すべての高評価レビュー
-
-
ネタバレ 購入済み
面白い
簡単に言うと皇太子から降格された主人公が辺境の貧困な土地に飛ばされ、その領地を良い暮らしにしようと奮闘していきます。
ただそれだと大したこと無いのですが主人公のエルンストが箱入りに育ったのに外に出したらグングンと芽を出し
実はとんでもない頭脳明晰で次起こるべく事を何重パターン考え、どうすれば上手くいくのかを導きだし
敵対者もドンドン論破していくのが爽快です。対峙するのにエルンストはちゃんと恐怖も悩みもして
ガンチェにだけは弱さをさらけだし、大分心の深くまで行き着いて対峙するときにはより一層強くなっているのが本当すごいです。
ガンチェとの始まりはちょっといきなりな感じですがその後は二人の思い合い -
Posted by ブクログ
この方の作品は『黄色い家』に続き2作品目。
すごく良かった。
心理描写がすごく細かく巧みで、誰もが味わったことのあるような感情を比喩を交えながら文章にしていて、登場人物に自分を重ねてしまう場面がたくさんあった。
特に物語の終盤、ヘガティのお母さんへの想いが溢れ出す描写は切なくて涙が溢れた。
「私が小さい時にお母さんはいなくなったから、お母さんのことで思い出せることはないのに、お母さんを思いだすと涙が出る」というところ。子どもはみんな、「お母さん」という存在が恋しい、大好きな対象なんだよね、ととても腑に落ちる文章だった。
子ども向けの本なのかもしれないが、私にとってはとても心に刺さる素敵な物 -
Posted by ブクログ
久しぶりに、エンターテイメントとして楽しめつつ自分の内面と向き合える作品と出会えた。架のパート、真実のパート。どちらにも、これって自分のことじゃないか?と思えるような人物たちが出てくる。それは、自分はこの人に似ていて、この登場人物は現実世界でのあの人に似ている、という単純なものではなく。この登場人物のこの部分は私に似ているけど、この部分はあの人と似ている、となる。恋愛小説でもあり、真実の行方を追うミステリっぽさもあり、解説をしていた朝井リョウの作品のような自分の内面を見つめ直せる作品でもある。面白かった。辻村深月の作品は、登場人物の名前ひとつとっても、その人を表す名前が使われてるから楽しい。辻
-
Posted by ブクログ
身近なトピックを例に現代のさまざまな差や分断を説明してくれています。単に上下ではなく、時代と共に「主流」となる考えが変化していたり、序列が「上」であるゆえに差別されることもあったりと、どうしても分かり合えない複雑な人間の格差やそれに伴う人間の欲求が見えてくるかも。
序文からの抜粋
「人が2人いればすぐに上下をつけたくなる人間という生き物は今、もしかしたら本能なのかもしれないその「上下差をつけたい」という欲望を内に秘めつつ、「違いを認め合い、すべてのひとが横並びで生きる」という難題に挑もうとしています。」
わたしは特に、「姫になりたい女の子と、姫として生まれた女の子」という章で、皇族に嫁いだ -
Posted by ブクログ
良本。偏見で、ものすごく失礼なことをおっしゃる方、のイメージが先行しすぎて読めなかったこの本。しかし最近あるインタビューを拝見して、おやおや、この方かなり本質を常におっしゃってらっしゃるな、、?と感じて、手に取った本が想定外によく、著者攻めしようと手に取った2冊。良い。過去に読んだ本(サードドア)の復習的な要素が含まれていたり、新たに、自分自身の中での内政が深まったりと非常に学び、深い本だった。他にもいろいろ読んでみようと思う。
メモ
できるだけ長期的な目線を持ち、「よりよい選択肢をとる」というクセがつくように、根っこの部分をかいた
ある大学でこんな授業があったという。 「クイズの時間だ」
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。