高橋克彦のレビュー一覧

  • ドールズ

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    ホラーで、ある日突然女の子に別人格芽生えるってあらすじだけみるとどんな陰惨な事件に発展するんだろうってかんじですけど、これはすごく優しいラスト。
    人に薦めるときはほのぼのホラーと言ってます(^w^)

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    2010年12月09日
  • だましゑ歌麿

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    全く中だるみせず、ストーリー展開も登場人物も完璧でした。
    一気に読めた一冊。
    時代物の背景が結構好きなことに気付けました。

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    2010年04月14日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

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    「火怨」「炎立つ」に続く、奥州、つまり今の東北地方の武将のお話。どのシリーズも非常に読ませるのだが、このシリーズは九戸政実のファンになってしまうほど。ただ、どうにも歯がゆい思いを何度もさせられる。
     これ程までの武将がいながら学校の日本史には出てこないというのも不思議な話だ。兎に角、きっとまた何年後かに読みたくなる本の一つ。

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    2010年04月03日
  • 竜の柩(1) 聖邪の顔編

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    小説ってのは、どれだけ読み手に
    「読んでいる時間、嘘を信じさせるか」
    ってのがキモなんだろうと信じて疑っていない私の原点。
    とにかく嘘が鮮やかすぎる。
    冷静になると「んなアホな!」と思うんですが
    読んでいる間は頷いている不思議!

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    2010年02月20日
  • 時宗 巻の弐 連星

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    高橋克彦さんの歴史小説は涙無くては読めません。
    哀しい時代の積み重ね…
    文体が好きな作家の一人です。

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    2010年01月15日
  • 時宗 巻の壱 乱星

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    登場人物が「得宗」やら「時頼」やら「経時」やら「実時」やら「泰盛」やら「盛重」やら「光時」やら「時氏」やら…
    最初の30ページで似たような名前がいっぱい。
    覚えられない。
    家系図か相関図を載せて欲しい(笑)

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    2010年01月15日
  • 総門谷

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    高橋克彦著で一番初めに読んだのがこれでした。
    友人に薦められたのがきっかけでしたが、こんな長い話どんだけ時間掛かるかしら・・・などと思ったのに、全然!
    多分二日か三日で読んだと思う。
    地球上のあらゆる不思議を集めて解説してくれています。
    本気で「月は宇宙船」だと思うと思います。

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    2009年11月25日
  • ドールズ 闇から招く声

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    これは多分、今のところシリーズ中一番ホラーという言葉が合っていると思う。
    ここまで描写してくれると、中途半端にされるよりは気持ちがいい。
    面白いです。

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    2009年11月25日
  • ドールズ 闇から覗く顔

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    8歳の少女の体に魂だけ入り込んでしまった江戸時代の人形師「目吉先生」
    現代の日本に戸惑いながらも、周囲に支えられて恩返しをと考える義理人情に厚いお方です。
    その「目吉先生」が、人間の厚みと推理でもって事件を解決していきます。
    でもただの推理物ではなくて、かなりホラーです。怖いです。
    でも一気に読んでしまいます。

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    2009年11月24日
  • ドールズ

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    生まれ変りという事なんだろうと思うが、6歳の少女の体の中に
    江戸時代の人形師の魂が同居している!
    二重人格的な感じで入れ替わるんだけど・・・・・・

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    2009年10月24日
  • 総門谷

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    あっ、そうか、そうだったわ。

    どなたかの高橋克彦の本の感想を読んで、強く思い当たり、思わず声を上げてしまいました。

    まったく、今までの私は、看板に偽りありだったと気づきました。そうですね、好きな作家として挙げている本をほとんど出していませんでした。

    反省しています。そして、これは、言い訳になりますが、私が好きと言って名指しで挙げている人たちについては、単に何となく好きなのではなく、ましてや、まったりと好きなのでもなく、あるいは、ほのぼのと好きなのでもなく、それはそれは熱狂的に好きなのであって、徹底的にとことん読み尽して精通しているということで(好きで好きで、そうせざるを得ませ~ん)、そして作者に関する評論も、客観的な評価も射程距離に入れているということなので、ですから、今更そういうものを書くということは恥ずかしいし安易に過ぎるという自戒を込めた決意から、ここでは、それ以外の新しい人物・本・分野に挑もうとしていたのでした。

    まあ、そういう割には懐古譚とか再読なんかの話題もけっこう書きましたけれど。

    本当に知っている者が発言しないでどうするんだ、という認識は、一昨年に読んだ雑誌『世界』の澤地久枝と佐高信の対談「世代を超えて語り継ぎたい戦争文学」で教わったことでしたね。

    ということで、これからもっとガンガン好きな作家について書いていくつもりです。

    それじゃあ、やっぱり、きっかけは高橋克彦でいきましょうか。

    ほとんど同時期に、『写楽殺人事件』を初めとする浮世絵ものと、『緋い記憶』を筆頭とするホラーもの、そして『舫鬼九郎』に続く時代もの、それに本書から広がるSF伝奇もの、あるいは私自身も浮世絵そのものが好きなこともあって『江戸のニューメディア』などの研究・紹介本も含めて、本当にまったく同じ時期に異なる5つの性質のものを一気に読むことになりました。

    その中でも、私を虜にしたのは、本書・総門谷シリーズです。

    なんと、かつて夢中になった国枝史郎の『神州纐纈城』や、半村良の『石の血脈』『妖星伝』『産霊山秘録』などの記憶が鮮明に蘇ってきて、またしても私を血沸き肉躍る世界に誘惑してくれたのです。

    この分野は、好き嫌いが明確に分かれるところですが、何を通俗的な荒唐無稽な絵空事を嬉々として興奮して読んでいるのか気が知れないと、かつての中学生の時も、この時の高校生の際にも、ドストエフスキーとかソレルスの横に携えた本を発見されて馬鹿にされた覚えがありますが、ほっといてよ、好きは好き、私にとっては両者は等価、なんの区別する謂われがあるものですかと、その頃、鼻息荒かったものです。

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    2011年08月12日
  • 炎立つ 伍 光彩楽土

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    蝦夷に焦点を当てた「炎立つ」シリーズの最終巻。個人的趣味により、この巻から読み始めました。
    歴史上では、圧力に屈して父の遺言に背いて義経を討ち、結果平泉を滅ぼすことになったと、あまり良く書かれない四代目泰衡ですが、ここでは全く違った視点から描写がしてあります。平泉を心から愛しており、そして最後まで義経の良き兄であり理解者です。
    事実の解釈を変えるだけでここまで印象が変わるとは、と、驚きでした。最後はほろりと泣かされてしまいました・・・。


    余談ですが、遙か3の泰衡を好きな方には自信を持ってお勧めできます(笑)

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    2009年10月04日
  • ドールズ 闇から覗く顔

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    目吉っつあん!
    一作目より断然好きだ。
    北山とか中津川とか北ホテルとかよく知る地名が出てきて嬉しいし。

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    2009年10月07日
  • 炎立つ 伍 光彩楽土

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    新規購入ではなく、積読状態のもの。
    2009/2/22〜2/23

    源義経を主役としてのストーリーしか知らなかったが、平家と源氏の争い、奥州藤原氏の栄華と頼朝の征伐など、もちろんフィクションが沢山含まれるとはいえ、史実には不思議なことが沢山ある部分について、なるほどそうだったかもしれない、と思わせる展開。また、この全5巻を通じて、政治とは、政治家とは、ということを非常に考えさせられた。もちろん小説の中の話ではあるが、今の私利私欲しか考えない人たちに是非読んでもらいたい一冊である。
     山形にいる頃、中尊寺に行ったことがあるが、是非もう一度訪れたいと思う。

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    2010年04月21日
  • 炎立つ 四 冥き稲妻

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    新規購入ではなく、積読状態のもの。
    2009/2/15〜2/22
    前九年の役で安倍一族が滅んだ後、清原氏が陸奥を治めることになった。経清の妻結有は敵であった武貞の後妻として清丸とともに生きながらえていた。清丸にとっては異父弟となる家衡も産まれる。清衡となった清丸は、父経清、伯父貞任らの夢を実現すべく忍従の日々を送る。清原氏の跡目相続に端を発する私闘が始まらんとするとき、因縁深き源義家が陸奥守として着任する。後三年の役の火蓋が切って落とされる。果たして清衡は夢を実現できるのか?
    歴史の教科書に載っていた後三年の役がこういう裏があったとは(もちろん細かいところはフィクションであろうが)まったく知らなかった。結有、貴梨、澪丸の自害シーンは涙がこぼれそうになった。なんで10年以上も積んでおいたのかなぁ。

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    2010年04月21日
  • 炎立つ 参 空への炎

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    新規購入ではなく、積読状態のもの。
    2009/2/9〜2/15
    陸奥守の任期が切れかけた頼義は、出羽の清原を味方につけ、安部一族の内紛から切り崩しに成功。任期ぎりぎりで攻勢にでる。守る安倍側は衣川を捨てて、厨川柵での決戦を選ぶ。後に前九年の役と呼ばれる合戦がこの巻では描かれる。高橋作品に出てくる男らしく、貞任、経清は仲間の情に厚くかつ潔い。この潔さと仲間の連帯感が高橋風ヒーローのキーワードであろう。このあたりは山形にいる頃安比スキー場へいったり八幡平スキー場へ行く途中通ったはずだが、あまり意識していなかった。機会があったらもう一度訪れてみたい。解説は早世した杉浦日向子氏。

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    2010年04月21日
  • 炎立つ 弐 燃える北天

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    新規購入ではなく、積読状態のもの。
    2009/2/3〜2/8

    陸奥守として赴任した源頼義、何かにつけ戦に持ち込もうとするが、ひたすら耐える安倍一族。間に入った経清は辛い立場に立たされる。頼義の任期が切れる寸前、貞任が罠にはまってしまい、とうとう戦いの火蓋が切られてしまう。
     後に前九年の役として知られる戦いであるが、昔日本史を習ったときにはあまり気にも留めなかったが(教科書は朝廷側からの視点で書かれている)、逆から見るとまったく違う様相が見えてくる好例であろう(もちろん著者があとがきで書いているようにフィクションの部分も多いが)。3巻にも期待。

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    2010年04月21日
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)

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    とっても郷土なテーマなので読んでいて始終ニヤニヤ。
    この時代の作品は主役は伊達さんだの徳川さんだのが選ばれることが多い中、辺境の地でこういう剛胆な漢共がいたことが描かれているっていうことがまず嬉しいわけで。
    しかし主人公の登場の仕方に吹いたのは私だけではないと思いたいです。

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    2009年10月04日
  • 総門谷

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    UFOから始まって、ノストラダムス、ナスカ地上絵、ピリーレイスの地図…などなど、雑誌「ムー」や、オーパーツ好きなら読んで損はない、超面白伝奇ミステリー。

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    2009年10月09日
  • 炎立つ 伍 光彩楽土

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    再読。
    やはり面白い。
    スケールも大きく、時代小説の熱さを存分に味わえる。
    さらに、東北地方に縁のある人には絶対におすすめ。

    歴史とは何か。
    解釈によって、視点によってこれほどにも違って見えるものかと思う。

    経清、貞任の第一部も大変な引力を持っているが、
    泰衡の最終章がもっとも印象的。

    そもそも四代泰衡という人は、名君藤原秀衡と対比的に国を滅ぼした愚将と語られるのが常だ。
    その泰衡の真意が語られるシーンは感動的。


    長らく中央政権から隔絶し、幕府権力に滅ぼされた奥州藤原氏について、
    信頼できる文献史料はおそらく望めないだろう。
    だから、実際の平泉がどうだったのかは、誰にもわからない。
    この小説も、結局は完成度の高いフィクションでしかない。

    しかしこの小説は、娯楽性を備えながらも、歴史の多面性、日本人の多様性を訴えて余りある。
    東北出身の筆者の心からの訴えであろうと思う。
    東北地方が、現在もなお、軽んじられる傾向にあるのは確かなことだ。
    それが、軽んじられている側にしか感じられないような程度であったとしても。



    奥州は、戊辰戦争でも反勢力を形成した。
    日本はなまじ狭いだけに、全国統一の波にいつも飲み込まれてしまってきたけれど、
    東北史を見ていると、二国共存ないし連邦制の可能性もゼロではなかったのだと思う。
    同じ可能性が、日本各地にあったのだろうと思う。

    地方分権、道州制が叫ばれて久しい今、「炎立つ」に
    地方自治の可能性についての想像力をかきたてられる、といっては言いすぎだろうか。

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    2011年09月04日