2021年現在。コロナと共に皇室関係が話題になっている。その皇室の源流が元をただせば日本書紀に起源を見ることができる。
別に今騒がれているから、というわけではなく、前々から気にはなっていた日本書紀。反面、避けて通ってきたことも否めない。
そんな折、マンガならよめる!と思い読んだ子の一冊。
...続きを読む本の感想というよりは日本書紀の感想になってしまうが、ギリシャ神話や北欧神話などなど、神話というものはあまねく無茶苦茶である。現代の日本人の方がよっぽど品行方正かと思うくらい、神様は無茶で、あほらしく、より人間らしく、愛らしい。
漫画であるため読みやすいことは間違いがない。ただ、これは仕方がないことだが、とにかく神様の名前がい多い!しかも似すぎ!!○○ノミコト、△△ノミコト、□□ノカミばり。覚えられるどころか、ごっちゃになる。
もちろん丁寧に解説をしてくれているのだが、この解説が曲者。漫画はむしろ文字数、セリフが少なくできているのだが、それを補うように補足が下の欄外に、細かい字で毎ページ記載されている。
これをいちいち読むとせっかくのマンガなのにスピードが落ちる、面倒である。
構成にケチをつけてしまったが、せっかくの「マンガならわかる!」が少しもったいない気もした。しかし、複雑で雑多な日本書紀を漫画で表現するにはこのような方法しかないのもわかる。