【感想・ネタバレ】羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテのレビュー

あらすじ

「頼んだよ……鷹央君」
師を殺したのは、誰だ?

御子神氷魚。帝都大学の元主任教授で、現在は総合病院の院長を務める彼女は、天久鷹央の学生時代の師だった。
同じ個性を持つ氷魚に導かれ、診断医の道を志した鷹央。
天才医師が唯一「先生」と呼ぶ存在は、しかし不治の病に冒されており、最後には不可解な死を遂げる。
謎めいた言葉を遺した師の真意を知るため、鷹央は捜査を開始するが……。師弟の絆を描く、本格医療ミステリー!

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Posted by ブクログ

天久鷹央と同じ"特性"を持つ御子神氷魚。
診断医としての鷹央の師匠でもある彼女が、自身が院長を務める病院の地下で倒れ、亡くなった。
その原因は…?

最後の最後でタイトルの意味に納得!
小鳥遊先生との師弟関係も熱くなってきました!

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2025年08月10日

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連作短編集の形で3作品を楽しむことができました。短編ではあるものの、読後感はなかなかなものでした。推理の一部はわかるのですが、その後の展開はいつもながら予想外の連続。読む手が止まりませんでした。

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2025年07月21日

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短編集らしいテンポの良さが心地よく、特に最終話の天久鷹央と恩師の“師弟ミステリー”が秀逸。人間ドラマとして長編にもできそうな深みを感じつつも、謎解きに焦点を絞ったことで緊張感を保ったまま一気読み。切なくも知的な一編。師弟の物語、またどこかで読ませてほしい。

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2025年06月17日

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鷹央の恩師御子神氷魚が殺された。病死に見えるけど、まさか犯人があの人なんてと驚く前に、ひょっとしたらと考えつく人はミステリマニアです。だけど、二重三重にも考えられているトリックというか罠というか。簡単に犯人を当てられるだけではすまないところがこのシリーズのすごいところです。
犯人からの挑戦状に対決する鷹央の謎ときが見もの。今回は、TVに間に合うように読めたので、今ドラマを見ながら楽しんでます。来週は、何かな?

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2025年06月03日

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連作短編集の形式を取っているが一編毎の出来が生半端でなく素晴らしい。三編とも独立した推理小説として優れた出来栄えだ。知念実希人、ノリにノッている。
「禁断の果実」はそのトリックもさることながら結末が実にいい。作者も一人の人として何かしら思うところがあったのだろう。
「七色の猫」、これが好きだ。ある箇所で思わず声をあげてしまった。良く考えればわかる、のにわからない。そこが上手い。
「遺された挑戦状」はいよいよクライマックス。ドドン! と山場を持ってきた。これは本当に力が入っている。結末まで目が離せなかった。推理小説ファンならば逃す手はない一冊だ。

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2025年04月24日

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いやー!もう、すごく面白かった!
魔弾の射手とか甦る殺人者とか以来の本に引き込まれる感じがたまらない!
受験終わって読書解禁たから本読むこと自体久しぶりだったけど、目が離せなくなる感じ最高だった!!

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2025年02月04日

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ネタバレ

今回は短編3本

それぞれ、別々の謎解きですが、
全体の流れ的には
鷹央先生の師匠の話

ゲームブックのような
この場合はこの遺言状って…

流石に師匠だし、
それに応えられた鷹央先生も凄い


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2025年01月24日

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ネタバレ

天久鷹央シリーズはほんとに好き。医療知識はないけど、それでも楽しめるところは魅力的。
最後のMRIの話などは、一般常識として知っておいていいものだし毎回勉強になる。

チョコレートで銅が蓄積する話など、新しい知識を増やすことができるのでおすすめのシリーズ。

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2025年01月22日

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ずっと積読になっていた「天久鷹央シリーズ」、やっと読めました!

そして最高におもしろい医療サスペンスでした。

一読をお勧めします。

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2025年01月13日

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ネタバレ

天久鷹央シリーズ第15弾。「禁断の果実」2月末に決まって症状が出るイケメン男子高校生というヒントで原因が想像できた。銅代謝がうまくいかないために起こるウィルソン病は聞いたことがあったが、チョコに銅が多く含まれていることは知らなかった。「七色の猫」マーブルキャットにまつわる話。この二作品もよかったが「遺された挑戦状」が鷹央の師弟対決でおもしろかった。鷹央の学生時代の師であり同じ個性を持つ氷魚が最後に不可解な死を遂げる。磁場、MRIが原因と映像が浮かんできてドラマで見たんだと気づいた。先に本を読めばよかった。

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2025年11月03日

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ちょうどX(旧Twitter)で、チョコアレルギーの話が出ていたので、最初の謎はすぐあたりがついた。そのせいなのか気分良く読み進めることが出来たおかげで、さくさくと読みすすめることが出来た。五十路になってからどうにも集中力が欠けるようになり、一冊の本を読み進めるのが難しくなっていた私に、このシリーズは福音だ。短編集と長編がバランス良く配置されているので、良い感じに休憩を挟みつつ読書が楽しめる。
この本は短編二本に中編一本という構成で、まさに本として良い感じの構成で、リズミカルに読むことが出来た。その上、書き下ろしの中編は主人公の過去に触れているのと、彼女の尊敬する先達でタイトルにある羅針盤にあたる人物が登場する。その彼女の言葉で救われた身内の気持ちを考えると、とても感慨深い。おそらく、天才と評される者の近くにいる人間は、いつだってうっすらと自分の居場所に懸念を感じているのだろうから……

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2025年09月15日

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医療ミステリーとして面白かった。実際に起こり得そうな仕掛けや工作がなされており、それが現実に起こりそうな気がして面白く読めた。また「禁断の果実」は、現代の社会問題にも触れる内容で、真相を知ったときは特に驚かされた。

鷹央先生の師匠が登場したことで、より鷹央の内面が知れたのも面白かった。

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2025年08月02日

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「禁断の果実」
読み終わってみると、何が「禁断」の「果実」だったのかに気づく。病気の原因も意外なものに感じたが、それをもたらすことになった要因にも驚かされた。
「七色の猫」
一見しての善意に隠された悪意。よくある話だが、こうした物語としてみるとなかなか気づかされないものかもしれない。
「遺された挑戦状」
ドラマ化されたエピソード。ほぼ原作どおりのドラマ描写がされていたと感じた。

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2025年07月24日

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ネタバレ

 放送中のドラマ『天久鷹央の推理カルテ』第7話を見ていて思った。ん? 原作にこんな話あったっけ? もしかしてドラマオリジナルか?

 …そんなわけなかった。原作は、2024年2月刊行の本作に収録されていたのだった。知念実希人ファンを自称する者として、本作の刊行を見落としていたのは、不覚も不覚。というわけで、1年以上も経ってから手に取ったのだった。

 Karte.01「禁断の果実」。毎年、決まった時期に肝炎を発症するという少年。その理由とは。もちろんその疾患は知らなかったが、もう一つの真実は薄々感づいた読者もいるのでは。一見つっけんどんな鷹央の言葉に、優しさが滲む。

 Karte.02「七色の猫」。そのまんまです、はい。正直、早い段階で怪しいとは思ったが、医学に留まらない鷹央の博識は、しっかりと見抜いていた。もちろんその疾患は知らなかった。知るわけないだろうがっ! ま、このくらい許されるだろう。

 そして、ドラマ版第7話の原作に当たるKarte.03「遺された挑戦状」。鷹央の学生時代の恩師、御子神氷魚。鷹央は氷魚の主治医だったが、不治の病に冒され余命少ない彼女が不可解な死を遂げた。氷魚は鷹央に伝言を残していた。

 最初に言っておくと、ドラマ版とまったく同じでした。というか、ドラマ版が原作に忠実だったわけである。師弟の絆の物語を、原作なら長編に、ドラマなら倍の2時間に、膨らませることも可能だろう。ちょっともったいない気がする。

 病院という舞台ならではの大仕掛け、とだけ書いておきましょう。本格ミステリのトリックに突っ込みたくなることは多いが、これは病院を見事に活用(?)しており、説得力がないこともない。ある人物の予想通りの行動には突っ込みたい。

 ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』を見ていなかったら、本作の見落としに気づかなかったかもしれない。知念さん、すみません。テレビ朝日さん、ありがとう。

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2025年06月11日

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連作ミステリ。「禁断の果実」「七色の猫」はややあっさりめの謎かな。とはいえ「七色の猫」の謎はなかなかに奇想天外でした。だってさまざまな色に塗られた猫がいっぱい放される事件って……猫好きからすると「なんてことするんだ!」ですね。ただフィクションとしては、面白い状況かも。
そしてメインの物語である「遺された挑戦状」はやはり白眉。鷹央が唯一尊敬する存在であり、同類でもあった御子神氷魚の死。病死としか思えない状態でしかも現場は密室であったが、生前の彼女の言葉からそれを殺人と確信した鷹央は捜査に乗り出すことになりますが。冒頭に現場見取り図があるので、絶対トリックがあるよねこれ、と考えたら解けました。犯人も当てられたし、となったのだけれど、その後の犯人と鷹央との対決がまだ続いたのにびっくり。犯人の仕掛けた「罠」の周到さにはやられました。

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2025年05月30日

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短編2本と中編1本の構成。短編は普段通り軽やかに事件を解決する鷹央先生がさすがでしたね。同性愛者の男の子にかける言葉が好きでした。なんだかんだ先生はやさしい。
そして鷹央先生に師匠がいるのか…!という驚きと、そりゃいるか、という納得。鷹央先生よりは一般人に混ざって生活してる時間が長い分まともそうだけど、それでもやはり普通の人とは違う氷魚と鷹央の対決はちょっと切ないけどおもしろかったです。

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2025年05月18日

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天才医師が唯一「先生」と尊敬する人が不可解な死を遂げる・・・
謎めいた言葉を残した師の真意とは何か・・・

今回は推理カルテだったので短編が中心的な話でした。
「禁断の果実」も「7色の猫」もユニークで面白かったです。

でも、本書の一番の「遺された挑戦状」は師弟の繋がりを深く感じる良い話でした。
後の展開も予想できそうでできない、そんなまどろこしさがよかったです。

天久シリーズは面白くておすすめな作品です。
次回もどんなカルテが読めるのか楽しみです。

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2025年05月02日

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鷹央、変わらずの活躍。
1つめ、3つめの医療メインのお話はもちろん面白かったが、2つめの、ちょっと医療から外れたお話も面白かった。そういう結末かと。
小鳥先生と鴻ノ池の絡みも相変わらずだが、もう少しいろいろあっても面白いかと。

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2025年02月02日

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ネタバレ

2話の短編と天久鷹央の師匠である氷魚の死に纏わる事件で成り立っている今作

短編は、殺人ではなく医療の関わるミステリという感じで知らない病名をしれて賢くなれるお得感があった

表題にも関係する、氷魚先生の話は同じ能力を持つ天久鷹央と氷魚の師弟関係、天才と凡人の天久鷹央と小鳥遊の師弟関係が共に描かれていた。

師の死亡に落ち込む鷹央をサポートする小鳥遊の姿が今まで数々の事件を共に解決してきた師弟関係の絆を感じられるものだった

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2025年01月03日

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今回は久々の短編集で色んな話が読めて良かったー!
季節限定の謎の肝炎を発症する高校生、有り得ない毛色に塗られた大量の猫の謎、そして鷹央先生の師匠であり同類である人物からの挑戦状……!


天久鷹央シリーズは長編もしっかりしたストーリーで面白いんですけど、短編は長編とはまた違った面白さがあるんですよね
話がコンパクトになってもストーリーの芯はしっかりしてるから読み応えがちゃんとあって。
寧ろ「一冊でこんなに読ませてもらっていいの?贅沢では?」って気持ちになっちゃうというか。
今回も「どうやって決着をつけるのかと思ってたらこうやるのかー!」と唸っちゃう話がありました。
そしてあのシーンで「コナンだ!コナンで習ったやつだ!」となったのはきっと私だけではないはず。


それにしても今回の話、少し時間軸が巻き戻ってて鴻ノ池が統括診断部に来る前の設定なもんで小鳥先生がめちゃくちゃに頑張っていて「そういえば小鳥先生って意外と包容力あって頼れるタイプだったな……」なんて再確認しました。
いや、だって鴻ノ池にすっかりねぇ、いい所持っていかれてる感凄いからさ最近……。

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2024年12月19日

Posted by ブクログ

☆4

シリーズ(多分)15冊目

氷魚先生vs鷹央先生の師弟対決!面白かった~!
鷹央先生の師匠である氷魚先生との絆にグッとくるものがあったのですが、弟子である小鳥先生との信頼関係もどんどん深まってきていて、これからの展開もとても楽しみです❁⃘*.゚

カレーとお菓子しか食べられないと思っていた超偏食の鷹央先生ですが、お酒と一緒なら他の食べ物も食べられることを知れたり、鷹央先生の秘密がシリーズを読み進めるごとに暴かれていくのも嬉しいです!

「七色の猫」で登場した猫のハリーくん、また登場してほしいなぁ~と思っております。

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2024年12月05日

Posted by ブクログ

天久鷹央シリーズ第n弾です!
第何弾か調べる気がないなら、冒頭で意気揚々と語るなって話ですよ
ごめんねごめんねー

時系列的にはけっこう前のお話しになるんですな

ってそんなことより!
出版社変わってるがな!
正確には前作からなんですが、新潮社から実業之日本社に変わってるんです
実業之日本社さん、聞き慣れない方もいらしっしゃるかもしれませんが、創業は明治30年となかなかの老舗です
なかなか個性的なラインナップが特徴的で、古い作品の文庫化なんかも手掛けてたりしますっていらないですか?今、実業之日本社の説明いらないですか?
あ、そう
ごめんねごめんねー

いらないらしいんで、本題に入ります
なんでシリーズの途中で急に出版社変わったんですかね?(本題そっちかーい)
なんか揉めたんですかね?ぐふふ(いやらしい笑い)

ちょっとネット検索してみたんですね

そしたら、やっぱり揉めてました!ぐふふ(いやらしい笑い2回目)

〜以下ネットからのコピペ〜
著者の知念実希人が新潮社に対してコロナワクチンに関するデマ記事の撤回を求めたことがきっかけです。
新潮社がこの要求に応じなかったため、知念氏は新潮社との契約を終了し、実業之日本社に移行しました
〜コピペ終わり〜

ってことみたいですね、ぐふふ(いやらしい笑い3回目)

ま、今回のアニメ化の話なんかも出版社が変わったことで進んだ面もあると思いますので、良い面に積極的に目を向けましょう!(散々いやらしい笑いしておいての変わり身)

あ!
今作の感想ね、感想、感想

ぐふふ(最悪のしめ)

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2024年09月22日

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 今回も、天久鷹央と小鳥遊先生のコンビが大活躍。私、成瀬刑事が好きみたいなので、もっと出して欲しいな。
 不調の原因はうっすら分かったけど、最後にびっくりが。

中高生、理系の子、お医者さんに憧れてる子、ミステリ好きの子にもオススメです。

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2025年03月21日

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ネタバレ

1章は同じ時期にだけ起きる肝炎を発症する少年の謎。2章は様々な色に染められた大量の保護猫の謎。3章は鷹央が唯一「先生」と呼ぶ、御子神氷魚、氷魚は不治の病に侵されており自分の死が鷹央の見立てより遙かに早く死を迎えたらそれは自然死じゃないので犯人を見つけてくれという不可解な言葉を残して死を迎えるが、どう見ても病死だった。その言葉に隠された真の意味とは。同じ属性を持つ鷹央に対する挑戦状、それは自分をも凌駕する天才に対する嫉妬なのか。鷹央の下す診断とは。何重にも張り巡らされた筋書きと謎を解き師を超えられるのか。

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2025年03月09日

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久しぶりの「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ
やっぱりこのシリーズは面白いなぁ(^^♪
ただ今回のお話は少し先が読めてしまう所があったので、いつもの作品より"ホ~~!!"と言う驚きはありませんでした。クレジットカードとMRIと部屋の位置関係で、謎解きの鍵が磁気である事は容易に想像出来たのですが、磁気の影響をどうやって心原性脳塞栓症に繋げて行くのか?!と言うところはなかなか天晴れでした。

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2025年02月27日

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オーディブルにて。

今回は久々に短編集で、
毎冬に肝炎になるイケメン男子高校生
何者かに染められた猫たち
病死と思われる鷹央の恩師・氷魚先生
について。

人との交流が苦手な鷹央だが、同じASDだからこそ築けた氷魚先生との関係。
ASDだからこそしっかり明らかにした結末かもしれない。

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2025年01月22日

Posted by ブクログ

ガラスの塔で起きる殺人事件を解いてしまう鷹央先生。やるなーとニヤッとしちゃった。1行ですべてがひっくり返る事件も面白いよね。同じ作品読んでるみたいでちょっと嬉しい。

同じ異能をもつ師匠と弟子。天才と凡人の師匠と弟子。面白い勝負だった。

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2024年12月14日

Posted by ブクログ

短編2本+中編1本
いつもどおり二人の掛け合いは面白いし、いつもどおり真相には驚かされる。そんな病気は知らないから絶対分からないのもしょうがない。

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2024年11月08日

Posted by ブクログ

天久鷹央の事件カルテシリーズ、15作目!(だと思う)
短編2編、中編1編のストーリ!
今回は鷹央の恩師も登場!

■禁断の果実
男子高校生が肝炎で入院。
毎年春先に発症するも、原因不明。さらに入院すると自然に寛解。
その真相は?
ということなのですが、そんな急に肝炎ってなったら、治らないものだと思っていました。
それはさておき、真相が面白い。そんな病気があるんですね。

■七色の猫
青色に着色された子猫を拾った鷹央。
獣医、NPOと話を聞いたところ、同じように着色された猫が引き取られているとのこと。
単なるいたずらか?何か目的があるのか?
鷹央の推理と発言が光ります!
これは、面白い!

■残された挑戦状
鷹央の恩師、氷魚が絡む物語。
鷹央同様の個性を持つ恩師の女性で、鷹央が唯一「先生」と呼ぶ存在ながらも、不治の病に侵されています。
その主治医が鷹央。
鷹央の見立てよりも早く死んでしまったら、それは他殺として調査してほしいと謎めいた言葉を残して不審死。病死と見立てられますが、鷹央はその真相を明らかにすべく、調査を開始します。
氷魚は病死なのか?
それともやはり誰かに殺害されたのか?
浮かび上がる容疑者。
その死の真相は?
という展開で楽しめました。
二転、三転する展開!

氷魚VS鷹央の謎かけ、謎解き合戦です(笑)
まさに残された挑戦状!

安定の面白さでした。

お勧めです。

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2024年10月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

御子神氷魚が鷹央に出した最後の謎は結末が二転三転し、結末は非常に温かいものであった。
その他、2つの中編も鷹央の人間性がより成長しており、温かみを増してきている。
ストーリー展開については非常に分かりやすいがそこに実際の病名(2話目は若干異なるが・・)が絡んでくるので腑に落ちやすい。

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2024年06月30日

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