小林美香のレビュー一覧

  • その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地

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    淡々とした文体のニュートラルなジェンダー広告批評本でした。かなり客観的に書かれているので読みやすいんですが、フォントが薄くて小さいので老眼の私にはちょっとしんどかったです。

    男性向け広告の歴史がさりげなくわかるのでよかったです。

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    2025年09月09日
  • 写真を〈読む〉視点

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    ネタバレ

    本書を読んで得られた視点はつぎの4つです。

    技術史と表現史
    こどもの写真
    戦争の写真
    美術館における位置づけ

    芸術としての写真は難しいと思いました。
    空間の切り出しと、光の切り出し、遠近の切り出し、時間の切り出し。
    人間や動物の写真では、関係も切り出していることがあります。

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    2012年03月03日
  • その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地

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    広告におけるジェンダー、とりわけ”男らしさ”に着目した小林美香さんの新書
    読んでみてめっちゃおもしろかった。町やテレビ、電車のなか、SNSにあふれるありとあらゆる広告を見るための手札が増えたように感じる
    あの手この手で消費者の欲望が、もしくは広告の作り手の欲望が込められた広告が解体され、そこにある欲望を丸裸にされるわけだが。顔のない男性やコピーペーストで増える男性というのは、個人としてのお前は求めていない。自我はなくていい、ものでああるべきという欲望が表されていて、たしかに社会に求められる男性は企業をスムーズに動かすための備品であって、自我はいらないし求められているのは部品としての男性なのだ

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    2025年11月04日
  • その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地

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    面白かった。「フェミの人の本!」と敬遠せずに、男性にも広く読まれてほしい。

    筆者は、街中に溢れる広告を題材に、「男らしさ」の規範がどのように表現されているかを丁寧に観察する。それの良し悪しを語るのではなく、日常生活で何気なく目にする広告を通して私たちに無意識的に刷り込まれている、男らしさや女らしさの規範を可視化していくことで示唆を得ようというものだ。

    私自身は女性で、フェミニズムを積極的に学ぶことでジェンダー規範や性差別に意識的でありたいとつねづね思っている立場だ。しかし昨今、少しでもフェミニズム的な視点で語られたものを目にすると即座に攻撃的になる人々をSNSを中心によく見かけるため、フェ

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    2025年08月24日
  • その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地

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    ネタバレ

    広告だから身近な事例が多くて読みやすい ジェンダー批評だと女性ばかりに焦点が当たりがちだけど、広告による男性性の刷り込みとかを観点にしたものはあまり見たことがなかったから新鮮 たしかにこういうのよく街中で見るけどスルーしてた 大谷翔平のコスデコの広告演出の中で、菩薩の光の当て方とライティングが一緒で神々しさを放っているっていう考察が面白かった

    外見的にどう見られるのを気にするのは女性的(中性的)な男性ではなく実は能力主義と結びついている

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    2025年08月19日
  • 写真を〈読む〉視点

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    広告写真に関する章があったので読んでみた。2000年代に言われてることも、たいてい1920年ごろと同じですね(´ω`)

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    2013年01月06日
  • その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地

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    ・広告から読み解く「男らしさ」の表象。そう言えば、と感じる話もあって面白く読んだ。だけど、成程、とは思うけれど、めちゃめちゃ目新しい視点、試みは感じなかった、かな。だけど「今」はそれを言い続ける事が必要な時期なので、それでも充分でしょう。
    ・勉強不足のこの身ではあるけれど、「おじさんの詰め合わせ」なんて話題があったとは知らなかった。(ダメです)めちゃ的確じゃん、と思ったけど、それに対しての世間のリアクションがそんな事になっていたとは、そっちの方が驚き。

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    2025年10月25日
  • その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地

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    著者が「男らしさ」について、広告や発言、その他に対して常に考え過ぎるくらいジェンダーを意識しているのを感じました。私はジェンダーだけに留まらず、人に対してそこまで深く考えておらず、色んな人がいて当たり前と楽観的なので、ジェンダーに対してとても強く意識している著者に対し、こういうものもそういうふうに捉えているのかと勉強になりましたが、読んでいてとても疲れてしまった。そう捉えるように斜に構えて考えているようにも感じました。受け取り方は人それぞれですが、広告を出す会社も発言をする上司なども、神経質なほど気を遣わなければいけないのかもしれないですね。あの人はこんなことを言っていたが、あまり悪いふうには

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    2025年10月26日
  • その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地

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     広告で表現される男らしさをこんなふうに並べられると、恥ずかしさを通り越して少し “イタイ”。男らしいデキる男の広告を風刺画の一種として読み解いていくと、本書が指摘する世相の推移が見えてくる。しかし、広告の訴求対象である世の中のオヤジ意識は頑健で、変化は緩やかだ。

     60歳を過ぎたオヤジの私が“イタイ”と感じるくらいだから、個人の意識改善は徐々に浸透しているのだろう。社会的に改善されるのは、もっとスピードは遅そうだ。ただ、社会的に下に見ても良い存在としての外国人が顕在するとともに、男らしさより日本人らしさが強調される表現が台頭するのではないか。

     いずれにしろ、劣等感や優越感を少しくすぐる

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    2025年10月03日
  • その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地

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    ジェンダー論からみた昭和から現代までの企業広告や街に溢れるポスターを考察していく
    時代背景、マーケティングだけの視点だけでは足りないことがよく分かる

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    2025年09月22日
  • その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地

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    無意識に擦り込まれている男らしさを、意識する。

    電車やテレビ、街中で見かける広告のパターンから、男らしさの変遷やそもそもどういった考えを読み取っていく。最初のパターン化は、確かにこういうのあるなと思いつつ、そのような解釈をするのかと思い読んでいた。 作っている層に男性が多い中で、無意識に作られている男らしさ表現というのを、あらためて実感できたと思う。

    特定の広告を批判することは無いと言いつつ、グループとしては批判的・批評的な物言いではないかと感じつつ、一方でそう感じてしまうのは無意識に男性優位的な考えを持ってしまっているからか、とも考えてしまう。 まずはこういった視点もあるということを知っ

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    2025年09月17日
  • その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地

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    Podcast番組「桃山商事」をきっかけに手に取った本です。
    何気なく目にしている広告を見る目が変わりました。面白かったです。

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    2025年09月10日
  • 写真を〈読む〉視点

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    ポルノとジェンダー広告のところをぱらぱら。こういうのやっぱりカラーで読みたい。っていうか、書籍っていう形がもうこういうのに対しては古いかもしれんね。



    ベッティナ・ランス(Bettina Rheims)先生を教えてもらった。

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    2020年06月15日
  • 写真を〈読む〉視点

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    ささっと。積読になりそうなので目次だけ見て。写真で表現したい、そういう道に進みたいって生徒に基本の部分って意味でいいのかも。
    高校生には興味のある子だったら大丈夫かな?

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    2013年05月06日