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居酒屋の社員の女性、沼ちゃんが一人でマンションを買おうとする話。
かといって、マンション購入を鼓舞するような雰囲気ではない。
メインは沼ちゃんのストーリーだが、オムニバスのような形式で、
妙齢の一人暮らしをする独身女性のストーリーが挟みこまれる。
住まいに関する話題から切り取る彼女たちの暮らしは様々。
全てが上手くいっているわけでもなく、時に寂しさも描きながらありのままを淡々と映し出す。
独身でも、既婚でも、そこにあるのは等しく暮らしなんだな…としみじみした気持ちに。
マンション購入に関しても同じだ。
たくさんの検討の末、念願のマンションを手に入れた沼ちゃん。
けれど「手に入れてからが勝負だね」と作中のセリフにある通り、マンション購入はゴールではない。
ローンや今後の生活を考えて不安になりながらも、
「わたしのおうちを大切にする」という気持ちを一番優先にしていく沼ちゃんの姿は
健気であり、とても愛しい。
家とは?暮らすとは?そんなことを改めて考えさせられる。
何が良い、何が悪い、というのを決めつけずに
いろんな暮らしがあることを、優しく抱きしめてくれるストーリー。
何度も読み返しています
しなやかで静かで、強い気持ちをくれる作品です。
池辺葵さんの描かれる「余白」がすごく優しくて、じんわりします。
読み終えたあとに心に残る温かい余韻に、何度読んでも痺れます。絵も本当に素敵です。
何度も読み返したくなる作品。
やさしい物語完結
マンションを探す一人暮らしの女性と、それを見守る人達の物語。やさしい世界観とキャラクター達が大好きでした。それぞれのキャラクターに、それぞれの完結が提示され、最後まで癒されるストーリーでした。脇役達にもスポットが当てられていて、お見事というしかありません。池辺葵先生の次回作にも期待しています。
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