青土社作品一覧
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4.0イタリアの思想家が注目を浴びるようになって、すでに久しい。中でも世界の思想を中心で牽引してきたのが、ジョルジョ・アガンベン(1942年生)である。そして、今日に至るまで多数の著作をコンスタントに発表し続けてきたアガンベンの代表作が《ホモ・サケル》と題された全4巻計9冊に及ぶプロジェクトであることに異論はないだろう。その構成は、以下のとおりである。 I『ホモ・サケル』1995年(邦訳:以文社) II-1『例外状態』2003年(邦訳:未来社) 2『スタシス』2015年(邦訳:青土社) 3『言語活動の秘跡』2008年 4『王国と栄光』2007年(邦訳:青土社) 5『オプス・デイ』2012年(邦訳:以文社) III『アウシュヴィッツの残りのもの』1998年(邦訳:月曜社) IV-1『いと高き貧しさ』2011年(邦訳:みすず書房) 2『身体の使用』2014年(邦訳:みすず書房) 1995年から2015年まで、実に20年をかけて完結したこのプロジェクトは、いったい何を目指したのか? 日本語訳も残すところ1冊となったいま、《ホモ・サケル》に属する4冊のほか、アガンベンの翻訳を数多く手がけてきた著者が、その全容を平明に解説する。 プロジェクトの表題として掲げられた「ホモ・サケル(homo sacer)」とは、ローマの古法に登場する、罪に問われることなく殺害でき、しかも犠牲として神々に供することのできない存在のことである。ミシェル・フーコーが「生政治(biopolitique)」と名づけて解明に着手したものの完遂することなく終わった問いを継承するアガンベンは、この「ホモ・サケル」に権力の法制度的モデルと生政治的モデルの隠れた交点を見る。裸のまま法的保護の外に投げ出された「ホモ・サケル」の「剥き出しの生(la nuda vita)」の空間が政治の空間と一致するようになり、排除と包含、外部と内部、ビオスとゾーエー、法権利と事実の区別が定かでなくなること――それが近代における政治の特徴にほかならない。 現在進行形の重大な問いを壮大な思想史として描き出した記念碑的プロジェクトは、われわれにとって尽きせぬヒントにあふれている。その最良の道標となるべき1冊が、ここに完成した。 [本書の内容] プロローグ アガンベンの経歴 第I章 〈閾〉からの思考 第II章 証 言 第III章 法の〈開いている〉門の前で 第IV章 例外状態 補論 「夜のティックーン」 第V章 オイコノミア 第VI章 誓言と任務 第VII章 所有することなき使用 第VIII章 脱構成的可能態の理論のために エピローグ 「まだ書かれていない」作品
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代詩において稀にみる詩的達成をみた詩業を完全に収録し、その全貌を明かす全詩集成。詩集『六月のみどりの夜は』『蘭』『秋の島についてのノォト』『人それを呼んで反歌という』(「CALENDRIER」および「CALENDRIER補遺」)、句集『裏山』、訳詩『野うさぎ物語』(フランシス・ジャム)『詩篇――1920』(T.S.エリオット)『エリュアール詩抄』(ポール・エリュアール)
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 十九世紀末から われらの時代のそれへ――。 二つの世紀末にきらめく巨星オスカー・ワイルド。 現代ヨーロッパ文学の輝かしき原点ともいうべき ワイルドの多彩な営為を集大成する! 決定版 オスカー・ワイルド全集。
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-メディアの中、そして街中いたるところに、<男の娘>がいる!! 〈男の娘(おとこのこ)〉――『ストップ!!ひばりくん』から『変[HEN]』、『ハヤテのごとく』… マンガやゲーム、さまざまなフィクションに描かれてきた “少女に見まがうばかりの少年キャラクター”に対して用いられてきた呼称は 今日、より現実的な領域におけるスタイルとしても多面的に実践されるようになっている。 コスプレなどのパフォーマンスや祝祭的な女装イベントを通して趣味と実存を彫刻していくそのありかたは、 あるいはこれまでの「女装」という行為の一面を書き換えることになるかもしれない。 源流としての神話や歴史、コンテンツに現れる表象の分析、創作者たちの対話から 〈男の娘〉をめぐるまなざしとその営為に迫る。
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-ガブリエル・タルドの「欲望と信念にもとづく富の理論」を丁寧に読み解く。「社交性の花を咲かせよ!」 労働の喜びとは何か? それは、共にあり、共に作業すること、社交性が花を咲かせることである。そのためには、余暇の増大と、無数のアソシアシオンの群生が不可欠なのである。ガブリエル・タルドの主著『経済心理学』を、「欲望と信念にもとづく富の理論=統治術」というタルドのテーマにそって、丁寧に読み解いていく。「社交性の花を咲かせよ!」——その現代的な意味が、本書を読むことで明らかになるであろう。 【目次】 序 章 本書の目的 第1章 夢見る個人と社会の法則 第2章 政治経済学を裏返す 第3章 信念と欲望の経済的役割 第4章 労働と余暇の循環 第5章 貨幣と資本の循環 第6章 心理的対立と価格 第7章 闘争、競争、律動 第8章 発明と所有——経済的適応 第9章 交換の体制からアソシアシオンの体制へ 終 章 タルドの社会学と経済心理学 【著者】 中倉智徳 1980年生。専門は社会学、社会思想史。立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了(博士・学術)。現在、千葉商科大学人間社会学部教員。論文に、「発明の力能——ポストフォーディズムにおけるガブリエル・タルド」(現代思想2007年7月号所収、青土社)など。翻訳に、マウリツィオ・ラッツァラート著『出来事のポリティクス——知‐政治と新たな協働』(村澤真保呂との共訳、2008年、洛北出版)など。
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3.8私たち現代人の生活は数学に依存している。コンピュータのプログラム、金融、工学、すべての基礎は数学だ。 普段、数学は舞台裏で静かに仕事をしていて表に出ることはない。 表に出るのは、まともに仕事をしなくなったときである。 インターネット、ビッグデータ、選挙、道路標識、宝くじ、オリンピック、古代ローマの暦……他。 本書では数学のミスによる喜劇的、ときに悲劇的な事例を多く取り上げている。 謎解きを楽しむように本書を読めば、ミスを防ぎ危険を回避できるようになるだけでなく、数学に親しみを感じるようにもなるだろう。 スタンダップ数学者である著者自身の失敗談やジョークも多く盛り込まれた本書は、「屈辱」をとことん楽しめる一冊だ。 英国「サンデー・タイムズ」紙 数学本初のベスト・セラー作。 ■内容 【第0章 はじめに】 【第1章 時間を見失う】 四三億ミリ秒では十分とは言えない/カレンダー/暴挙に出たローマ教皇/時が行き詰まる日/時をかける戦闘機 【第2章 工学的なミス】 物騒な数に架ける橋/共振が鳴り響くとき/揺れるのは飛行機だけじゃない/浮き沈みにもご注意を/曲線美の落とし穴/お足元には気をつけて 【第3章 小さすぎるデータ】 善良なデータが悪と化すとき/Excelが遺伝子操作?/スプレッドシートの限界/エンロン事件 【第4章 幾何学的な問題】 三角測量/月の幾何学/死のドア/Oリングのせいだけじゃない/歯車の噛み合わせ 【第5章 数を数える】 組み合わせを数える/その組み合わせ、十分ですか? 【第6章 人間は確率が苦手】 死のコード/コンピュータが苦手なこと/わずかなズレの危険性/0で割らないで 【第7章 確率のご用心】 重大な統計学的誤り/コインの表裏/宝くじ必勝法/通説の噓/確率についての私的意見 【第8章 お金にまつわるミス】 コンピュータ時代のお金のミスコンピュータの時代にお金のミスはどう変わったか/アルゴリズムが生んだ高額本/物理法則の制約/数学への無理解が生んだ高額報酬 【第9章 丸めの問題】 どこまでも下がるインデックス/遅いのに新記録?/スケールの違う数字/サマータイムの危険性 【第9.49章 あまりにも小さな差】 ボルトが合ってさえいれば 【第10章 単位の問題】 摂氏と華氏/重(・)大問題/値札もお忘れなく/グレーンの問題 【第11章 統計は、お気に召すまま?】 平均的な制服/平均が同じでも違う/バイアスはどこにでも/相関関係と因果関係 【第12章 ランダムさの問題】 ロボットはランダムを作れるか/擬似乱数/擬似乱数発生のアルゴリズム/「ランダム」を誤解してませんか?/ランダムか否かの見分け方/現実の物体に勝るものなし 【第13章 計算をしないという対策】 「スペース」インベーダー/五〇〇マイル先までしか届かないeメール/コンピュータと交流しよう 【エピローグ】過ちから学ぶこと ■著者について マット・パーカー Matt Parker オーストラリア出身の元数学教師。イギリスのゴダルマイニングという歴史ある(古過ぎるのではと思うこともある)街に暮らす。 他の著書に『四次元で作れるもの、できること(Thingsto Make and Do in the Fourth Dimension)』がある。 数学とスタンダップ・コメディを愛し、両者を同時にこなすことも多い。 テレビやラジオに出演して数学について話す他、ユーチューバーとしても活躍。 オリジナル動画の再生回数は数千万回以上、ライブのコメディー・ショーを行えば、毎回、満員御礼という人気者だ。 ■訳者について 夏目 大(なつめ・だい) 大阪府生まれ。翻訳家。大学卒業後、SEとして勤務したのちに翻訳家になる。 主な訳書に『6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む』、ジャン=ポール・ディディエローラン(共にハーパーコリンズ・ ジャパン)、『エルヴィス・コステロ自伝』エルヴィス・コステロ(亜紀書房)、『タコの心身問題』ピーター・ゴドフリー=スミス(みすず書房)、『「男らしさ」はつらいよ』ロバート・ウェッブ(双葉社)、『南極探検とペンギン』ロイド・スペンサー・デイヴィス(青土社)、『ThinkCIVILITY』クリスティーン・ ポラス(東洋経済新報社)など訳書多数。
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-■連載――●科学者の散歩道●第一四回 青い地球は誰のもの / 佐藤文隆 ■連載――●家族・性・市場●第一〇七回 精神医療現代史へ・追記 10 / 立岩真也 現代思想の新展開2015 思弁的実在論と新しい唯物論 【討議】 未来の自然 / Ph・デスコラ+中沢新一 【ポスト・ポスト構造主義へ】 物化せよ、存在者化せよ ブルーノ・ラトゥール試用 / 小泉義之 交差(キアスム)交換と人間 / 清水高志 【インタビュー】 思弁的実在論と新しい唯物論 / 千葉雅也 岡嶋隆佑(聞き手) 【思弁的実在論】 亡霊のジレンマ 来るべき喪、来るべき神 / Q・メイヤスー 岡嶋隆佑訳 【新しい唯物論】 新しい都市のマテリアリズム / 篠原雅武 【オブジェクト指向存在論】 環境主義 / T・モートン 小川緑訳 第一哲学としての美学 グレアム・ハーマンの存在論 / 星野太 【自然の美学】 眼差しなき自然の美学に向けて イメージ論の問題圏(二) / 岡本源太 コスミック・コスメティック 装いのコスモロジーのために / B・プレヴォー 筧菜奈子+島村幸忠訳 プロトタイプ 芸術作品の新たな身分 / E・デューリング 武田宙也訳 【「モダニティ」の彼/此岸】 存在論をおりること、あるいは転倒したプラトニズムの過程的イデア論 / 近藤和敬 暴力・テロル・情念 『革命について』に見る近代 / 重田園江 【討議】 「過ぎ去ろうとしない戦後」をどうするか / 赤坂真理+大澤真幸+成田龍一 ■研究手帖 歴史の想像力と民主主義 / 小山裕【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
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-2015年1月、ゴダール最新3D作品『さらば、愛の言葉よ』が公開!! ゴダール初の長篇作品『勝手にしやがれ』から半世紀以上が経過し、 この度、最新3D作品『さらば、愛の言葉よ』が公開される。 ゴダール以上に映像の可能性を試し、示し続けて来た作家はいないのではないだろうか。 進化をつづける映画の巨匠、ゴダールの批評精神に迫りたい。
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-コンプレックスを刺激する脱毛・美容広告、「デキる男」像。「観る」ことで、「らしさ」の呪縛に抵抗する。 巷にあふれる広告を読み解き、「らしさ」の呪縛に抵抗する。コンプレックスを刺激する脱毛・美容広告、バリエーションの少ない「デキる男」像、性感染症予防啓発ポスターと性教育、広告業界の根深いジェンダーギャップ……。私たちを取り巻く広告を観察し、無意識に刷り込まれる規範や価値観を解きほぐす1冊。 【目次】 1 広告観察を始める前に――ジェンダー表現とメディア 2 広告観察日記 2018-2023 3 脱毛広告観察――脱毛・美容広告から読み解くジェンダー・人種・身体規範 4 「デキる男」像の呪縛を解くために 5 性感染症予防啓発は誰のため?――広報ポスターから考えるこれからの性教育 6 対談:広告だけに文化のすべてを担わせてはならない(笛美×小林美香) 7 対談:広告と公共性 消費者教育のためのメディアリテラシー(尾辻かな子×小林美香) 8 「写真歌謡」試論 【著者】 小林美香 1973年生まれ。大阪大学文学部卒業、京都工芸繊維大学大学院修了(博士)。国内外の各種学校/機関で写真やジェンダー表象に関するレクチャー、ワークショップ、研修講座、展覧会を企画、雑誌やウェブメディアに寄稿するなど執筆や翻訳に取り組む。東京造形大学、九州大学非常勤講師。『現代思想2021年11月号』(青土社)「特集=ルッキズムを考える」や雑誌『IWAKAN』に寄稿。著書に『写真を〈読む〉視点』(単著 青弓社、2005)、『〈妊婦アート〉論:孕む身体を奪取する』(共著 青弓社、2018)。
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4.6大学入試に出題される評論文は、なぜ難解なものが多いのか? それは、その多くが「世界に山積される数多くの課題」に取り組む上で必要とされるものだから。評論文を読み解くことは、世界をよきものにするための最良の独学の道である。国民国家、資本主義、グローバリゼーション、新自由主義、ポピュリズム…世界のいまを知り、未来をつくるために必要な知識を伝える、学び直し読書案内。高校生から社会人まで、必読教養入門書・良書30冊の紹介とその読み解き方。 「本書で紹介する書物に扱われるテーマが"現代社会や世界に山積される数多くの課題"である以上、そうした一歩一歩の先に開けてくるのは、この社会、そして世界を理解するための視座──そしてそれをより良きものへと導くための回路であるはずです。つまり、評論文のより良き読み手となることは、僕たち自身が、この社会や時代を未来へと切り拓いてゆく一個の主体となることに等しいのです。」(「はじめに」より) 【目次】 第1章:〈表象representation〉とは何か? §1 再現としての表象 §2 代表/代弁としての表象 第2章:国民国家と民主主義 §1 フランス革命と国民国家 §2 一般意思とは何か §3 多数決について考える §4 全体主義 §5 ポピュリズム §6 代議制民主主義の限界を超える 第3章:コロニアリズムの歴史を概観する §1 近代国家の夜明け §2 ナショナリズム §3 資本主義 §4 植民地主義=コロニアリズム §5 植民地主義とナショナリズムの相関 §6 日本の近代をふりかえる §7 近代国家としての日本の言語政策 第4章:声を奪われた人々の"声" 【本書で紹介する推薦図書30】 森達也『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ 増補新版 世界を信じるためのメソッド』(ミツイパブリッシング) 佐々木毅『民主主義という不思議な仕組み』(ちくまプリマ―新書) 遅塚忠躬『フランス革命 歴史における劇薬』(岩波ジュニア新書) 重田園江『社会契約論 ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ』(ちくま新書) 坂井豊貴『多数決を疑う 社会的選択理論とは何か』(岩波新書) 石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』(講談社現代新書) 水島治郎『ポピュリズムとは何か 民主主義の敵か、改革の希望か』(中公新書) 小熊英二『社会を変えるには』(講談社現代新書) 高澤紀恵『世界史リブレット29 主権国家体制の成立』 (山川出版社) 谷川稔『世界史リブレット35 国民国家とナショナリズム』(山川出版社) ヨハン・モスト『マルクス自身の手による資本論入門』(大月書店) 川北稔『砂糖の世界史』(岩波ジュニア新書) 吉見俊哉『博覧会の政治学 まなざしの近代』(講談社学術文庫) 三谷太一郎『日本の近代とは何であったか』(岩波新書) 加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(新潮文庫) 川村湊『海を渡った日本語 植民地の「国語」の時間』(青土社) 石原俊『〈群島〉の歴史社会学 小笠原諸島・硫黄島、日本・アメリカ、そして太平洋世界』(弘文堂) 安彦良和『虹色のトロツキー』全八巻(中央公論新社) 吉田裕『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』(中公新書) モフセン・マフマルバフ『アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない 恥辱のあまり崩れ落ちたのだ』武井みゆき、渡部良子訳(現代企画室) 四方田犬彦『驢馬とスープ papers2005-2007』(ポプラ社) 石牟礼道子『蘇生した魂をのせて』(河出書房新社) 森山至貴『LGBTを読みとく クィア・スタディーズ入門』(ちくま新書) 辺見庸『たんば色の覚書 私たちの日常』(角川文庫) 金森詩恩『私のエッジから観ている風景 日本籍で、在日コリアンで』(ぶなのもり) 下地ローレンス吉孝『「混血」と「日本人」 ハーフ・ダブル・ミックスの社会史』(青土社) ケイン樹里安・上原健太郎編著『ふれる社会学』(北樹出版) 内藤正典『プロパガンダ戦争 分断される世界とメディア』(集英社新書) ジャン・ベルナベ/パトリック・シャモワゾー/ラファエル・コンフィアン『クレオール礼賛』恒川邦夫訳(平凡社) 庵功雄『やさしい日本語 多文化共生社会へ』(岩波新書) 岡真理『記憶/物語』(岩波書店)
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4.52015年2月には3rdシーズンの始動を迎えるミュージカル『テニスの王子様』、 さらには3月にライブ・スペクタクル「NARUTO‐ナルト‐」、4月にDEATH NOTE THE MUSICAL」と 話題作の上演がつづき、昨年には日本2.5次元ミュージカル協会も設立され、新たな話題を呼んでいる2.5次元を総特集! マンガやアニメを原作とした舞台やミュージカルを指す“2.5次元”という概念はなにを呼び起こすのか、 古典演劇からキャラクター論、さまざまな角度からその企図を解き明かす。
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-「過剰」「蕩尽」「パンツ」というキーワードで、ヒトの本質を平易な言葉で解明した名著の増補版。 1980年代初頭、栗本慎一郎が一躍時代の寵児に躍り出る契機となった名著に16頁分を加筆した増補版。ヒトの社会に充満する混乱を解きほぐすために、あらゆる学問界の障壁を取り払い、「過剰」「蕩尽」「パンツ」というキーワードで、ヒトの本質を平易な言葉で解明した本書の魅力は今なお色褪せない。 【目次】 新版へのまえがき 旧版へのまえがき 第一章 人間は知恵ある生物か 第二章 おカネという名のパンツ 第三章 パンツという名のパンツ 第四章 神経症という名のパンツ 第五章 法律という名のパンツ 第六章 道徳という名のパンツ 第七章 すべては「内なる知」によって決められるべきだ 追補 信念の世紀は終わり、生命の世紀が始まった 【著者】 栗本慎一郎 1941(昭和16)年東京生まれ。経済学者、評論家。硬軟両領域で活躍。 慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。 天理大学専任講師から奈良県立短大助教授、ノースウェスタン大学客員教授、明治大学法学部教授、帝京大学・拓殖大学客員教授、東京農業大学教授、有明教育芸術短期大学学長等を歴任。元衆議院議員。大学総合研究所顧問。 著書『経済人類学』(東洋経済新報社)、『幻想としての経済』、『光の都市 闇の都市』(共に青土社)、『パンツをはいたサル』(光文社)、『パンツを脱いだサル』(現代書館)他多数。
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4.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鏡リュウジが読み解く 星から託されたメッセージ 誕生日が教えてくれる「本来のあなた」 ----長所、短所、才能、人生のテーマ、育む愛の形は? 待望の復刊! 鏡リュウジによる完全オリジナル性格事典『誕生日バイブル』に、書物占いの大ベストセラー『魔法の杖』の要素を大幅加筆! 毎日楽しめる『誕生日事典 366日の「魔法の言葉」』としてバージョンアップさせた誕生日占いの決定版。 「あなたがこの世に生を受けた、この特別な誕生日という日に どんな意味が込められているのか味わってみてください」――鏡リュウジ 書物占い(ビブリオマンシー)としても楽しめる! 鏡リュウジが本書のために書き下ろした366日の「魔法の言葉」を収録。迷ったとき、何か知りたいことがあるとき、本書をぱっと開いてください。右ページある「魔法の言葉」、それが今のあなたへのメッセージです。 ※本書は2008年4月にヴィレッジブックスより刊行された、『鏡リュウジ 誕生日バイブル』に加筆、再編集、改題して刊行するものです。 【著者プロフィール】 占星術研究家、翻訳家。1968年京都府生まれ。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了(比較文化)。英国占星術協会会員、日本トランスパーソナル学会理事。平安女学院大学客員教授、京都文教大学客員教授。著書に『鏡リュウジの実践タロット・リーディング』(朝日新聞出版)、『タロットの秘密』(講談社)、『占いはなぜ当たるのですか』(説話社)、『はじめてのタロット』(ホーム社)、『鏡リュウジの占星術の教科書I、II、III』(原書房)、訳書に『月と太陽でわかる性格事典 増補改訂版』(&books)、『ユングと占星術』(青土社)、『神託のタロット ギリシアの神々が深層心理を映し出す』(原書房)、『タロット バイブル 78枚の真の意味』(朝日新聞出版)など多数。
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-戦争からの距離ゼロメートル。戦禍のリアルを伝える六十の俳句、語る言葉。 ロシアがウクライナへ軍事侵攻を開始開始して以降、ウクライナの人たちは何を思い、どのように暮らしているのか。ウクライナで俳句を詠んでいる7人に、俳句を寄せてもらい、インタビューを実施した。 10時間超のインタビューを通じて、過酷な状況下で暮らす人の姿が見えてくる。警報が鳴ったら家の中で2枚の壁の間に隠れる「2枚の壁ルール」。 警報が鳴ってミサイルが着弾するまでの40秒を息を潜めて数える生活。 戦況報道だけでは見えてこない「戦禍の言葉」が生々しく語られる。 【目次】 はじめに 父と二人、爆撃続くキーウの街で マイヤ・ストゥジンスキ 破壊された故郷、ハルキウを想う ブラジスラワ・シーモノバ 重苦しい静寂の覆う街で アナスターシャ・クブコ 妻子を送り出したリビウの街で レフコ・ドブガン 戦争は、俳句向きではありません イリーナ・メレシキナ 灯りなき街、不安な夜に思うこと アンナ・ビズミチノバ 戦火のキーウから東京へ ガリーナ・シェフツォバ 平和から遠く離れて――あとがきにかえて 関連年表 【著者】 馬場朝子 1951年熊本生まれ。1970年よりモスクワ国立大学文学部に6年間留学。 帰国後、NHKに入局、ディレクターとして番組制作に従事。ソ連・ロシアのドキュメンタリー番組を40本以上制作。著書に『タルコフスキー:若き日、亡命、そして死』(青土社)、『低線量汚染地域からの報告:チェルノブイリ26年後の健康被害』(共著 NHK 出版)、『ロシアのなかのソ連:さびしい大国、人と暮らしと戦争と』『俳句が伝える戦時下のロシア:ロシアの市民、8人へのインタビュー』(現代書館)など。
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-ヒト・宗教・民族・貨幣・国家の誕生と進化の過程を解明。ヒトは何処から来て、何処に向かうのか。 歴史と生命の全体像が見える書。本書は「パンツをはいたサル」の完結編として書かれた。ヒト・宗教・貨幣・国家の誕生と進化の過程を解明。あなたの常識を覆す、経済人類学の最新成果。ヒトは何処から来て、何処へ向かうのか。本書は水生類人猿説を採り、なぜ遠征したのか、から始まり、、闇に消えたカザール帝国の再評価を通し、ユダヤ人の起源、ビートルズの秘密を探り、21世紀のヒトの生き方を考える。今日の経済・政治状況の真底がよくわかる。 【目次】 序章 それは病から始まった 第一章 ヒトはいかにしてヒトになったのか——そしてなぜなったのか 第二章 現在に至るパンツ 第三章 同時多発テロと国際関係、あるいはグローバリズムというパンツ 第四章 ユダヤ人の起源の謎 第五章 政治陰謀としてのビートルズ 第六章 結論 ヒトはどうすれば生きていけるか、あるいは生きていく価値があるか あとがき 【著者】 栗本慎一郎 1941(昭和16)年東京生まれ。経済学者、評論家。硬軟両領域で活躍。 慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。 天理大学専任講師から奈良県立短大助教授、ノースウェスタン大学客員教授、明治大学法学部教授、帝京大学・拓殖大学客員教授、東京農業大学教授、有明教育芸術短期大学学長等を歴任。元衆議院議員。大学総合研究所顧問。 著書『経済人類学』(東洋経済新報社)、『幻想としての経済』、『光の都市 闇の都市』(共に青土社)、『パンツをはいたサル』(光文社)、『パンツを脱いだサル』(現代書館)他多数。
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3.7フランスの若手経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資本』が大きな注目を集めている。 経済成長が必然的に格差と不平等を拡大させることを、膨大な過去のデータにより実証的に明らかにした同書は、 700頁を超える専門書にもかかわらず、フランス語版、英語版合わせて60万部を超える売上を記録し、 同時に激しい論争を生んでいる。 そこで本特集では、12月9日にいよいよ日本語版が刊行される同書をいち早く読解・検討することで、 その意義と可能性に深く迫りたい。
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3.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一過性のポップアイドルの枠を超えた才能豊かなアーティストグループというだけでなく、若者の代弁者、メッセージの発信者として世界中をとりこにしているBTS。 彼らの成長の足跡を写真とともにたどりつつ、BTSがなぜ世界を魅了するにいたったかを多面的に分析します。 1部(BLOOD)では、BTSの原点およびヒストリーとして、デビューから世界に進出するまでのBTSを描きます。 メンバー紹介はもちろん、彼らの活躍に欠かせないサウンド面、ビジュアル面の主要なコラボレーターメンバーを紹介します。 2部(SWEAT)では、彼らの音楽を分析。 『学校三部作』から『MAP OF THE SOUL』シリーズまで、各アルバムの特徴と背景、全曲コメントを掲載。 また、「MAP OF THE SOUL」について、ユング心理学者マレイ・スタイン博士(『ユング 心の地図』青土社刊の著者)と著者が対談し、アルバムに見られるユングの影響を分析します。 3部(TEARS)では、BTSの現代性に着目。 ファンダム(ARMY)との密接な連帯、インターネットを使っての発信、音楽を通して現代社会へ発するメッセージなどを解説します。 豊富なビジュアルを含む圧倒的な内容で、BTSの世界観をより深く味わえる永久保存版の1冊となっています。
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-主要4著作を読み解く白熱の徹底討議!まったく新しいベルクソン入門誕生 主要4著作を読み解く白熱の徹底討議!まったく新しいベルクソン入門誕生。 生の思考を独自のかたちでヴィヴィッドに展開した哲学者アンリ・ベルクソン。2022年はベルクソン研究書が次々に刊行された画期となる一年だった。この著者たちが集った連続トークイベントをもとに、大幅に増補されここに甦る。 『時間と自由』『物質と記憶』『創造的進化』『道徳と宗教の二源泉』、ベルクソンの主要4著作を徹底的に読み解いていく。著者全員が参加した座談会「これからのベルクソンをめぐって」も収録。 【目次】 はじめに(平井靖史) 序章 ベルクソンに出会う 第1章 『時間と自由』 檜垣立哉×藤田尚志 第2章 『物質と記憶』 檜垣立哉×平井靖史 第3章 『創造的進化』 藤田尚志×米田翼 第4章 『道徳と宗教の二源泉』 平賀裕貴×藤田尚志 第5章 これからのベルクソンをめぐって 檜垣立哉×平井靖史×平賀裕貴×藤田尚志×米田翼 付録 ブックガイド おわりに(藤田尚志) 【著者】 檜垣立哉 1964年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授。博士(文学)。主な著書に『ベルクソンの哲学 生成する実在の肯定』『バロックの哲学 反- 理性の星座たち』『西田幾多郎の生命哲学』『近代日本思想論 技術・自然・生命』ほか。主な訳書に『ベルクソニズム』(共訳)ほか。 平井靖史 1971年生まれ。東京都立大学哲学科・同大学院博士課程満期退学。福岡大学人文学部教授。専門は近現代哲学、時間と心の哲学、記憶の形而上学。PBJ(Project Bergson in Japan)代表。著書に『世界は時間でできている ベルクソン時間哲学入門』(青土社、2022年)。編著にBergson's Scientific Metaphysics(Bloomsbury, 2023)。共編著に『ベルクソン『物質と記憶』を再起動する 拡張ベルクソン 主義の諸展望』(書肆心水、2018年)ほか。 平賀裕貴 1983年生まれ。専門はフランス文学・哲学。エラスムス・ムンドゥス・プログラム(ユーロフィロソフィー)によりトゥールーズ第二大学大学院に留学。同大学大学院修士課程修了。立教大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現在、立教大学兼任講師。著書に『アンリ・ベルクソンの神秘主義』(論創社、2022年)、共訳書にアンリ・ベルクソン『笑い』(ちくま学芸文庫、2016年)がある。 藤田尚志 1973年生まれ。九州産業大学教授。Ph.D(哲学)。専門は哲学、フランス近現代思想。著書に『ベルクソン 反時代的哲学』(勁草書房、2022年)、共編著に『ベルクソン『物質と記憶』を解剖する』(2016年)、『ベルクソン『物質と記憶』を診断する』(2017年)、『ベルクソン『物質と記憶』を再起動する』(2018年)(いずれも書肆心水)、共著にMécanique et mystique(Olms, 2018)ほか。訳書にアンリ・ベルクソン『時間観念の歴史』(共訳、書肆心水、2019年)ほか。 米田翼 1988年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科にて博士号を取得(人間科学)。現在、大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センター助教。専門はベルクソンを中心とするフランス哲学、19-20 世紀の英・独・仏の生物学の歴史・哲学。著書に『生ける物質 アンリ・ベルクソンと生命個体化の思想』(青土社、2022年)。主な論文に「個体化の哲学における生殖の問題——ヴァイスマン、ベルクソン、シモンドン」『思想』第1141 号(2019年)、共訳書にジルベール・シモンドン『個体化の哲学』など。
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-世界三大映画祭すべてにおいて監督賞を受賞した気鋭の映画監督、ポール・トーマス・アンダーソン。 世界文学を代表する小説家、トマス・ピンチョン『インヒアレント・ヴァイス』の映画化で、大きな話題を呼んでいる。 鬼才と鬼才が邂逅する今作品を起点に、ポール・トーマス・アンダーソンをめぐる映画史的状況を考察する。
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4.0【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 「もし家にペンギンが来たら」を想像したシュールなイラストとともにペンギンの生態も学べる楽しい児童書が誕生! 「もしペンギンがわが家にやって来たら?」を想像したシュールなイラストとともに ペンギンの生態も学べる楽しい児童書が誕生! 実際には飼えないけれど飼ってみたいペンギン。「もしわが家にやって来たら…」を想像したシュールなイラストとともに、くすっと笑えるペンギンとの同居生活を楽しむ児童書。 想像の世界2ページとその想像をきっかけにペンギンの生態を学ぶ2ページの計4ページがワンセットで展開するため、ただおもしろいだけでなく、ペンギンに関する知識がしっかり得られるのも本書の特徴。 監修のペンギン博士・上田先生いわく、ペンギンはただかわいいだけでなく、生き物の生態を深く知るのに最適な生き物。全国の動物園や水族館約130か所で飼育されており、今後も増えていく予定で、多くの子どもたちにとって身近な存在。また、ペンギンが海のプラゴミを誤飲してしまう問題が世界的に報道されており、子どもが海洋汚染やSDGsに興味を持つきっかけにもなる生き物である。 上田 一生(ウエダカズオキ):ペンギン会議研究員(創設メンバー)。IUCN・SSC・PSG メンバー。40 年以上ペンギンの調査・研究・保全活動を続ける。葛西臨海水族園、長崎ペンギン水族館、下関市立しものせき水族館「海響館」、埼玉県こども動物自然公園、天王寺動物園、京都水族館、すみだ水族館、福岡市動植物園、上越市立水族博物館などの動物園・水族館の監修を手がける。『ペンギン大全』(青土社)、『日本で会えるペンギン全12 種パーフェクトBOOK』(グラフィック社)ほか、ペンギンに関する著書・訳書多数。
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-理想都市・名古屋の夢と現実 名古屋という都市を論じる書の決定版! 名古屋をテーマにしながら、たんなるご当地本ではない、非常に大きなスケールで名古屋が論じられ検討されている。 ういろう? 味噌カツ? シャチホコ? 名古屋城? よそ者に閉鎖的? 名古屋といえばこんなイメージだが、こういったブツやらなにやらのイメージからあえてはなれ、現代思想を道具としてもちい、名古屋という都市の形成過程を歴史的に追うことで、名古屋という都市空間の一般的な性格を導き出す。 改めて、名古屋、ひいては都市一般を考える上で必須の一冊。 【目次】 第一章 1918 鶴舞 第二章 1965 小牧 第三章 1989 世界デザイン博覧会 参考文献 あとがき 【著者】 矢部史郎 1971年生。文筆・社会批評・現代思想。 1990年代よりネオリベラリズム、管理社会などを独自の視点で理論的に批判。2006年、思想誌『VOL』に編集委員として参加。2011年に東京を離れ、現在は愛知県春日井市に在住。著書に『愛と暴力の現代思想』(山の手緑との共著、青土社)『原子力都市』『3・12の思想』(以文社)など。
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-いま、ロシアを考えるヒントがいっぱい !! 2022年2月24日、ロシアのウクライナへの軍事侵攻により、「冷戦終結以後」の世界の終わりがはじまりました。ロシアはいったい何を考えているのか、さまざまな憶測も飛び交っています。 1991年解体したソ連とはいったいなんだったのか、社会主義体制から資本主義に舵を切ったロシアの30年間とはなんだったのか。高校卒業後、ソ連・モスクワ大学に6年間留学し、NHKで40本以上のソ連・ロシア関係の番組を制作してきた馬場朝子さんに、自身の体験や現地で暮らす人の言葉をとおして案内してもらいます。 【目次】 はじめに ロシアはソ連へ回帰するのか 第一章 えっ! 資本主義!? 格差と平等の狭間で ロシア的働き方 市場経済は甘くなかった 実はアメリカ好き? 第二章 さびしい大国 ロシアはヨーロッパかアジアか ロシアの「大国願望」 イデオロギーって何? みんな一緒が好き ロシア正教の底力 第三章 暮らしのなかのソ連、民主主義ってなんだ? 民主主義嫌い 女性の力 離婚大国 休む力 迷信深いロシアの人たち 危機対応力 芸術大国 言論の自由 第四章 ソ連・ロシアの戦争 大祖国戦争 アフガニスタン侵攻 ウクライナ侵攻 おわりに 【著者】 馬場朝子 1951年熊本生まれ。1970年よりモスクワ国立大学文学部に6年間留学。 帰国後、NHKに入局、ディレクターとして番組制作に従事。ソ連・ロシアのドキュメンタリー番組を40本以上制作。著書に『タルコフスキー:若き日、亡命、そして死』(青土社)、『低線量汚染地域からの報告:チェルノブイリ26年後の健康被害』(共著 NHK 出版)、『俳句が伝える戦時下のロシア:ロシアの市民、8人へのインタビュー』『俳句が伝える戦時下のウクライナ:ウクライナの市民、7人へのインタビュー』(現代書館)など。
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-詩集「指差すことができない」(青土社刊)で第19回「中原中也賞」に選ばれた大崎清夏初の電子詩集。今回はマイナビブックスブログ「日々が紙から飛びだして」で冬から春にかけて連載された作品に、書き下ろしなどを加えた全15編を収録。「雪」「啓蟄」「海」……。普通の言葉が読みやすく心地いい作品です。季節を感じながらお楽しみください。 【目次】天地創造の日は雨だった/地図/二十四節気なんて知らない/雪の映画祭/挨拶/春の師匠/特別な日/たのしいデモ行進/我ら装う/ベッドと朝食/聞く係り/アルプ/私は私に/沼津の少年愛/アンヘリート/あとがき