溝口彰子の作品一覧
「溝口彰子」の「愛される計画」「愛だけが見えなくて【ハーレクインSP文庫版】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「溝口彰子」の「愛される計画」「愛だけが見えなくて【ハーレクインSP文庫版】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
私はシスジェンダー女性で異性愛者である。
商業もののBL作品も好きだし、二次創作におけるBL作品も好きだ。
だから自分の好きなものがどう生まれ、どう変化して今日の私の手元に届いたのかが知りたかった。
正直、世の中に蔓延る家父長制、ミソジニー、ホモフォビア、女性蔑視に疲れ果てている。
それらがBLの世界にはあまり出てこない。
あまり、というだけでまったく出てこないわけではないが、世に出る前に編集などの作者と作品の間に他者が介入する商業BL作品は、先述した疲れ果てる要素から距離を置いていたり、実際に出てきたとしても現実よりもよっぽど優しい。
BLじゃない、登場人物が異性愛者前提の作品だとまだそれ
Posted by ブクログ
アインシュタインの有名な「常識とは18歳までに身につけた偏見のことをいう」という言葉を、何度も読書中に思い出しました。
ある時代では「普通」だったものが、数世紀経ってあるいは数十年だって「普通」ではなくなることがあると知っているはずなのに、いつのまにか、昔からあるものはすべてこれからもあるはずだと思っている感覚が怖いなと思いました。
家父長制度やミソジニー、ホモフォビアに男尊女卑。
そういうものに真っ向から勝負を挑むと、「だから女は」「女のくせに」なんてことになりがちです。
そういうことではないんだけどなあ、とニュースだったりを見て思っていたところ、ふと、BLの中には、私がこうだったらいいなと
Posted by ブクログ
長年BLを学術研究してきた著者による本。
当初は女性たちが安全な場所で性愛の物語を楽しむだけだったのが、ゲイの目線を意識し始めたことで、女性も含めてあらゆるマイノリティに優しい物語へと進化している!という話です(雑に要約すれば)。感動的。
自分たちのつくるものが誰かを傷つけているかもしれないと自覚したときに、開き直るのではなく新しい方向性を模索していくという姿勢が素晴らしいし、面白いです。
いまある痛みを叫ぶよりも、とにかく自分自身が楽しむことによって、ちょっとずつ自分や周りの価値観を変えていくという方法は、どんな問題にも有効だと思う。
BLの何が女性にとって楽しいのか。自覚していたこ