高橋克彦のレビュー一覧

  • ドールズ 闇から覗く顔

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     ドールズシリーズ第2弾。
     1990年、中央文庫で購入。検索画像が中央文庫でみつからず、こちらで登録。
     中篇4作。紙の蜻蛉はTVドラマ化されたはず。
     お化け蝋燭…などは今思えば岡本綺堂、半七シリーズを思い出すし、だまし絵はその後のだまし絵歌麿を連想させる。
     あれから30年。30年後の視点で読み返してみよう。

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    2011年11月02日
  • ドールズ

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     ドールズシリーズ記念すべき1弾(購入は中央文庫版…画像がなかったのでこちらで登録)4作目が出ているとのことなので、1作目画像もありそうなものだが。

     悪魔のトリル、ドールズ、で高橋克彦ファンになり、この後、次々と購入することになった。
     ドールズ…このホラーサスペンスはおもしろい。ただ、少々キツイ。

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    2011年11月02日
  • だましゑ歌麿

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    歌麿や北斎が生きた時代背景がよく伝わってくる。
    主人公の仙波が誰が味方かもわからない中事件を追いかけていく様もハラハラするし男気があってかっこいい!
    終盤の駆け引きには痺れます

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    2011年10月17日
  • 炎立つ 壱 北の埋み火

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    奥州藤原氏の繁栄から終焉を描いた、歴史小説です。
    平安朝の頃、朝廷の権力に追従する形を取りながらも、独自の政治と文化を花開かせた、奥州藤原氏。
    その基礎を築いた、藤原清衡と阿倍貞任に、敵対する源賴義・義家親子。武士として誇り高く生きた人達の、敵対しながらも互いを尊重する武士道の美しさに、感動します。
    また藤原清衡・秀衡・泰衡と続く、民を守る棟梁としての生き方は、今の自己欲で判断する政治家たちと比べて、なんと潔く、奥深いものか…
    この人たちの精神が受け継がれているなら、3.11の大震災も、きっと乗り越えて行けるはずだと、確信します。
    民を守り、誇り高く生きる…感動します。

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    2011年10月16日
  • 炎立つ 壱 北の埋み火

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    朝廷は蝦夷(エミシ)たちを俘囚(ふしゅう)と侮るが、蝦夷は干渉されずに静かに暮らしたいだけ。表面は服従していても、内なるプライドは消せない。黄金の楽土を築こうとした藤原氏の夢が大きな炎となって燃えあがる。『藤原経清』が蝦夷の側に立ち安部貞任とともに源頼義・「義家」に挑む戦いが炎となって空を染める。凄絶な戦いがみちのくの運命を変えていく。前九年後三年の役を日本史の言葉しか知らない人にも、後の奥州藤原に続くエミシの思いがわかる。読んで旅に行くと、ただの景色でも、想いが1000年飛び越える。

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    2011年09月19日
  • 高橋克彦自選短編集 1 ミステリー編

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    ミステリーを主題とした短編集。ほとんどの作品が著者の生まれ育った盛岡を舞台としており、時折挿入される故郷の美しい街並みや自然の描写が心を落ち着かせる。が、「遠い記憶」はのどかな地方都市の物語だが、驚愕のエンディングが待ち構えており身震いした。ドラマや映画などで映像化されているようだが、小説の方が自分の中で場面を想像するだけにより恐ろしいのでは。

    他、少女に宿った江戸時代の人形師・泉目吉の「ドールズ」シリーズが好きだ。このシリーズには根っからの悪人は登場せず、心に持った苦悩ゆえやむなく罪を犯し、その苦しみを目吉が受け止める。

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    2011年09月04日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(3)

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    自分自身の実家が九戸城跡地で(住所も「城の内」です!)(^^; 地元もいいところの話、九戸政実は秀吉に最後まで抵抗した最後の武士、としての知識程度でしたが。実家を立てる際にヤジリの残ったままの頭蓋骨が出てきてけっこう騒いだことも覚えております。なので一度読みたかったのでした。Ⅰ〜Ⅲ一気!でした。小学生の時、「竜馬がゆく」を読み、一生の宝物、と思い、龍馬の生き方にあこがれて、今の自分があります。が、この「天を衝く」をその頃に読んでいたら、生き方自体変わっていたかもしれません。それくらいインパクトがあります。まあ、今の年になってから読んだから、、なのかもしれませんが、、。この生き方 今からでもあこがれとしていきたいと思います。作者高橋克彦さんと同様、「心は九戸党」をこれからの座右としていこうと思いました。

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    2011年08月02日
  • 炎立つ 伍 光彩楽土

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    最終巻。いよいよ義経が登場し、奥州藤原氏と源頼朝の政治的な駆け引きも面白い。
    最後の展開は、とてもドラマティックであるが、藤原泰衡の『楽土』に対する考え方が、平泉が、今尚、世界遺産として脈々とその姿を引き継いでいることで目的が達せられたのだろう、と心に刻まれた。

    奥州藤原氏は、何故、寺院を盛んに建立したのか。これは、宋の僧を惹きつけるためでもあった。つまり、膨大な知識を持った僧が、政治の仕組み兵書など様々な情報を奥州にもたらした。
    「土地があるから国と申そうが、そこに人がおらぬでは、ただの荒れ野。つまりは人があってこその国。国を守るということは人を守ることに他ならぬ」

    義経の、一の谷の戦い、壇ノ浦の戦いの勝利が、奥州との繋がりの中で描かれている。
    義経は、飽くまでも、この小説では主人公ではないが、義経伝説を思い抱く結末となっている。

    平氏が公家に取り込まれて滅亡したのに対して、頼朝は、京から独立した形で権力を維持した。つまり武家社会を新たに造ったわけだが、その政治的な仕組みは、やはり京から独立して『楽土』を実現した平泉より学んだ、とする考察。
    「平泉のやり方を学べば内理がなくとも治めていける。鎌倉が平泉と同じ力を持てば、もはや公家の方々の役割も終わる。武士の天下となろうの・・・」

    平泉は世界遺産に指定されたが、平泉とは?奥州藤原氏とは?理解する上で大切なことは、蝦夷といわれながらも、そこに秘められた『楽土』の考え方を知ること。
    この小説は、その考え方を登場人物を通じて生々しく心に迫る。

    登場人物として安倍氏の存在がスパイスのように効いている。
    物部氏につながり、神秘的な存在である彼等のルーツを知ることも、自分の中の次のテーマになった。

    最後に、
    震災や平泉を通じて注目を集めている東北。
    この本は、東北の”心”を感じることができる歴史小説として、この夏一番のお奨め。

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    2011年07月17日
  • 炎立つ 四 冥き稲妻

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    第四巻は、奥州藤原4代の始祖、藤原清衡の生涯を描く。『前九年の役』にて安倍氏敗北後、敵方の清原氏に母と預けられるが、最後は源義家と共に清原氏を破り、奥州の統一に至る。『後三年の役』が舞台になるが、数々の人間ドラマ(母子、異母兄弟等)を絶妙に描いている。
    清衡は父経清に通ずる武士としての一本気な心に加え、現実を直視する政治力を備える。清衡の戦いの舞台での戦略眼は読んでいても爽快。

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    2020年05月04日
  • 炎立つ 参 空への炎

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    ・安部貞仁と藤原経清、また清丸の運命は如何に。この大河長編小説も3巻目で大きな転換を迎える。安部一族の思わぬ弱みは「血」を争うことの思惑からくる。
    ・平泉の世界遺産登録間近に迫り、奥州藤原氏のルーツを感じるのに格好の名著。

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    2011年06月25日
  • ドールズ

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    期待してたより面白かった!7歳の女の子がひき逃げ事故にあった後様子がおかしくなり…おじさんになってしまうとは。このおっちゃんが恐怖感をあおる存在だったはずなのに徐々にいい味出してきて好きです。シリーズものになったようなので是非続刊を。7歳の江戸っ子人形師、誕生。

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    2011年05月20日
  • 風の陣【大望篇】

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    面白いけれど時代考証がしにくい。蝦夷は大丈夫なのだろうか、勢いがあり、そのもの語りの重厚さに感動した。

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    2011年02月12日
  • 風の陣【立志篇】

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    この時代の事は、余り知らない。金脈があったら、中央政府でなくても目を付けますわ。何か新鮮感たっぷりな小説でした。続きを読みたいです。

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    2011年02月12日
  • ドールズ

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    数年前ラオスの日本食レストランに置いてあって、高橋克彦ファンになりました。目吉先生も大好きだけど、医者コンビファンです。

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    2011年01月05日
  • 竜の柩(4) 約束の地編

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    『約束の地編』ということで、第2部完結です。
    3巻に引き続き、仮説の検証編という感じ。
    未来を知る者は神に等しい、ということで、星の神であるイシュタルの
    立場を超えてしまった虹人たち。

    フィクションの筈なのに、妙な説得力があって、ずっと唸りながら読んでました(笑)。
    ホントにどんな頭の構造してるんだ、作者。
    富士の地下王宮のエピソードや、重力制御だけで敵の戦闘艇を破壊するくだりは
    面白かった!
    あと、虹人(コージン)という名前に秘められた意外な伏線にはビックリ。

    これで普通に帰還できていれば…良かったのにねぇ(苦笑)。


    【収録内容】
     故国へ
     新生
     帰還
     <解説>明石散人

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    2010年12月30日
  • 竜の柩(3) 神の星編

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    『神の星編』ということで、新書版では『新・竜の柩』として発行されていた
    部分にあたります。
    アララト山に眠る龍=ロケットで、見知らぬ星へと運ばれた九鬼虹人たち。
    言葉も生活様式も不明な場所で、慎重に少しずつ核心へと迫るこの巻は
    じれったくもあり、また面白くもあり。
    2巻まででいろいろと推理してきた仮説の検証編、というのが正しいのかもしれません。

    いやもうなんかね、イシュタルが可愛いんだホント(笑)。


    【収録内容】
     プロローグ(第二部)
     炎の星
     龍の王
     新世界
     招かれし者

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    2010年12月30日
  • ドールズ 闇から覗く顔

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    目吉センセーシリーズ第2弾の短編集。
    この中の2作品が自選短編集にも収録されていたので、久々に
    引っ張り出してみました。
    してみると、やっぱりイチオシは「鬼火」だなぁ。
    想像妊娠ならぬ想像胆石もスゲーと思ったけど、道半ばで死と直面した
    人間の心理描写が絶妙だと思います。


    【収録内容】
     ・紙の蜻蛉
     ・お化け蝋燭 (自選短編集1にも収録)
     ・鬼火 (自選短編集1にも収録)
     ・だまし絵
     <解説>阿部旨宏

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    2010年12月04日
  • 風の陣【風雲篇】

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    2010/10/16 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2014/5/31〜6/5

    道鏡失脚後の時代が描かれる。またぞろ勢力を取り戻す藤原氏。嶋足、天鈴らの戦いはモグラ叩きの様相に。称徳帝が崩御し、次の勢力争いが活発に。物語は蝦夷側にシフトしつつ、いよいよ最終巻。

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    2014年06月05日
  • 火怨 上 北の燿星アテルイ

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    坂上田村麻呂が出てる本が読みたい…と思って手にした本でしたが、いい意味で期待を裏切って頂いた!!

    痛快な会話の数々は、明るく、希望や活気にあふれている。
    蝦夷と呼ばれ、蔑まれた暗い話では決してない。
    むしろ、こっちまで元気になるような話でした!

    登場人物たちも、それぞれがとってもいい味を出してる!
    剛の者、知の者…彼らは確かに生きて、戦っていたんだな…と
    確かに『いたんだな』と不思議と感動を覚えました。


    …私が東北出身者だからかな???

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    2012年12月05日
  • 炎立つ 伍 光彩楽土

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    かなり昔に読んだ本だが、未だに記憶に残っている。
    とても面白く、最後は泣けた。
    本で実際涙が出たのは初めてかもしれない。

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    2010年07月20日