作品一覧

  • ふたり 救われた女と救った男
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    1巻2,090円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【生誕100年】これは写真集か?それとも飛び出す絵本か?掟やぶりの、高峰秀子と松山善三、56年の愛情物語 5歳でデビュー、20代半ばで映画界最高のギャラをとっていた高峰秀子は、世間からは順風満帆な大スターと思われていましたが、実情は、ギャラはすべて養母と十数人の親族に搾取され、学ぶ機会も奪われ、好きになれない女優業を黙々と続けざるを得なかった孤独な女性でした。その大スターに名もなく貧しい一人の助監督が交際を申し込み……。 ●貴重なプライベートアルバムと高峰秀子の随筆、言葉、養女の斎藤さんが長年収集した貴重な資料、斎藤さんしか知らない情報を解説に付して、この一組の男女の数奇な運命を描いています。懸命に生きていればきっと未来は開ける、読めば誰もが励まされる一冊です。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 高峰秀子の引き出し
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    1巻800円 (税込)
    生誕100年――高峰秀子が大切にしまっていたものとは?  昭和の大女優は、夫との慎ましやかな日常を何より大事にした。数々の思い出と宝物が詰まった引き出しを開けていく、珠玉のエッセイ。 「いつ死んでもいいように」クローゼットの引き出しには〈カシミアセーター〉〈タキシードの小物〉などと書いた小さな紙片を貼り、一目瞭然に分類していた。台所、食器棚、鏡台にも、好みにあったものだけが収まっていた。でも一番美しかったのは、高峰秀子という人間が持つ“引き出し”。名女優との忘れがたき思い出を、養女が綴る。 ※この電子書籍は2015年4月にマガジンハウスより刊行された単行本の文春文庫版を底本としています。
  • 高峰秀子の言葉
    5.0
    1巻800円 (税込)
    名女優が遺した嘘いつわりのない言葉、その生き方 「他人(ひと)の時間を奪うことは罪悪なんです」「苦労は、磨き粉みたいなもんだね」「何でも、まず、やってみせること」――高峰秀子の言葉には嘘や飾り、蛇足がなかった。思わず笑ってしまうウイットに富み、あらゆる心情をさらりと口にした。それは彼女の生き方そのものだった。今も鮮烈な記憶を残す名女優が発した、心に刻まれる30の言葉。 目次より 「返事を書きたい手紙には、住所がない」 「一時が万事ということがあります」 「食べる時は一所懸命食べるといいよ」 「いつも心のノートを真っ白にしておきたいの」 「緊張してたら太りませんッ」 「男の人は職場で見るに限ります」 ※この電子書籍は2014年1月に新潮社より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 高峰秀子の捨てられない荷物
    4.0
    1巻990円 (税込)
    5歳で子役デビューして以来、55歳で引退するまで日本映画の巨匠たちの名作300本余に出演、名随筆家として300本余に出演、名随筆家として26冊の著作を遺した高峰秀子。その高峰に唯一、素顔を書くことを許され、のちに養女に迎えられた著者による“高峰連作”の第一作。固く口を閉ざしていた養母や血縁との壮絶な確執をはじめとする怒涛のような前半生と夫・松山善三との幸福に満ちた後半生を貴重な言質とともに活写する。大女優・高峰秀子が最期まで捨てようにも捨てられなかった荷物とは? 感動に満ちた“運命の評伝”が今、よみがえる!高峰秀子の「ひとこと」収録。
  • 煙のようになって消えていきたいの 高峰秀子が遺した言葉
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    高峰秀子。昭和の日本映画界を代表する大女優である。5歳でデビューして天才子役の名をほしいままにし、その後大人の女優に成長。出演作品『二十四の瞳』『浮雲』などは映画にくわしくない者でもその名は知っているだろう。誰もが認める輝けるスター。だが、その人生の陰には「5歳の誕生日に実母をなくす」「義母をはじめとする血縁十数人を養うために、ろくに学校に通うこともできず、好きでもなかった女優業を50年にわたって続けるほかなかった」事実があった。本書は、高峰の最晩年に寄り添った養女でありエッセイストでもある著者が、高峰の言葉をエピソードとともに記したものである。稀有の女優が遺した言葉には思わず胸を突かれるものが多い。その一つ、「私は結婚と同時に、家庭を七分、仕事を三分と割り切って、大幅に仕事を減らしました」。31歳の時に、まだ名もなく貧しい助監督でしかなかった松山善三と結婚した高峰。大女優として生きるより、一人の男の妻として生きるほうを大事、幸せと考えたのである。そしてタイトルにもなった「煙のようになって消えていきたいの」。さあ、あなたは、この謎めいた言葉から、どんなメッセージを受け取るだろうか。
  • ユリイカ 2015年4月号 特集=高峰秀子
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    いまなお輝きを増す「女優/エッセイスト」としての高峰秀子を照射する特集。 木下惠介、成瀬巳喜男、夫の松山善三監督作品で、 戦前・戦後を通じて日本映画界で活躍した大女優・高峰秀子。 1979年に女優を引退した後にはエッセイストなどとしても活動した。 大女優にして名エッセイスト、その魅力に迫る。

ユーザーレビュー

  • 高峰秀子の言葉

    Posted by ブクログ

    日頃使う言葉が人間を作っていく。後書きにあった。それを思ってこの本を見つめると、納得し日頃の自分の言葉はどうだろう、と考える。

    0
    2023年04月14日
  • 高峰秀子の捨てられない荷物

    Posted by ブクログ

    斎藤明美さんの文章から、愛情と幸せがこれでもかっというほど伝わってきて、なんだかその場を共有させてもらっているようで、そんな経験をさせてくれる本って本当に尊いなぁと思いました。

    いくつも名言が出てきて、ラインマーカーを引きたいくらい。

    ちなみに、後書きまで圧巻です。
    斎藤さんの軽快な文章、高峰さんの独特のユーモア・テンポ・高速な頭の回転を思わせる文章、皆川さんの文章綺麗すぎる!、松山さんのお人柄の分かる丁寧で深甚な文章(心震える)、そして最後はまた斎藤さんのめちゃくちゃ心に染みるラブレター。

    フルコースご馳走様でした!!って感じです。

    0
    2020年11月19日
  • 高峰秀子の捨てられない荷物

    Posted by ブクログ

     楠木建先生が薦めていた高峰秀子「わたしの渡世日記」と併せて薦めていた著書。確かに面白かった。

     だが、高峰秀子の異能は、ただ漠然と人の悲しみや苦しみを捉えるのではなく、その人ごとに”痛み”の種類を見分けることにある。それも瞬時に。種類を見分けるということは原因を解き明かすことであり、それは即ち、治療法を知ることに繋がる。だから、その人が一番欲しているもの、最もその欠損の跡に嵌まるパーツを、彼女は人に与えるということになる。だから人は喜ぶ。「高峰さんが好き」という。

     だが私は、この志げをめぐる長い”物語”を繙くうちに、思った。彼女は、ある意味で”普通の女”だったのかもしれないと。普通の人

    0
    2020年02月29日
  • 高峰秀子の捨てられない荷物

    Posted by ブクログ

    「敵」、養母のことは、本当に読みながらゾッとした。

    その中でも、美学を胸のうちに培い、人として
    成長を続け、深い愛情を持つ一人の女性として
    人生を全うされた高峰秀子さん。

    女性としてだけでなく、人として、
    多くの学ぶべきことがある。

    夫君、松山善三さんの解説は、
    その人となりが感じられる暖かくて深い
    美しい文章だった。

    0
    2024年03月24日

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