高橋克彦のレビュー一覧
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これ、本当に藤原竜也4代やるのか??初代の清衡とてまだ清丸。ようやく父が死んで前九年の役が終わった。わりも揉め事はもういいよと思うが、清衡前半生内輪揉めだし、基衡もお兄ちゃんとガッツリだし…終わらんのかな。
大敗を喫した頼義は、一旦再起不能になる。そろそろ任期が終わる。二期合わせて12年も務めたのだ。清原を味方につけようと頑張っているが、色良い返事がない。年貢は安倍が先にとっていってしまう。頼義の後任は歌人で文官の高階経重に決まっていた。
貞任の息子千世童丸13歳、経清の息子清丸は7歳と育ってきている。義家は清原光頼を口説いている。清原武則と結ぶ。義家が都に戻るために最後の挨拶に来るとい -
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戦端は泥沼化している。5巻のうち2巻まできたけど、清衡は全然大きくならない。これ、3代やるってホントなのかなぁ、という感じ。
朝廷は遠かった。春になってもなんの知らせもない。不気味な状態で捨て置かれる。後任の陸奥守は決まらない。登任と繁成は出家した。
結局、源頼義が陸奥守に決まる。どうやら戦の準備をしてから赴任するようだ。
源頼義は息子の義家を伴って赴任。安倍頼良の使者が来る。貞任の首を持ってくるという。貞任は厨川の柵に籠った。貞任はその後降伏する。そこに非常大赦が発布される。国母藤原彰子の病が癒えるようにとのもので逆らえない。経清と安倍頼良の娘結有との縁談が持ち上がる。頼良は頼時に改名。 -
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奥州に行ってきた。藤原3代に興味ができて、大河ドラマの原作の本を知った。なかなか面白い。アマプラで炎立つの全話は無料だったのだが、正直20年以上前の映像はキツくてギブアップ。文章は昔のものでもキツくないのはありがたい。
奥州は衣川の屋敷で安倍頼良は贅沢な生活を送っている。子供達もたくさんいて、女子も美人ばかりだ。貞任の婚儀があり、陸奥守である藤原登任が屋敷に出向き、沢山の袖の下を貰う。欲の皮のつっぱった登任は安倍を攻めると言い出すが軍事には明るくない。藤原経清は止めるが、内情を探れと平永衡に安倍への婿入りを命ずる。武辺者で名高い平繁成の手を借りようと言い出す。情報は安倍に筒抜けで、戦を巡って -
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記憶をめぐる短編集。
現代ホラー小説を知るための100冊のうちの1冊だけどミステリ色も強い。終わりの二篇はとくに。「世にも奇妙な物語」や藤子・F・不二雄の短編を連想させる。
「緋い記憶」「言えない記憶」「遠い記憶」がよかった。少年時代に恐怖を体験し、その記憶を抑圧して何十年と生きてきたが、偶然のきっかけによりそれが蘇る。
収録作品が書かれたのが88年から91年。その時代に中年の語り手が少年時代を想起する短編ばかりでノスタルジックな風情が漂う。昔の住宅地図が重要なモチーフになる表題作はとくにそう。「オレの今暮らしている盛岡は、本当の盛岡じゃねえ。オレの町はこの地図の中にある。だから、どんなに -
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怪談のイメージを超え、時代を超えて通用するエンタメの基礎が詰まった古典作品である。お岩と伊右衛門それぞれの感情の動き、岩の呪いの矛先の変遷(殺人サスペンスの感じもする)、終盤のドラマのような躍動感が際立つ。高橋氏の指摘するように、鶴屋南北は「見せ方」を熟知している。
岩がすぐに伊右衛門を殺さず、関係者を一人ずつ呪い殺していく点には、彼女の怨みの大きさがよく表れている。単に死に至らせること以上に、周囲を巻き込み苦しませること自体が復讐となる。
確かに伊右衛門は悪人ではあるが、一方的に憎くは思えない。まず彼の境遇として、主君が勝手に死に、藩が取り潰され、生活が苦しい。その中で仇討ちを考えない -
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いよいよ最終巻!天下の秀吉軍10万相手の大喧嘩が始まる…。合戦の描写はなかなかカッコよく描かれていて、政実率いる九戸党の魅力を余すところなく味わえる。また、史実でも九戸政実の乱は籠城戦なのに短期、しかも偽装和議による皆殺しで終了するのでいろいろ腑に落ちないのだが、著者の想像がそのあたりを無理なく埋めている。
武者として生涯を全うしたい九戸政実に対して、蒲生氏郷は中央政府の中間管理職としての側面が強く書かれているのも興味深い。10万の兵なら東北の田舎侍など簡単に蹴散らせる…とはいかず、南部信直をはじめとする東北勢の意見や浅野長政との微妙な距離感、そして秀次や秀吉の性格、更には豊臣政権の未来。それ -
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東京でデザイナーをしている〈私〉は、共に盛岡での高校時代を一緒に過ごした友人である加藤から古本屋で、古い盛岡の住宅地図を買ったことを聞かされる。古い地図から過去の自分自身の記憶を振り返るのが趣味だというのだ。〈私〉には淡い記憶があった。彼に倣って住宅地図で過去を振り返ろうとした〈私〉は、記憶の中にある一軒の家を探した。確かにあったはずの家がどこにも見つからない。あの家の正体は。そしてあの思い出は。ラストに恐怖と切ない余韻が残る――「緋い記憶」
東北の民家が中心の画集の中に描かれた断崖の側に建てられた大きな宿屋の絵。〈私〉はその絵を見て、胸騒ぎがした。幼い頃、〈私〉はその岩手の山の奥の温泉 -
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ミステリー小説ですが、個人的にこの物語で起こる殺人事件に関してだけでみたらそこまで素晴らしいとは思わないかもしれません。
しかしこの小説は異常な面白さでした。浮世絵を全く知らない私でしたがこれから浮世絵のことをさらに知りたいと感じてしまうくらいでした。中盤までは専門的な用語や人物が多く退屈しそうな部分もあります。しかし、登場人物の情熱や交わす言葉のどれもが素敵で魅了されます。
写楽の謎から始まる殺人事件ということで浮世絵をミステリーの道具としていますが浮世絵の部分が完璧すぎました。
こんなミステリー小説でもいいのだとまた新たに読書が好きになりそうです。