あらすじ
人の心の欠落を花として視る能力を持つ青年、飛鳥井仁。
決して埋めることのできない欠落に囚われて生きる人々に静かな絶望を抱えた彼の前にある日、不思議な少女が現れる。
「私の敵は、私をこう呼ぶわ。
“イマジネーター”と──」
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これはこれで良く描けている!
ブギーポップ・シリーズは、進行が速いだけでなく、
同時進行している筋が入れ替わり立ち替わり
浮上してきて、それらを次々に見ている感じだ。
また、筋を進行させる者が、実は進行させられていたり、
収拾しようとする、またはそうできる者たちも多数いる。
本作ではブギーポップの本物が大きな動きをしていない
のに気付く。たった2冊で全ては盛り込めないだろう。
その割にいいところを選んでうまく2冊にしてくれて
良かった。
末真の説得は特に素晴らしい。
また、恋する人たちや、人を癒そうとする気持ちが
良く描けている。
最後のページに描かれた背景は
今回描き切れなかった部分の舞台になるところだ。