古代史おさらい帖 ──考古学・古代学課題ノート

古代史おさらい帖 ──考古学・古代学課題ノート

880円 (税込)

4pt

3.5

考古学的な知見と、『日本書紀』『古事記』などの文献資料を織り合わせてはじめて、古代の真の姿が浮かび上がる。この考えから「古代学」を提唱する学界の重鎮が、古代の読み解き方を根本から問い直し、「土地」「年代」「人」の見方をめぐって、具体的かつ革新的な方策を提案する。「土地」の見方では変貌する河内と摂津から国生み神話の鍵などを考察。「年代」の見方では銅鏡の「年代」や「暦」を通して、古代人が時間をどう記述したかを探る。「人」の見方では、倭人=「呉の太伯」の後裔伝承の重要性などを提議。未解明の謎の数々や、古の人びとの心に想いを馳せながら、古代史を総ざらいで生きる入門書。

...続きを読む

古代史おさらい帖 ──考古学・古代学課題ノート のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年11月10日

    なにしろ不勉強で著者には「おさらい」でも僕にはもうもう。それでも最後まで読み通せたのは有難い。でも、難しかった。
    魚住和晃さんの著作(『現代筆跡学序論』『「書」と漢字』等)で初めて知った宇治橋断碑のこと、本書でも触れられており興味深く。もう一度合わせて読み直したく。
    初歩的なことながら元号や年号、暦...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年03月03日

    子供の頃から考古学が好きで、若い時分には森先生が編集された「日本の古代」シリーズを読み漁ったもの。

    暦などの時間の記述や文字が日本に定着していった過程など一歩一歩進めていく記述。景初三年とあるだけで、卑弥呼の鏡などと騒ぐ輩と対局にある。

    引用。
    「倭人伝」に一度だけみえる「邪馬台国」は晋に遣使し...続きを読む

    0

古代史おさらい帖 ──考古学・古代学課題ノート の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

古代史おさらい帖 ──考古学・古代学課題ノート の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま学芸文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

森浩一 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す