【感想・ネタバレ】鬼九郎孤月剣 舫鬼九郎4のレビュー

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Posted by ブクログ

鬼九郎シリーズの完結編。
京都に向かう道中で一行を襲う風魔一族を描いているうちに筆が止まらなくなってきたようで、中盤は九郎達はそっちのけであたかも風魔物語とでも言うべき展開に。山田風太郎氏を彷彿させる忍法帖を楽しんだ後は、今度は柳生一門による剣の極意に主題が移り、もはや九郎の出自はすっかり脇役的な位置付けになっています。
こんな筆の暴走は高橋作品では珍しいことではありませんが、今回はいつもに増して調子が良かった印象なので、気がすむまで一緒に楽しむことができました。
氏にとって初めての娯楽時代小説ということですが、本当に面白いシリーズだったな。

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2020年12月06日

Posted by ブクログ

 己の運命に従い、今日へ向かう鬼九郎は、柳生十兵衛、荒木又右衛門たちとともに立ちふさがる敵と闘い続けるが、鬼九郎の運命は……。娯楽時代劇シリーズの完結編。

 600ページを超える大作でしたが、魅力的な人物たちの活躍と強敵、風魔忍者たちの闘いや駆け引きが展開し、夢中で読み進めました。

 作者お得意の闘いの裏の駆け引きも随所に描かれ、敵か味方かわからない人物も登場し、最後まで目が離せませんでした。

 宿命を背負った鬼九郎の剣の強さとその生き方も魅力的でした。

 ぜひ、彼の活躍を描いていほしいと感じました。

 もちろん、柳生十兵衛とともに。

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2018年10月08日

Posted by ブクログ

鬼九郎シリーズ 完結編。江戸から京へ、道中で、京で、活劇が目一杯盛り込まれ、孤月剣という必殺の剣も編み出される。
剣を極めた4人の剣士が入り乱れて、様相は複雑さを増していく。そして、孤月剣を編み出した鬼九郎が己を捨てて最後の決断することで、戦いは終結に向かう。

講談本の様に、楽しんで読ましてもらいました。

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2018年08月12日

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