感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年03月28日
私もちゃんと人一人分の幸せ持ってるのかなぁ。持ってたらいいなぁ。
互いに気を遣いすぎてすれ違ってばかりの3人の恋、果たされなかった約束。
切ないけど最も美しい形だった。
映画『ただ、君を愛してる』は
開放的で穏やかなショットが印象的。
自由の女神の海辺、登校の広い道、
瑞々しい緑と静かな湖畔。
玉木宏は素敵な一方、片恋の姿を
よく演じていて親近感が持てる。
宮崎あおいは眼鏡のありなしで
こうも変わるんだ。かわいい。
たくさんの文学作品や映画の引用...続きを読むや
題名が出てきて、読みたくなる。
感じは違うが『美丘』も思い出した。
『桜の森の満開の下で』の奇怪さとは
違うが、真の関係でないママゴト的な、
夢の楽しさと非現実な悲しさを感じた。
言葉に、ああそう考えるのかと納得し
たり、同情する。誰のための幸福か
とか、なぜ仲良くしたいのかとか。
映画では。塗り薬媚薬論は盛り、友人
が匂いに気が付くかは引き、湖畔での
雨を控えるなどうまく調整している。
Posted by ブクログ 2016年05月18日
市川さんの本は、相変わらず文章に透明感があって、すっごく綺麗で……感動しました。
『恋の病』字のごとくですね。
恋をすることで死に至る病。
やっと結ばれると思った時に衝撃的な事実。まさかこんな話になるとははじめ読んでいて、思いもしなかったな……。
まっすぐできらきらしてて、純粋な初恋のお話。
とて...続きを読むもいい作品でした。
Posted by ブクログ 2015年08月03日
繊細なタッチで泣かせる話。そして予想外のクライマックス!!
・好きな人が好きな人を好きになりたかったの…
心が熱くなるね。思い出すね。
Posted by ブクログ 2013年11月05日
DVDを見てから原作が読みたくなったのですぐに読み始めました。静流と誠人の会話がとても和みます。静流が誠人に言った、「好きな人が好きな人を好きになりたかったの」という言葉がとても好きです。人のことを好きになるっていいなと思いました。心が温かくなりました。ぜひ読んでもらいたいなと思いました。
Posted by ブクログ 2013年08月27日
誠人と静流の変わった恋愛物語。
どう見てももてない2人が、街角で出会い惹かれていき静流の死を持って完結する。
仲間との友情、自分の弱い部分を周りが認め等身大のままでいられるのは、ほっとする。誠人の見舞いにきた関口が、タクシーに乗せていく場面は良かった。
また、エピローグの個展の場面は『つー・・・』っ...続きを読むと涙が止まらなかった。雫井脩介氏の『クローズド・ノート』のように雰囲気があり、どちらも好きで読んでいて似ているな、と想った。
著者特有の文体、ゆったりとした展開、独特の間や行間が読んでいてとても心地よい。
Posted by ブクログ 2015年02月06日
久しぶりの恋愛もの。
「恋愛もの」と言ったら、この人の右に出る人はいないでしょ~。
今回も期待を裏切ることなく、切ない恋愛にしっとりしました。
そういえば、Separationではだんだん若返ってしまう主人公の女のお話だったけど、これは恋をすると大人に成長して死に近づく子供っぽい女の子のお話。
こ...続きを読むれもさ、やっぱり切ないよね
恋することは生きてるなかで一番素敵なことなのに、恋をすると命が縮まるなんて、そんな悲しいことってないよね。
でも、人を恋すること愛することをとめることは出来ないんだよね。
自分の命を懸けてでも、人を愛する。
なんて儚い思いなんだろう。
やっぱり、市川拓司は恋愛小説の神様だね。
Posted by ブクログ 2022年06月19日
久しぶりに胸がキュッとなる良い恋愛モノ読んだ。個展のとこは印象に深く残る。映画「恋愛寫眞」は見たことあるけど、「ただ、君を愛してる」も見たくなった。
Posted by ブクログ 2020年05月20日
悲しい物語というか物語が始まらないことが悲しい。
恋愛についてのお話です。
ネタバレっぽいことをするから、
読みたくない人は読まないでくださいね。
カメラ好きの大学生たちの恋愛なんですよ。
そして、
恋をすれば寿命があと6年になるという
不思議な病気を彼女が持っています。
彼氏はそんなことを...続きを読む知る由もなく
付き合うわけでもなく
なんとなく日が過ぎていく。
恋をするまで体は子ども。
でも恋をしたらだんだん体が大人になっていく。
そして、付き合うかという時に
彼女はいなくなる。
海外でカメラの仕事をしているのかと思いきや、、、、
あとは想像してください。
付き合うまでがいいっていう人は多いと思いますが、
その先も問題なくハッピーエンドになる作品はないものかといつも思ってしまう。
別れ=感動になってますよね。
それはそれで付き合うまでの過程が面白い作品でした。
読みやすいしおすすめです!
Posted by ブクログ 2016年06月12日
映画を最初に観ていたので、内容はほぼ頭に入っていたのだけれど、やっぱり切ない。
互いを思いやる気持ちが切なすぎて、待ち構えている未来が苦しくて、でも、とっても素敵で。
今ある自分の時間や周りを大事にしたいと強く考えさせられる話だった。
何度読んでも、その度に深く、切なく、傷ついてしまうのに、また主人...続きを読む公たちに会いたくなるのだろうな。
Posted by ブクログ 2015年08月18日
まさかハードカバーで見つけられるとは思わず急いで購入。相変わらず市川さんの文章は柔らかくて透明。設定はいたって普通で、我々が生きている世界と同じなのに、どこかファンタジーの要素も含んでいて面白い。きっと市川さんじゃなきゃこういうロマンチックなセリフをロマンチックなままキャラクターたちに言わせられない...続きを読む。
容姿がどんどん成長していく静流は「恋する女はキレイになる」という格言(?)が顕著に表れているようで面白い。大きいものは望まない、小さな幸せを噛みしめて最後まで生き抜いた静流と、誠人がNYに渡ってからの数十ページに涙が・・・・
Posted by ブクログ 2015年05月14日
悲しいストーリーのはずなのに、描かれている恋がとても美しくて、最後は何だか泣いてしまいました。
悲しいはずなのに、とても美しい終わり方。
この終わりに美しさを感じるのは、私が日本人だからでしょうか。
病気を題材にした物語は数多くありますが、今回に関しては、こんな病気あったっけ?と疑問に感じて冷静にな...続きを読むってしまったあたりが、個人的に残念でした。
Posted by ブクログ 2014年04月07日
何か秘密が隠されていると思っていたら、思っていたのと違う展開でビックリした。[いま、会いに行きます]の作者だけあって、ハッピーエンドでなくちょっとさみしいけど愛がある終わり方だったな。
Posted by ブクログ 2019年01月16日
成長が止まってしまっている女の子と、軟膏の臭いを気にしてか、あまり人との付き合いをしない男の子の恋愛小説。
情景描写が綺麗。その場にいるような気分になります。
未来がなくても、恋をせずにはいられない。
これも一つの生き方。
この人の作品は、よく、ファンタジー色の病気がでてくるのですね。
Posted by ブクログ 2020年06月20日
「その時は、彼によろしく」に続いて2作品目の
市川作品でした。
作者を知らなくて読んでも「同じ人だ」と分かるぐらい
とっても雰囲気が似ています。設定も文章も。
そして主人公の女の子に不思議な特徴?があって
ファンタジーのようになっているところも似てるなと
思いました。
なんだかちょっと寂しい終わり方...続きを読むだったような気もしますが
静流ちゃんのように純粋に人を好きになれるって
良いなと思いました。
星は3.5ぐらいです。
Posted by ブクログ 2020年05月04日
ある大学生の温かく、切ない恋愛物語。
市川拓司さんの小説は初めて読んだが、読んでいてとても吸付けられるような綺麗な文章だった。
もっとじっくり読んでいきたいと思った。
ただ、ラストが何となく予想できてしまったので星3つ。
Posted by ブクログ 2019年05月31日
寫眞わ通して知り合った小さな女の子と片思いの女性をもつ政人の恋愛ストーリー
お互いが片思い
一緒にいることの心地よさ
いつまでも続くと思っていた当たり前が突然なくなる
大人になれない病気の彼女が恋をすることで大人になれる
ただ、恋をしたら死んでしまう病気
Posted by ブクログ 2019年09月12日
最初はいやどんな表情だよ!!とかどうゆう状況だよ!!ってツッコミどころ満載だったから、これハズレかなとか思ったんだけど、途中から面白くなってきた。定番の恋愛小説とは違うけどほっこりして、すれ違って、悲しくって...定番の恋愛ものが好きじゃない人に読んで欲しいな
最後の個展の場面では、静流の想いを感じて、私も目が熱くなりました。
儚くて切なくてピュアな恋愛が、とても心地よかったです。
ただ、静流の不思議な病気の設定は、リアリティがなく、かといってロファンタジーでもない?微妙な位置付けで、腑に落ちない感じはありました。
他にも感じることは色々あります...続きを読むが、一生心に残る作品と言うには、もう一押しでした。
Posted by ブクログ 2016年09月19日
この人の本は初めて読む。
「今会いに行きます」の著者ということだけ知っていた。
きれいな雰囲気のストーリーで画像にしたらきれいなんだろう、読みながら画像が頭の中に浮かんでくる。
映画化されていて、帯が宮崎あおいの写真だった。
こんな雰囲気の映画がはやっていた頃、上野樹里と市川隼人の映画を見た。
...続きを読む
その映画を見たにはだいぶ前なのだけれど、記憶力も乏しいのでタイトルは忘れてしまったが。
私の頭の中では宮崎あおいよ市川隼人主演での画像が浮かんできていたのだけれど本当の映画は玉木宏なのでした。
ちょっと切ないきれいな雰囲気の映画の脚本のようなストーリーを得意とする作家なのかなと思った。
Posted by ブクログ 2016年03月24日
純愛。個性的な静流。静流に恋をする純朴な誠人。でも実際に会っているときは、片思い。遠く離れて、年月が経ち、両思いに気づくけど…。誠人がニューヨークへ静流に会いに行ったときには、静流は天国へ。恋をすることで成長を早め、死ぬ病気が実際的ではないが、泣ける話。
Posted by ブクログ 2015年06月10日
非常に透明感のある、美しいお話。
純愛ってこういうのを言うのかなと感じたり。
静流がとにかくかわいい。
そしてなんとなくカメラを手に取りたくなる。
市川拓司らしい、やさしく切なく儚い、愛のある一冊。
Posted by ブクログ 2015年04月29日
再読。恋をすると死んでしまう女性との恋の物語。結末をぼんやり覚えてたためか他の市川さん作品のような胸に来る喪失感みたいな感じはなく、涙が一滴溢れる感じでした。別作品(Separation)に「妻が子供に還る」的な話があるけど、今回はその逆で「身体的に成長していく彼女」な話。8割位がその彼女とどういっ...続きを読むた経緯で恋愛関係に至ったかの話で後はエピローグといったところ
Posted by ブクログ 2014年02月28日
ほんのすこしチープな感じもするけれど、柔らかくて暖かい物語でした。
市川さんは、ファンタジーなふわふわした部分と、人間の複雑で繊細な心の動きを絡み合わせて描き表現するのがうまい。
静流と誠人の優しくふんわりとした関係が、最後の写真展での場面に強くつながって、とても美しい場面に仕上げられている...続きを読むなあと思いました。