【感想・ネタバレ】戦争と平和(1)のレビュー

あらすじ

アレクサンドル1世、ナポレオン、クトゥーゾフといった実在の人物や歴史的事実の間に、自己の創造した人物を自在に配して、二度にわたるナポレオン戦争の時代を生きた人々の運命を描いた記念碑的作品。貴族社会の俗悪さを軽蔑しきり、自らロシアのナポレオンになろうという野心に燃えて戦場に赴くが、アウステルリッツで負傷し、悠久の空以外すべてはむなしいと自覚するアンドレイ公爵。美しい妻エレンの不貞の後、フリーメイソンに精神の救いを求め、これにも幻滅、ボロジノー戦で初めてロシア民衆のもつ巨大なエネルギーに心打たれるピエール伯爵。小説はこの二人の青年を中心に、あけっぴろげな魂をもつ天真爛漫な少女ナターシャ、信仰心あつい女性マリヤなど、多くの人々の愛と悩みが描かれる。登場人物の数559人! 全4編およびエピローグからなるこの大長編歴史小説で、トルストイは主要な作中人物に託して、自己の世界観や歴史観、さらには民衆観を展開し、歴史的事件を決定するのはそれに参加した民衆すべての意志の総和であるという独自の哲学を打ち出している。世界文学に高峰のようにそびえる絢爛たる絵巻物。

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さすがです。

自分の読みたい中心人物は丁寧に、あとはとばす位にしました。
考察がしっかりしていて、さすがです。
ハムレットは「死ねば夢を見るだろう」と言ったが
死後新しく目を覚ますといった考えは思い及ばなかった。
キリスト教的なのか。
ピエールに関しては、伸るか反るかで、決闘や、暗殺計画、
フリーメーソン、銃殺まで出てくるとは思わなかった。
農業経営の改革については手腕の良しあしが比較できる。
ピエールは表面的だ。
夫婦は論理ではなく、それを飛び越えてわかりあっているとか
おおお!って思った。
最後、戦争論が延々とあったがとばしたので
いつかしっかり読み直せるかな?

#感動する #深い #タメになる

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2021年08月30日

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