キューピーさんさんのレビュー一覧
レビュアー
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購入済みアニメ第2クールを待ちます
2023年3月、
アニメ第1クールが終わりました。
アンは大変な危機に直面します。
アニメでは、アンが泣くところで
声優さんが熱演でしたし、シャル
の言葉に困惑して力なく座り込む
ときの描き方が見事でした。
一方、アニメでは、銀細工の優劣
に関する王妃の気づきが、王の判
断とされていて、王妃の存在意義
が低下しています。ただし、発表
する国王の広げたガウンに王妃は
隠れることなく、その直後にも
遠景として王妃の姿が一瞬見えて
おり、製作者は王妃の重要性を
暗示させていました。
第2クールは7月だそうです。 -
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購入済み
きらきらにユラユラ
自分の置かれた環境がどんなものであっても
強い自分を持つ人なら揺らがないだろうけれど、
こうした話のように、ちょっと官能的で
きらきらしているものを見てしまって
自分のしていることに身が入ってないと
ああ、自分もそうです、愚かだと思います。
でも、そうです、いつもの自分は
こんなふうに、揺らいでしまいます。
ああ、それでは駄目だから、
しっかり自分の頭で考えようと思います。
だけど、よろめくのは簡単で
悩むのは楽だから、つい強い自己を
持たないまま、ふらふらと、それも楽しいですね。
こういうお話に浸って、同じように揺らいで
安易に世の中のせいにしているのは
判断停 -
購入済み
『ツバサ・クロニクル』とともに
大江さんが2023年3月3日に亡くなられ、
13日の今日その発表がありました。
もっとお言葉をお聞きしたかったのですが。
『洪水はわが魂に及び』の子のように
繰り返しが特徴。太字の「壊す人」など。
日本の中の双子の国家、双子の妹への手紙、
天体学者の、アポ爺、ぺリ爺も双子。
妹はモンローのパロディか米大統領と関係。
日露戦争相手国ロシアの血。
この国、貿易(?)までしてる。
歯痛とか悪臭とかペインティングとか、
感覚的にわかりやすく刺さってきますね。
社畜の方が息をついたろうキャバレーとか
そんな俗悪なものと神話の巨人が併記され、
聴覚で村人を誘導、 -
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購入済み
購入済みあなたを見つめつづければ
2023年3月5日(日)の今日、
アニメ第8話を見ました。
ちょうどこの巻の最後です。
アニメがずいぶんうまくできていて
こんなセリフとか展開があったかなと
本を見返すと
本当にそういう言葉や展開があって
上手にまとめられています。
いくらかは脚色があるんでしょうが
今の自分には本の方の内容を
だいぶ忘れていてわかりません。
アニメ、本それぞれにいいです。
アンが可愛い、そして強い。
こんなに危機的な状況で
自分にできる唯一の、とアンが言う
砂糖菓子作りにこれだけ打ち込める
なんて。そして
透き通る砂糖菓子の妖精の像と
孤独な公爵の、歪んではいるけれど
そ -
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半ばから急展開、不安定な成功者
気になって手にした。半分より前は読みが遅く
途中で読むのをやめてしばらくたった。
ふたたび読み始めて、半ばころから大きな展開。
かわいそうで、読んでいられないことが起こって、
その後おさまるけれど、対立が隠れているだけ。?
そこに至る過去の環境。その複雑さは改善せず、
世代を超えて続いていくようだ。
理想とその実現にうそはない。冷静果断大胆。
が、人類愛も男好きも、愛情の欠如という
土壌の上に花開く。
この著作のための取材に協力された方たちは
こんなに巨大な不安定を抱えてはいないだろうが、
ここにはずいぶんと危うい綱渡りを成功させている
大物が描かれている。
(不安 -
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購入済み
購入済み次々と意外なことが……
始めはアニメから見た。絵が丁寧で
子供っぽ過ぎてもなくてなんかいいなと思った。
そしてラノベを読み始めて、止まらなくなった。
シャルとアンの二人が素直だし純粋で、
でも本心が簡単に通じ合うわけでなくて
じれったいところがさらに良い。
妖精とか銀砂糖細工とか綺麗で儚げで素敵だ。
怖いことが起こって、心配で心配でどんどん読んだ。
王家勲章の行方。ヒュー、そして王妃も、いい意見を言う。
この作品は大人もいい役割を担っている。
シャルは大人でも妖精なので、人間的感覚に欠けているが
アンの真心と成長とともに人間不信を解いていくところがいい。
アニメも要領よくいいところ -
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購入済み
今を客観的に共感できている
主人公も感情の起伏はあるが
どちらかといえば
良くコントロールされている。
主人公は良くも悪くも
とっぷりと深く経験することから
免除されていて
それでいて
自分と周りの
幸不幸を客観的にとらえ
深く共感できる性質なのだろう。
直接経験がたとえ乏しくても
ずいぶんと洞察に富んでいると思う。
今の学校生活の在り方の
ある場合を良くとらえて書いている。
もちろん、今といっても
だいぶ前だろうが。
主人公と岩永、それから祐子とかも
意外な面があって
読むのも面白いし、
人間って多面的だと思うし、
基本的にここに出てくる人は
悪い人ではないようだ。
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購入済み
開放的なショット、刺さる言葉
映画『ただ、君を愛してる』は
開放的で穏やかなショットが印象的。
自由の女神の海辺、登校の広い道、
瑞々しい緑と静かな湖畔。
玉木宏は素敵な一方、片恋の姿を
よく演じていて親近感が持てる。
宮崎あおいは眼鏡のありなしで
こうも変わるんだ。かわいい。
たくさんの文学作品や映画の引用や
題名が出てきて、読みたくなる。
感じは違うが『美丘』も思い出した。
『桜の森の満開の下で』の奇怪さとは
違うが、真の関係でないママゴト的な、
夢の楽しさと非現実な悲しさを感じた。
言葉に、ああそう考えるのかと納得し
たり、同情する。誰のための幸福か
とか、なぜ仲良くしたいのか -
購入済み
悪と美は横溢するが…
現代普通桜は怖くない。
しかし、孤独な山中の
無限の森の中で
美しいものも不気味だと
思わせられる筆力。
女の美しさがむごい要求を
通させる。
山賊単独の悪が翳むほどだ。
女の飽くことのない我儘を
許し続け、そしてやがて
山賊は自分自身と女を
同一視する。
ついには女を魔物と感じるが
滅ぼした相手は自分自身
だったかもしれない。
長く連れ添った者でも
どんな者たちでも
一瞬にして刀の露になり
何のためらいも悔悟もない。
無意味で奇怪なママゴトが
行われるだけだ。
読者はそれにつき合わされ
山賊の自意識にはむしろ
悪の意識がなく普通人のようだ -
購入済み
迷える者、含む私
いくら頑張ってもかなわないこともある。
都会でも田舎でもそれぞれに苦しみがある。
クジラもたとえ海に戻っても
生き延びられるかはわからない。
人間も遅かれ早かれ死ぬともいえる。
でも、たとえ死がすぐそこに近づいていても
別の生き物でも、
見知らぬ人でも
誰かが少しでも自分がいることを
ほんとに少しでも認めてくれたり
ちょっとでも意義を感じてくれたら
しのげる。
誰かに自分を否定されても
また誰かが自分の何らかの面の
良さに気づいてくれることもあって
しのげることがある。
人間は弱くて正しくないから
自分や他人を不幸にするけれど
そのくせ、また自分や他 -
購入済み
役立たないけれど、役立つこと達
私たちが社会に役に立つものを求めるとき、
私たちも役に立つものであることを求められる。
これはきわめて当然だけれど、
私たちは役に立つものばかりから
できているわけではない。
私は私自身の役に立たない部分を
かえって私のアイデンティティを
表すものとして、「最後まで」
愛することができるだろうか。
また、私は、私だけで私であるわけではない。
私を生み出してくれた者たちも
私の一部である。
私は、私の一部が不完全であっても
かえってそれを愛せるだろうか。
〇〇は、後ろめたくて
自分に大きな穴ができたように感じる行為
かもしれないが、意外と戦略的で
原罪とも呼 -
購入済み
光と場、早熟と保障
自分は文系ですが、科学をかみ砕いて
紹介するサイトで聞いていた
考え方が多く総合されていて
興味深く読みました。
光が光速=最速なのは、
雷が地面に向かうように
光が、膨張する宇宙の果てに向かうから、
そして、光が光速で飛ぶから
認識できる。
(光の波長より短い区間の
位置とエネルギーは
同時には認識できない。)
また、光も水など通るときは
少し遅くて、より速いものの存在を
教えるように発光するんだね。
(チェレンコフ光)
それに、穂瑞の言う、光子と場は
同じものの別の形態だというのは
優れて統合的で感心した。
穂瑞はさらに天才的にふるまって
く -
購入済み
愛人は卒業。焦らない今後。
別の女性との間に割り込んで
それでも大した身分でもなくて
きっぱりと捨てられて、
神様が水を振りまいたような川のある
川からくる気のようなものに
包まれて、いろいろ
不思議な観応があったり、
変わった経験、変わった趣味の人が
割と集まっている、
そんなところに戻ってきた。
ありそうな、いや、あってほしいような
不思議な結びつき。
自然と縁がつながる、
再生の過程。
病気の姑候補さんも回復しそう。
愛人だったころに身につけた
テクニックも、
はっきりとは書かれてないけど
あるかもしれないが、
愛人だったくせに
(甘いということは傍迷惑でもあるな)
何とも -
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購入済み
ほっておけない子
美丘が一番ということではない。
でも、ほっておけない。
もっとましな子がいるのに、
ほっておけないから
美丘を選んでしまう気持ちもわかる。
欠けたところがあるから惹かれるのかもしれないし。
とんでもないことをするのはそれで魅力だ。
極端な状況は続かないし、
彼女も崖っぷちにいるが、
悲愴というよりとても強い。
強いのも魅力だ。
バランスが崩れた状態で
人が普通はしないことをやってしまう
ぞくぞくする感じ。
意外にと言っては何だが
情があるし。
単に性的にリミッターが
外れているだけじゃない。
だから、
存在がなくなっても
やわらかい体の感触と、
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購入済み
熱中できたが少し無理もある
熱中できた。なかなかよく書けていると思う。
でも、途中の子供をだますシーンに出会って
これはありうるかな信じられないとつまずいて
読むのをやめようかと思った。
少ししてまた読み始めたらまた熱中した。
ある点『魔法少女まどか☆マギカ』に似ている。
でも盛大に泣けたラスト、
それと比べると、もう少し何かがあってもいいのに
とは思った。でも、十分楽しんだりはらはらした。
だから星4つではなく5つにしておくね。
まとめ:その2か所が自分にはキズに思える。
飛躍があってそううまくいくかなと信じにくい。
そこをキズと思わせない筆力や厚みが欲しかった。
まとめ2:でも、たとえキズに -
購入済み
残酷と可憐と、疲弊と生甲斐と
一方では、恋愛も生活もままならず、
死とすれすれで生きている男。
もう一方では、
期待がこの上もなく膨らんだところで
残酷極まりない現実に直面する女。
やる気ゼロに近い者と
何度死んでも何度も復讐を繰り返す者。
かと思うと、なんともあどけなく、
可憐で綺麗な魚?女?だとか、
いろいろと女の魅力も感じられる。
死者を目の当たりにする不思議な感覚も味わえる。
死に触れたり、弱いものに頼られることが
人を本当の人にしていくのを見る驚きもある。
珍しい植物の蘊蓄も興味深い。
釣り込まれてどんどん読み進めてしまった。 -
購入済み
あの欲求のことと、純粋さのこと
時々読んで、前の方は忘れてしまったけれど、
ちょっと素敵で、でも平凡な椎名君が
たしか女の子のアドバイスもあって
前より硬い、真面目に取り組める職に就いたな
と思い出す。だんだんセックスの話も多くなって
興味もあった。こんなに簡単にしてしまうのか
と思ったり、性欲とか冷めた気持ちとか
のぞき見してる感じだった。
ピッタリ気持ちが合うというのはなかった
ように思う。
その中で椎名君の妹は
それとは無縁のようだったし、
夢で一番輝いている椎名君を保存している
女の子にとっての椎名君、そういう
汚れてない気持ちも響いた。
文化的に平凡な中で、特にそんなに取り柄がなく
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購入済み
他の小さな女の子たちも可愛い
ポン子だけでなく、
孫のゆうな、近くの小学生さんご、
若い頃じいじを好きだったくみ、
その孫のくるみ、も可愛い。
昔と今の血のつながり。
日常って、ある部分、
繰り返されてることもあるんだね。
決して繰り返せないところも
あるだろうけれど。
年齢を超越しているロボット
を通して人間のつながりが
見えてくる。
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購入済み
疎外。自分を信じられるか?
美津子は恋愛遊戯から一転
妻の座に就くが、夫と合わない。
看護婦の自分も本心に思えない。
人には善悪両方があるのか。
ヒンズー教の女神の二面性が
それを肯定する。また、
病に苦しみつつ乳を与える神もいる。
弱虫の神学生大津は、誘惑され、
胸だけを許された後、捨てられる。
拠り所のキリスト教からも、
多神教的思考を否定される。
だが、異端でも、その後の彼の
行動は、むしろキリスト的だ。
美津子も大津も、疎外されるが、
自分を信じられたらよいか?
精神的危機を乗り越えたトルストイ
は破門されても強かった。
捨てるのが男なのが『復活』か。
恋愛遊戯が、 -
購入済み
あ、ああー、理想欲望暴発ですよ
先を読みたくなる作品だった理由の
2つ目は、破滅に向かうような
ダークな事件が連発していくことだ。
「……ですよ」と鳥の声を識別する
声のリフレインの中、何を目指すのか
わからない若者たちにとって、祈りは
聖なるものではなく熱中と解釈され、
『地下室の手記』的に先の読めない
自由が追求される。
主人公は、陸上では動けない樹木や
鯨の代弁者で、幼児を守る、知的存在
だが、一方、青年たちに好感を持つ中で
その無茶が樹木を傷つけるのを黙認し、
それは機動隊の指揮官が私刑的なことを
黙認するのと同じだし、政治家の秘書
だった時に少年に対する大罪を犯して
おり、中庸 -
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『とある魔術』世界の根源の考察
〇聖トマスとはトマス・アクィナスですね。
宗教と科学、神中心と人中心の両立を
考えた?
〇もちろん現代人にとっては
科学的に人造人間を作るとしたら今後かな?
でも、世界のことわりを知ったら、
錬金術的に実現していたかもしれない。
〇両性具有者は単に両性を備えるだけでなく、
善悪とか全てにわたって統合されているようだ。
世界とか存在そのものか?
〇堕落司祭がもっと大きな堕落から
堕落的に弱まっていて
むしろ敬虔な修道僧にも見えるというくだり。
(カラマーゾフ家の父親?水商売を振興する?)
托鉢僧が、知的に低俗でも労働している者へ
引け目を持っ -
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身につまされるかも
パン屋の歴史的な裏付けとか、よく調べてるなって
感心する一方、あるはあるは、エロビデオに
出てきそうなものや、アニメの驚きの展開に使われそうな
ものとか、次々と、あああ、自分もこんなものを
日常目にしているから、世界のことを
しっかり心配して、自分の行く道を考えたり
してないんじゃないか、って、
安穏として、なるようになれでだらしなく
生きている自分が恥ずかしい。
これほど、悪い人ばかりの町って
とんでもないけど、うかうかしてると
なりかねないよね。
最後のところもギクッてした。
まあ、よくもこんなって、
何代も続いてこうなってきたってのも
恐ろしい。 -
購入済み
さすがです。
自分の読みたい中心人物は丁寧に、あとはとばす位にしました。
考察がしっかりしていて、さすがです。
ハムレットは「死ねば夢を見るだろう」と言ったが
死後新しく目を覚ますといった考えは思い及ばなかった。
キリスト教的なのか。
ピエールに関しては、伸るか反るかで、決闘や、暗殺計画、
フリーメーソン、銃殺まで出てくるとは思わなかった。
農業経営の改革については手腕の良しあしが比較できる。
ピエールは表面的だ。
夫婦は論理ではなく、それを飛び越えてわかりあっているとか
おおお!って思った。
最後、戦争論が延々とあったがとばしたので
いつかしっかり読み直せるかな? -
購入済み
これはこれで良く描けている!
ブギーポップ・シリーズは、進行が速いだけでなく、
同時進行している筋が入れ替わり立ち替わり
浮上してきて、それらを次々に見ている感じだ。
また、筋を進行させる者が、実は進行させられていたり、
収拾しようとする、またはそうできる者たちも多数いる。
本作ではブギーポップの本物が大きな動きをしていない
のに気付く。たった2冊で全ては盛り込めないだろう。
その割にいいところを選んでうまく2冊にしてくれて
良かった。
末真の説得は特に素晴らしい。
また、恋する人たちや、人を癒そうとする気持ちが
良く描けている。
最後のページに描かれた背景は
今回描き切れなかった部分の舞台になる -
購入済み
娼婦を感動させたのに...
娼婦に気持ちが伝わったのは感動だ。
でも、主人公は分裂した感情を持つ。
単純でないのはつらいことだ。
だが、読者が
アンビバレンツを直視するなら
何かが見えるかもしれない。
娼婦ではないが汚れた状況下の女性である
『ブギーポップは笑わない』の織機綺、
『青春の門・筑豊篇』の牧織江、
また、同時期の作家トルストイの描く、
厳しい状況下にいた
『戦争と平和』のナターシャ
たちには、理解ある彼が現れて、
筋が単純だが、この手記では
誰も救われなくてつらい。
でも、矛盾や苦悩の中で
とにかく生きていると思う。
出世とかの土俵違いのところで
戦っている役人には
知識 -
購入済み
可愛くてガン見してしまう
リデルがすごく可愛い。発展途上の元気な女の子という感じで、自分はもうヒロインという目で見てしまう。黒い髪ってこんなに目立つものだったんだ。それに、上まつげのはっきりした大きな目も。髪は非常に長いわけではないけれど豊かでつやつやだ。目も凝った書き方ではないが大きくキョロっとして可愛い。女の子であることから起こる気持ちの動きや、闘士として人情家としてなど、気持ちの変化が、自然な会話やフラッシュバックを通してうまく描かれていて、ひきこまれた。絵も丁寧で、聖石や焼き肉などの質感もよく出ていると思う。カラー全面での登場人物のピンナップも印象的で、じっと見ていて飽きない。リデルの無防備な色気とか、ベッドに
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購入済み
天使が導いた奇跡
主人公が父親を見て言うように、この話も
神経質になりすぎないところが良いのでしょう。
以下、気が付いたことを書きます。
〇初めの出会いのシーンには、後でわかることが
隠れている。その時のヒロインが
どういう気持ちだったかということだ。
また、巻頭からオマージュが見え隠れし始める。
1.引用されているマーローと同じころの、
あの有名な劇作家の奥さんは8歳上だった。
2.主人公たちは待っていたのか?「ゴドー」を。
3.主人公がずぶぬれになって会いに来る場面。
マーローの『ヒーローとリアンダー』を思わせる。
もしかして、「鮎太」でもある?