【感想・ネタバレ】シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と赤の王国のレビュー

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Posted by ブクログ

新聖祭に間に合わせる砂糖菓子を作るアンを連れ去る妖精ラファルは妖精王になる為にシャルの羽まで奪い取る、、、ドキドキな展開。

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2024年01月21日

購入済み

大きな山場と、これから

黒、青、白、緑、紫、赤。
紫の巻末から大変な窮地。
アンが可哀そう。
目が離せない。

卑劣な手段と
自分のしていることへの迷い、
なるべくしてなっていく展開。

脇役たちも試練を受け
耐え抜き、変わってもいく。
そしてアンやシャルも
キースも、聖堂の大仕事の後
今後はどう生きていくのだろうか。

草木から生まれた小妖精は
海を見れるだろうか。

#切ない #ドキドキハラハラ #タメになる

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2023年04月28日

Posted by ブクログ

砂糖林檎シリーズ6です。
ここでまさかの!!ジョナス!!!!

ラファルはラファルで、人間の犠牲者なんだろうなあと思いました。彼がいままで何を見て何を感じてそうなったのかはわかりませんが。
でも、やってることは結局、憎い人間と同じことっていうのがなんだかせつないですね。

シャルの誓いをアンはわかってなさそうだな~と思ったらやっぱりで。
遠まわしすぎるよーもっとがつっといったれ~。

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2013年07月26日

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片羽を返したアンに、シャルがどれだけ心動かされたかが解る巻。
ラファルには妖精であるラファル自身を尊重してくれる人間は居らず、使役された事実が妖精王たる自尊心を傷付けた。

人間も妖精も、ラファルにとって分かち合える存在ではないのが悲しい。
最後の、あの高さから落ちて生きている筈がない→再登場フラグだと思っています(笑)

ペイジ工房はひとまず安泰そうですね。
将来を見つめ直したジョナス、自分を自覚し動こうとするブリジット。本音を吐露するエリオットに、右目を失ったオーランド…今回はキャラの転機の巻という感じでした。

相手を思うが故に本心を隠すアンとシャル。
キースの提案に、新たな可能性を見出だした所で終わりです。
三川さんは、毎回引きが上手いなぁ。

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2012年02月06日

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“「どうして泣くの?お嬢さん。悲しいの?」
指摘されて気がついた。頬に涙がこぼれていた。
「怒ってるの!あんな綺麗な羽を、誰にも渡す必要なんかないのに。王様にだって、あんな綺麗なもの奪う権利はない。なんで渡しちゃったの!?」
「綺麗......?」
ルスルは生まれてはじめて聞いた言葉のように、それを繰り返した。そしてさらに困惑した表情になる。
「わたしのために泣いてるの?」
戦士妖精たちも、泣き出したアンを不思議そうに見ている。彼女がなぜ怒り、なぜ同時に泣いているのか、理解できないらしい。
その時そっと背後から、アンの両肩に手が置かれた。振り向くと、シャルだった。
黒い上衣とズボンを身につけているが、いつも着ているものと同じではない。ラファルが準備したものなのか、彼の服と似た、ビーズをあしらった優雅な衣装だ。髪が濡れていた。髪の先に滴が玉になって光っている。水を浴びたらしく、指先がいつもよりさらに冷たい。
「あなたは、あの親切な方?あなたもここにいらしたの?」
ルスルがシャルを見て、さらに驚いた顔をする。
「誰もこいつが怒る理由がわからないか?」
静かにシャルが問うと、戦士妖精たちは眉根を寄せる。顔を見合せる者たちもいる。
「ルスル・エル・ミン。おまえもわからないか?」
「......あまり」
シャルは軽くため息をついてアンの肩を抱き、歩くように促した。
「待って、そのお嬢さんが怒る理由を教えてくれないの?」
ルスルが声をかけると、シャルは淡々と告げた。
「こいつは俺に、羽を返した。ラファルは、俺から羽を奪った。その意味を考えろ」”

ラファルはまた出てきそうだなぁ。
もう一つの宝石も持ってるとか言ってたし。
二人の回り道にじれったい。
ジョナスの堕ちっぷりには驚いたけど活躍する彼は良いなあ。
ブリジットの件もとても良かった。
オーランドとくっついちゃえー。
そしてキースの言葉の衝撃。
アンは一カ所に留まるような人じゃなさそうだけど。

“「わたしはブリジットと工房のために、二人の婚約が最良の道だと考えた。二人とも受け入れてくれたから、心配ないと思った。だが、そうではないらしい。わたしはブリジットにいわせれば、娘を甘やかしすぎていたらしい。そのうえ娘の将来が不安で、親の決めた道を歩かせようとするのは、親自身が安心したいだけの親のエゴだと言われた。だだをこねるのじゃなく、ブリジットがこれほどはっきりと落ち着いて自分の考えを言ったのは、はじめてだった」
グレンの言葉に、ブリジットが唇をとがらせた。
「はじめてなんてことないわ。ただ、あまり言わなかっただけよ」
目を白黒させていたエリオットは、ようやく考えがまとまったらしくブリジットに向き直った。
「でもブリジット。いいの?俺がペイジ姓を継いで長になったら、居づらくならない?特に俺が結婚なんかしたら、ブリジットは血のつながらない小姑になるわけだし」
「居づらいわよ、絶対。決まってるじゃない」
ぷいと顔を背け、ブリジットはまた窓の外を見る。
「でも、エリオットと結婚するよりいい。居づらくなったら、わたしが自分で住み心地がいい場所を探すし、なんとかする」
「ひどいねぇ、俺と結婚するのそんなに嫌なんだ」
「そんなに嫌だったら、婚約しない。エリオットのことはとてもすごい職人だって、尊敬してる。好きよ。好きだけど、結婚したいとは思わないだけ。エリオットも、そうでしょう?」
問われて、エリオットはふっと笑った。いつものふざけた笑いでなく、自然な笑みだった。
「そうだねぇ。熱烈に結婚したいほどじゃないけど、好きだよ。綺麗な髪の毛も、可愛い顔も、ドレスも。女の子らしく、わがままいっぱいな漢字も、ちょっと面白くて好きだよ」
二人はしばらく見つめ合った後に、苦笑した。”

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2011年12月05日

Posted by ブクログ

一難去って、また一難という感じですが、
うまくまとまってくれてとりあえず一安心。
ブリジットも素直になれてよかったです。あとジョナスも。
アンとシャルの仲がどう動いていくのか、
最後のキースの提案も含めて気になります!

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2011年11月08日

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いつもながらに完成度高い。ラファルは死んでないだろうな。色の名前が一冊ごとに入るとこもほんとにフェアリーテイルっぽい。次巻も楽しみ。

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2011年10月18日

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以前から砂糖菓子職人が赤い妖精に襲われていたのが、今度はペイジ工房のオーランドまで。しかも職人にとって大切な目を傷つけられてしまう。ブリジットが連れてきたグラディス(妖精)はシャルにやられて怪我を負った赤い妖精だった。赤い妖精ラファルの企む陰謀に巻き込まれていくシャル。そして人手不足なのに次々働けなくなるペイジ工房の職人。
果たして納品に間に合うのか?シャルはラファルの手から抜け出せるのか、ハラハラドキドキの展開でした。この巻でペイジ工房編は終わり。途中でとんでもない助っ人が現れて、おまえ、ここできたかーって思います。

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2023年01月21日

Posted by ブクログ

新聖祭に飾るための砂糖菓子を朝から晩まで
わき目もふらずただひたすら作り続けていたペイジ工房の面々。
なのに、やはり一筋縄ではいかなくて。
前巻ラスト、アンとシャルが聞いた悲鳴は、
シャルに異様なまでの執着を見せるラファルに襲われた
前職人頭のものだった。
鋭利な刀傷は眼球まで達し、左目は失明の可能性が強いという。
砂糖職人にとって、手と同じくらい大事な目。
ラファルを連れてきたブリジットも、罪の意識に苛まれます。

シャルを手に入れるためにアンを軟禁したラファル。
シャルや他の妖精たちの片羽を手に入れ支配し、
寒村を襲って、人間を奴隷のように使役しようと考えます。
初代妖精王の遺志を継ぐのは自分だといい、
そのパートナーとしてシャルを欲するのだけれど、
そもそも初代妖精王が望んだことは、人間との共存。
シャルとラファルが歩哨で対峙し、
そこからラファルが落下したことで対決は終わったとシャルは考えますが、
100年以上生きてる戦士妖精のシャルにしては迂闊と言わざるを得ません。
また出てくるわ、あいつ。

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2022年09月13日

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 シャル、とても頑張るの回。
 妖精って、人間的な支配欲なんかはないと思っていたが、外面が違うだけで内面は結構人間と一緒なんだなと思った。
 金剛石の妖精もそのうち誕生するんだろうか?
 個人的にはシャルよりもリズの立場に驚いた。
 ジョナスにはキャシーといつまでも一緒に平和に暮らして欲しいなと思った。

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2016年09月22日

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ラファルはめちゃくちゃ嫌な奴だ。第五巻の前、ずっとブリジットが嫌いなままだけど、第五巻の最後を読んで、そしてこの第六巻を読み終わってから、もう嫌わなくなった。ラファルの方が百倍嫌な奴だからかも。こんな妖精は妖精王なんて、考えだけでも嫌になっちゃう…

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2014年06月15日

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ネタバレ

「赤の王国」で、ラファルのお話。

彼には彼の考えがあるんだと思っていたけど、やってることをみると、シャルのいうとおり、彼が人間と妖精の両方に復讐をしようとしているんだろうってのがよく分かる。ほんとにシャルがラファルより先にアンに出逢っててよかったって思いました。

アンが掠われたあとのペイジ工房には、キースやジョナスも来て、なんとか新聖祭には間に合ったかな。ジョナスもうらぶれてたけど、いい方に向かえばいいなって思いました。

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2014年05月12日

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ネタバレ

今までで一番よかった気がする!
囚われてたのが約1ヶ月ってのは長すぎる気がするし、時々表現が一瞬分からないのは変わらないんだけどさ

そして遂にきたね それぞれが相手の幸せの邪魔になるって敵に言われちゃう時が
アンもシャルも、それぞれの種族の者と幸せになって、なんて苦しく思いながらも口にしてるけど、さっさと撤回して2人が一緒になれる日が来ればいいな

そしてラファルは生きてそうだね
剣刺さった?死ぬの早くない?と思ったけど、そっちできたか 彼がラスボスになるかどうかで再登場する時が変わりそうだな 出来れば当分再会したくないな
再登場と言えば、あの植物の妖精がまさかの片羽を・・・残念だけど、アンの砂糖菓子で寿命がのびて、海を見れるといい

今回の砂糖菓子は是非とも見てみたい!
薄い結晶のタワーがどの位の高さまで耐えられるのか、とかまた物理的なことを考えてしまったりもするけど、描写にあるように、光の反射を利用して、空間をも彩ってしまえるのなら、さぞ綺麗にちがいない
そして、前にあった挿絵のクリスマスツリー風のはやっぱり違いそうだね
どうにか挿絵と私のイメージが近くなればいいんだけど・・・オーランドもなんかイメージと違うし (あーなんで彼の左目を奪ってしまったのか!)
キャットほどじゃないかどさ いや、キャットは話し方からがたいのいいおっさんを連想してしまう私が悪いのか

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2014年02月08日

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しばらく両片思いが続きそうなので、両片思い好きとしては嬉しいところです。それにしてもラファルの抱えているものは切ないなあ。シャルの出生の秘密が明らかになって、それが今後どう物語に絡んでくるのかも楽しみです。

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2013年02月16日

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初めは、砂糖菓子さえ作れればよかったアンだったが、銀砂糖師となった今では、立場に見合った成果もあげなくてはならないし、その上、妖精ラファルにまでつけ狙われ、気の安まる暇もない。

シャルとの関係も一筋縄ではいかないし。
だた、今まで登場した人々が、皆アンを応援してくれるようになったのが心強い。

巻から、新章に入るということでますます楽しみ。

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2012年07月15日

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ネタバレ

物語に登場する妖精たちはあまりひどい扱いを受けている感じがなく、心臓ともいえる羽を握ってるって時点でひどいですが、誰もそれを乱暴に扱う描写がないので、ラファルの憎しみがあまり伝わってきませんでした。
それに急に物語の雰囲気が変わって、ややおいてけぼり感。でもラファルのせいで二人の距離が少し離れたけれど、思いは強まったようなので、二人の今後の展開は気になります。

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2012年05月23日

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新聖祭の準備もいよいよ佳境という時に、アンは捕らわれの身にッ><

どうなることかと思ったが、「アンの為に」と不安を押し殺しながら作業を続ける職人達の姿はとても嬉しく、アンを守る為にその身を血で染めていくシャルの姿はとても痛々しかった。

が、窮地に陥ることで益々互いに惹かれ合うアンとシャルにどきどきッ(>▽<)
なのに、ラファルは呪縛のような言葉を残し…っていうか、絶対死んでないと思うんだけど! ラファル。
いつか、もう一人の貴石妖精を連れて、二人の元へ舞い戻って来そうで怖い。

とりあえず、今回の一件で、アンに帰る場所が出来たのは凄く嬉しかった!
もちろん、もっと前からみんなアンを仲間だと認めていたとは思うんだけど。。。

そして、キースからも思わぬ提案がッ!?
巷ではプロポーズ説も出ているらしいが、私的見解では、アンはその手を取らない気がするのだが……。

さて、どうなるのか???

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2012年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

無事に生誕祭が終わってよかった!
これでもかってほどに苦難が続いたペイジ工房派の生誕祭。ひと段落してなんだかほっとした。工房内の人間関係もいいですね。普段へらへらしてるエリオットがキースに怒ったところで、アンいつの間にか欠かせない存在になってるんだなあと実感できて嬉しかった。今までどこか人間とのつながりが希薄だっただけにすごく印象に残ってて、お気に入りのシーンになる予感。
ブリジットも少しずつ前進できたみたいでよかった。ブリジットはオーランドとお似合いだと思うんですけどどうですかね。

そんな工房内に対して、アンとシャルには溝が…!ラファルめ!
そしてそれに拍車をかけるようにキースの発言。
盛りだくさんで楽しかったです。
つぎが楽しみ。

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2011年12月14日

Posted by ブクログ

ペイジ工房編終わりのようですね!ごたごたしていた内部の問題も解決されて良いスタートが切れそうです。ペイジ工房の面々はみんな大好きなのでホッとしました。そして主人公陣…はらはらしました。アンとシャルの行く末がどうなってしまうのか気になるところです。ラファルの言葉はけっして嘘ではないのですからね…。シャルを選んでもほかの人間を選んでも、アンが後悔なく決断できる道を選んで欲しいと思います。物語の着地がどこで行われるのかはまだ見えませんが、とても楽しみです。
そして、ダイヤモンドさんはいつ目覚められるのでしょう…。

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2011年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アニメ見た後に読んだけど、原作がこんなラブラブな話だと思ってなかった
(多分恋愛体質ではない私の受信能力不足)

この手の、あの子は天才よ(byガラスの仮面)みたいな話は、主人公の表現する物がどれだけ、意外性と説得力を持つかがキモだと思うんだけど

どうもその辺が自分的に成程!!と思えなくて、今回の雪の結晶のツリーもこの世界にないものなら斬新なのかも知れないが、冬の飾り物としてツリーは常識だと思ってる側からすると大して驚けない

増して皆が頑張ったから10日余裕が出来たわ、更に何か工夫をしよう!!
で、何するのかと思ったら、大きくした

・・・うーーーーーーん

つまりこれは、お仕事クリーターサクセスストーリー物としてではなく、胸キュン純愛ラブストーリーメインで、プラスアルファとして主人公が一人前の職人になろうと頑張ってるお話として認識すると良いのかな

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2023年10月23日

Posted by ブクログ

読み直し計画6冊目。

ブリジットちゃんがだいぶ可愛くなってきた。
ジョナスもちょっと強くなったかな?

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2013年09月16日

Posted by ブクログ

面白かった。妖精王の云々が絡んできたり。
最初の巻のあの子が再登場するとは思ってなかったから再会は良かった。
あとブリジット!一歩踏み出したな、よかった。ジョナスもだけど、この巻で成長したなと思うキャラが多くてホッとしたようなそんな感じ。
今巻もここで切るか!な、ぶった切り次巻へ続くだったので早いとこ次の巻出して…。

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2011年10月03日

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