高橋克彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
高橋克彦 「浮世絵鑑賞事典」
主な浮世絵師の略伝とカラー刷りの代表作を載せた浮世絵入門書。正統派の浮世絵の歴史を知ることができる一冊
北斎、広重の自然絵、
春信、清長、歌麿の美人絵は
素人でもわかるほど群を抜いているように思う
写楽は、それまでの浮世絵師と比較して、色の組合せや構図が急に現代的になった印象を受ける。謎の多さも含めて、とても興味深い
派閥で見ると、豊国の役者絵、国芳の武者絵、芳年の残酷絵など歌川派の個性が際立つ
杉浦日向子 の解説も浮世絵を身近な存在にしている「江戸人にとって、浮世絵は写真週刊誌であり〜アイドルのピンナップ」
-
Posted by ブクログ
大長編のため手を出すのを躊躇っていた高橋作品の一つ。文庫版が手に入らず電子で購入。高橋ワールド全開で、またしても熱い男達に熱狂したものの、陸奥四部作に比べると少し面白みは劣るという印象。
本作は元寇襲来までの北条氏の内政から最後の対元の戦いまではスペクタクルに描く。まず時宗というタイトルの割に、前半の主人公は北条時頼で、後半は兄の時輔という形で少し時宗の存在感が薄いことが気にかかった。時頼の存在が非常に良く描かれていただけにどうしても二世感が強く共感ができなかった。ただ、時輔という死んだはずの人物を影の立役者に使う手法はお見事と感じた。本当にこういう腹心がいたからこそ、元を退治できたのかもし -
Posted by ブクログ
九戸政実の乱が始まる。十万の豊臣秀吉軍に対し、わずか5千の兵で喧嘩を売った九戸政実。
十万の軍勢でも落城することは出来なかった豊臣秀吉軍。南部武士の意地を見せつけた事で、九戸政実は、将の首と引き換えに和議に応じる。それなのに、約束を破り、城引き渡しの際、和議となった城に総攻撃をかける豊臣秀吉軍。
ただ、ただ近くで圧する秀吉の政にはひとの道がない。九戸政実が意地を貫く工業で、奥州に、南部、津軽、秋田、最上、伊達らが、無事に生き延びることになる。
圧倒的な、間違いなく死を覚悟する闘いに身を投じる九戸政実。凄まじい漢の生き様に、身震いする想いです。