【感想・ネタバレ】刻謎宮(1) 彷徨篇のレビュー

あらすじ

ミケーネ遺跡の王墓を発掘中にシュリーマンが目にしたもの――それは十二年前に幕末の横浜で、自らが勝海舟に贈った金時計だった。歴史を歪めた“犯人”を探るため、“管理センター”は新選組の沖田総司を蘇生させ、古代ギリシァに向かわせた。ギリシァ神話と明治維新、奇跡のコラボレーション・ファンタジー。

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Posted by ブクログ

シュリーマンは、勝海舟と同じ時代の人だったのか。そのシュリーマンが勝海舟と横浜で会い(史実じゃないよな)、金時計を贈る。その金時計がミケーネの古い地層から発見される。歴史がおかしくなっている。このままでは人類の未来は大変なことにー。というわけで、沖田総司、マタハリ、アンネ・フランクが甦らされてヘラクレスの時代に送られる。そこには神話の人物たちがうようよいてー。歴史のゆがみは元に戻せるのか。
ハチャメチャな話だけれど、登場人物たちのやり取りは面白く、次はどうなるかと次々にページをめくらされるのだ。さて、(2)はどうなるのか。

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2019年08月27日

Posted by ブクログ

もともとの刻迷宮Ⅰの約3分の2を収めた第1巻。
おかげで話の核心がすべて第2巻へと持ち越されてしまったので、
これだけではちょっと消化不良気味。
あと100頁くらいなのに…。

新撰組・沖田総司が死後、ある組織に復活させられた後、
歴史の歪みを修正するため古代ギリシァに送り込まれて「アポロン」として
活躍する、というシュミ満載なごった煮伝奇小説、でしょうか(笑)。
設定だけ聞いてしまうと「え゛~?」と拒否反応したくなりますが、
読み始めると意外とのめり込めます。

さて、歴史を歪めようとしている「ハデス」の正体は――以下次巻(苦笑)。


【収録内容】
 発端の章
 復活の章
 降魔の章
 魔殿の章
 冥界の章

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2010年12月14日

Posted by ブクログ

ギリシャ神話が作られる時代に金髪碧眼の沖田総司が…?!(しかも当時の服装で、腰には日本刀)というとんでもない設定ですが、登場人物が魅力的でとても面白いです。
続編もあり、そちらは中国が舞台。なかなか壮大です。

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2010年01月17日

Posted by ブクログ

高橋克彦の『刻迷宮1~4』を読破しました!
幕末の剣士沖田総司、坂本龍馬、トロイの発掘シュリーマン、アンネの日記のアンネフランク、恋多しスパイマタハリ、怪力のヘラクレスまだ、神話の生まれる前の古代ギリシャ、そして古代中国と、舞台をかえて、歴史のほころび、時間にゆがみを直す為に月から地球を見守っている宇宙人とも神とも言える存在の力で、新しい命を与えられ、敵味方に分かれて古代の住人も巻き込んでのスペクタルアドベンチャー。

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2019年03月02日

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