小林美香の作品一覧
「小林美香」の「写真を〈読む〉視点」「その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小林美香」の「写真を〈読む〉視点」「その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
SNSを中心に、日々女性に関するジェンダー表現が問題になったり、炎上したりする事はあるが、その逆の男性に関するジェンダーの表現が話題になる事は、たしかにほとんどないのが現状。気づく人がとても少ないし、マジョリティの意識がそっちに向いていないということだと思う。しかしながら私たちが目にする広告の中には、様々なパターンで固定観念的な男らしさが込められていることを、この本は客観的に紹介している。
女性の生きづらさについて話すとき、男性の生きづらさについても主張されるのはトピック違いだと思う時が多々あるが、根底にあるのは家父長制であり、男女協力してこの古い思想を刷新していける未来があると良いと思う。
Posted by ブクログ
広告におけるジェンダー、とりわけ”男らしさ”に着目した小林美香さんの新書
読んでみてめっちゃおもしろかった。町やテレビ、電車のなか、SNSにあふれるありとあらゆる広告を見るための手札が増えたように感じる
あの手この手で消費者の欲望が、もしくは広告の作り手の欲望が込められた広告が解体され、そこにある欲望を丸裸にされるわけだが。顔のない男性やコピーペーストで増える男性というのは、個人としてのお前は求めていない。自我はなくていい、ものでああるべきという欲望が表されていて、たしかに社会に求められる男性は企業をスムーズに動かすための備品であって、自我はいらないし求められているのは部品としての男性なのだ
Posted by ブクログ
面白かった。「フェミの人の本!」と敬遠せずに、男性にも広く読まれてほしい。
筆者は、街中に溢れる広告を題材に、「男らしさ」の規範がどのように表現されているかを丁寧に観察する。それの良し悪しを語るのではなく、日常生活で何気なく目にする広告を通して私たちに無意識的に刷り込まれている、男らしさや女らしさの規範を可視化していくことで示唆を得ようというものだ。
私自身は女性で、フェミニズムを積極的に学ぶことでジェンダー規範や性差別に意識的でありたいとつねづね思っている立場だ。しかし昨今、少しでもフェミニズム的な視点で語られたものを目にすると即座に攻撃的になる人々をSNSを中心によく見かけるため、フェ