり行っていることにうんざりしている。

    結果を知る身からすると、政実は秀吉に勝たない

    0
    2020年01月31日
  • 風の陣【裂心篇】

    Posted by ブクログ

    蝦夷の誇りを守るために生きる漢たちの話です。
    命をどう使うのか?ということを考えさせられます。

    この後、火怨に続きますが、この風の陣を読んでからが、絶対おすすめです。
    火怨読んだばかりですが、もう一度読まずにはいられなくなりました。

    0
    2020年01月01日
  • 風の陣【風雲篇】

    Posted by ブクログ

    火焔を読んで興味を持ち、風の陣シリーズを読み始めました。
    4巻目で火焔の主人公がようやく登場しますが、それまでの話もいろいろな展開があり、楽しく読むことができます。
    巻を進めるごとに、読むスピードが速くなってしまいます。

    そして、天鈴、嶋足、鮮麻呂たちと数十年過ごしてきたことで、火焔の前半部分の読み方がかなり変わってきます。
    火焔、再読しないといけなそうです。

    0
    2019年12月24日
  • 風の陣【天命篇】

    Posted by ブクログ

    恵美押勝討伐後一年、内裏では女帝の寵愛を受ける弓削道鏡が台頭し始める。
    恵美押勝討伐の功績により破格の昇進をした嶋足は道鏡の謀により最愛の女性を失う。
    帝位をも狙う道鏡の欲望をいかに阻止するのか。

    0
    2019年12月13日
  • 風の陣【大望篇】

    Posted by ブクログ

    橘奈良麻呂の乱平定後、恵美押勝の台頭と陸奥支配の野望に対し牡鹿嶋足、物部天鈴らの知略を尽くした戦い。
    平城京の激しい権力争いの中で、嶋足と天鈴が蝦夷の平和を守ろうと奮闘する。

    0
    2019年12月13日
  • 緋(あか)い記憶

    Posted by ブクログ

    タイトル通り「記憶」がテーマの短編集。
    遠い過去の記憶がいつの間にか都合よく書き換えられているのですが、書き換えられるには必ず相応の理由があり、それを思い出す過程で忘れたかった忌々しい真実が明らかになるという同じパターンの構成となっている。
    今から30年近く前にも書かれた作品であり、その当時に過去を振り返っているので、高度成長期を迎える前の東北地方という日本の原風景的な描写が少しだけ怖い雰囲気ながらどこか懐かしい印象を受けます。
    高橋氏といえば東北地方を舞台にした歴史ものか浮世絵シリーズという印象だったので、こんな作品を書いていて、かつそれで直木賞を獲ったなんて意外でした。

    0
    2019年12月01日
  • 炎立つ 壱 北の埋み火

    Posted by ブクログ

    東北で安倍貞任さんが台頭してきた頃のお話。
    NHK大河ドラマの原作だったみたいだけど、視聴していなかったのでストーリーを知らずに楽しめました。

    朝廷側のダメっぷりが今のできない政治家みたいで、こういうところは千年経っても変わらないんだな…と思いました。
    これは日本のお家芸なのか、戦国時代とか明治維新という名の反乱があっても国を治める根幹は良くも悪くも変わっていないんだよねぇ…。

    0
    2019年10月28日
  • 黄昏綺譚

    Posted by ブクログ

    ちょっと怖くて不思議な話が多めの随筆集。民話は幻想ではない。マヨイガは白望山、座敷童は嫉妬、犬神遣いは村八分、六部座頭は往復一年以上金持ち身元照会難しくよそ者、一人旅、予算と面子から犯罪捜査は薄い。5人組で連帯責任になるから隠す。
    河童は世界中に現れるので絶滅動物ではないか、牛鬼、鬼、牡牛と龍、浦島太郎、やお比丘尼。伝説と事実と宇宙人は著者の中では繋がっている。

    0
    2019年10月06日
  • かげゑ歌麿

    Posted by ブクログ

    久しぶりに歌麿登場。
    作品中で見せるかなり攻撃的な姿は、謎の浮世絵師というイメージとややかけ離れたものですが、シリーズの魅力は安定しています。

    0
    2019年09月21日
  • 刻謎宮(1) 彷徨篇

    Posted by ブクログ

    シュリーマンは、勝海舟と同じ時代の人だったのか。そのシュリーマンが勝海舟と横浜で会い(史実じゃないよな)、金時計を贈る。その金時計がミケーネの古い地層から発見される。歴史がおかしくなっている。このままでは人類の未来は大変なことにー。というわけで、沖田総司、マタハリ、アンネ・フランクが甦らされてヘラクレスの時代に送られる。そこには神話の人物たちがうようよいてー。歴史のゆがみは元に戻せるのか。
    ハチャメチャな話だけれど、登場人物たちのやり取りは面白く、次はどうなるかと次々にページをめくらされるのだ。さて、(2)はどうなるのか。

    0
    2019年08月27日
  • 総門谷R 白骨篇

    Posted by ブクログ

    どんどんみんなが超人化していくので、もはやどんな敵が出現しても負ける気がしない。
    どうやってシリーズを終わらせるのか心配になってきた。

    0
    2019年08月18日
  • 総門谷R 小町変妖篇

    Posted by ブクログ

    もはや適切なコメントも思いつかないほど、自由奔放に物語が発展して行く。なのに史実との一体感の絶妙さは見事です。

    0
    2019年08月10日
  • 総門谷R 鵺篇

    Posted by ブクログ

    このシリーズは最初はとっつきにくい印象があったものの、読み進めるうちにひきこまれてきました。
    歴史上の偉人たちをここまで好き放題に活用してしまう作品にはこれまで出会ったことがないので、不謹慎さを通りこして不思議な面白さを感じてしまいます。

    0
    2019年08月03日
  • 総門谷R 阿黒篇

    Posted by ブクログ

    勝手に高橋氏の暴走シリーズだと思っている総門谷。氏の陸奥への深い想いと古代史への造詣をミックスした結果、唯一無二の特徴を持つ作品に仕上がっています。
    本書はまだ序盤ですが、どこまでの発展を見せてくれるのか楽しみです。

    0
    2019年07月27日
  • 火怨 下 北の燿星アテルイ

    Posted by ブクログ

    熱いストーリー
    小説の構成も、戦闘に次ぐ戦闘、それ以外の描写を削ぐことで最後のアテルイの決断に共感しやすい
    田村麻呂はもう少し手強くても良かったのでは
    ⭐️4です

    0
    2019年05月20日
  • 総門谷

    Posted by ブクログ

    高橋作品のジャンルの1つである「古代史ファンタジー?」の大作。
    読んでいて疲れますが、この何でもあり感が唯一無二でいいと思います。

    0
    2019年05月19日
  • 火怨 上 北の燿星アテルイ

    Posted by ブクログ

    ここまでは完全に少年漫画の王道的な展開です
    歴史上の結末は分かっているんですが、、どういう流れになるのか、下巻が非常に楽しみです

    0
    2019年05月11日
  • 竜の柩(3)神の星編

    Posted by ブクログ

    ついに舞台は宇宙へ⁉︎
    高橋氏のイマジネーション溢れる仮説は留まるところを知らず、もはや暴走の域を超えて広がってゆく。
    こうなったらとことん付き合うしかないと腹を括れる魅力を感じます。

    0
    2019年04月07日
  • 鬼

    Posted by ブクログ

    平安の都で起こる怪事件の陰で跋扈する道鏡、菅原道真らの怨霊、邪鬼。弓削是雄、安部晴明ら陰陽師の系譜を辿り、歴史の暗部から世界を読み解いていく。
    藤原氏支配の礎を築いた政変<応天門の変>の謎を陰陽師で解き明かす「髑髏鬼」他、秀逸な怪異譚全5編。『白妖鬼』へ連なる妖かしの物語の原点がここにある!


    鬼とか怨霊とか、今の時代で信じる人は少ないでしょうが、この物語の舞台である平安時代、政や異常気象の裏には必ずと言っていいほど、その存在や祟りなどで騒がれたものです。
    なかでも菅原道真の祟りは有名です。

    この物語を読んでハッとしたことが2つ。
    1つ目は、歴史の暗部には怨霊や祟りを利用した者がいるという

    0
    2019年03月29日
  • 竜の柩(2) ノアの方舟編

    Posted by ブクログ

    舞台はインドからパキスタンやトルコへ移って行く。
    いろいろな文明と宗教を関連づけていくところは想像が飛躍しすぎている感があるものの、よくもまあこれだけの情報を整理したものだと感心した。
    インドの戯曲や神様はただでさえ知識がないから難しすぎてついていけないし、ちょっと人が死に過ぎるけれど、それでも面白いと思える作品でした。

    0
    2019年03月03日