あらすじ
幸福をもたらす砂糖菓子の作り手・銀砂糖師を目指して、美しすぎる妖精のシャルと旅をしている少女アン。銀砂糖師の称号をもらえるのは、年に一度の品評会だけ。今年こそは! と気合いを入れるアンだけど、材料の砂糖林檎は大凶作!! 自分の分を確保するため、アンは砂糖菓子工房に下宿することに。大変な激務をこなしつつ、自分の作りたいモチーフを探すけど!? もう一度、夢が見たくなる物語と大評判!! 待望の第三弾!!
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アニメ第2クールを待ちます
2023年3月、
アニメ第1クールが終わりました。
アンは大変な危機に直面します。
アニメでは、アンが泣くところで
声優さんが熱演でしたし、シャル
の言葉に困惑して力なく座り込む
ときの描き方が見事でした。
一方、アニメでは、銀細工の優劣
に関する王妃の気づきが、王の判
断とされていて、王妃の存在意義
が低下しています。ただし、発表
する国王の広げたガウンに王妃は
隠れることなく、その直後にも
遠景として王妃の姿が一瞬見えて
おり、製作者は王妃の重要性を
暗示させていました。
第2クールは7月だそうです。
Posted by ブクログ
アンはかわいくて、まっすぐだし、シャルはアンのためにかっこよすぎて…
もっと若い頃に出会っていたかった本だなぁ
きゃっきゃ悶絶しながら読みたいけど、隣に旦那やら子供がいたりするので心の中で騒いでいます
次が気になる!
Posted by ブクログ
前回の銀砂糖師になるための品評会から1年。再度挑戦の季節になりましたけど、砂糖林檎が不作で、前巻嫌がらせをされたラドクリフ工房に行かなければならなくなったアン。
がんばってるアンでしたが、ほんと才能のない男の嫉妬って怖いなぁって。手を焼かれそうになったアンのシーンでは、ほんとにシャルに間に合って欲しくて、やっと間に合ったのに、ラドクリフがアンの言い分を聞いてくれずに、最後には大事に作った銀砂糖もすり替えられるという状況。ほんとこの巻でラドクリフ工房が嫌いになっちゃいましたよ。
ただ、ちょっとだけジョナスの株が上がったかなぁ。アンに対する態度は嫉妬の裏返しのようだけど、やっぱりおぼっちゃんは、最終的な悪役にはなれなかったってところ。でも、そんな彼でよかったって思う自分もいます。
タイトルにある「白の貴公子」はキース。登場の仕方もその後の言動も何かあるんじゃないかと、うがった見方をしてしまったのに、彼は最後までホントに白でした。
最後すり替えられた銀砂糖は、シャルの羽と引き替えにアンのものだと証明できたけど、ものすごく気になるところで終わっちゃった。
続きがすぐ読みたいのに、緑はどこに置いたかなぁ?
Posted by ブクログ
キャットさん好きです(笑)
ジョナスどんまい……
金髪め、シャルを連れて行くなーーーー!!
キースとジョナスの顔の見分けがつかないのは私だけか?
Posted by ブクログ
今巻で急にキャラクターが増えて、読みながら誰が誰かと考えるのが大変でした。男社会の中でやっていくというのも大変で、それ以外にも性格の悪い人たちが多すぎて、だからこそアンがそれを乗り越えたときは読んでてうれしくなります。最後の最後までキースは裏切る、と思っていましたが、本当にいい人だったんですね(笑)安心しました。次巻がすごい気になります!
Posted by ブクログ
人同士でもそうだけど、違う種族でわかりあうのはなんて難しいんだろう
存在するもの同士、なんとか折り合いがつくといい
嫌な人は相手にしなかったりするけどwそれは処世術だよね~
Posted by ブクログ
毎度のことながら、手に汗握る展開でした。最後に行くにつれて嫌な予感がひしひしと……。アンにたいするシャルの思いに胸ときめかせていた後だったのでショックがでかいです。シャル…!
キースやキャット、ジョナスと魅力あふれる職人たちが揃いつつあるので、今後どうなるのか楽しみです。
だけど…シャル!
Posted by ブクログ
“「にやにやするな。おかしな顔が、さらにおかしい」
塩漬けにした魚のスープを目の前に、シャルがずけっと言う。
「え?にやにやしてた?」
「頭の軽さが、露呈する程度にな」
ひどいコメントに、ミスリルは軽くシャルを睨む。そして、
「シャル・フェン・シャル。いつも注意してるだろう。本当のことを言うもんじゃないぞ」
こちらもけっこうひどいコメントをする。
「だって、嬉しかったから、つい……ごめん。不気味だった?」
「なにがそんなに嬉しいんだ?」
ミスリルはスープのうえに手をかざしながら訊ねた。
「キースが、わたしの砂糖菓子を見て、ほめてくれたの。あんな腕のいい人にほめてもらえたら、本当に嬉しい」
するとシャルは、むっとしたような顔をした。”
今回も、内容がぎゅっと詰まってて一息に読んでしまった。
キースは特に悪巧みをなんかはしていない、普通にアンと砂糖菓子の腕を競いたかっただけなんだなー。
最初は、色々と何を企んでいるのかと想像を巡らしてしまったけど。
アンの立場の弱さがしっかりと描かれてる。もし書いてなきゃ、多分気付かなかった。
銀砂糖師の称号を得ることができたアン。だけど、そんな喜びもよそに、シャルの羽がブリジットの手に。
喜んでる暇もない。
続きがすごく気になる。きっとアンは彼を助けるだろうから、その手段とか。
“胸の前で両手でしっかりと王家勲章をにぎりしめながら、動けなかった。
その目の前に、手が差し出された。
「いけないなあ、女の子がこんなとこに座り込んだら。ドレス汚れちゃうよ?」
エリオット・コリンズだった。愛嬌のある垂れ目で、見おろしてくる。
「知らないというのは、哀れだねぇ。俺は女の子の味方だからね、教えてあげよう」
「コリンズ、さん?」
「あの妖精は、君の銀砂糖のありかを聞き出すために、ブリジットに羽を渡したんだよ」
――羽を……?銀砂糖のために……?
衝撃でうまく頭が働かないアンに、さらに追い打ちをかけるように彼は続けた。
「君のために、彼は自由を売った」
そこでエリオットは、すこし意地悪そうな笑みを浮かべた。
「さあ。君、どうするかなあ?アン」”
Posted by ブクログ
三川みりによる「シュガーアップル・フェアリーテイル」の第3巻。2023年にTVアニメが放送されました。人間が妖精を使役するハイランドで母を亡くしたばかりの少女アンが、母と同じ銀砂糖師になることを目指し、戦士妖精のシャル達と銀砂糖師の称号を得るため旅をする物語。アンの周りにもだいぶ味方が増えて安心していたが、再び巡ってきた砂糖菓子品評会の季節に悪夢再び。今回は集団での嫌がらせということでかなり辛い。その中でシャルの存在がどんどんと大きくなってる。せっかくアンが夢を叶えたのに、その代償が…幸せになって欲しい。
Posted by ブクログ
今年こそ銀砂糖師になるべく、修業しながら生活しているアン、しかし今年はリンゴが不作でラドクリフ工房派のどこかの銀砂糖精製作業に参加しないと銀砂糖が手に入らないこととなり、もちろん妬まれているアンはそんな情報貰えないし、なんとか参加しても嫌がらせのオンパレード。さらにジョナスと前銀砂糖子爵の息子のキース、腕はいいけど一匹狼でヒューの友人キャットらが入り混じりアンの二回目の挑戦が始まるのだが、最後まで妬み混じりの妨害が尽きず、妖精のシャルを巻き込んで…。
この3巻までが、銀砂糖師編にあたるそうです。でも、続き、凄く気になるところで終わっちゃいますよ。1,2巻でうまくまとまっていて、どのように17巻も続けたのかなぁと思っていたのですが、砂糖菓子職人の中での女性蔑視や、今は人間に使役され、奴隷のように扱われている妖精との関係性など、上手く話に絡ませて、話に厚みを持たせているのが長く楽しめる理由なんだな、と感じます。
Posted by ブクログ
あーもー!!!
卑しい人間てどこにでもいるのね!
シュガーアップル三作目。
(人間の)アンの周囲に登場人物が増えます。
それはそのまま、母を喪った彼女の孤独を癒やすかのように。
彼女の真っ直ぐさが引き寄せる人脈は
そのままアンの財産だと思う。
アンの望む、妖精と人間が手を携え、
真の友人となれる日は来るのか。
来てほしいなぁ。
Posted by ブクログ
もう…シャルはなんでこんなに格好良いんだ!?どうしようもないくらい彼の格好良さに目を引いてしまう。今巻に登場したブリジットはなんていうか…本当に好きになれないな。
Posted by ブクログ
作品はあくまでも作品であることに気づけなかった今巻のキースと、前巻のアンがかぶりますね。作中で何度かキースの育ちのよさについて言及されていますが、二人の勝負の結果をわけたのは、経験の差なのでしょう。アンは前の仕事の失敗をきちんとふまえて、王家についてしっかり研究してきていましたし。
手を焼かれそうになるところなんか、読んでいて、ヒロインのアンがかわいそうになってしまいましたが、やられた分、砂糖菓子職人としてきっちりお返しするところなどは、毎回気持ちいいです。今回ジョナスも、アンとの関わりのなかで少し変化をみせたような気がします。
Posted by ブクログ
前巻までが前巻だったのでキースのことをすごい疑いの眼差しで見てしまいました。しかし悪役の描き方の容赦なさは相変わらずです。そしてすごい引きで終わってる……これは続きが気になります。
Posted by ブクログ
アンの進む道には障害ばっかりですね〜…。
周囲に意地悪されながら目標に向かって努力する、という形式が読む人を選びそうです。今回は特に。
新キャラのキースとミスリルが話の清涼剤でした。キースまじ爽やか。
シャルは最後(自分で選択した事とはいえ)、ブリジット嬢のお陰でえらい事になってます。
というか、ジョナスって工房内での信用無かったのね。幸あれ…。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
いつもながら、アンの職人魂は立派です。
が心臓に悪いよ〜
展開にハラハラしっぱなしでしたわ…
続きが気になるところで終わってます。
Posted by ブクログ
読んでる間中ハラハラしました…。頑張り屋の見本のようなアンは本当に好印象です。新キャラのキースも爽やかで努力家。作者さんがそういう性格なのでしょうか。細かい背景設定などもチラホラ出始めて物語が広がっていますので、これからどう進むかが楽しみです。
Posted by ブクログ
シュガーアップルシリーズ第三巻。
第一巻から一年が経ち、ついに年に一度の砂糖菓子品評会が迫ってくる。
そんな折、アンの暮らす国、ハイランドでは、なんと銀砂糖の材料となる砂糖林檎が大凶作。
以前アルバーン公から認められた職人として、密かに名を広めていたアンは、他の工房の職人たちから妬まれ、砂糖林檎不作の情報を知らされていなかった。
砂糖菓子職人の最高権力者である、銀砂糖子爵ヒュー・マーキュリーの判断により、今年はどんな職人も三つの代表的な工房へ集まり、銀砂糖生成の手伝いをすること、それを条件に自分の分の銀砂糖を作って良いという取りきめがされることに。
それを知ったアンは、知り合いの職人キャットと共に、宿敵ジョナスの居るラドクリフ工房へ向かうのですが…。
この巻は…もう…。
ついにアンの夢が叶うかというところで、神様のいたずら。
さらに今まで散々意地悪をされてきた、ラドクリフ工房に泊まり込みで仕事をしに行かねばならないという試練。
さらにさらに、曖昧な関係だったアンとシャルの間にも、微妙なすれ違いや新展開が起きて…。
もう、もう、じれったくてジッとしてなんかいられない!
母親のエマと二人で旅をしていた時も、工房などに所属していなかったアンにとって、工房での集団作業は初めての連続。
キースやキャットといった、アンを職人やライバルとして認めてくれる人も居るのが唯一の救いだけれど、女の子であるアンは、職人は男であるべきという古い風潮のせいで白い目で見られたりして。
そこに来てシャルが他の女の子に取られそうになったり…。
ラストには、予想していたのにかかわらず大きなショックが待ちうけていました(;ω;`)
あぁ、ブリジット…嫌いじゃないんだけど…嫌いじゃないんだけどね…あなた…。
本を閉じたまま、しばし呆然とした読後。四巻を一緒に買っておいてよかった、本当に。じゃないと三巻を抱いたまま床を転げまわっていたかもしれない。
キャットやベンジャミン、エリオットやキースなど、今回は一気に登場人物が増えましたね。
誰もかれもが好きになれる人たちばかりじゃなかったけれど、シュガーアップルの世界では悪人にもちゃんと裏があって、心から憎む気にはなれない。
そんなところもアンの作る砂糖菓子の魔法なのかもしれません。
Posted by ブクログ
いよいよ2度目の砂糖菓子品評会。
男社会で頑張っていくアン。
ライバルながらアンを応援する、砂糖子爵の息子・キース。
妖精としてのシャルに恋する、工房の跡取り娘・ブリジッド。
お約束な展開ですが、良いジュブナイルだと思います。
ただ、番外編を読んでないので、キャットのくだりは置いてけぼりな感じ。
Posted by ブクログ
“えッ!? そこで終わっちゃうの?”
という気持ちでいっぱいの終わり方だった(-"-;)
アンがとうとう念願の銀砂糖師になったというのに、シャルをブリジットに取られたままでは全然喜べない(T△T)
エリオットも、「女の子の味方」とかぬかす前に、自分の婚約者の手綱くらいしっかり握っておけッ!
続きがどうなるのか凄く気掛かりだが、次巻でアンがシャルを取り戻してハッピーエンド(完結)って事になったらちょっと淋しいかも……。
Posted by ブクログ
相変わらずの爽やかで骨太な職人さんの物語。アンやシャルのココロの変化や戸惑いにきゅん。キースのことは嫌なヤツに違いないと全力で疑ってかかってました・・・すみません。ある意味ここからが始まりの物語ですが、はたして。
Posted by ブクログ
思いっきり後を引く終わり方!
一難去ってまた一難どころではありません。
嫌な予感はしてました~!! と叫びたい。
初っ端からの嫌がらせ。
それに屈しないその根性も、努力も、全て彼女が選び取った道を
突き進むためのもの。
それを止められたからと言って、何もしなかった女に
文句を言われる筋合いはないですね。
道を進ませるために、己の『自由』を差し出す。
相手を想う気持ちがあるからこその選択と行動。
それ故に、女がものすごくいらつきます。
騒いでるだけなら誰にだってできる、と怒鳴りつけたい気持ちです。
やっと手に入れた称号。
けれど失ったもの。
…何となく、次の展開が読める気も、します。
Posted by ブクログ
今回もアンは一生懸命頑張っています。(本人の与り知らないところで)砂糖菓子職人生命を賭けた2回目の品評会。ジョナスも頑張っていました。悪い子ではないんだよなぁと再確認して、今回も温かい気持ちを頂きました。前回も今回も、素晴らしい審美眼を発揮して下さった王妃様には大感謝です。少しずつ世界観も深くなって満足の1冊でしたが…ええぇっ!?なラストの展開で次回もとても楽しみです。
Posted by ブクログ
派閥問題がついに出てきた。派閥問題に更に血筋問題?のようなものもあるらしく、前作までに比べ、何だか内容がハードになっている。
アンとサミーとジョナスの問題にはヒエーッて感じ。そこまでするかサミー。
ジョナスはやっぱりただの残念な奴というか、坊ちゃんしている奴だった。
シャルはだいぶアンを思い始めているが、妖精だからなのか、結構一方的というか自己犠牲半端ないのが気になる。
Posted by ブクログ
白の貴公子のキースがなんともうん臭いのに最後まで名前の通り白だった
今年のアンの品評会の作品は、ガラスとかで再現したらさぞ綺麗なんだろうなぁ 砂糖菓子であれほどカラフルに出来るなら、もちろんそっちのを見てみたいけど
あと、人と妖精の歴史の始まりにりんごが出てこなくてびっくりした シュガーアップルと銘打ってるからには、禁断のりんごに似たりんごが出てくるのかと思ったのに
それにしても、アンのためとは言え、シャルってば・・・
初めて次に話を持ち越しね こんな終わり方されたらすぐ読むしかないじゃん
エリオットの立ち位置も気になるけど、ブリジットめ
Posted by ブクログ
アンのがんばる姿がいい。
シャルの分かりにくい愛情がいい。
ミスリルのストレートな感情がいい。
アンが銀砂糖師になれるかどうかの巻。
この巻を読んだら、次を読まずにはいられません。
Posted by ブクログ
読み直し計画3冊目。
親とか兄弟とかがなにか結果を残すと大変だな、と。本人そっちのけで周りが勝手に期待したり失望したり。他人だからこその無責任さというか。
自分には出来ない、たどり着けないから代わりに託したい気持ちもわからなくはないけれど押し付けられる身としてはたまったもんじゃないと思う。
女の子が男社会で生きていくことの大変さもなにか胸に来るものがある。