【感想・ネタバレ】鬼のレビュー

あらすじ

平安の都で起こる怪事件の影で跋扈(ばっこ)する道鏡、菅原道真らの怨霊、邪鬼。弓削是雄、安倍晴明ら陰陽師の系譜を辿り、歴史の暗部から世界を読み解いていく。藤原氏支配の礎を築いた政変〈応天門の変〉の謎を陰陽術で解き明かす「髑髏鬼」他、秀逸な怪異譚全5編。『白妖鬼』へ連なる妖かしの物語の原点がここにある。(講談社文庫)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

平安の都で起こる怪事件の陰で跋扈する道鏡、菅原道真らの怨霊、邪鬼。弓削是雄、安部晴明ら陰陽師の系譜を辿り、歴史の暗部から世界を読み解いていく。
藤原氏支配の礎を築いた政変<応天門の変>の謎を陰陽師で解き明かす「髑髏鬼」他、秀逸な怪異譚全5編。『白妖鬼』へ連なる妖かしの物語の原点がここにある!


とか怨霊とか、今の時代で信じる人は少ないでしょうが、この物語の舞台である平安時代、政や異常気象の裏には必ずと言っていいほど、その存在や祟りなどで騒がれたものです。
なかでも菅原道真の祟りは有名です。

この物語を読んでハッとしたことが2つ。
1つ目は、歴史の暗部には怨霊や祟りを利用した者がいるということ。
2つ目は、そこにつけこんで、自分の立身出世を目論む陰陽師が少なくなかったこと。

「鬼」というタイトルを見て、なにやら怖そうな話だな・・・と最初は思いましたが、どこか憎めない愛嬌のある鬼やら、鬼や怨霊以上に怖いのは人だと思ったりしました。
何よりも怖いのは人の心。これは今でも変わらないものだと思います。

0
2019年03月29日

Posted by ブクログ

時代は平安…。滋丘川人、弓削是雄、賀茂忠行、安部晴明ら稀代の陰陽師たちの物語。鬼とは何か、華やかだけでは語れぬ時代の闇を垣間見せる。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

題名どおり、”鬼”をテーマとした短編集。有名どころの陰陽師が順番に主役を務めています。短編なのでしかたないかもですが、個人的に内容にもう一押し欲しい気がしました。

0
2013年12月16日

Posted by ブクログ

平安時代の鬼についての短編集。
何故だか何度読んでも記憶できない短編集。
持ってるし何度も読んでるのに記憶に残らない(うっすらとはある)ってのはなんだろなぁ。

0
2009年10月04日

「小説」ランキング