すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
終章の題にじんときた終章の題
「みんな平成という時代を必死に生き抜いた」にじんときた。私事だが、新元号が「令和」と発表された時、おおかっこいいと感じた。それまでの平成という時代に暗さや停滞を感じていたのだと思う。でも平成は自分が大学や社会人生活を送ってきた最も長い時期だった。なのに負の思いを抱いてきたとは。自分が悪いばかりではない。世の中が暗く、その原因はデフレだったのだ。著者の上念司氏は私より一歳上。ほぼ同じ時代を生きている。本書の平成の経済史をたどり、その時の自分の年を考えながら読んだ。シリーズ前著までとは違った楽しみがあった。ありがとう。令和編が今から楽しみだ。著者が令和の終わりを待て -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった
凄惨な展開に陰鬱な気分で読み進めていたけれど最後一応メインキャラクターは生き残ってホッとした
真相が明らかになる気持ち良さや最悪な状況から脱する事が出来た解放感安心感に加え苦しさと切なさが残る余韻が良い
最後の最後まで実は『もう1人』は別の人物でした〜とかそういう最悪などんでん返しがあるのではとビクビクしていたがそんな事もなく一安心
勅使河原が風見を殺したと告白したシーンは愕然とした
全体が暗い雰囲気の中まだ登場シーンは楽しさがある勅使河原だっただけに尚の事
でも生きてて良かった風見
それまで超然とした雰囲気の見崎だったけれど生い立ちや血縁者との関係性の話でグッと感情移 -
匿名
ネタバレ 購入済み隙の無いオールマイティな面白さ
小説投稿サイトでいつも楽しませてもらっている作品が書籍化していたと知って即購入しました。
なんと言っても登場人物が全員それぞれの個性を持っていて推せるのがオススメポイント。
戦隊モノのお約束を忠実に守りつつ、熱いバトルやヒロイン達とのラブコメ、そして時に予測可能だったり不可能だったりするけど結局回避不可なギャグ………とまさにオールマイティな面白さを持った作品と言っていいです。
ちなみに僕の推しはとある正ヒロイン(WEB版の外伝読んでる方には伝わるはず)です。
加筆されているところもたくさんあるので僕のようにWEB版から追っている方は是非購入してみてください! -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は、統括診断部のチームとしての一体感と鷹央の小鳥遊への信頼が表現されている作品だった。
小鳥遊の恩師である浮雲新一が「皮膚を貫く透明な弾丸」で殺された。統括診断部が調査に当たり、鷹央が真相を見抜くが、それは『正解のない問題』であった。真相解明は小鳥遊一人の手に委ねられた…
事件の真相は、最初に違うだろうと思って除外しているものであり、いいどんでん返しであった。しかし、犯人の動機も考えるのが難しいものであった。法律では罰されるが、果たしてそれが正しいことなのか。その判断こそが、『正解のない問題』であった。
事件を起こしてしまった人の気持ちを考えることも時には大切であると気付かされた。
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Posted by ブクログ
静かで胸がじんわりする物語だった。
川上未映子さんの描く情景はなんでこんなに胸を打つんだろうか。同じ女性だからだろうか。
私とは生き方も環境も違うのに、でもなぜだか彼女の考えていることを私も考えたことがあるし、わかるのだ。
はじめと最後で、彼女の置かれた環境はほとんど変わってない、なのに彼女自身が少しだけ、でもとても大事な部分において変わったことがよくわかる。変わったという表現もなんか違う、もっと適切な言い方で表したい。
この本のことを軽く扱いたくない、この本を読んで感じたことを大切にしたい、冬子の生き方や存在ひとつひとつを大切に思える、そんなような気持ちになる読後感だった。 -
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Posted by ブクログ
統帥権の発想は今も生きているかもしれない
コロナ対策は自由と人権を圧迫した。当時、専門家として対策を担った尾身茂氏は、菅首相と並んで記者会見し、首相と並ぶ権力者の風であった。新型インフルエンザ等対策推進会議の議長、あるいはその下部組織の分科会会長に過ぎない立場にもかかわらず、だ。本来の姿でない権力体制が容易にまかり通ってしまった時期だった。歪んだ権力に勢いを得て増長した専門家は、控えめに言っても多かったと思う。司馬遼太郎は本書で、旧日本軍が振りかざした「統帥権」を考察している。軍参謀本部が本にした『統帥参考』に、次のような興味深い記述を見つけている。冒頭の「統帥権」という章に、以下のように書 -
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「ゼロインフレの磁力」があるならば
日銀には、国債の買い 入れを減額しつつ、それを「緩和の後退ではない」と説明できる魔法のような仕掛けが必要だったのである。その仕掛けこそが、イールドカーブ・コントロールであった。 「短期金利」「長期金利」の二変数で金融緩和の度合いを表すなら、それらの目標水準を変えない限り、国債買い入れの量をいくら減らしても「緩和の後退ではない」 と説明できる。「量」はもはや、それを増やせば金融緩和、減らせば金融引き締めという関係にはない、ということにしてしまったのである。(本書より)日銀は2022年12月20日の金融政策決定会合で、長期金利の上限を従来の0・25%から0・5 -
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推し活に励む人、推し活を作り出す人、陰謀論を唱え出す人、嘲笑する人。
現代の"推し"に視点を置いた世の中の仕組みに翻弄される側する側のリアルな現状。
これまた分析力も語彙力も長けていて読み応えありました〜〜!
MBTIって最近よく耳にするよね。
自己紹介にも書く人増えてるし当たり前な事象になってるんだろうけど。
今のトレンドに大人達もついていかないと乗り遅れて話についていけないってことは昔からあるけど視野を広くか〜忙しいな現代。
そして私にも推しはいる。
それこそオーディション番組を経た某ガールズグループだ。
本書にもbloomとか花とかの言葉が出てくるもんでドキドキし -
Posted by ブクログ
本物のスパイ
現代外交でいまや公然の秘密になっているのは、大使館の現在の機能はスパイ活動のプラットフォームなのだとういことだ。なぜある国が、別の国の国土上に独立主権を持つ物理的な存在を確保すべきかという古くさい説明は、電気通信やジェット旅客機の台頭でもはや完全に古びてしまった。(本書引用)こういう記述を見ると、はやりこの筆者は内部の人なのだなあ、と感じてしまう。現代の本物のスパイが書いた本というだけで、読む価値は大いにある。それにしても、あらゆるデータが政府に筒抜けになってしまう現代の監視社会は、実に恐ろしい。それに実際にかかわっていた人が書いたのが、この本。
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