天皇の歴史1 神話から歴史へ

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1,870円 (税込)

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三輪山の麓、大和に生まれた王権はどのように古代国家を形成したのか。古事記、日本書紀に描かれた神話の解読や考古学の最新成果などから、神武以降の天皇の実像を解明。群臣に擁立された天皇中心の畿内政権が、全国を統一していく過程を検証する。また東アジア情勢の緊張により、大化の改新が引き起こされ、律令国家形成が促進された背景も明らかに。天皇号と日本の国号の誕生も解析し、日本の歴史の原点を究明する。

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天皇の歴史 の一覧

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  • 天皇の歴史1 神話から歴史へ
    1,870円 (税込)
    三輪山の麓、大和に生まれた王権はどのように古代国家を形成したのか。古事記、日本書紀に描かれた神話の解読や考古学の最新成果などから、神武以降の天皇の実像を解明。群臣に擁立された天皇中心の畿内政権が、全国を統一していく過程を検証する。また東アジア情勢の緊張により、大化の改新が引き起こされ、律令国家形成が促進された背景も明らかに。天皇号と日本の国号の誕生も解析し、日本の歴史の原点を究明する。
  • 天皇の歴史2 聖武天皇と仏都平城京
    1,518円 (税込)
    天武天皇崩御後、女性天皇によって護られ、聖武天皇へと継承された天武直系の皇統。皇位継承を実現するために女性太上天皇が担った役割とは何かを説く。即位した聖武を待ち受けていたのは相次ぐ天災、疫病の大流行。国家の危機に苦悩する聖武は仏教に帰依し、平城京は仏都の彩りを濃くしていく。古代社会に仏教がどのように根ざしていったのかを究明するとともに、平城京がいかにして形成され、変遷していったか、その実像を探る。
  • 天皇の歴史3 天皇と摂政・関白
    1,408円 (税込)
    9世紀後半、幼帝清和天皇の外祖父・藤原良房が摂政になり、息子・基経が関白の地位を得て、その後200年におよぶ摂関政治の時代が始まった。醍醐・村上天皇の「延喜・天暦の治」と将門・純友の乱、そして道長の栄華。藤原氏が王権をめぐる姻戚関係を支配するなかで、天皇のみがなしえたこととは何か。「摂関家による政治の私物化」という従来の捉え方を超えて、天皇が「生身の権力者」から「制度」へと変貌していく時代を描く。
  • 天皇の歴史4 天皇と中世の武家
    1,331円 (税込)
    12世紀末、日本史上初めての本格的な内戦、治承・寿永の内乱の結果、新しい武士の政治組織、鎌倉幕府が誕生。政治体制は、それまでの朝廷の単独支配から、明治維新まで続く朝廷・幕府体制へと大きく変化する。父子一系の皇統をめぐる朝廷の動揺と、朝廷再建を図る源頼朝、後醍醐天皇、足利義満の構想など、朝廷・幕府体制の展開を探りながら、古典を鑑として秩序を求めた人々の営為を明らかにする。
  • 天皇の歴史5 天皇と天下人
    1,408円 (税込)
    織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら「天下人」に、天皇はいかに渡り合ったのか。正親町天皇が発した日本史上初めての「キリシタン禁令」を無視した信長。秀吉の権威を天下に誇示することとなった後陽成天皇の聚楽第行幸。大明国征服の野望を抱いた秀吉の「皇居の北京移転計画」。家康の意向に従わざるを得なかった後陽成の譲位と後水尾天皇の即位。信長上洛から家康の死まで、激動の時代を天下人ではなく天皇を主人公として描き出す。
  • 天皇の歴史6 江戸時代の天皇
    1,760円 (税込)
    「天子諸芸能のこと、第一御学問なり」と禁中並公家中諸法度で規定され、政治的には無力であったとされた江戸時代の天皇。しかし、後水尾天皇や霊元天皇は、学問や和歌を奨励して権威を高め、光格天皇は天明の飢饉の際に幕府から救い米を放出させたばかりでなく、応仁の乱以降に失われた御所を復古再建させた。老中・松井平定信が説いた大政委任論など、幕末動乱の中で孝明天皇を権力の頂点に押し上げた原因を究明する。
  • 天皇の歴史7 明治天皇の大日本帝国
    1,573円 (税込)
    幕末の混乱の中で皇位に就いた16歳の少年は、伊藤博文ら元勲たちと信頼関係を結び、「建国の父祖」の一員へと成長していった。京都を離れて江戸城跡に新宮殿を構え、近代憲法に存在を規定された天皇の政治への意志とは。復古の象徴、神道の主宰者でありながら、髷を切り、軍服を着た「欧化」の体現者。洋装の皇后とともに巡幸と御真影でその姿を見せ続け、国民国家の形成期に「万国対峙」を追求した「我らの大帝」の実像を描く。
  • 天皇の歴史8 昭和天皇と戦争の世紀
    2,090円 (税込)
    昭和天皇は、その生涯に三度、焦土に立った。皇太子として訪れた欧州の、第一次世界大戦の激戦地。摂政として視察した関東大震災。東京大空襲で焦土と化した東京。こうした体験は、「戦争と平和」をめぐる天皇の観念に何を及ぼしたのか。激動する国際情勢のなかで、天皇はどのように戦争に関わり、歴史の「動力」となっていったのか。そして、「昭和の戦争」は、平成の天皇に何を残したのか。「象徴天皇の時代」を大幅に加筆!
  • 天皇の歴史9 天皇と宗教
    1,496円 (税込)
    大和王権の大王祭祀、皇祖神を祀る伊勢神宮や大嘗祭の起源を究明。古代律令制による神祇制度の変遷を辿り、宮中祭祀の諸相を解説。鎮護国家と天皇護持の役割を担った仏教はどのように受容されたのか。皇室における神祇信仰と仏教信仰の関係を究明。大日如来と一体化する即位灌頂を行った中近世から、明治維新による変貌、国体と結びついた戦前・戦中、そして敗戦で象徴とされるまで、天皇の核心を追及する。
  • 天皇の歴史10 天皇と芸能
    1,430円 (税込)
    天皇の権威の源泉は、〈芸能〉にあった。『古今和歌集』をはじめとする勅撰和歌集は、なぜ二十一代も編纂されたのか。そして、「和歌」の伝統は戦乱の世をいかに乗り越えたのか。今様の後白河院、琵琶の後鳥羽院など、「声わざ」と管弦に生きた「芸能王」の系譜とは。立花の後水尾院や、茶の湯の後西院など、諸芸を愛好し、和漢の学問に励んだ天皇の姿からは、日本文化の深層と、その伝統形成の歴史が見えてくる。

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天皇の歴史1 神話から歴史へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    神話の時代から天武天皇まで。詳細な記述を堪能した。卑弥呼が戦前の皇国史の中でどの位置に同定されていたのか、興味深いところだったが、著者によれば、西暦239年(己未、景初3年)の卑弥呼による朝貢の魏志の記述に合わせるために120年遡って神功皇后の「日本書紀」に神功皇后による朝貢との記述津があること、また「百済記」の記述を合わせていた!明らかに卑弥呼に比定する意図があるとのこと、これは初耳だった。それ以外は説明が無かったが、私としては著者が飯富皇女(顕宗・仁賢天皇の姉?)がシャーマンであり、もしかすると清寧天皇後に女帝に即位していたかも…との記述(P188)から、むしろこの皇女が卑弥呼のイメージに相応しいように感じた…。とはいえ飯富皇女の存在は西暦500年頃と思われるため、もちろん時代は全く合わない!神武天皇の即位を推古9年(601年)から1260年(21回)遡って革命の辛酉の年に決めたという説明も改めて詳しく教えられた。一方、大友皇子の弘文天皇としての即位があったのか否か?説明は大友のままであり、全く言及がなかったのは、私には少し消化不足。

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    2022年08月24日

    Posted by ブクログ

    日本の歴史を改めて知ろうとしたら、やはり天皇と公卿の成り立ちからかと思い、この本を手にしました。

    なかなか難しく、かなり読みきるのに時間を要してしまいましたが、とても勉強になる一冊でした。

    天皇家のレガリアが玉、鏡、剣の三種神器であることを知って、宝剣が大切に保管されている奈良の神社まで出掛けてしまいました。大和王朝の始まりの地の息吹も感じてきました。

    かなりたい子の昔から、朝鮮や中国との外交や争いがあったことには驚きました。もっと日本は歴史的に孤立していたようなイメージがあったので、もっと大きいスケールで日本の歴史を学び直す必要性を感じました。

    昔は皆名字を持っていたことも驚きでした。その半分くらいは、○○部さんであったこと。確かに、阿部、服部、磯部、田部、建部、武部等と今でも部が名字につく人は多い。

    もっと日本史を勉強し直してから、もう一度挑戦したい本です。

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    2023年10月04日

    Posted by ブクログ

    2010年に刊行された「天皇の歴史」シリーズの文庫版。2016年の天皇明仁(当時)が発した「象徴としてのお務めについてのおことば」を契機とした議論の高まりが文庫版の出版に繋がったようだ。副題にある通り、神話時代における天皇系譜の成立過程を探るのが本書の趣旨であり、それは史料なき時代の考証を、記紀やその他の後世の史料の批判的読解から行おうとする試みとなる。当然ながらわかり得ぬものを扱うため推測が混入することを防ぐのは不可能だが、各種史料を複合的に批判してその裏にあるものを炙り出そうとする専門家たちの苦闘がよく伝わってくる。

    国内の史料が乏しい「倭の五王」以前を扱う第1章は比較的シンプルでわかりやすく、特に践祚に必要とされるレガリア(「三種の神器」)が魏から卑弥呼への下賜に起源することを論ずる下りは説得的。第2章では主に「記紀」を批判的に読み解くことにより、皇統が重視されるに至った経緯を明らかにしつつ、同時に大和朝廷成立における帰化人の役割や、天皇と祭祀の関わりが語られる。
    第3章からは大和朝廷における畿内政権と地方豪族の関係が論じられるが、この辺りから議論がかなり複雑になる。著者の専門領域は奈良・平安時代の律令制であるため、考証史料を各種律令から持ってくることが多くなり、律令制に関する知識が乏しい読者にはややハードルが高い記述になっているように感じた。
    第4章におけるテーマである天皇という称号や日本という国号の成立に関しては、中国大陸や朝鮮半島との関わりが内外の史料を用いて重層的に論じられている。個人的には、飛鳥の奇妙な石造物が、蝦夷との朝貢関係を維持していることの他国へのアピールであるとする著者の見解はやや突飛ではあるがシンプルで説得的であるように思えた。

    全般的に根拠史料の掲出が豊富で、これらを丁寧に読み込んで行けばこの時代の溢れるロマンを十分に味わうことができる。門外漢には辛い部分も多いが、著者の言うように京都よりも奈良にシンパシーを感じる古代史ファンなら相当に楽しめる内容だと思う。

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    2019年05月26日

    Posted by ブクログ

    天皇制はどのようにして生まれ、なぜ現在まで続いてきたのか。その誕生は東アジアの国際関係と関係があった。中国の晋の冊封を受けた倭の五王、そこから離脱してワカタケル=雄略は小帝国を目指す。その延長上で大王、そして天皇を号するが、それはやがて律令国家の中央集権制を支えるために必要不可欠の道具となった。

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    2018年11月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    考古学的な最新成果と津田左右吉以来の文献批判を統合し、初期ヤマト王権から律令国家への転換を叙述する研究書。本書の特色は、謎に包まれた古代の王たちが、実は中国皇帝の機嫌を伺ったり、部下の娘を人質(采女)に取ったりと、生々しい「政治」をしている姿がわかる点にある。特に天武朝の「自分は神だ」宣言がどれほど異質だったかの指摘は、キャラ造形に極めて有用。

    ヒメ・ヒコの二重主権が主要論点の一つ。卑弥呼と男弟、神功皇后と武内宿禰のように、宗教を司る女性と世俗を司る男性がペアで統治する形態が王権の原形である。

    天皇号の推古朝成立説も重要な論点。天武朝説も有力だが、天寿国繍帳銘や遣隋使の国書から、対外的な「王」を越える称号として推古朝には考案されていた可能性が高い。

    「食国」と大嘗祭については、天皇の統治とは、四方の国々の食物を「食す」ことによる服属儀礼であり、大嘗祭はその関係を再確認する最大の舞台であった。

    天智期関連では、中大兄皇子について、乙巳の変を主導し、東アジアの緊張下で蘇我氏を排除して権力集中を図った。白村江の戦いについては、唐に代わって百済王を冊立しようという「倭の小帝国」的野心が、唐との全面衝突と大敗を招いた。称制については、斉明死後、即位せずに「水表の軍政」を執った緊急事態の権力運用。甲子の宣(664年)については、氏上を定め、部曲(民部・家部)を再編した、大化改新では不十分だった中央氏族制改革の断行。庚午年籍については、氏姓の根本台帳を確定させ、民衆を領域的(50戸単位)に把握し、徴税・軍役の基盤を築いた最重要施策。

    講談社学術文庫で、序章の研究史は専門的だが、第一章以降は「記紀のこの話は実はこういう意味」という解説が非常に平易。天智まわり関連度は極めて高く、蘇我氏、天智、鎌足の政治的動機が、東アジア情勢(唐の親征など)と密接にリンクして描かれており、ドラマの解像度が上がる一冊。

    0
    2025年12月30日

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