日本書紀 古事記作品一覧

  • 鬼棲む国、出雲 古事記異聞
    3.6
    1~4巻715~748円 (税込)
    民俗学研究室に所属する橘樹雅は、指導教官の御子神伶二に研究テーマ・出雲について「殆ど理解できていない」と厳しく指摘される。傷つきながら現地へ旅立った雅は、出雲大社、佐太神社などを巡るうちに『古事記』や『日本書紀』の伝える出雲神話に疑問を持ちはじめる。神話に隠された「敗者の歴史」を描く歴史ミステリー。
  • 深読みしたい人のための 超訳 歴史書図鑑
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    こんなことが書いてあったんだ! 日本史を作り上げた一級史料が1冊でざっとわかる! 本書は、日本史を作った66の歴史書を、日本一生徒の多い社会科講師、スタディサプリの伊藤賀一先生のわかりやすい解説と、イラストでざっくり知ることができます。 また、それぞれの歴史書から学べる教訓は何か? 私たちが生活や仕事に活かすことができる伊藤先生からのアドバイスも収録しました。 歴史上のできごとすべてには、表の部分と裏の部分があります。 歴史書は、おもに表の部分が書かれていることが多いのですが、実は、裏につながる大事なことが書かれていることがあります。 歴史を深読みしたい人にピッタリの1冊です! 【本書に収録されている歴史書の例】 CHAPTER1 奈良時代から平安時代 古事記 日本書紀 正倉院文書 古今和歌集 寛平御遺誡 源氏物語 今昔物語集 日本紀略etc CHAPTER2 鎌倉時代から室町時代 平家物語 愚管抄 元亨釈書 吾妻鏡(東鑑)神皇正統記 太平記 菅浦文書 大乗院寺社雑事記・大乗院日記目録etc CHAPTER3 安土桃山時代から明治時代 日本史 信長公記 多聞院日記 三河物語 本朝通鑑 東寺百合文書 読史余論 都鄙問答 日本外史 経世論の書物群 徳川実紀 大君の都 徳川十五代史etc
  • 先代旧事本紀 訓註
    -
    1巻8,800円 (税込)
    『古事記』『日本書紀』と並んで日本の三大古文献といわれた『先代旧事本記』は江戸時代に一部の国学研究者が偽書と断定したことから、古文献からはずされ今日に至るまで葬られていた。 在野の研究者・菊池山哉は『天の朝の研究』で『先代旧事本記』が偽書でないことを明らかにし、自身の研究の大きな糧としたが、学会からは蔑視の対象として無視されつづけてきた。大野七三氏の研究は現地踏査を踏まえた膨大な資料を駆使して神代の神々が「神話」ではなく実在の神々(人間)によって担われていたことを跡付ける。 まえがき/凡例◎『先代旧事本紀』本文、訓註 序、目録/巻第一、神代本紀・神代系紀・陰陽本紀/巻第二、神祇本紀/巻第三、天神本紀/巻第四、地祇本紀/巻第五、天孫本紀/巻第六、皇孫本紀/巻第七、天皇本紀/巻第八、神皇本紀/巻第九、帝皇本紀/巻第十、国造本紀 ◎『先代旧事本紀』概説 1 その成立と諸本について/2 『先代旧事本紀』十巻の構成/3 大和朝廷の成立と饒速日尊/4 饒速日尊の御兒について/5 饒速日尊の伝承は『古事記』『日本書紀』によって消された/まとめ・神々は実在なされた/饒速日尊の伝承は史実である/『先代旧事本紀』こそ真実の歴史書 ◎参考文献および資料/付録1、出雲・日向・大和一族関係系図/付録2、初期大和朝廷物部氏政治祭祀者表/『先代旧事本紀 訓註』復刊にあたって

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  • 神社の解剖図鑑
    3.7
    神社とは何か? 神様は誰なのか? がマルわかり 鳥居、社殿、門・塀・垣、狛犬、神紋などのカタチの意味から、 『古事記』『日本書紀』にまでさかのぼる神様と、そのご利益まで、 日本各地の神社の見かたを完全図解。

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  • 神社検定 公式テキスト2 神話のおへそ
    3.8
    最近の神社ブームには目を見張るものがあります。しかし、冷静に考えてみれば、神社のことは知らないことばかり。そして、神社のことを理解するのに重要なのが「神話」です。なぜなら、それは神々の物語だからです。天照大御神(あまてらすおおみかみ)や須佐之男命(すさのおのみこと)といった神々の物語は、日本最古の歴史書『古事記』や『日本書紀』などに書かれています。本書は『古事記』を中心に、神話のあらすじと解説、ゆかりの地の探訪記事を掲載しています。日本各地の「神話の里」の写真も満載で、見ても楽しくやさしく理解できる神話の本です。読後には「神話とはこんなにも奥深く面白いものだったのか! 」となること、うけあいです。平成24年からは、神社本庁による「神社検定」が始まりました(主催/一般財団法人日本文化興隆財団)。神社本庁とは、全国約八万の神社を包括する組織です。大反響のもと、全国の会場で試験が行われました。平成27年6月には「第4回 神社検定」が行われます。毎回、テーマが設けられ、平成27年の3級のテーマは「神社の基礎と万葉の神様」、2級のテーマは「祭りと神社の歴史」、1級は特にテーマを設けず、ほぼすべての神社検定公式テキストから広く出題されます。この公式テキスト2『神話のおへそ』は、平成27年の試験では2級と1級の出題テキストとなります。検定を受ける人には必須、受検しない人でも神社の正しい知識を簡単に身につけたい人にはうってつけの本です。
  • 記紀の考古学
    -
    1巻1,430円 (税込)
    伊勢と出雲、ヤマトタケル、天皇陵古墳……『古事記』と『日本書紀』は歴史であると同時に物語だ。遺跡発掘による史料を加え考古学的な検証スタイルを確立した「古代学」の第一人者が日本古代史を読み直す。
  • シン日本の神様入門{一書に曰く}
    -
    かつて、こんな神様本があっただろうか!? 知っているようで知らなかった、 知るほどにどんどん運が良くなる、総勢105柱! 日本の神様本の、シン決定版!!  アマテラス、オオクニヌシ、スサノオ、クニノトコタチ、コノハナノサクヤヒメ……、名前は聞いたことがあっても、よく知らない人が多い日本の神様。  そんな方々に向けて、「基本となる神様の物語」から、「なぜこの神様にはこのご利益があるのか?」「どこの神社で拝むことができるのか」などを、一目でわかるイラストと、覚えやすいキャッチフレーズとともにご紹介。日本の神様のすべてを楽しく学べる一冊です。 【内 容】 第1章:日本人にとっての神様とは? 第2章:神様のとんでも物語 ~一書に曰く~ 第3章:天地開闢からイザナギ夫婦に関係する神様 第4章:アマテラスとスサノオに連なる神様 第5章:地上世界の王者オオクニヌシに関係する神様 第6章:天孫降臨後に登場した神様 第7章:古代の天皇に連なる神様 第8章:古事記・日本書紀以外の神様
  • 日本書紀(上下合本)
    -
    わが国最初の正史。720年(養老4年)5月、舎人親王らが完成させた。神代から持統天皇の代までを漢文で編年体で記す。30巻。添えられた系図一巻は散逸。六国史の第一で、『日本紀』とも呼ばれ、『古事記』と併せて「記紀」という。しかし編集に使われた資料は『古事記』のように特定の帝紀や旧辞だけでなく、諸氏や地方の伝承、寺院の縁起、朝鮮や中国の歴史書なども参照している。文学性のある『古事記』に比べ、『書紀』は敬遠されがちだった。だが、「日本誕生」を知るには、『書紀』のほうがより重要だ。日本古代史の専門家による、わかりやすい現代語によって『書紀』はぐんと身近になった。 上巻は、神代(巻第一)~武烈天皇(巻第十六)を収録。 下巻は、継体天皇(巻第十七)~持統天皇(巻第三十)を収録。六世紀から七世紀にいたる時代。中国・朝鮮半島からの制度・文物の流入により、天皇を中心とした国家的統一が完成する。 巻末寄稿・『日本書紀』と史実とのあいだ  大津 透
  • いまさら聞けない「日本書紀」と天皇126代
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2020年は、『日本書紀』編纂1300年の年にあたります。 『日本書紀』は『古事記』とともに日本の古代史を語るうえで欠かすことのできない史料ですが、聖徳太子やそれ以降の事件などに関して、『古事記』にはない記述も多く、重要で魅力あふれる内容が多く含まれています。 本書では、知っているようで知らない、今さら人に聞くことのできない『日本書紀』の内容をダイジェストでご紹介します。初代天皇からつづく126代全ての天皇の系譜を、チャートとSTORYで分かりやすく解説。 この国の成り立ちとその後の歴史を、鮮やかなイラストともに再認識できます。 【ご利用前に必ずお読みください】 ■誌面内の目次やページ表記などは紙版のものです。一部の記事は、電子版では掲載されていない場合がございます。 ■一部マスキングしている写真、掲載順序が違うページなどがある場合がございます。 ■電子版からは応募できないプレゼントやアンケート、クーポンなどがございます。以上をご理解のうえ、ご購入、ご利用ください。 《目次》 4ページでわかる!…『日本書紀』すごろく いまさら聞けないQ&A…『日本書紀』とは何か? いまなお謎多き日本の正史…『日本書紀』研究最前線 [1]蘇我氏は悪者ではなかった? [2]聖徳太子は実在しなかった? [3]『日本書紀』では「二種の神器」だった? [4]『日本書紀』の編纂には渡来人もかかわっていた? 【第1章/『日本書紀』ダイジェスト 前編】 巻1 神代上─天地のはじまり 巻2 神代下─国譲りと天孫降臨 巻3 神武天皇─神武天皇の東征 巻4~6 綏靖~垂仁天皇─崇神天皇の諸国平定 巻7 景行・成務天皇─日本武尊の遠征 巻8・9 仲哀天皇・神功皇后─神功皇后の新羅遠征 巻10 応神天皇─渡来人の来訪 【第2章/『日本書紀』ダイジェスト中編】 巻11~13 仁徳~安康天皇─倭の五王 巻14 雄略天皇─雄略天皇の治世 巻15・16 清寧~武烈天皇─皇統断絶の危機 巻17 継体天皇─継体天皇の大和入り 巻18 安閑・宣化天皇─屯倉の設置 【第3章/『日本書紀』ダイジェスト後編】 巻19・20 欽明・敏達天皇─仏教の伝来 巻21 用明・崇峻天皇─蘇我氏と物部氏の争い 巻22 推古天皇─聖徳太子の執政 巻23・24 舒明・皇極天皇─乙巳の変 巻25・26 孝徳・斉明天皇─新政権の発足 巻27 天智天皇─白村江の戦い 巻28・29 天武天皇─壬申の乱 巻30 持統天皇─律令国家の完成
  • 神社検定副読本 マンガならわかる!『日本書紀』
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 奈良時代が遺した渾身の『正史』が待望のマンガ化。 これなら読める!面白い!「入門書」よりわかる『入門書』ここに登場! 全国約八万の神社を包括する神社本庁監修による「神社検定」は平成24年から始まり、毎年、テーマを設けて全国の会場で行われてきた。 いくつかの公式テキストがあり、その中から出題されてきたが、その副読本として初めて「マンガ入門書」が発売された。 『古事記』に比べて、どうしても難しいというイメージがつきまとう『日本書紀』。この本は、『日本書紀』において神道的に重要なシーンを中心にマンガでストーリーを紹介し、その意味などは注で解説している。 令和2年は『日本書紀』編纂から1300年の年だ。 「入門書」よりわかる「入門書」がここに登場した!
  • 日本の神々 完全ビジュアルガイド
    5.0
    1巻1,861円 (税込)
    日本人の心に生き続ける八百万の神々! 『古事記』『日本書紀』を彩る神々149柱を 美麗イラストと徹底解説で完全網羅! 日本には、あらゆるものに宿る、「八百万の神々」が存在するといわれています。そうした神々の由来を記したのが、『古事記』や『日本書紀』といった日本神話です。ギリシア神話や北欧神話に劣らない、壮大なロマンと豊かな想像力の世界でありながら、現実の歴史の流れとひと続きになっている古代の「日本」の姿が記された歴史書でもあります。 本書では、これら日本神話に登場する森羅万象を生み出した神々を、描き下ろしによる美麗なイラストで大胆にキャラクター化しました。全項フルカラーによる構成で、見て、読んで楽しめる、“神様本の決定版”となっています。神々に思いを馳せることは、日本人のルーツをたどることにも繋がります。「日本人とは?」、本書を読めばその解に近づけるのかもしれません。 【古代の日本人が創りだした八百万の神々】 ●天地開闢の際に高天原に最初に出現した神……天之御中主神 ●日本の国土や森羅万象を司る様々な神を産んだ女神……伊邪那美神 ●八百万の神々の頂点に立つ総氏神……天照大御神 ●三種の神器を与えられた天孫降臨の主人公……邇邇芸命 ●建国の神、神武として祀られる初代天皇……神倭伊波礼琵古命 ●大和統一の立役者となった英雄……倭建命  などなど
  • 決定版 神武天皇の真実
    5.0
    初代天皇は「誰」なのか? 『古事記』『日本書紀』の記述をもとに、最新の考古学の成果を踏まえ、導き出された結論とは――。 日本古代史最大の謎に迫る!
  • 天皇の歴史1 神話から歴史へ
    3.3
    1~10巻1,265~1,595円 (税込)
    三輪山の麓、大和に生まれた王権はどのように古代国家を形成したのか。古事記、日本書紀に描かれた神話の解読や考古学の最新成果などから、神武以降の天皇の実像を解明。群臣に擁立された天皇中心の畿内政権が、全国を統一していく過程を検証する。また東アジア情勢の緊張により、大化の改新が引き起こされ、律令国家形成が促進された背景も明らかに。天皇号と日本の国号の誕生も解析し、日本の歴史の原点を究明する。
  • 倭の五王 王位継承と五世紀の東アジア
    3.8
    倭の五王とは、中国史書『宋書』倭国伝に記された讃・珍・済・興・武を言う。邪馬台国による交信が途絶えてから150年を経て、5世紀に中国へ使者を派遣した王たちである。当時、朝鮮半島では高句麗・百済・新羅が争い、倭もその渦中にあった。本書は、中国への〝接近〟の意図や状況、倭国内の不安定な王権や文化レベル、『古事記』『日本書紀』における天皇との関係などを中国史書から解読。5世紀の倭や東アジアの実態を描く。古代歴史文化賞優秀作品賞受賞
  • 眠れなくなるほど面白い 図解 神社の話
    3.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「神社って、何のためにあるの?」 「最強の神様はアマテラスなの?」 「犬や猫の神社があるってホント?」など、 素朴な疑問形式で神社のキホンを 余すところなく解説。 イザナギ、イザナミ、アマテラス、スサノオ、 オオクニヌシ……。 古事記、日本書紀に登場する神様の ストーリーに加え、その舞台となった神社や 最強の開運神社を紹介します。祭神の由来や ご神格を知ることで、神社や神社参拝が 楽しくなるエンターテインメント教養本です。 恋愛成就、健康祈願、金運、成功運向上など、 望みを叶える神社や、戦国武将とかかわりが深い 神社、漫画やアニメ、有名人の聖地となっている 神社、超絶景の神社も紹介します。 <著者について> 渋谷 申博 (しぶや・のぶひろ) 1960年、東京都生まれ。早稲田大学卒業。宗教史研究家。 神道・仏教など宗教史に関わる執筆活動をするかたわら、全国の社寺・聖地などのフィールドワークを続けている。
  • 飛鳥の木簡―古代史の新たな解明
    4.0
    かつて日本古代史は、『日本書紀』『古事記』や中国の史書に頼らざるを得なかった。だが一九九〇年代後半以降、三万点以上に及ぶ飛鳥時代の木簡の出土が相次ぎ、新たな解明が進み始める。本書は、大化改新、中国・朝鮮半島との関係、藤原京造営、そして律令制の成立時期など、日本最古の木簡から新たに浮かび上がった史実、「郡評論争」など文献史料をめぐる議論の決着など、木簡解読によって書き替えられた歴史を描く。第2回古代歴史文化賞大賞受賞作。
  • 皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史
    3.3
    『古事記』『日本書紀』をはじめ、日本古代の歴史書には、天皇として「即位できなかった皇子」の記事が多数残されている。これらの皇子たちの多くには、残念では済まされない苛烈な未来が待っていた。彼らは、なぜ即位することができなかったのか。記紀の伝承時代から、律令制成立期、律令制下、さらには平安時代の摂関期から院政期にかけて、敗者となった皇子たちの政治的背景を探求し、日本古代国家の本質に背面から迫る。
  • 天御祖神の降臨
    5.0
    この国に生まれたことを、 心から誇りに思える。 日本という国は、いつ始まったのか。 日本の神々は、どこから来たのか。 『古事記』『日本書記』以前に書かれた 古代文献『ホツマツタヱ』―― そこに記されていた天御祖神が、 ついにその姿を現し、真実を語られる。 〇歴史の定説をくつがえす――  日本文明の始まりは3万年前だった 〇古代神話のツールは宇宙に!?  日本神道の驚くべき秘密とは 〇ホツマ文字やメソポタミア文明の  楔形文字は宇宙語だった 【著作二千五百書目にあたる記念すべき一書!】 ■■ 天御祖神(あめのみおやがみ)の人物紹介 ■■ 『古事記』や『日本書紀』よりも古いとされる古代文献『ホツマツタヱ』に出てくる「祖」に当たる神。幸福の科学では、「イエスが『父』と呼んでいた主と同一霊存在である」と説かれている。
  • 「出雲神話」の真実 封印された日本古代史を解く
    4.0
    1巻1,200円 (税込)
    出雲には何かが眠っている。それは古代史に興味を持つものの胸に必ず去来する感慨であろう。謎が満ちあふれる、出雲大社をはじめとする諸社や出雲神話。日本書紀・古事記において出雲が占める重い役割。そして、5~6世紀に制度化された「国造家」が、出雲にだけ残され、いまだに存在しているという事実……。さらに、一箇所から350本以上の銅剣が見つかった出雲の荒神谷遺跡の発掘や、様々な土地の文化の流入が読み取れる奈良の纒向遺跡の発掘など、近年の考古学の発掘の成果も、出雲が強大な勢力であり、ヤマト朝廷の成立にあたっても大きな役割を担ったことを実証しはじめている。そして、状況証拠が指し示すとおり、実は「蘇我氏」「物部氏」こそが、出雲に由来する正統なる氏族だったとすれば……。ヤマト建国の謎も邪馬台国の謎も解き明かす「最後の鍵」がついに開かれる! 大胆な仮説で古代日本の真相に迫る、歴史ロマンに満ちた一冊。
  • 出雲神話論
    3.0
    1巻3,762円 (税込)
    【担当編集ノート】三浦佑之さんといえば、大ベストセラー『口語訳 古事記』の著者にして現代古事記研究を牽引する人です。お嬢さんの三浦しをんさん曰く「コジオタ(古事記オタク)」。その三浦さんの主張の核心こそ「『記紀』の呪縛からの解放」です。簡単にいえば「多くの人は『古事記』と『日本書紀』を似たようなものと考えがちだが、それは大きなまちがい。ふたつの書物はまったく別の意図をもって編纂されたと考えるべきで、その証拠が出雲神話とよばれるものである」ということ。古事記は、上・中・下の3巻から成り、神々のことは上巻において大河小説のように語られます。そのなかで、出雲神話と呼ばれる部分はおおむね以下の部分です。1)アマテラスの弟スサノヲが高天の原を追放され、出雲の国の肥の河の上流にやってきて、コシノヤマタノヲロチを退治し、生贄になって喰われるはずのクシナダヒメ(櫛名田比売)を助けて結婚し、子孫が繁栄する話。2)スサノヲから数えると7代目にあたる子孫オホナムヂが傷ついたウサギを助けたり、命を狙う兄たちから逃れて根の堅州国に行くなどの試練と成長を語る冒険物語。3)オホナムヂがなぜかスサノヲの娘スセリビメと結ばれ、スサノヲからのさまざまな試練を克服し、最後には、スサノヲのもつ呪宝を奪いスセリビメを連れて地上にもどる話。4)逃げるオホナムヂに向かってスサノヲが「大国主」となって地上を支配しろと祝福し、オホナムヂは地上にもどって兄たちを追い払う。スサノヲのことば通りにオホクニヌシとなって地上の主として君臨する話。5)地上の王となったオホクニヌシと女たちをめぐる物語、および国作りを助ける神の話。オホクニヌシとその子孫たちの栄華。じつはこのほとんどが『古事記』のみにある記述であり、『日本書紀』の正伝(書紀の編者が、正統な伝えとして採用した本文)には存在しないのです。なぜ『古事記』にだけ出雲神話があるのか、またそれに続く、俗に「国譲り神話」と称される出雲の滅びの物語にはなにが隠されているのか? ここに徹底的に焦点を絞りながら『古事記』神話、ひいては古代における日本列島の姿を考えてみたいというのが、三浦さんのもくろみです。本書は三浦さんの古事記研究生活50年余の総決算ともいうべき一書です。広く江湖の諸子に問うしだいです。
  • 出雲大社の謎
    3.0
    「縁結び信仰」のいわれは何か? 高さ24メートルもある本殿など、その建築様式が巨大なのはなぜか? いまだ解明されていない出雲大社の起源にかかわる謎に迫り、古事記、日本書紀と出雲国風土記の神話から古代日本のリアルな姿を浮き彫りにする。
  • 異説・逸話の天皇列伝
    -
    1巻1,760円 (税込)
    波瀾万丈すぎる天皇像からわかるこの国の形 高天原の神の直系という神話の時代から現代まで連綿と続く「天皇」。天と地を祭祀によって結ぶ機能を持つ天皇をめぐっては、個人としての逸話やこの世界と異界とを介在する中間者としての伝説などがさまざまに生まれてきた。ウロコや尻尾を持つ異形の天皇、改革に挑んだ天皇、怨霊になった天皇、正史に貶められた天皇、和歌の守護者としての天皇、天皇の権威を利用した陰謀論……『古事記』『日本書紀』をはじめ、古今の文献に描かれた天皇35人37代の物語から、時代とともに変化して生き抜いてきた天皇の姿と日本の歴史が見えてくる。 ・仁徳天皇(16代)=多くの女性と浮名を流す ・雄略天皇(21代)=『日本書紀』では「大悪天皇」 ・陽成天皇(57代)=暴君伝説の裏側 ・宇多天皇(59代)=日本史上最初の猫マニア ・花山天皇(65代)=好色な愚帝の実像 ・後桜町天皇(117代)=教養あふれる最後の女帝 ・昭和天皇(124代)=天津教事件と元東宮女官長の予言
  • 一厘の仕組み
    -
    1巻1,320円 (税込)
    『古事記』、そして『日本書紀』にある神話の数々。それらをスピリチュアルと最新科学で解き明かした、これまでにない歴史解読書。

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  • 失われた日本史 迷宮入りした53の謎
    -
    本書は、古代から明治維新にいたるまでいまだ解けない日本史の「迷宮」に深く分け入り、謎の痕跡を辿るものです。大和政権の謎/聖徳太子の謎/『古事記』『日本書紀』の謎/源義経謀殺の謎/楠木正成の謎/川中島の戦いの謎/本能寺の変の謎/関ヶ原の戦いの謎/伊達騒動の謎/池田屋事件の謎/坂本龍馬暗殺の謎…。事件の真相に迫る日本史推理の決定版!
  • 失われた八咫烏の古史古伝「竹内文書」の謎
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本にはキリストの墓や釈迦の墓のほか、ピラミッドまで存在していた。『古事記』や『日本書紀』には記されない知られざる超古代史を語る古史古伝『竹内文書』とは何か。日本を裏で支配してきた秘密組織「八咫烏」の極秘文書をもとに、その禁断の正体に迫る。
  • 海に漂う神々 世阿弥が伝えた古代史の真相
    -
    ■内容紹介 能楽の聖典とされる『風姿花伝』には猿楽の歴史も記されている。そこでは天細女命やお釈迦様、聖徳太子といった歴史上のスーパースターが猿楽の起源に関わった人物として登場するために、長い間猿楽の地位向上のためのこじつけだと見なされてきた。しかしながら『古事記』『日本書紀』その他の史料を精査していくとあながち無理な理屈づけでもないことがわかってきた。そればかりでなく、『風姿花伝』にはこれまで誰にも知られていなかった歴史の真実が記されており、非常に重要な史料としての側面も持っていることが明らかになった。そのひとつが謎の多い古代豪族として知られる秦氏の正体である。平安京建都を支えひっそりと歴史の闇に消えて行った秦氏を『風姿花伝』をもとに検証すると、秦氏のみならず古代史の大事件の数々がこれまで考えられてきたものと全く違う様相を見せたのである。『風姿花伝』を芸能論ではなく歴史書として追究した画期的な書。 ■著者紹介 中村 真弓(なかむら まゆみ) 昭和29年11月生まれ。昭和52年3月、東京大学卒業。若い頃から日本の古代史、古典文学、仏教、さらに能などに関心を持つ。特に弘法大師に関する研究を中心にして、さまざまな分野を横断的に楽しんでいる。定説や常識を鵜呑みにすることを嫌い、原典に依って確認することを心掛けている。

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  • 大判ビジュアル図解 大迫力!写真と絵でわかる古事記・日本書紀
    3.3
    1巻1,540円 (税込)
    今こそ知りたい日本人の原点がここにある!! 厳選した42のテーマを、500点を超える絵画・CG・写真を使って日本神話の世界を再現しました! 『古事記』『日本書紀』は、天皇家の歴史が記される日本の現存最古の散文文芸作品といっても過言ではありません。 天地の始まりや神々の誕生秘話、世界の出来事などの情報が満載。有名神社も多数紹介しました。 『古事記』『日本書紀』がよくわかる必携の一冊です。 【目次】 第1章 古事記上巻 第2章 古事記中巻 第3章 古事記下巻 第4章 日本書紀 古事記・日本書紀関連年表 索引 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を底本とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※目次ページでは、該当ページの数字部分をタップしていただくと、すぐのそのページに移動することができます。なお、さくいん並びに本文中に参照ページがある場合及び【立ち読み版】からは移動できませんので、ご注意ください。また閲覧するEPUBビューアによっては正常に動作しない場合があります。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたのものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • おとな旅プレミアム 鹿児島・宮崎 熊本・屋久島・高千穂 第4版
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●本書は、同名の紙媒体の出版物(紙書籍版)を底本として作成しているため、内容は、原則、紙書籍版印刷当時のものとなります。 ●ご購入前に必ず、当説明文末尾の【電子書籍版ご購入に際しての注意事項】をご確認ください。 癒しと元気がもらえる九州3県の旅 天文館、商業施設、ホテルが続々オープン 南からの復旧の便り、新たな賑わい 鹿児島、霧島、指宿、知覧、高千穂、熊本・阿蘇、宮崎・日南、屋久島の「歩く・観る」「買う」「食べる」「泊まる」の最新情報をアップデートした’24-’25年版。 約70店の飲食店やショップ、上層階にはホテルもある鹿児島一の繁華街のセンテラス天文館、熊本市街中心部、下通りの入口に位置するHAB@熊本など複合商業施設の誕生、阿蘇くまもと空港のリニューアル、リゾートホテルのオープンなど最新ニュースもお届け。 巻頭特集は「太古の力湧き出づるパワースポット」。 高千穂峡、屋久島の縄文杉、桜島、大観峰、菅原神宮、天安河原、国見ヶ丘、青島神社など神秘の絶景が並びます。 続く第二特集は「南九州、感動列車の旅」。 「36ぷらす3」や「指宿のたまて箱」などを乗り継ぎ、車窓に広がる景色と旅のストーリーを楽しむツアーを紹介。 鹿児島は島津斉彬が進めた幕末コンビナート、集成館事業を辿る旅からスタート。大地の息吹を感じる桜島へ上陸し、迫力の火山ビューを歩き、西郷隆盛ゆかりの地も訪ねます。 フォトジェニックな風景とパワースポットの宝庫である山峡の地・高千穂では、高千穂峡散策とパワースポット巡りを提案。 熊本では熊本城と城下町を深堀り、阿蘇の大パノラマ・ドライブ、宮崎・日南の海岸線ドライブ、屋久島の白谷雲水峡・縄文杉トレッキングと続きます。 「食べる」は、鹿児島の黒豚、薩摩味噌や甘露醤油を使ったさつま料理、焼酎バー、日本茶が楽しめる和カフェ、熊本や宮崎での最上級の肉の宴、屋久島の島ごはんやアイランドカフェなど。 歴史特集では島津四兄弟と三州統一、薩英戦争と集成館、明治維新と薩摩の両雄など薩摩藩主・島津氏の700年を語り、「神から人へ、日向神話を往く」と題して「古事記」と「日本書紀」の世界の舞台となった地を紐解きます。 詳細な別冊地図で安心ナビゲート。トラベルカレンダーで1年を通した気温、降水量、気候、開花情報、旬の食材、イベント開催などが一望。 【電子書籍版ご購入に際しての注意事項】 ●特典がある場合の利用期限は、紙書籍版の利用期限が適用されます。 ●構成および一部の表記について、紙書籍版と異なる場合があります。 ●紙書籍版のような、「別冊があり、取り外して別冊ごとに使用すること」はできません。 ●紙書籍版とは色味が異なる可能性があります。また、フルカラーページや網掛けページがある場合には、モノクロ端末では見づらくなる可能性があります。ご購入前に、必ず、電子書籍版のサンプルにて表示状態をご確認ください。
  • オールカラー 地図と写真でよくわかる! 古事記
    3.0
    1巻968円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★★地図と写真を豊富に使い、古代と現代をリンクさせながら古事記の世界を読み解く本。★★ ※本書は、当社ロングセラー『地図と写真から見える!古事記・日本書紀』(2011年8月発行)をオールカラーにリニューアルし、書名・価格等を変更したものです。 【目次】 神々の系図 天皇の系図 記紀の舞台 九州をめぐる 記紀の舞台 出雲をめぐる 記紀の舞台 近畿をめぐる 序章 古事記とは 1章 古事記 上巻 2章 古事記 中巻 3章 古事記 下巻 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • オールカラーでわかりやすい!古事記・日本書記
    -
    1巻814円 (税込)
    古事記と日本書紀のあらすじを完全網羅、関連雑学も満載しました。 オールカラーの図やイラストを交えてわかりやすく解説しています。 *本書は、当社刊「もう一度学びたい古事記と日本書紀」(2006年6月発行)を再編集し、書名・判型・価格を変更したものです。 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を底本とし電子書籍化したものです。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたのものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • 海峡を往還する神々 解き明かされた天皇家のルーツ
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    1巻610円 (税込)
    スサノオは日本に来る前に、朝鮮・新羅に降臨したと『日本書紀』にはある。また『古事記』や『日本書紀』には、「アメノヒボコ」という新羅の王子が描かれている。一方、新羅には、海の彼方からやってきたとされる脱解王の伝説がある。日本と新羅……。日本海を隔てて響きあう、それぞれの伝説は何を意味しているのだろうか。江上波夫氏の騎馬民族征服王朝説以来、天皇家は朝鮮半島から渡来し、日本を征服したのではないか、という説が唱えられてきた。江上説はすでに輝きを失っているが、いまだ「海の外からやってきて征服した」という漠然とした常識が、日本人の歴史観に影響を及ぼし続けている。しかし、新たに発見される考古学の遺物は、「天皇家=征服王」の可能性を否定するものばかりである。著者は、両国の伝承を丹念に読み込み、考古学の最新成果を照合し、この謎解きに果敢に挑んだ。その結晶が本書である。壮大な構図で古代史最大の謎に鋭く迫る!

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  • 改訂版 神話と歴史叙述
    3.5
    書きのこされた「歴史」は、現実に営まれた事実としての「歴史」とイコールではない。神から人へと直線的な時間で編まれた日本書紀と、神がみと人間の時間が併存する古事記。天皇の婚姻系譜における父系と母系。クーデターの正統性と敗者への視点……。過ぎ去った時間を手中におさめたい意志が歴史を編集する。神話と歴史をともに表現行為ととらえ、古代の世界観を検討する。 ベストセラー『口語訳 古事記』を生み出すことになる、通説への疑義と考察に満ちた一冊を大幅にアップデートして文庫化!
  • 科学者が読み解く日本建国史 古事記・日本書紀の真意に迫る
    3.0
    1巻750円 (税込)
    アフリカに誕生した太古の人類は、やがて世界の各地に向けて旅立ちます。それが、「グレイトジャーニー」と呼ばれるものです。その足跡を、科学的に追跡する方法として現在、注目を集めているのがY染色体の変異であるハプロタイプの解析です。それによれば、ユーラシア大陸の東の地域には、時を隔てて都合、二回の人類の集団移動があったことが分かっています。本書は、ユーラシア大陸の東側における古代文明と王朝の興亡の足跡を、司馬遷『史記』の読解と、Y染色体のハプロタイプ解析などで追いかけます。歴史に造詣の深い稀有な科学者である著者だからこそできる力業で、中国・韓半島・日本列島を巻き込む歴史の激流の跡と人間たちの移動のドラマを、生き生きと壮大なスケールで再現を試みます。日本という国家はどのようにして出来上がってきたのか。出雲と邪馬台国、大和朝廷の関係を、どう読み解けばいいのか。『古事記』『日本書紀』に隠された「日本建国の精神」とは何か?「記紀」の成立に直接・間接に関わった藤原家一門が、「記紀」に込めた真意とは何か?藤原家の先祖・中臣鎌足が関わった「大化の改新」の意味とは?著者の大胆な推理力が導き出した答えは、私たちの想像を超えるものでした。

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  • 神々の体系 ──深層文化の試掘
    3.5
    大和朝廷の支配を基礎づけた古事記と日本書紀は歴史の実相とどう対応していたのか―歴史と価値のかかわりを深層文化論の立場から追究する著者は、奈良時代前期の背景をなす公の価値体系をになう基本文献として記紀をとらえ、共通の制作主体として藤原不比等に着目しつつ、両書の神々を体系づけて、天皇家の権威が新興の藤原家の実権掌握の手段として利用されたにすぎないとの見方を論証する。
  • 『記紀』解体 アラハバキ神と古代史の原像
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    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『古事記』『日本書紀』の編纂操作目的は何か? 『記・紀』の矛盾と古代伝承を読み解き、ホアカリとその一族の素性を解明し、今に遺るアラハバキ信仰の源流を辿ることによって、日本古代史を人類発生から世界史の流れの中に位置付け直す。

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  • 記紀神話は日本の古代史を物語る 理系学者が読み解く記紀神話
    -
    農学博士(東京大学)、三重大学名誉教授で、長年にわたり魚介類の病気を専門としてきた宮﨑照雄先生。理系学者の視点から、現存する最古の歴史書『古事記』と、日本で最初の勅撰正史である『日本書紀』における数々の神話についてを読み解き、これまでの論説にない観点から日本の古代史に迫る。理系科学(水産学・魚類学、生物学、医学・生理学、科学、地理学、海洋学など)を駆使し、これまでの古代史研究者たちが唱えてきた論説に一石を投じる一冊。 宮﨑照雄(みやざき てるお) 1949年 三重県生まれ。東京大学大学院農学系水産学修士修了 農学博士(東京大学)。三重大学名誉教授。三重県立大学水産学部、三重大学水産学部、三重大学生物資源学部にて、魚の病気を40年間、教育・研究。学術論文・著書(和文・英文)多数。 古代史著書『三角縁神獣鏡が映す大和王権』(梓書院 2010年)、『日向国の神々の神蹟巡礼』(スピリチュアルひむか観光協議会刊 2017年)など。論文「神武は鯨を見たか? ――神武東征と神武歌謡を考える」は、平成二十七年「邪馬台国全国大会in福岡」における論文募集において最優秀賞を受賞。

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  • 教会と千歳飴 ~日本文化、知恵の創造力~
    4.0
    日本人の創造力の源。 〈本書には、明確な主張がある。それは、世界を知ろうと思う人は、まず足元を見つめよ、ということである〉。 悠久の歴史の中で培われてきた日本人の思考や行動原理。自らの足元を見つめ直し、咀嚼し、理解することでグローバル社会での羅針盤が見えてくる――。 〈『古事記』『日本書紀』に池造りの記事が多い理由〉 〈「おてんとうさまが見ている」は恐ろしい道徳教育〉 〈日本の「何でも教」は教会で七五三を祝ってしまう〉 〈「大愚」であることが求められる日本のリーダー〉 〈床の間と芸の道から考える日本的なおもてなし〉 〈大陸、半島、島国――。東アジア三か国の宿命〉など、昭和のベストセラー『梅干と日本刀』(樋口清之著)を彷彿とさせる読みやすく、わかりやすい文章で、日本文化の深淵に迫る好著。〈ホモ・サピエンスは、食糧交換もするが、幸福も交換し合うのである〉〈歴史とは何かものごとを考える時に、ひとつの指針を与えてくれる知恵そのものなのである〉――読めば、ストンと腹に落ちてくるフレーズが多数収録。
  • くらべてみると面白いほどよくわかる!図解 古事記と日本書紀
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※本商品は2019年1月に学研プラスから発行された商品を再刊行したものです※「古事記」と「日本書紀」は、どう違うのか? 主要エピソードをやさしく説明。神々と天皇の物語と2冊の違いを知れば、日本の起源が一気にわかる!
  • 継体大王と越の国
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本書紀には越前育ちと書かれ、古事記では近江出身とされている継体天皇。古代史の大きな謎の一つだ。生まれは、出自は?天皇に即位するまでわからないことだらけ。母振姫の出身地で継体天皇が育ったという越前には大きな古墳や石棺が残っている。1996年福井県松岡町(現永平寺町で)文献学と考古学の第一線の研究者を集めてシンポジウムが開かれた。門脇禎二氏、森浩一氏、和田晴吾氏らが出自をめぐって熱い論議が交わされた。現在真の継体陵とされる「今城塚古墳」についてもこのとき既に大きな注目を集めていたことがわかる。

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  • 建国神話の社会史 史実と虚偽の境界
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    天照大神の孫が高天原から降臨し、その孫である神武天皇がヤマトに東征、橿原宮で天皇の位に就く――『古事記』『日本書紀』に記されたこれらの神話が歴史的事実ではないことは、戦前の普通の々にとっても当たり前のことであった。史実ではないが、史実として扱い、そう振る舞っていたのである(こうした「建前と本音」的なものは、現代の私たちにも心当たりがある)。 神話の「史実」化には、天皇による統治を正当化するという明治政府の政治的目的があったのはもちろんだが、一方で民主化(神々の話合いは「万機公論」の根拠とされた)や経済振興の手段でもあったことは、今ではあまり知られていない。もっとも、「神話」を「史実」として受け止めることには、さまざまに無理も生じる。とくに教育現場における混乱は、いくつもの「笑えない」笑い話を残した。 本書は、幕末水戸学の尊王攘夷思想という建国神話重視の発端から、昭和天皇が「人間宣言」によって事実上、建国神話を否定するまで(そもそも、昭和天皇は科学者でもあった)、日本社会に起きた悲喜劇をエピソードたっぷりで描き出し、近代とは何か、歴史とは何か、国家とは何かを問い直す。 目次より 序 章 虚偽と史実の境界 第一章 神話が事実となるまで 一 日本の建国神話とは 二 なぜ「事実」になったのか? 三 教科書で「事実」とされたのはなぜか?   第二章 「事実」化の波紋 一 学校の外ではどうだったのか? 二 学校の中ではどうだったのか? 第三章 建国祭と万国博覧会 一 政治にどう利用されたか? 二 経済にどう利用されたか? 第四章 満州事変の影響は? 一 教室外でも始まる建国神話の「事実化」    二 建国神話教育への影響は? 第五章 日中戦争期の社会と建国神話 一 紀元二千六百年をめぐって    二 社会はどう受け止めたか? 第六章 太平洋戦争期とその後 一 国史教育のその後 二 効き目はあったか? 三 その後   終章 「建国神話の社会史」の旅を終えて
  • 建築神殿論
    -
    1巻611円 (税込)
    ―日本建築は神殿である― 伊勢神宮や出雲大社などに見られる「心の御柱」は、日本神話から伝わる宇宙観・世界観を建築に現していることを見抜いた著者。古来より「黙して語られなかった」日本建築に込められた意図を建築家としての視点や古事記、日本書紀など日本神話の歴史書、更には言霊からも探究するなどユニークな切り口で日本建築に秘められた意図を探る。
  • 憲法9条、調べたら怖い――国民主権はマスコミ誘導、平和主義で拉致問題放置、基本的人権を国は護れず
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    憲法とはなにか? 9条はなにが問題か? 前文の「諸国民」とは何か? 憲法9条は、調べると奥が深かった。「~戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」2項の問題規定の背景には、マッカーサー草案、大日本帝国憲法、五箇条の御誓文、十七条憲法、戦時国際条例、国連憲章、世界の憲法があり、国体を表すという日本国の憲法には、天皇とは何かを理解する必要があって、その始まりを探って天皇の系図をたぐり古事記、日本書紀まで掘り下げると、卑弥呼も女性天皇、伊勢神宮の斎宮、祭祀、祭主などから、皇基という日本独自の統治システムが見えてくる。憲法を調べると、日本という国家、日本民族とは何か、新しい気づきがある。憲法を専門家に任せていないで、国民自身が自ら考えて意見を述べる必要がある時期になった今、日本の憲法に関わる背景を、学者や専門家ではない素人の凡民が、素朴に調べまとめた憲法についての問題提起の書。
  • 現代語訳 日本書紀
    3.8
    日本人なら誰もが知っている『古事記』と『日本書紀』。最も分かりやすい現代語訳として親しまれてきた福永武彦訳の名著。『古事記』と比較しながら読む楽しみ。
  • 現代の武士道
    4.3
    不安と混乱の時代を生き切るために。 もっと強く、潔く。 正義を貫く勇気を。 私利私欲を超えた 「正義の道」を選ぶ、勇敢な生き方――。 古今東西を問わず、 古代から連綿と続く「武士道精神」とは何か。 いまの日本に欠けている、大切な精神性を導きだす。 〇武士道の源流に存在するものとは何か 〇「一日一生」の心構えで生きることの大切さ 〇武士道精神から読み解く、偉人たちの生き様 【「社会福祉」の名を借りた「全体主義」に傾く政府 マスコミに求められる「公正」と「正義」―― 偽善、嫉妬心、自己保身では未来は拓けない!】 目次 まえがき 第1章 武士道の根本 ―武士道の源流― 1 歴史上の偉人たちに見る「武士道の精神」 2 『古事記』『日本書紀』に見る武士道精神 3 武士道の源流に存在する「天御祖神」 4 武士道とフォースの関係について 第2章 現代の武士道 1 日本的精神の一つ、「武士道」について語る  2 現代的仕事における「武士道」とは 3 現代における「武士道精神」とは 第3章 現代の武士道 質疑応答 質疑応答1 相手の筋の見極め方とは 質疑応答2 「降魔の戦いにおける武士道」について あとがき
  • 校註古代説話
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    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古事記・日本書紀・風土記・霊異記から、説話的興味に溢れかつ上代説話の全体像をうかがうに足る説話を選んで収録。本文は、諸書を参照して校訂した書き下し文。頭注は固有名詞を中心とした語に解説をほどこし若干の事項に補注を付す。各説話に便宜上標題を付した。
  • 国民の神話 日本人の源流を訪ねて
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    1巻1,430円 (税込)
    神話には日本人のすべてがある。 大自然、魂、そして祈りの原点がある。 「神話を大切にしない民族は滅びる」といわれます。しかし神話は「戦後教育の最大の忘れ物」ともいわれています。 20年に一度の伊勢神宮の式年遷宮、60年に一度の出雲大社の大遷宮を機に、忘れてはいけない日本人の源流を訪ねてみました。 神話といっても、難しい話ではありません。本書には、乱暴者だったり、色恋に夢中になったりと、実に人間味豊かな神様たちが多く登場し、躍動します。 感受性豊かな祖先が築き上げた素晴らしい日本を、もっともっと好きになる一冊です。 連載時より大評判だった産経新聞「日本人の源流 神話を訪ねて」が待望の書籍化。 加筆、再構成され、読みやすくなりました! 目次 第一章 古事記・上巻  「戦後教育の忘れ物」ともいわれる神話の意義を見つめ直す 第二章 古事記・中巻  初代神武天皇から十五代応神天皇の足跡をたどる 第三章 古事記・下巻  十六代仁徳以降の天皇の徳ある政治と人間像を追う 第四章 物語を彩る神々  古事記が描く神話には、脇役ともいえる神々が登場する 第五章 出雲からの視点  神話の三分の一は出雲が舞台。ここから見た古事記はどんな意味を持つのか 第六章 ヒメたちの物語  古事記に登場する女神やヒメ。現代人の琴線に触れる女性の物語を読み解く 第七章 天地を結ぶ地・伊勢  式年遷宮で新たな生命を宿した伊勢に日本人の価値観の原点を探る 第八章 技を伝える  古事記には、ものづくりに関する記述も多い。技術の原点を考察する 第九章 物語から歴史へ  古事記と日本書紀、その性格の違いから神話の記述が異なる意味を考える
  • 心からの願いが叶う神社参拝 ~神様に信頼される祈り方~
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    「心からの願い」が叶い、あなたを本当の意味で「開運」に導く、神様に信頼される祈り方と、神様に愛される神社参拝についてお伝えします。 この本は、願い事を叶えるための「やり方」ではなく、あなたの「心からの願い」に気づき、その願いを叶えるために何をするべきか、神社参拝の準備と礼儀作法、神社参拝後に実践すべきことについて、分かりやすく解説しています。 特に、神社参拝の後、日常生活で実践すべき「7つの大事なこと」は、これまで気づいていなかったり、意識していなかったことを、具体的な例を挙げて、詳しく解説しています。あなた自身や周囲の変化についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 また、神様が本当に得意なことで説明している内容は、古事記や日本書紀ではその理由が分からなかったことを、歴史書「ホツマツタヱ」にもとづいて分かりやすく解説しています。これまでの一般常識とは異なる話ですが、読めば納得の内容で、願い事別にオススメの神様と神社を一覧表にまとめて紹介しています。 あなたも神様に信頼される祈り方を身につけて、神様に愛される神社参拝を実践してください。

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  • 古語拾遺
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    『古事記』、『日本書紀』に次ぐ重要神道古典。807年、斎部広成が平城天皇に上奏した文で、家伝の口碑伝承、政治的権力を増す中臣氏への抗議、古礼の廃れた遺漏十一ヶ条が述べられている。独自の神道的記事が多く見られる。 ※本製品は、国会図書館デジタルコレクションとして公開されている画像データをもとに作成されており、一部に読みにくい箇所がある場合がありますので、ご了承ください。

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  • 古事記神話入門
    3.5
    この1冊で古事記神話のすべてがわかる! ベストセラー『口語訳 古事記』の著者が「あらすじ」と「解説」で紹介する、決定版古事記入門書。 イザナギ、イザナミの国生みから、高天の原を混乱に陥れたアマテラスとスサノヲの諍い、国譲りをするオホクニヌシ、初代天皇イハレビコの誕生まで。 日本人なら一度は読んでおきたい日本のはじまりの物語が、わかりやすく、より深く理解できる。 単行本より解説を増補し、この一冊で古事記のストーリーが完全に把握できるように改編。初代天皇からの系図や2020年に編纂1300年を迎える日本書紀との比較も掲載される。 女系天皇、生前退位と、天皇制に注目が集まる令和の時代を生きる日本人にとっての必読書。 ※この電子書籍は2012年5月に文藝春秋より刊行の『あらすじで読み解く古事記神話』を改題、大幅に加筆した文庫版を底本としています。
  • 古事記と王権の呪術
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    1巻1,760円 (税込)
    『古事記』には、古来、日本人が実践してきた多様な呪術、あるいはそれを基盤に成立した祭祀が描写されている。それは、『古事記』にやや遅れて成立した『日本書紀』についても同様である。 だが、『古事記』や『日本書紀』に描き出された古代呪術を深く読み解こうとしてゆくと、それらを、古代人のコスモロジーに密着した素朴な「まじない」と解し、いたずらにロマンを抱こうとする志向に、抵抗をおぼえるようになる。 そうした呪術というのは、たとえば「禊(みそぎ)」であり、たとえば「祓(はらえ)」である。 もっと言えば、それらは、ある明確な意図をもって神話に記述されているのではないかとも思えてくるのである。具体的に言うと、朝廷によって編纂された神話に描かれた主要な呪術は、じつは、直接の目的とはしていないようにみえながら、王権祭祀の醸成と伝承という役割を担わされていたのではないか――という考えが浮かんでくるのである。 本書は、そのような観点から、おもに『古事記』の記述を例に挙げながら、神話と、古代呪術と、王権祭祀との関連に対する考察を、試みたものである。(「はじめに」より)
  • 『古事記』と壬申の乱
    3.3
    1巻679円 (税込)
    日本最古の歴史書『古事記』には数々の解けない謎がある。『日本書紀』と合わせて、どちらも天武天皇の勅命による編纂というが、なぜ同じ政権が“2つの歴史書”を必要としたのか? なぜ『古事記』の記述は新羅に好意的で、『日本書紀』は百済を贔屓とする外交方針の違いがあるのか?本書は、天武天皇が政権を掌握した“壬申の乱”を通じて『古事記』が語ろうとしない7世紀の謎に挑む。「『古事記』は天武系、『日本書紀』は天智系の歴史書だった?」「壬申の乱と天武天皇を讃える『古事記』」「朝鮮半島の争乱に振り回された倭国」「なぜ大海人皇子の人気は高かったのか」「反動勢力だった中大兄皇子と中臣鎌足」「衰えていなかった蘇我氏」「唐を棄て新羅をとった天武天皇」「蘇我入鹿殺しの主犯は秦河勝である」など、くすぶり続ける『古事記』偽書説や、『古事記』編纂に見え隠れする渡来系の豪族の影など、気鋭の歴史作家が大胆な発想で真実に迫る!

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  • 古事記と日本書紀
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 イザナキ・イザナミから聖徳太子、蘇我入鹿まで。雄大で壮大な日本誕生の大河物語がすぐにわかります。 「いなばのしろうさぎ」しか知らないという神話ビギナーの人も、この一冊で、友人・知人に語れるくらいの古事記・日本書記通になれてしまう。 なんだか難しそうと思っていた人でも、すんなりと神話の世界に入り込める豊富なカラーイラストも嬉しい。 今、自分が暮らしている日本という国の発祥を知ることで、改めて自分の中の日本観が変わるかもしれません。 「神話を知ってその土地へ興味を持った」「神話発祥の地へ行きたくなった」「実際にその空気に触れてみたい」。 そんな人たちのために、しっかりと旅ガイドも付いています。 神話が生まれた舞台となった土地の地図と史跡の写真を眺めているだけど、身も心も神話の世界へ飛びたてます。 悠久の大河物語りの楽しくて飽きない壮大感。古代史ブームの今、この一冊で古事記と日本書紀に楽しく触れてみませんか?
  • 古事記と日本書紀 謎の焦点
    -
    『古事記』と『日本書紀』は、古代日本の真実をどこまで明らかにしたのか。天地開闢、天孫降臨、ヤマタノオロチ、倭の五王、任那日本府、聖徳太子、大化の改新、壬申の乱…。「記・紀」を通して読み解く、古代史探求の最前線!
  • 古事記に秘められた聖地・神社の謎 八百万の神々と日本誕生の舞台裏
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    ■日本神話・文化・歴史の源泉『古事記』。そこには神話・伝説の舞台として数多くの土地が登場する。 編纂者・太安万侶没後1300年を迎えるいま、『古事記』を読み解くうえで重要な地域・聖地を30ほど選び、その奥深さに触れていく。   [目次] 第1章 神話を歩くⅠ 第2章 神話を歩くⅡ 第3章 古代天皇の足跡Ⅰ 第4章 古代天皇の足跡Ⅱ 【編者略歴】 三橋 健 (みつはし・たけし) 1939年、石川県生まれ。神道学者。神道学博士。國學院大學文学部日本文学科を卒業。同大学院文学研究科神道学専攻博士課程を修了。1971年から74年までポルトガル共和国のコインブラ大学へ留学。帰国後、國學院大學講師、助教授を経て教授となる。1992年、「国内神名帳の研究」により國學院大學から神道学博士の称号を授与。定年退職後は「日本の神道文化研究会」を主宰。『神社の由来がわかる小事典』(PHP新書)、『図説 神道』(河出書房新社)ほか著書多数。 <本文執筆> 古川順弘(ふるかわ・のぶひろ) 1970年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。宗教・歴史分野を扱う文筆家・編集者。『人物でわかる日本書紀』(山川出版社)、『古代神宝の謎』(二見書房)、『仏像破壊の日本史』『古代豪族の興亡に秘められたヤマト王権の謎』(以上、宝島社)ほか著書多数。 【写真提供】 環境省ホームページ、国立国会図書館、写真AC、古川順弘、三橋健、Adobe Stock ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『古事記に秘められた聖地・神社の謎 八百万の神々と日本誕生の舞台裏』(2023年7月19日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • 古事記の暗号
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本の正史「日本書紀」と並び称される「古事記」は謎に満ちている。皇祖・天照大神は卑弥呼なのか。なぜ古代天皇はありえないほど長寿なのか。古史古伝「竹内文書」を継承する第73世武内宿祢が封印された神々の秘密を明かし、「古事記」の暗号を読み解く。
  • 古事記の宇宙
    3.3
    序章 暗号の書『古事記』 『古事記』は謎に満ちている 『古事記』と『日本書紀』を書いたのは誰か 『帝皇日嗣』は存在している 第一章 宇宙創成 序文に隠された宇宙の秘密 別天神――天御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神 「結ぶ」ということ 『古事記』と科学 ビッグバン後の神々 第二章 地球創成の神々と地球の形成 地球の誕生 生物の誕生 大陸移動と“内八洲外八洲観” 第三章 日本創成の神々と日本形成の神々 伊弉諾神と伊弉冉神の国生みと四国の謎 天沼矛 天の御柱 蛭子神 淡路島 四国の秘密 様々な地形に宿る神々 火之迦具土神 伊弉冉神の神退り 刀剣の神 大八州に満ち満つ八百万の神 迦具土神と須佐之男命の謎 黄泉の国 伊弉諾神・伊弉冉神とは誰か 第四章 三貴子の説話 伊弉諾神の禊ぎ祓いと三貴子の誕生 禊ぎで生まれる神々 三貴子誕生が意味するもの 地上を歩く天照大神 月夜見命の正体 須佐之男命はなぜ泣くのか 天照大神と須佐之男命の誓約 荒ぶる須佐之男命 天の岩屋戸 須佐之男命の追放 大宜津比売神の秘密 八俣の大蛇 第五章 神代から日嗣の皇子へ 大国主命と国作り 神々の駆け落ち 少名毘古那神 国譲り 武甕槌神の派遣 天鳥船神 建御名方命と武甕槌神 天孫降臨と瓊瓊杵尊 猿田彦神と天鈿女命 天孫降臨 木花咲耶姫命の覚悟 海幸彦命と山幸彦命 鵜草葺不合尊から神武天皇へ

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  • 『古事記』の謎 神話が語る日本秘史
    -
    「古事記」とは一体、何なのだろう?官報のような「日本書紀」と比べ、人間味溢れる最古の古典文学の風格備える「古事記」。そこには古代人の意識・ライフスタイル、生活感情を知る手がかりがある。原典を忠実に小説化した第1部と、その現代的解釈を試みた第2部の構成で、「古事記」の謎に迫る。
  • 古事記はなぜ富士を記述しなかったのか 藤原氏の禁忌
    -
    1巻2,420円 (税込)
    富士山は、古代から信仰の巨大な対象であり、日本のシンボルのような存在であるのに、古事記にも日本書紀にもまったく記述がない。その謎と秘密の核心にまっすぐに迫る。増補新装復刊。
  • 古事記を読みなおす
    3.9
    古事記は、律令国家の由緒を描く史書として読まれてきた。だが、こうした理解には根本的な誤りがある──。日本書紀には存在しない「出雲神話」が必要とされたのはなぜか。どうして権力にあらがい滅びた者たちに共感を寄せるのか。この作品の成り立ちを説く「序」は真実か……このような疑問を通じ本書は、「国家の歴史」以前から列島に底流する古層の語りとして、古事記をとらえ返す。それにより神話や伝承の生きた姿、魅力がよみがえる。古事記の世界を一望に収める入門書の決定版。
  • 古代史おさらい帖 ──考古学・古代学課題ノート
    3.5
    考古学的な知見と、『日本書紀』『古事記』などの文献資料を織り合わせてはじめて、古代の真の姿が浮かび上がる。この考えから「古代学」を提唱する学界の重鎮が、古代の読み解き方を根本から問い直し、「土地」「年代」「人」の見方をめぐって、具体的かつ革新的な方策を提案する。「土地」の見方では変貌する河内と摂津から国生み神話の鍵などを考察。「年代」の見方では銅鏡の「年代」や「暦」を通して、古代人が時間をどう記述したかを探る。「人」の見方では、倭人=「呉の太伯」の後裔伝承の重要性などを提議。未解明の謎の数々や、古の人びとの心に想いを馳せながら、古代史を総ざらいで生きる入門書。
  • 古代史「空白の百五十年間」の謎を解く 卑弥呼(天照大神)から神武・崇神・応神へ
    -
    戦後76年、世の中は激変し、経済・社会・文化などあらゆる分野で著しい進歩を遂げてきた。ライバルかつパートナーとなりうる考古学界においては、自然科学的年代決定法が次々に開発されるなど、日進月歩を見せている。一方、古代史学界は『古事記』『日本書紀』研究を放棄する流れにミスリードされ、進歩とはいまだ遠いところにいる。そんな現状を憂虞する著者が、邪馬台国畿内説をベースに、紀記をはじめ史料を丹念に読み込み、修飾・変形された部分を取り除いた核を取り出すことで、「卑弥呼の正体」「日向三代」「欠史八代」などの日本古代史の謎に大胆に迫っていく。長年のライフワークの集大成となる一冊である。
  • 古代史 50の秘密
    3.0
    なぜ、中国は倭国を重要視したのか。『古事記』が書かれたのはなんのため? 古代版政権交代・大化の改新の真相は。天照大神は本当に女神なのか。「任那日本府」は存在しなかった? 古代日本の戦略と外交、『日本書紀』などの文書に隠された謎、氏族間の政争、斉明・持統など次々と女帝が誕生した理由。気鋭の歴史作家が埋もれた歴史の真相を鮮やかに解き明かす。
  • 古代日本の実像をひもとく出雲の謎大全
    3.0
    1巻990円 (税込)
    “神々の国”出雲で、その時何が起きたのか。『古事記』『日本書紀』『風土記』などの文献、「出雲大社」をはじめとする神社、神事、「神庭荒神谷」「加茂岩倉」など様々な遺跡……。あらゆる角度から、ヴェールに包まれた出雲の謎に迫り、新たな古代日本像を立ち上げた決定版!
  • 古代の謎・二十の仮説≪前編≫ 新思考により古事記・日本書紀から史実を解き明かす
    -
    1~3巻1,152~1,650円 (税込)
    著者は、ある史観に立って第三者的に歴史を解釈すべきではない。歴史の当事者と同じ位置にあって、人の営みの歴史として捉え、学べる生きた歴史を提供したいという立場に立っています。 他方で、これまでの日本の古代史研究は断片的な部分研究が多く、古代史の全容を明らかにしていません。 これは分析科学的なアプローチに止まっているためと著者は考えています。 これらの視点から、著者は、システム思考という新しいアプローチを駆使して、人の営みの歴史として、その全容を明らかにしたいと考え、この著作を執筆しました。 日本の古代史研究における解明すべき課題に対応した20の仮説を歴史の流れの順に設定し、仮説ごとに論述する形式をとっています。 前篇は、日本に小部族国家が誕生する西暦一世紀からヤマト王権が拡大する四世紀までの中において、10の重要な仮説を設定し、論述しています。 神話の時代を人の営みの歴史として明らかにしています。 天照大御神、須佐之男命、大国主命、神武天皇など、これまで神話でしか語られなかった人物の出自や血縁関係、彼らの実際の生き様を人の歴史として記しています。 また、ヤマト王権は、記紀の記すように万世一系では繋がっておらず、複数の系統の王族が入れ替わっていること、垂仁天皇の後は王国が東西に分かれることを明らかにしています。
  • 古代文学表現論―古事記・日本書紀を中心にして
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古代のことばにこだわって徹底的に検証することを通して、古代文学の表現を考える。 (※本書は2013/3/1に株式会社 おうふうより発売された書籍を電子化したものです)
  • 古代ヤマト政権の誕生ロマン 神武東征から継体天皇まで
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「古事記」、「日本書紀」等を参考に想像を広げ、口承の視点を取り入れ、古代人の生活と権力誕生を描いた小説。
  • 古代倭王の正体――海を越えてきた覇者たちの興亡
    -
    日本人はどこから来たのか。日本国はどのような過程を経て成立したのか。著者は紀元前に遡り、『古事記』『日本書紀』などの国内の史料のみに拠らず、半島や大陸の文献を渉猟して東アジア全体を捉え、日本列島に王権が確立してゆく古代史を俯瞰する。卑弥呼、神武、ヤマトタケル、応神、雄略、聖徳太子…日本列島生まれは一人もいない! 紀行前から6世紀末まで、ユーラシアを貫く壮大な古代史。
  • 言霊とは何か 古代日本人の信仰を読み解く
    3.3
    古代日本人は、ことばには不思議な霊威が宿ると信じ、それを「言霊」と呼んだ。この素朴な信仰の実像を求めて、『古事記』『日本書紀』『風土記』の神話や伝説、『万葉集』の歌など文献を丹念に渉猟。「言霊」が、どのような状況でいかなる威力を発揮するものだったのか、実例を挙げて具体的に検証していく。近世の国学者による理念的な言霊観が生み出した従来のイメージを覆し、古代日本人の信仰を描き出す。
  • この甲斐性なし!と言われるとツラい~日本語は悪態・罵倒語が面白い~
    3.0
    女をののしりたいとき、男をこらしめたいとき、愛をささやくとき、悲しみにうちひしがれたとき、仲間をはげましたいとき、人生につかれたとき、一発、ぶちかましてみませんか? 古事記・日本書紀から、明治・大正・昭和・平成の文学作品、はては国会論議から夫婦ゲンカに至るまで、悪態・罵倒語はどのように使われ、日本人の血となり肉となったのか。豊饒なる日本語の世界へ分け入る一冊。
  • この国の乱れを整える トノヲシテ《瀬織津姫さま》言霊リメンバリング
    -
    古事記、日本書紀では絶対わからないように 完璧に封印されてきた《この国根幹の神話時代》が セオリツヒメ様のご神託とトノヲシテ(ほつま文献)でよみがえる! 《ヤマトびと》のたましいの岩戸を開く衝撃の本! ◎ 「メ(女)の道を世に示してほしい」オオン神(天照大神/男神)の皇后セオリツヒメ様より降ろされた緊急のご神託! ◎ 日本人が、ごく自然に社会の中で身につけることのできた日本の伝統を通じて、ごく自然に継承されてきた教えがトの教え=トノヲシテです。 ◎ 人の良心の中にトの教えは生きています。忘れかけられたトの教え、それが反映されたホツマに触れることによって、神代の時代の本当の歴史がわかるだけでなく、人類が本来持つべき基本的な考え方を学ぶことができます。 ◎ 三種の神器の中でも最も大切なものはトノヲシテであることは言うまでもありません。これは常に肌身離さぬ、という意味を持ってマガタマ、というモノザネで示されましたが、本来はトノヲシテが記された文書です。トノヲシテは時代や地域を超越した理念であり、平和で健全な社会を作り、維持するための宇宙普遍のルールといえるでしょう。 ◎ 古からの天皇方の御意志でございます。つまりは高天原の御意志です。国の大事を成すためには、高天原の意志を以て事に当たるのです。 ◎ 我らはトノヲシテの復興の為に動きます。それはこの国を守る事でございます。どうぞ貴方がたのお力をフルに生かされてこの大事業を貴方がたのものになさって下さい。我らも力添えをいたします。 ◎ トノヲシテはオオン神や指導者達の教育の根源を成すものですから、草民に降ろされたものではありません。 ◎ 日本は、神による建国がなされて、それが現代まで続いているという世界でもまれにみる貴重な国です。その理想の国の建国の過程で様々な困難があったことも、後の世への教訓としてホツマに記されています。 ◎ トノヲシテがふんだんにちりばめられているホツマは、日本の神の教えをすべて削り取った『古事記』、『日本書紀』とは全く次元が異なります。 ◎ トノヲシテとは48音の言霊神、一音一音がそれぞれ神であるのです。ヲシテの文字と音を基にした、日本の建国以来の平和な社会を築くための根本思想をなすものなのです。 ◎ 天照大神は八代天神、男神であり、日本の統治者としての理想のご活躍をされました。その御言葉は皇后瀬織津姫によって筆録され、それがホツマツタヱに反映されているのです。 ◎ トノヲシテとは発音方法や、発声方法とは違います。48元素を示すそれぞれのヲシテ文字と、その音だまこそがクニトコタチ様の宝物でございます。それはモトアケが示しますものでございます。 ◎ トノヲシテは、人がどう生きるのが天の摂理と合っているか、天の摂理と共にある事が、人としてこの地球で生きる上において正しい生き方なのだ、という事を教えて下さっております。

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  • 木花開耶姫の霊言 ―「大和の心」の源流を語る―
    4.5
    桜の花が咲き、散ってゆく その儚はかなくも 美しい姿こそ、 大和の心。 富士山と桜の花に深いご縁の あった木花開耶姫。 およそ三万年前、富士山近くに 天御祖神が降臨された話と その尊い教えを語られる。 この国のほんとうの始まりが いっそう鮮やかに明らかに。 〇「天・地・人」の教えや  「正邪」の教えも  天御祖神からはじまった 〇天御祖神の教えは古代中国や  アフリカにも伝わった 〇たび重なる火山噴火  富士王朝の盛衰の歴史とは 〇言葉に、身のこなしに、気遣いに  その人の魂の美しさは現れる 〇ほんとうの美しさとは何か  儚さのなかに宿る永遠なるもの ■■ 木花開耶姫(このはなのさくやびめ)の人物紹介 ■■ 『古事記』『日本書紀』に登場する女神。富士山本宮浅間大社や全国の浅間神社に祀られている。邇邇芸命(天照大神の孫)の妻であり、火照命(海幸彦)や火遠理命(山幸彦)を産んだ。 目次 まえがき 1 富士山と桜にゆかりのある木花開耶姫 2 女性の本当の美しさについて 3 桜の花にたとえて説いた「転生輪廻の仕組み」 4 「男の美学」と「女の美学」を併せ持つ日本文化 5 国を護るために身を捧げることについて 6 富士山信仰と天御祖神の教えについて 7 三万年に及ぶ日本文明の盛衰について 8 木花開耶姫の「魂の役割」と「転生の秘密」 あとがき
  • 古風土記逸文考証
    -
    『古事記』と『日本書紀』の二大古典を補う最適な資料は古風土記であると言われる。古風土記の多くは散逸して他書の引用にのみ内容が残っている。それらの逸文に、幕末水戸藩に仕えた国学者であり歴史学者である栗田寛が解説を加える。歴史的、神道的に重要な資料。 ※本製品は、国会図書館デジタルコレクションとして公開されている画像データをもとに作成されており、一部に読みにくい箇所がある場合がありますので、ご了承ください。

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  • コロナ・パンデミックはどうなるか ―国之常立神 エドガー・ケイシー リーディング―
    5.0
    未来は、まだ変えることができる。 世界中に蔓延しつづける 中国発・新型コロナウィルスの脅威。 感染被害はどこまで広がるのか? 収束の見通しは? 対応策は? いま、世界が知るべき 危機の本質と救済への道を探る。 「記紀」に登場する日本神道の神と 20世紀を代表する予言者が近未来予測! ◇最終的な感染者数はどこまで増加するのか ◇危機が収束するまでの期間は? その根拠は? ◇中国・武漢で感染が収まったのはほんとうか ◇中国よりもアメリカやヨーロッパ諸国で  感染が拡大しているのはおかしい ◇中国による人工的なウィルスだと断定された場合  米中戦争が起こる可能性も ◇事態の長期化を見すえ、日本は自給体制の強化を ◇危機を鎮静化させ、コロナを撃退する「力」とは何か 【新型コロナウィルスを食いとめ、  世界を救うための戦いへ。】 ■■ 国之常立神の人物紹介 ■■ 『日本書紀』では、天地開闢の際に、最初に現れた神とされ、『古事記』では、天御中主神や高御産巣日神など、五柱の「別天津神」の次に現れた「神世七代」の最初の神とされている。 ■■ エドガー・ケイシーの人物紹介 ■■ 1877~1945年。アメリカの予言者、心霊治療家。「眠れる予言者」「20世紀最大の奇跡の人」などと称される。催眠状態で、病気の治療法や人生相談、超古代史等について、14,000件以上もの「リーディング(霊査)」を行った。エドガー・ケイシーの魂の本体は、医療系霊団の長であるサリエル(七大天使の一人)であるとされている(『永遠の法』〔幸福の科学出版刊〕参照)。 ■■ 聖徳太子の人物紹介 ■■ 574~622年。飛鳥時代の政治家、思想家。父は用明天皇、母は穴穂部間人皇后。名は厩戸豊聰耳皇子。推古天皇の摂政として内政・外交に尽力。冠位十二階・十七条憲法を制定して中央集権化を進めるとともに、小野妹子を隋に派遣して国交を開き、大陸文化を取り入れた。また、仏教を深く信仰し、法隆寺・四天王寺等を建立するなど仏教興隆にも努める。620年、『天皇記』『国記』を編纂。なお、魂のきょうだいに、アメリカの南北戦争時に第16代大統領だったアブラハム・リンカンがいるとされる(『黄金の法』〔幸福の科学出版刊〕参照)。
  • こんなに面白かった 古代史「謎解き」入門
    -
    1巻730円 (税込)
    『日本書紀』の中には、まだ謎と秘密がいっぱい眠っている! 著者の古代史は、大胆な推理、緻密な分析、ユニークな視点が特徴で、多くのファンに親しまれている。本書は、古代史の入門者に向けて、著者独自の謎解きのノウハウを余すところなく解説した古代史エッセイ。内容は、◎なぜ誰もが蘇我氏の地・飛鳥を懐かしんだのか ◎『古事記』だけ読んでも古代史の謎は解けない ◎武烈天皇の非道と継体天皇の出現 ◎『日本書紀』は何のために書かれたのか? ◎纏向遺跡にも確認された東国の存在感 ◎謎がないと信じられている時代に謎がある ◎聖武天皇がなぜ豹変したのか、自分で仮説を立ててみる ◎表裏一体だった「鬼」と「神」 ◎伊勢神宮や新道は本当に「日本的」なのか ◎『日本書紀』には「聖徳太子」は登場しない ◎神社の伝承に記されたヤマト建国直後の政争と結末 ……など、興味が尽きない話題を通覧する一冊。『古代史は知的冒険』を改題し、再編集。
  • 最強神社と太古の神々
    3.0
    祟るほどパワーが強い!参拝する前に知っておきたい「最強神社」の真の姿、そして謎――『古事記』『日本書紀』に登場する神々を祀る神社。これを、著者は「最強神社」と定義する。最強神社には謎が多い。たとえば伊勢神宮は皇祖神アマテラスを祀りながら、なぜ天皇は明治時代まで参詣しなかったのか。出雲大社の巨大な本殿は実在したのか。大神神社の御神体・三輪山には何があるのか。宗像大社が鎮座する沖ノ島で行われていた謎の祭祀とは。これらを含め、この国の成り立ちにまつわる謎を読み解いていく。また現在、ご利益をもたらすと考えられている神々のなかには、かつては荒々しく祟った神も存在する。最強神社と太古の神々を知れば、参詣・参拝など神社との向き合い方が大きく変わるだろう。
  • 猿田彦の怨霊―小余綾俊輔の封印講義―
    4.7
    1巻1,705円 (税込)
    『古事記』『日本書紀』で天孫降臨を先導しながら奇怪な死を遂げた猿田彦大神。括り猿、庚申待ち、北向き蒟蒻――数多の伝承に関わるも、その正体は全く不明。博覧強記の民俗学者・小余綾俊輔の推理と論証が、千数百年も隠されてきた歴史を浮上させ、ある「血統」を巡る論争に終止符を打つ! 古代史謎解きミステリー。
  • しくじりをした人は、なぜ神社に行くと大成功するのか?
    3.0
    鎌倉殿・源頼朝、徳川三代将軍、歴代総理……大復活の裏に神社あり! リュウ博士による「歴史×科学×見えない世界」の授業 いじめ、敗北、離婚・失恋、親ガチャはずれ…… じつは、神社に祀られている神々は、 大きな失敗や挫折をしています。 たとえば、日本で一番尊い神様「アマテラス」は、 天岩戸にお隠れになるという、 日本最古の引きこもり。 日本最古の夫婦でもあるイザナミ・イザナギの「イザナギ」は、 黄泉の国まで行きながらも約束を破り、盛大な夫婦喧嘩。 ですが、アマテラスは、天岩戸開きを通じて、 他の神々の能力を引き出しました。 イザナギは、もっとも尊い三柱の神である 三貴神(アマテラス・スサノオ・ツキヨミ)を生みます。 「他者から助けられて成長し、他者を助けて成長する」 「最悪なときこそ、チャンスが訪れる」 「悪いことがあったら、良いことが起こる」 という神様が教えてくれる知恵は、じつは科学的にも証明されています。 そんな神様を祀っている 神社こそ、日本古来の大どんでん返しができる「システム」だったのです。 誰もが知っている「天下人」「成功者」は、そのシステムを活用してきました。 「鎌倉殿」の源頼朝も、 島流し20年の罪人から天下人になりました。 徳川三代将軍も全員大きなしくじりをしていますが、 260年続く平和な世を築き上げました。 武将、歴代総理大臣、名経営者が しくじりから大復活した秘訣「神社参拝」を徹底解説。 また、『古事記』『日本書紀』といった日本神話から 統計データ、科学論文まで用いてさまざまな角度から 「しくじりから復活する方法」を紐解きます! もちろん、お金、人間関係、ビジネス……といった 「しくじり別」おすすめ神社紹介も充実。イラスト満載で楽しく学べます。
  • 小説日本書紀編纂録 [倭の五王編]
    完結
    -
    全1巻1,650円 (税込)
    ヤマトタケル=倭王讃!? 古事記と日本書紀、どちらが正しいか————衝撃の「解」。 < まさか、「倭の五王」の謎が解けるとは思わなかった > *崇神天皇168歳 *平均在位は一代22年〜26年 *仁徳天皇と允恭天皇の類似 *二人の衣通姫 *名前換え(1)応神天皇 *応神=仁徳か *雄略天皇=武烈天皇=崇峻天皇? *蘇我入鹿と馬子の祖先 *逆(さか)さ言葉と諷歌 *逆転 *交換 *継体天皇は応神5世孫ではない? *歌垣と弘計億計兄弟の計略 *倭王興を隠した理由(継体の出自) *二俣・二岐・二派 *みつまた *神功皇后の秘密 ほか ———— いつか、これが古代史の定説になるだろう 【著者】 ヤマトトオル 作詞の配信曲に 『あのね』(「初めて会ったとき微笑ってくれた 優しかった君は天使のようで…」)、『君を僕の胸に』(「奪いあい騙しあうそのゲームの前で戸惑い躊躇う君がいた…」)。
  • 聖徳太子に秘められた古寺・伝説の謎 正史に隠れた実像と信仰を探る
    3.0
    1巻1,540円 (税込)
    ■2021年、太子御遠忌1400年! 和の精神 神仏習合 憲法・冠位 対等外交…古代史のカリスマ・聖徳太子の足跡から聖者伝説の真相を明らかに。 教科書から「聖徳太子」の呼称が消えて久しいが、厩戸王こと聖徳太子は、摂政として天皇を補佐し、十七条憲法の制定、遣隋使派遣など、大陸文化の積極的な受容に努め、国家の体制づくりに尽力したことで知られる。教科書が描き、一般的にイメージされる太子像は、仏教を重んじた辣腕の政治家であり、古代史のカリスマであろう。だが、『日本書紀』などが「聖者」として太子を礼賛する一方で、太子にまつわる謎・不明な点は多い。いかにして聖徳太子は「聖者」(カリスマ)となり得たのか?  日本書紀を精読し、あえて書紀が描かなった部分を、各地の太子の足跡・伝承からも補足しながら、古代史の第一人者が謎解き風に真実に迫る歴史教養本。 [目次] 第1章 聖徳太子の生涯を知る 第2章 斑鳩と法隆寺の謎 第3章 聖徳太子ゆかりの古寺と史蹟 第4章 聖徳太子伝説の謎 <編者略歴> 瀧音能之(たきおと・よしゆき) 1953年生まれ、駒澤大学文学部歴史学科教授。研究テーマは日本古代史。特に『風土記』を基本史料とした地域史の研究を進めている。主な著書に『風土記と古代の神々』(平凡社)、『出雲古代史論攷』(岩田書院)、『古事記と日本書紀でたどる日本神話の謎』『図説 古代史の舞台裏』『古代日本の実像をひもとく出雲の謎大全』(以上、青春出版社)、『図説 古代出雲と風土記世界』(河出書房新社)、『古代出雲を知る事典』(東京堂出版)、『出雲大社の謎』(朝日新聞出版)など。監修書に『最新発掘調査でわかった「日本の神話」』(宝島社)などがある。 <執筆者略歴> 古川順弘(ふるかわ・のぶひろ) 1970年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。宗教・歴史分野を扱う文筆家・編集者。『人物でわかる日本書紀』(山川出版社)、『古代神宝の謎』(二見書房)、『仏像破壊の日本史』(宝島社)ほか著書多数。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『聖徳太子に秘められた古寺・伝説の謎 正史に隠れた実像と信仰を探る』(2021年4月17日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • シリーズ<本と日本史>(1) 『日本書紀』の呪縛
    3.8
    大化改新はあったのか? アマテラスのモデルは持統天皇? 歴史学の最前線が明らかにする「神話と歴史」の事実! 書物で考える歴史シリーズ<本と日本史>始動! <本と日本史>は「本」のあり方から各時代の文化や社会の姿を考え、当時の世界観・価値観がどのように成立し、変化していったのかを考察する歴史シリーズ。第一巻が扱うのは『日本書紀』。歴史は常に勝者のものだった。『日本書紀』もまた、当時の権力者の強い影響下で生まれ、書物と書物の争いを勝ち抜いてきた。今日においても歴史の記述に大きな力を持つこの「正典」を最新の歴史学の知見をもとに読み解き、相対化する。本書は歴史解釈の多様性を示す『日本書紀』研究の決定版である。※一部、電子版では収録されていない画像がございます。ご了承よろしくお願い致します。【目次】まえがき/第一章 権威としての『日本書紀』/第二章 『日本書紀』の語る神話と歴史/第三章 『日本書紀』研究の歩み/第四章 天皇制度の成立/第五章 過去の支配/第六章 書物の歴史、書物の戦い/第七章 国史と<反国史><加国史>/第八章 『続日本紀』への期待、落胆と安堵/第九章 『日本書紀』の再解釈と偽書/第十章 『先代旧事本紀』と『古事記』/第十一章 真の聖徳太子伝をめぐる争い/第十二章 『日本霊異記』――仏教という国際基準/終章 『日本書紀』の呪縛を越えて/あとがき/参考文献
  • 知れば知るほどおもしろい「日本の神さま」の秘密
    -
    アマテラス、スサノオ、ヤマトタケルから聖徳太子、菅原道真まで……日本ならではの「八百万の神々」。このオールスターの神さまたちは、いったい何をしたのか。『古事記』、『日本書紀』をはじめとするさまざまな古文書、いまも多くの人々が訪れる神社、遺跡を読み解くと、そこには絵空事ではない本当の姿が浮かび上がってくる。・夫婦で大ゲンカの「イザナギ・イザナミ」・目力が強すぎた「サルタヒコ」・やたらと服を脱ぐ女神「アメノウズメ」・「エビス様」が入水?・「浦島太郎」はヤマト王家の秘密を握っている?・「ヒムカノミコ」には祟りを鎮める不思議な力が?・「因幡の素兎」の意外な結末「語り手の都合の良いように書き換えた」「史実をオブラートに包んで書き残した」……古代史の謎の解明にもかかわる、美しくも激しい「伝説」の裏に隠された真実に迫る本。

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  • 新修 日本の神話を考える
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 『古事記』『日本書紀』をはじめとする神話を、歴史・民俗・考古学にわたって再検討しアジア諸国との神話も比較し、その原像に迫った名著が新編集で登場。序章が付き、脚注・現代語訳を新設し、図版を大幅に追加した。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 〈真説〉日本誕生1 卑弥呼は金髪で青い目の女王だった!(KKロングセラーズ)
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    「卑弥呼」というのは、人名ではなく官職名だった!? 女王の謎がすべて解けた! 歴史言語学者として古事記、日本書紀、魏志倭人伝等を徹底的に、縦横無尽に読み解いた著者が、卑弥呼や邪馬台国、天照大神をはじめ、古代史の数多くの謎に挑み、驚くべき結論を導いた! 渾身の古代史シリーズ第一弾! /「卑弥呼」は何語か? ドコで生まれたのか? 女王の仕事はどのようなものだったか? どんなファッションだった? 両親はイザナキ・イザナミだった!? 卑弥呼のつかう「鬼道」とはアショカ仏教のこと!? いないとされるがソナカという夫がいた!? インド・アショカ仏教布教団の一員だった!? ――言語復原史学で証明する驚きの真説の数々。
  • [新装版] トノヲシテ《瀬織津姫さま》言霊リメンバリング
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    古事記、日本書紀では絶対わからないように、完璧に封印されてきた《この国根幹の神話時代》が セオリツヒメ様のご神託と、トノヲシテ(ほつま文献)でよみがえります。 《ヤマトびと》のたましいの岩戸を開く衝撃の本、新装版として新たにお届けいたします。 【瀬織津姫様からのメッセージ】 まず、ホツマツタヱは、何のために残されたかと申しますと、我らの尊き血の方々の残されたお言葉を記録し、後世まで伝えようとしたからでございました。 ミカサフミは、ホツマツタヱを良い教科書として、より詳しく書かれたものでございます。 本来フトマニは、占いのように見えますが、モトモトアケの存在が、天からのお言葉を降ろすことのできる金色の棒のことでした。 これが、タの一族に伝わる、クニトコタチ様からの宝物でした。 我らの時代は祭政一致もよろしいのですが、今の世では如何でしょうか? 宇宙の音を捉えるものが間違えたり、私利私欲に走ったりしてはならないのです。 そのための御修行は、歴代のスメラミコトがなされてきた御修行でありますはず。 あくまでもトノヲシテを心得たものが、ありがたいお言葉を降ろし、臣下に伝え、それにおいて政治に生かすのが順当と心得ます。 戦いや、荒ぶる心を持たされた時代もありましょうが、常に女の心はトノヲシテを内在していたと思います。 今なぜ私たち高天原の神々が、貴方がたに頼もうとしているのかということは、この女の心根に危機感を感じているからです。 徹底的に心に生じた毒を取り除くことが必要です。聖戦という言葉は使いたくありません。 できるだけのことをしなければならないという、高天原の皆様の決議もございます。

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  • 神道の常識がわかる小事典
    3.0
    日本の風土から生まれた固有の民族宗教・神道。私たちの日常に深く根を下ろしながら、その由来や作法を知らない人が多いのでは? 「二拝二拍手一拝」にはどんな意味があるのか。なぜ禊(みそぎ)や祓(はらえ)が大切なのか。天皇と稲作の関係とは……。神道の根本思想を説きながら、興味深い話はさらに広がる。「神道」という語は中国で造られた熟語であるという。割り箸のルーツは神道儀式にあった。神職のことを禰宜(ねぎ)と呼ぶのは神を「ねぎらう」から。神棚は、南向きないし、東向きの高いところに設けるのがよい、など日本人なら知っておきたい神道の基本知識を教えてくれる。さらに、『古事記』『日本書紀』をはじめ、国学の四大人(うし)といわれる荷田春満、賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤などの国学者についても紹介。また、伊勢神道、吉田神道、山王神道など、神道の様々な流派についても解説する。碩学が太古より伝わる神の道を解き明かしている。

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  • 新 日本古代史
    4.0
    歴史を書き換える試み。 古事記・日本書紀に書かれていた史実を読み解く。 古事記や日本書紀の記述を神話だからとして歴史から切り離し、土器や古墳などを文字に書かれたものではないからとして軽視してきた従来の日本古代史は、歴史の実像を描くことができずにいた。 本書は、そうした戦後の唯物史観からは絶対に見えてこない、歴史の実像に迫る試みである。
  • 新版 日本神話
    3.0
    古事記や日本書紀に書かれた神話以前から、日本人の心の中には素朴な神話が息づいていたのではないか。古代史研究の第一人者が、考古学や民俗学の成果を取り入れながら神話を再検討。新たな成果を加えた新版。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 新風記 日本創生録
    4.0
    日出づる国、日ノ本はいかに興ったのか。 遥か昔。民のためにその身を捧げ、長く苦しい旅に出た若者がいた。 まだ日本が日本でなかった時代。日向の里の跡継ぎ・彦火火出見(ヒコホホデミ)は、天災で農地が深刻な被害を受け、各々の里が争い合う現状に心を痛めていた。耐え忍び、助け合え、とただ語り掛けるだけで果たして皆を救えるのだろうか。自らが行動し、未来を示してこそ多くの民を救うことに結び付くのではないか。火火出見は、よき理解者である長兄・五瀬(イツセ)、武芸に長けた次兄・稲飯(イナヒ)、稲作の名人である三兄・三毛入野(ミケイリノ)らとともに理想郷として伝わっていた「豊葦原」への旅を決意する。豊葦原で、人々を束ねる国を作り、民を導くことこそ己の使命だと信じて。 気鋭の歴史作家が、大胆な着想とアプローチで迫った「神武東征録」。  『古事記』『日本書紀』をベースに、立国の礎を描いた歴史スペクタクル巨編!
  • シン・ヤマトコトバ学
    4.0
    ヤマトコトバは神話や伝承、『古事記』、『日本書紀』、祝詞などにルーツがあり、現代でも訓読みとして使われている。日本語の原点・ヤマトコトバに触れることは、日本文化の源流に触れること。古から守られてきた、人の心や大自然と繋がる言霊の力は、現代人のライフスタイルにこそ活かすべき豊饒なる精神文化だ。本書ではヤマトコトバの歴史や構造をポップに解説。また日々口遊みたい祝詞や和歌の名文、伝説や逸話も紹介する。
  • 神話で読みとく古代日本 ──古事記・日本書紀・風土記
    4.0
    『古事記』『日本書紀』は、ただの神話ではない。新しい国家の実現を目指し、大和王権が各地で口承されていた神話の力を利用して創作した、極めて政治的な〈神話〉である。本書では、この二つの〈建国神話〉をどのように読めばよいのかを説き、また「風土記」を読みとくことで、国家・地方間のダイナミックなテキストの攻防を明らかにする。地方が〈建国神話〉を受け入れたとき、「日本人」の自覚と、精神史上の「日本」が誕生した。その過程を目撃せよ。
  • 「神話」の歩き方 古事記・日本書紀の物語を体感できる風景・神社案内
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 神話が伝わる土地について、出雲、日向を中心に全国をたびたび訪れ 研究をしてきた神話学者の著者が、自ら撮影をした写真とともに、 物語性豊かな神話の世界へご案内します。 「目の前の景色に神々の物語を重ね合わせ、神々の姿を見いだすということは、古くから各地で行われてきた。神話をめぐって発揮されてきた人々の想像力は、神話の解釈にもヒントを与えてくれることが多い。(中略)なかには神話を知らなくとも神秘的な空気や絶景に感動することもあるが、神話を少しでも知っていると、風景に奥行きが生まれる。何でもないただの薄暗い藪が黄泉国(よみのくに)への入り口に見えてくる」(本書より) 本書の内容 ●神話の旅に出る前に 旅の準備1 神話の資料を知る 古事記・日本書紀・風土記 旅の準備2 神話の内容を知る 旅の準備3 土地について考える ●出雲/黄泉平坂 ヤマタノオロチ神話 因幡のウサギ 国作り神話 国譲り神話 出雲国風土記 ●日向/天の岩屋神話 天孫降臨神話 ホノニニギとコノハナサクヤヒメ神話 海幸彦・山幸彦神話 山幸彦とトヨタマビメの神話 ●対馬/ワタツミの宮 トヨタマビメ神話 対馬に伝わる神話の世界 対馬で感じる古代的世界
  • 次元転換される超古代史 [新装版]正統竹内文書 口伝の《秘儀・伝承》をついに大公開!   これが日本精神《心底》の秘密
    4.0
    「正統竹内文書」の継承者・竹内睦泰氏が一族のルールを破って秘伝を公開。超能力者・秋山眞人氏がシンボル学、霊能の視点で分析。ハーバード大学院出の竹内文書研究者・布施泰和氏が、ジャーナリスティックに解説。 太古の地球/日本の成り立ち/古代ユダヤの叡智/神話・伝承・お伽話......ついに世界の雛型〈ニッポン〉の真相が見えてきた! (本書は2015年7月に刊行された『正統竹内文書 口伝の『秘儀・伝承』をついに大公開!』の新装版です) 秘伝1......「宇宙」は竹の筒の中にあるとしていたから、「筒」は膜宇宙であり、「竹内」とは宇宙そのもの! 秘伝2......八咫烏(やたがらす)は実在の人物オオナムヂの子、アヂスキタカヒコネである! 秘伝3......故郷日本を目指した陸路の〈出雲族〉と海路の〈天孫族〉以外に、のちに富士王朝を設立した草原ルートの「第三の部族」がいた! 秘伝4......「籠の中のとり(イ)」=鳥居=十の理=モーゼの十戒! ◎ 九州と近畿に同じ地名が散見するのは、邪馬台国が二度東遷したから ◎ 『竹取物語』は、天皇家が宇宙人に接触しようとした話 ◎ 『浦島太郎』は、崇神天皇の御代に出雲の巫女が陵辱された報復劇 ◎ 古事記は国内用、日本書紀は海外用の政治文書 ◎ 山の「高み」を結んで三角測量していた古代遺跡群 ◎ 宇宙人は13進法を使っている! ◎ 大相撲を見れば、地震は予知できる! ◎ シンクロニシティ(共時性)は、統計・確率を偏らせる「有り難い」神力 ◎ お金とサービスの代償で成り立つ「経済」こそ、最大の霊的オカルト現象! ◎ これから、奇跡の多発化&超常現象バブルが起きる! ◎ スピリチュアルの論法を、暴走する自我の擁護に使うな

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  • 縄文の日本人に学ぶ古くて新しい生き方の法則
    3.0
    1巻1,881円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『古事記』『日本書紀』の原書ともいわれる失われた真の日本神話『ホツマツタヱ』を中心に、縄文時代から使われてきた日本固有の文字「ヲシテ文字」で記されたヲシテ文献を紐解きながら、日本人のルーツ、生き方の法則を紹介。
  • 女系天皇 天皇系譜の源流
    3.5
    初代神武天皇以来、男系皇位継承に断絶がなかったとするのは、明治政府の創出だった! 『古事記』『日本書紀』の天皇系譜に加え、考古学資料、文化人類学の視点から母系社会系譜の調査資料をひもときながら、日本古代における族長位継承の源流に迫る!
  • 神社検定 公式テキスト9 神話のおへそ『古語拾遺』編
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    『古事記』『日本書紀』に並ぶ神道の重要古典『古語拾遺』。そこに載せられている「神話」と「史実」をやさしく解説する。好評だった『神話のおへそ』第2弾!
  • 神社検定 公式テキスト10 神話のおへそ『日本書紀』編
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    平成24年から、神社本庁監修による「神社検定」が始まりました(主催/一般財団法人日本文化興隆財団)。神社本庁とは、全国約八万の神社を包括する組織です。令和2年6月には、「第9回 神社検定」が行われます。 毎回、テーマが設けられ、令和2年の3級のテーマは「神社の基礎と日本書紀」、2級のテーマは「神社の歴史と神話」、1級は特にテーマを設けず、指定の神社検定公式テキストから総合的に出題されます。 この公式テキスト10『神話のおへそ『日本書紀』編』は、公式テキスト2『神話のおへそ』の姉妹版です。公式テキスト2『神話のおへそ』が『古事記』を中心に神話の解説を行っていたのに対し、このテキストでは、そのタイトル通り『日本書紀』を中心に解説しています。一口に神話といっても、『古事記』と『日本書紀』に掲載されている内容は、主要な部分は同じであっても、その細部において大きな違いがあります。その違いが分かるように編集されていて、しかも、混乱しがちな神様の系譜も図で整理しています。まさに神話を理解するにはうってつけの本といえます。令和2年の試験では、このテキストは3級と1級試験で使われます。 目次 第1章 『日本書紀』とは? 第2章・3章 『日本書紀』が伝える神代の世界 第4章 『日本書紀』が伝える歴代天皇の事跡 第5章 歴史の中の『日本書紀』 定価:本体2000円(税別) A5判 292ページ 神社検定公式テキストシリーズ 公式テキスト1『神社のいろは』(3級・2級用) 公式テキスト2『神話のおへそ』(3級・2級用) 公式テキスト3『神社のいろは 続(つづき)』(2級用) 公式テキスト4『遷宮のつぼ』(2級用) 公式テキスト5『神社のいろは要語集 宗教編』(1級用) 公式テキスト6『日本の祭り』(3級・2級用) 公式テキスト7『神社のいろは要語集 祭祀編』(1級用) 公式テキスト8『万葉集と神様』(3級・2級用) 公式テキスト9『神話のおへそ『古語拾遺』編』(3級・2級用) 公式テキスト11神社のいろは特別編『伊勢神宮と、遷宮の「かたち」』(3級・2級用) 季刊誌『皇室』シリーズ
  • 神武天皇「以前」 縄文中期に天皇制の原型が誕生した
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    日本人の精神のふるさとは縄文にある 芸術の域にまで達する土偶文化が花開き、世界に誇る天皇制の源流へと溯れる縄文時代。 日本文化のルーツを探る旅から見えてくる民族の精神とは 考古学の最新の知見を踏まえて古代日本の実相に迫る歴史ロマン! 【目次より】 プロローグ 縄文土偶の芸術性 第一章 神武天皇はもちろん実在した 第二章 大和政権、邪馬台国と卑弥呼 第三章 『古事記』とて「近代の書物」だ 第四章 世界文明のなかの「縄文」 第五章 日本人の精神構造と道徳は縄文時代に確立されていた エピローグ 大和言葉は縄文語が源流 ・縄文人はどこから日本にやって来たか ・環状列石群には、いったいどんな文明があったのか ・縄文土器、土偶の素晴らしさ ・火焔土器はなぜ生まれたか ・『古事記』の前に聖徳太子によって『天皇記』、『国記』の編纂がなされていた ・大和朝廷にとって女王国の併呑など、取るに足らない事案だった ・『古事記』、『日本書紀』が作り話、政治文書だと言い張っていた人々はいま ・太陽信仰は天照大神にあらわれている ・縄文時代、何語を喋り、どんな絵文字を使用していたのだろう ・かな、カタカナの発明は史上最大級 ・神話は随所に息づいている ・縄文という独自の文明が日本にあった ・人類最古のロゼッタストーン、成文法「ハンムラビ法典」。そしてインカ文明と縄文 ・飛鳥の石舞台、秋田のストーンサークルは英国のストーンヘンジに似ている
  • 神武東征とヤマト建国の謎 日本誕生の主導権を握ったのは誰か?
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    1巻640円 (税込)
    『古事記』や『日本書紀』で語られる神武東征。初代天皇・神武が九州から困難を乗り越え、ヤマト入りする神話だが、実はこの話、史実だったのではないかと思われる遺跡がある。それが纒向(まきむく)遺跡だ。詳細は本文に譲るが、この遺跡では東海・近江、吉備、出雲の土器が多数発見されており、神話にあるように、最初は纒向を長髄彦(ながすねびこ)が、次に饒速日命(にぎはやひのみこと)が治め、最後に神武がやって来たのではないかと、思われるのだ。高天原から降臨した饒速日命とは一体何者なのか? なぜ長髄彦は、天神である饒速日命は受けいれ、天孫である神武天皇は拒絶したのか? 饒速日命は、義弟を殺してまで、なぜ神武天皇に王権を禅譲したのか?不可解な神話に暗示された、ヤマト王権誕生の謎に迫る!

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  • スサノヲの正体(新潮新書)
    3.5
    アマテラスの弟スサノヲは、天上界では乱暴狼藉を働いて追放される悪玉だが、地上界では八岐大蛇(やまたのおろち)を退治して人々を助ける善玉になる。そのキャラクターは『古事記』と『日本書紀』とで大きく異なり、研究者の間でしばしば論争となってきた。ヤマト建国への関与、祭祀をめぐる天皇家との関係、縄文文化のシンボル……。豊富な知識と大胆な仮説で古代史の謎を追ってきた筆者が、スサノヲの正体に鋭く迫る。
  • 図解 古事記と日本書紀
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    両書は読み物としての味わいも格別だ。エロティックな性描写、英雄による巨大モンスター退治、ホラー映画のような場面もあれば、男女の愛憎劇や流血のクーデターの話もある。まさにエンターテイメント性満載の書物であり、読んでいてじつにおもしろい。 本書はそんな両書の「おいしいところ」を抽出して、わかりやすく構成している。『古事記』『日本書紀』入門の世界を思う存分お楽しみ願いたい。 (「まえがき」より)

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