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Posted by ブクログ
ネタバレ事件のトリック自体は込み入ったものではないので、その気になれば気づける。この本が読者の印象に残っているのはそちらではなく、もう一方の方。
まんまと作者に騙されたあとに読み返したが、一つだけこの仕掛けに気づける証拠を見つけた。
途中アマチュア無線でSOSを呼ぶシーン、清太郎くんは自分のコールサインを「JH2WXF」としている。
このコールサインは作者が実際に取得しているものをそのまま持ってきているのだが、アマチュア無線の頭2桁はプリフィックスコードと言って、枯渇するとアルファベットが新しくなっていく。
「JH」は1970年代に枯渇しているので、仮に事件の舞台をこのシリーズの設定である1998年 -
Posted by ブクログ
三軒茶屋という街のイメージが変わった作品。
裏社会の一部を知ってしまったような気持ちで、いろいろ衝撃的だった。
虐待や貧困、当たり前のように罪を犯す子どもたち。
「どうやってまともな世界でまともに生きていく資格を手に入れたのか」
「どうやってそっちの世界の人間になれたのか、わたしは誰かに教えて欲しかった」
これらの花の思考が辛かった。
私は当たり前のように何の努力もなしに、花のいうところの「そっちの世界の人間」になれている。
子どもにとってとりまく環境が全てなのだと改めて実感する小説だった。
きっと日本には花のような少女がたくさんいるのだろう。 -
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