高橋克彦のレビュー一覧
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ネタバレ平安後期の陸奥を舞台にした全五巻の長編。
第一巻~第三巻はいわゆる前九年の役での安倍氏と藤原経清、源氏を巡る話。
第四巻は藤原経清の遺児、清衡が後三年の役を通じて安倍氏の血を再興するまでの話。
第五巻は奥州藤原氏が滅亡する際の源義経との関わりを描く話。
率直に言えば、第一巻~第三巻が最も見どころ(読みどころ)がある。個性の際立つ安倍貞任、藤原経清、源義家の交流と戦場での邂逅に心踊らされ、それぞれ異なる立場での苦悩に多くを考えさせられた。史実として知られていることが少なく著者の自由な想像力を働かせる余地が多かったのだと思う。読者として既に多くを知ってしまっている戦国・幕末あたりの題材と比較して自 -
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江戸の人形師・目吉の魂が、小学3年生の女の子・怜の身体に転生してそのまま棲みついています。
『ドールズ』シリーズの第4弾です。
小学生の女の子が、胡坐かいてタバコ吸ったり、ビール飲んだり…。
その少女姿の目吉に、事件の犯人達は説得されるんですよね。
一本筋の通ったおじいちゃんに諭されているだけなのですが、映像的にはかなり変!
ドラマ化はなかなかできないでしょうね~。
今回は、新キャラの聖夜(ホストの源氏名っぽいですが女性!)が登場し、目吉を取り巻く面々が翻弄されていきます。
目吉の因縁の対決もあり、ちょっとホラーがかっています。
次回を引っ張るような終わり方なので、まだまだ楽しみは続きそ -
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奥州藤原氏の繁栄から終焉を描いた、歴史小説です。
平安朝の頃、朝廷の権力に追従する形を取りながらも、独自の政治と文化を花開かせた、奥州藤原氏。
その基礎を築いた、藤原清衡と阿倍貞任に、敵対する源賴義・義家親子。武士として誇り高く生きた人達の、敵対しながらも互いを尊重する武士道の美しさに、感動します。
また藤原清衡・秀衡・泰衡と続く、民を守る棟梁としての生き方は、今の自己欲で判断する政治家たちと比べて、なんと潔く、奥深いものか…
この人たちの精神が受け継がれているなら、3.11の大震災も、きっと乗り越えて行けるはずだと、確信します。
民を守り、誇り高く生きる…感動します。