すべての高評価レビュー
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イグアナの挿話にびっくり
こんなにもTシャツを豊富に持っていて、村上春樹は何て豊かな人生を送っているのだろう、と思う。 それに比べて自分なんて、なるべく持ち物を増やさないようにTシャツなんてまず買うこともなく、昔からある物をずっと着続けていて、擦り切れてきたのが多くなってきた。この本を読んだのを機に、箪笥の中のシャツは入れ替えても良さそうな気がしてきた。 実は、箪笥の隅に、袋から出していないTシャツが一つ眠っている。高校の同窓会で、記念Tシャツが大量に売れ残り、担当者が困っていたから見兼ねて買った物だ。売れ残るだけあって、本当にデザインが悪い。記念Tシャツでメルカリにも出せない。今となって -
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過去形の解説に感動
次の説明に感銘を受けた。 時制・仮定法に関係なく過去形が使われる理由が1段階遠ざかるという感覚で説明されることもあります。 「1段階遠ざかる」感覚の3つのパターン ・過去のこと:現在から「1段階遠ざかる」普通の過去形 ・非現実のこと:現実から「1段階遠ざかる」仮定法過去 ・丁寧な表現:相手から「1段階遠ざかる」Would you / Could you など 英語の過去形は、目の前の現実から一歩引いて頭に浮かぶことを表現したい時に使うのか、と感動。主観・客観の概念を日頃使う言葉から意識する人たちなのか、とも思った。 shallの核心「運命・神の意志」もいい。自分の -
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輸出が自然
土地の生産物が国内需要を超過したら、輸出に向かうのが自然。作らせないという日本の政策が歪んでいた。食料安全保障上必要な農地面積が実際の農地を下回る状態が迫りくる危機だというが(本書で言う領域Xの出現)、これも供給が国内需要を超過するのと同じ構図で、その時はその土地の生産物を輸出するのが自然だ。自家製のものが余ったら、外でさばく。これ自然。本書はコメの問題と田んぼの問題を切り分けて論じる重要性を説くが、土地を外国に売るのが嫌なら、生産物を売るしかないので、やっぱり一緒に解決した方がいいようにも感じた。 問題は余った土地を活用できる人材、省力化技術、技術に投じるカネか。 -
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冷静に議論できたら
「たとえ話をしたいと思います。顔に傷がついて変異をしていくと考えて下さい。何も傷がない顔に、右、左顔、身の頭に飯が入ってA変異体からB変異体になったとします。C変異体がB変異体から生じたとしたら、C変異体にも右眉、左顔、身の頭に傷は残っているはずなのですが、C変異体にはこれらの傷がないということなのです。」 「まず、端的に私の仮説を述べます。 「mRNAワクチンを頻回接種すると、新型コロナウイルスに感染しても炎症反応が起こりにくくなり、さらに、感染細胞を除去できなくなってしまい、結果的に亡くなってしまう」というものです。」 前者が新型コロナウイルスの変異で著者が興味深 -
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ああドストエフスキーを読んだ、とまた思えて良い
ドストエフスキーの長編小説群が「五大長編小説」という括りで呼ばれることがあるなんて、恥ずかしながらこの小説に出会って初めて知った。『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』は自分の読書経験の中でも最高峰に入り、『白痴』『悪霊』も非常に好きな作品だが、ほかに長編があるとは知らなかった。残り一つがこの『未成年』である。順番で言うと『未成年』に始まり『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』となる。『悪霊』と『カラマーゾフの兄弟』の間の作品ということであれば、これを読まずに死ぬわけにいかない。しかも、こなれた日本語を操る亀山郁夫氏の翻訳である。 この -
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ゴールデンカムイの最適併読本
本書は、マンガ「ゴールデンカムイ」の最適な併読本である。ヒグマの恐ろしさを当時の新聞記事から拾う形で伝えてくれており、ゴールデンカムイの描写がリアルであることを裏付けてくれる。 とにかくヒグマは恐ろしい。私は、本書に出てくる当時の新聞の引用で「つかむ」という表現が気になった。例えば次のように使われている。 「三歳くらいの熊がミツの後頭部に一撃を加え、ミツをつかんで引きずって行った」『小樽新聞』昭和十一年八月三十日より要約 「熊は市太郎の背中から猛然とりかかり、その両足をつかんで風車のごとくクルクルと廻しながら、悠々と草むらに姿 を隠した」『北海タイムス』大正 -
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今まで読んできた育児本の中で一番良かったです。
様々な育児本を読んでいつも思っていました。
色々な事を”こんなふうに、あんなふうに…して育てました。”って書いてあっても、お子さんはこの方法でやっていてどんなふうに感じていたのだろう…と。聞いてみたいなぁと。
でもこちらの本の最後の方には、お子様側やご主人の話も聞けてとても良かったです。
そして、個人的にまず2歳10ヶ月で日本語の絵本を読めるようになっているだけでも凄すぎてびっくり。
なんだか、英語の上達レベルが凄すぎて圧倒されましたが、著者のタエさんの良い意味で普通の主婦感や考え方など共感できるところたくさんありました。
英語育児にとても -
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未完成?
主人公は、いつも自己演出し、そんな自分を自分であざとい人間だと考えている。実際は凡人なのだと自覚してみるが、才能に憧れ、素の自分を見失っている。本書は、そんな自分から脱皮しようと足掻く男の青春小説であり、『花火』『劇場』に続く三部作の締めか、と始めのうちは想像しながら読んでいた。でも読み進めるうちに、これが後の作品の出発点になってほしいと感じた。読後感想を率直に言ってしまうね。これは未完成作品? 何か骨組みだけの建物を見た感じがした。スカスカのところがいっぱいあって、それぞれの物語の間がもっと埋まっていないといけないのでは、と。つまり主人公が抱える自己演出問題は、昔の恋人、旧友、父 -
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貧民史観に毒されている、は名言だ
われわれが普段使っている1万円札にも千円札にも、金なんてこれっぽっちも含まれていない。電子マネーに至っては、言うまでもない。それなのに小判の金の含有率を下げることは「貨幣の改悪」と教えられた気がする。徳川5代将軍の綱吉に仕え、この改鋳を進言した荻原重秀は「悪い奴」だと思い込まされた。最近の教科書も、その刷り込み傾向ははっきりと見て取れる。山川出版社『詳説日本史』(2016年発行)には、「改鋳で幕府は金の含有率を減らし、質の劣った小判の発行を増加して多大な増収を上げたが、貨幣価値の下落は物価の投機を引き起こし、人々の生活を圧迫した」と書かれている。ちなみに、自 -
- カート
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試し読み
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説得の鍵は「共感」。勉強のために再読したい
The Influential Mind が原題。直訳すると「影響される心」。読後、しっくり来る題だと思った。邦題の「事実はなぜ人の意見を変えられないのか」は意訳にしても手ぬるく感じる。ちょっと古くないか。それはさておき、本の内容は非常に面白い。人間は自分で思っている以上に共感を重視して生きている。目の前に数字や事実を突きつけられても、案外と心を動かさない。脳がそういう構造になっている。人を説得するのは共感が鍵である。「皮肉な話だが、人間はより正確な結論を導き出すためではなく、都合の悪いデータに誤りを見つけるために知性を使っているのではないだろうか -
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楽しみにしていた最新刊!
一気に読んだ。
東京で働くOL・池田咲子が1週間頑張ったご褒美にちょっとしたご馳走を食べる"ごほうびごはん"を描いた漫画。
「面白そう!」と思って、第一巻を買ったのは私がまだ大学生の頃だった。それから、十九巻まで…実生活では十二年経った!(笑)
新入社員だった咲子が色々な経験(挑戦や失敗、後輩に温かく寄り添ったり…)しながらも社会人として大きく成長し、会社の先輩だった磯貝さんと素敵な出会いを得て、そしてとうとう結婚した十九巻。高校生だった咲子の妹・桃も社会人になり、デキ婚し、第二子を出産した。
第一巻を購入したとき -
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こうだったのか臨済宗
寺社勢力とは単なる宗教団体ではありません。寺社は仏教留学僧が作った支那とのコネクションを生かして貿易業に精を出す巨大商社であり、広大な荘園を所有する不動産オーナーであり、土倉や酒屋といった町の金融業者に資金を供給する中央銀行でした。(中略)五山は金融と会計のプロフェッショナル集団「東班衆」を抱え、 幕府と結託して比叡山と張り合いました。(本書より)臨済宗がなぜ発展したのか、この記述に出会ってようやく理解した。高校の日本史の教科書では「禅宗のきびしい修行が武士の気風にあっていた」などと書かれているが、今一つピンと来なかった。仏教勢力の歴史は、経済面から説明した方が理解が圧 -
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至言あり
至言と感じた本書の部分を引用する。マルクスの主張はなんと完全に間違っていました。不況は資本主義の限界によって起こるものではなく、(中略)イギリスの不況の原因はデフレであり、デフレの原因は貨幣量の不足にありました。その貨幣量の不足をもたらしていたのは金本位制です。左翼が未来に理想郷を作ろうとするのとは反対に、右翼は過去に理想を求めます。(中略)答えはすでに出ているというのが彼らの考え方ですから。以上。明治時代の日英同盟の話も勉強になった。英国の事情として、ボーア戦争があった。現代に期待の声が高まる「新日英同盟」では、同盟に対する英国側の利点は何だろうかと考えさせられる。 -
購入済み
アニメ化おめでとうございます!!
今からめっちゃ楽しみ!!!
いやー今まで史上サイコーのキレ顔笑いました!
いつもキレキレのツッコミにはまってしまいます!
次巻も楽しみに待ってます(((o(♡´▽`♡)o))) -
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支那と銀だよカギは。
16世紀後半には支那を中心としていた巨大な貿易ネットワークが構築され ていたということです。主に絹織物などの手工業製品が支那から世界各国に輸出され、支那には世界中から銀が集まってきたのです。(本書より)もううん十年前の自分の高校までの歴史学習を振り返ると、武家政権の時代は、平から徳川までの為政者の顔ぶれを中心に知識を蓄えただけだったんじゃないかと思う。歴史の流れを学ぶと言われても、ピンと来なかった。自分にとっては、為政者の顔が変わるだけだったから。まあ、こうした知識は受験と戦国ドラマを楽しむミニ知識にしかならなかったわけだけれども。でも、引用のように、支那と銀の流れを目
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