竜の柩(5) 心霊日本編

竜の柩(5) 心霊日本編

827円 (税込)

4pt

3.8

元の世界にイシュタルのタイムマシンで戻ったはずの九鬼虹人たちは、一九一九年の日本に辿り着いていた。若き日の宮澤賢治、江戸川乱歩らに遭遇するなか、九鬼は華やかな文化が開く浅草の地で、四〇〇〇年前に生き別れた鹿角の霊魂の存在が生還の鍵を握ることに気づく。鮮やかな論理が展開するSF新境地。

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竜の柩 のシリーズ作品

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • 竜の柩(1) 聖邪の顔編
    838円 (税込)
    龍神伝説を追うために津軽、信濃、出雲と列島縦断して調査を進める九鬼虹人(くきこうじん)たちアクト・ナインのメンバー。『古事記』『日本書紀』や風土記に残る寓話や神話を読み解く九鬼は、独自の論理的考察で、仮説を実証し真実に辿り着く。龍=ロケット、神=エイリアン。著者にしか辿り着けない圧倒的スケールの傑作。
  • 竜の柩(2) ノアの方舟編
    838円 (税込)
    ノアの方舟は、龍=ロケットではないか。この仮説を検証すべく、九鬼虹人(くきこうじん)は仲間とインドに向かう。古代遺跡モヘンジョ・ダロは、核爆弾の被災地だったという驚愕の真相……。だが、宿敵・鹿角(かづの)が迫るなかで、アララト山で龍を見つけるしか生き残る道はなくなる。人類最大の謎を解き明かす伝奇小説の金字塔。
  • 竜の柩(3) 神の星編
    827円 (税込)
    空高く舞い上がる龍に呑み込まれた九鬼虹人たち五人は、砂漠の真ん中で目覚める。高度に発達し、シュメール文明との類似点が多い謎の星では、牡牛一族と龍一族による神の戦いが繰り広げられていた。九鬼は龍に招かれたのか、神話を塗り替えられるのか。空想が歴史を再構築する高橋ワンダーランドの真骨頂。
  • 竜の柩(4) 約束の地編
    827円 (税込)
    紀元前二千五百年のシュメール時代に辿り着いていた九鬼虹人らは、現代への帰還の可能性を求め、古代日本へ向かう。そこで目撃することとなる「エデンの園」「黄泉の国」の真実、そして神々の戦場に導かれた九鬼が知ることになる自らの驚愕の宿命とは――。時空を超えた遥かなる旅、感動のクライマックス。
  • 竜の柩(5) 心霊日本編
    827円 (税込)
    元の世界にイシュタルのタイムマシンで戻ったはずの九鬼虹人たちは、一九一九年の日本に辿り着いていた。若き日の宮澤賢治、江戸川乱歩らに遭遇するなか、九鬼は華やかな文化が開く浅草の地で、四〇〇〇年前に生き別れた鹿角の霊魂の存在が生還の鍵を握ることに気づく。鮮やかな論理が展開するSF新境地。
  • 竜の柩(6) 交霊英国編
    838円 (税込)
    鹿角の霊魂を呼び寄せるため、九鬼たちは心霊研究が盛んだった当時のロンドンに向かう。コナン・ドイルと出会い、霊媒師の力を借りて鹿角やイシュタルと再会することができたものの、九鬼たちはパラレルワールドに彷徨いこんでいたことを知る―。天才・高橋克彦にしか描き得ない龍を巡る旅、ここに完結。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

竜の柩(5) 心霊日本編 のユーザーレビュー

浮世絵研究家としても知られる、高橋克彦氏の著作。

氏はたびたび、荒唐無稽とすら思える超古代文明やそれにまつわる神やUFOなどの考察を書かれているが、オカルトブーム真っ只中で刊行された本作がそういった側面を期待されていなかったと言われれば嘘になるだろう。
確かに、偽書論争を巻き起こした「東日流外三郡誌」など、眉唾とも思える書物をもとに論拠を組み立て、ストーリーを形作っている部分もあるため、すべてを信じることはできない。

しかし、実際に読み進めていくと、もしかしたら…と思わされる箇所にぶつかることになる。
もしこれがばらばらに組み立てられた論拠であれば、その箇所のみ切り捨ててしまえばいい。
だが、巧妙に論拠につながりを持たせているため、それもできずにいつの間にか丸め込まれてしまい、作品に引き込まれていく。

ぜひご一読いただき、それが嘘でないことを確かめてもらいたい。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久し振りに読んだ第5弾は、これまでとは雰囲気が一転していた。
    現代に戻る予定だった4人が何かの手違いで大正時代の日本に着いてしまい、東北から東京へ旅をしながら移動する。
    当時の文化や著名人の様子をどこまでリアルに再現しているのかは分かりませんが、タイムスリップものとしてとても面白く読めました。
    宮沢

    0
    2020年07月25日

    Posted by ブクログ

    シリーズ第五弾過去の世界から戻って来たはずの一行が見たものは…ん?今までとは少し主旨が変わってきてる気が…

    0
    2018年01月06日

    Posted by ブクログ

    『心霊日本編』ということで、旧『霊(たま)の柩』の前半にあたります。
    シュメールの時代からようやく現代へ、と思ったらハレー彗星1回分
    計算間違っちゃったよ、と大正時代へ飛ばされてしまった虹人たち。
    若き日の宮澤賢治、江戸川乱歩と少しばかり邂逅しながら、
    元の時代へ戻る方法を探して右往左往。
    そのまま

    0
    2011年02月10日

    Posted by ブクログ

    タイムマシンに乗って元の世界に戻ったと思った虹人が着いた先は大正8年の日本だった。そこで宮沢賢治らに遭遇するなど,貴重な体験をする虹人だが,やはり元の世界に戻りたいと思うのであった。そこで,虹人らは幽霊と交信できる霊媒士を探すことになる。心霊現象がよく起こり,話題になるイギリスにまで足を運び,そこで

    0
    2010年10月26日

    Posted by ブクログ

    シリーズ3弾の上巻。
    古代から元の時代へと帰る予定だった四人なのですが、何かの間違いで大正時代へ。

    今回の話は前二作とは少し違う感じ。
    メインの四人がとても魅力的なので、今作も面白く読ませてもらいました。

    話の中で出てくる宮沢賢治や江戸川乱歩に興奮してしまった。
    フィクションだと分かっているのに

    0
    2015年07月20日

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