あらすじ
幸福をもたらす砂糖菓子の作り手・銀砂糖師を目指して、美しすぎる妖精のシャルと旅をしている少女アン。銀砂糖師の称号をもらえるのは、年に一度の品評会だけ。今年こそは! と気合いを入れるアンだけど、材料の砂糖林檎は大凶作!! 自分の分を確保するため、アンは砂糖菓子工房に下宿することに。大変な激務をこなしつつ、自分の作りたいモチーフを探すけど!? もう一度、夢が見たくなる物語と大評判!! 待望の第三弾!!
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Posted by ブクログ
前回の銀砂糖師になるための品評会から1年。再度挑戦の季節になりましたけど、砂糖林檎が不作で、前巻嫌がらせをされたラドクリフ工房に行かなければならなくなったアン。
がんばってるアンでしたが、ほんと才能のない男の嫉妬って怖いなぁって。手を焼かれそうになったアンのシーンでは、ほんとにシャルに間に合って欲しくて、やっと間に合ったのに、ラドクリフがアンの言い分を聞いてくれずに、最後には大事に作った銀砂糖もすり替えられるという状況。ほんとこの巻でラドクリフ工房が嫌いになっちゃいましたよ。
ただ、ちょっとだけジョナスの株が上がったかなぁ。アンに対する態度は嫉妬の裏返しのようだけど、やっぱりおぼっちゃんは、最終的な悪役にはなれなかったってところ。でも、そんな彼でよかったって思う自分もいます。
タイトルにある「白の貴公子」はキース。登場の仕方もその後の言動も何かあるんじゃないかと、うがった見方をしてしまったのに、彼は最後までホントに白でした。
最後すり替えられた銀砂糖は、シャルの羽と引き替えにアンのものだと証明できたけど、ものすごく気になるところで終わっちゃった。
続きがすぐ読みたいのに、緑はどこに置いたかなぁ?
Posted by ブクログ
キャットさん好きです(笑)
ジョナスどんまい……
金髪め、シャルを連れて行くなーーーー!!
キースとジョナスの顔の見分けがつかないのは私だけか?
Posted by ブクログ
今巻で急にキャラクターが増えて、読みながら誰が誰かと考えるのが大変でした。男社会の中でやっていくというのも大変で、それ以外にも性格の悪い人たちが多すぎて、だからこそアンがそれを乗り越えたときは読んでてうれしくなります。最後の最後までキースは裏切る、と思っていましたが、本当にいい人だったんですね(笑)安心しました。次巻がすごい気になります!
Posted by ブクログ
毎度のことながら、手に汗握る展開でした。最後に行くにつれて嫌な予感がひしひしと……。アンにたいするシャルの思いに胸ときめかせていた後だったのでショックがでかいです。シャル…!
キースやキャット、ジョナスと魅力あふれる職人たちが揃いつつあるので、今後どうなるのか楽しみです。
だけど…シャル!
Posted by ブクログ
三川みりによる「シュガーアップル・フェアリーテイル」の第3巻。2023年にTVアニメが放送されました。人間が妖精を使役するハイランドで母を亡くしたばかりの少女アンが、母と同じ銀砂糖師になることを目指し、戦士妖精のシャル達と銀砂糖師の称号を得るため旅をする物語。アンの周りにもだいぶ味方が増えて安心していたが、再び巡ってきた砂糖菓子品評会の季節に悪夢再び。今回は集団での嫌がらせということでかなり辛い。その中でシャルの存在がどんどんと大きくなってる。せっかくアンが夢を叶えたのに、その代償が…幸せになって欲しい。
Posted by ブクログ
あーもー!!!
卑しい人間てどこにでもいるのね!
シュガーアップル三作目。
(人間の)アンの周囲に登場人物が増えます。
それはそのまま、母を喪った彼女の孤独を癒やすかのように。
彼女の真っ直ぐさが引き寄せる人脈は
そのままアンの財産だと思う。
アンの望む、妖精と人間が手を携え、
真の友人となれる日は来るのか。
来てほしいなぁ。
Posted by ブクログ
もう…シャルはなんでこんなに格好良いんだ!?どうしようもないくらい彼の格好良さに目を引いてしまう。今巻に登場したブリジットはなんていうか…本当に好きになれないな。
Posted by ブクログ
作品はあくまでも作品であることに気づけなかった今巻のキースと、前巻のアンがかぶりますね。作中で何度かキースの育ちのよさについて言及されていますが、二人の勝負の結果をわけたのは、経験の差なのでしょう。アンは前の仕事の失敗をきちんとふまえて、王家についてしっかり研究してきていましたし。
手を焼かれそうになるところなんか、読んでいて、ヒロインのアンがかわいそうになってしまいましたが、やられた分、砂糖菓子職人としてきっちりお返しするところなどは、毎回気持ちいいです。今回ジョナスも、アンとの関わりのなかで少し変化をみせたような気がします。
Posted by ブクログ
シュガーアップルシリーズ第三巻。
第一巻から一年が経ち、ついに年に一度の砂糖菓子品評会が迫ってくる。
そんな折、アンの暮らす国、ハイランドでは、なんと銀砂糖の材料となる砂糖林檎が大凶作。
以前アルバーン公から認められた職人として、密かに名を広めていたアンは、他の工房の職人たちから妬まれ、砂糖林檎不作の情報を知らされていなかった。
砂糖菓子職人の最高権力者である、銀砂糖子爵ヒュー・マーキュリーの判断により、今年はどんな職人も三つの代表的な工房へ集まり、銀砂糖生成の手伝いをすること、それを条件に自分の分の銀砂糖を作って良いという取りきめがされることに。
それを知ったアンは、知り合いの職人キャットと共に、宿敵ジョナスの居るラドクリフ工房へ向かうのですが…。
この巻は…もう…。
ついにアンの夢が叶うかというところで、神様のいたずら。
さらに今まで散々意地悪をされてきた、ラドクリフ工房に泊まり込みで仕事をしに行かねばならないという試練。
さらにさらに、曖昧な関係だったアンとシャルの間にも、微妙なすれ違いや新展開が起きて…。
もう、もう、じれったくてジッとしてなんかいられない!
母親のエマと二人で旅をしていた時も、工房などに所属していなかったアンにとって、工房での集団作業は初めての連続。
キースやキャットといった、アンを職人やライバルとして認めてくれる人も居るのが唯一の救いだけれど、女の子であるアンは、職人は男であるべきという古い風潮のせいで白い目で見られたりして。
そこに来てシャルが他の女の子に取られそうになったり…。
ラストには、予想していたのにかかわらず大きなショックが待ちうけていました(;ω;`)
あぁ、ブリジット…嫌いじゃないんだけど…嫌いじゃないんだけどね…あなた…。
本を閉じたまま、しばし呆然とした読後。四巻を一緒に買っておいてよかった、本当に。じゃないと三巻を抱いたまま床を転げまわっていたかもしれない。
キャットやベンジャミン、エリオットやキースなど、今回は一気に登場人物が増えましたね。
誰もかれもが好きになれる人たちばかりじゃなかったけれど、シュガーアップルの世界では悪人にもちゃんと裏があって、心から憎む気にはなれない。
そんなところもアンの作る砂糖菓子の魔法なのかもしれません。
Posted by ブクログ
白の貴公子のキースがなんともうん臭いのに最後まで名前の通り白だった
今年のアンの品評会の作品は、ガラスとかで再現したらさぞ綺麗なんだろうなぁ 砂糖菓子であれほどカラフルに出来るなら、もちろんそっちのを見てみたいけど
あと、人と妖精の歴史の始まりにりんごが出てこなくてびっくりした シュガーアップルと銘打ってるからには、禁断のりんごに似たりんごが出てくるのかと思ったのに
それにしても、アンのためとは言え、シャルってば・・・
初めて次に話を持ち越しね こんな終わり方されたらすぐ読むしかないじゃん
エリオットの立ち位置も気になるけど、ブリジットめ