すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
物語を語っているのは何者なのか?
生きた者なのかそれとも死んだ者の記憶が語っているのだろうか?
物語はピレネーの山にある小さな廃村の話だ。
しかし、はじめのうちは何が書かれているのかを手探りのように読み進めていくことになる。
必然的にじっくりと辛抱強く読むことになるのだが、やがてその内に少しずつその背景が、全貌が明らかになってくる。
村からは人々が消え去り、自らの子どもや妻さえも。そこで、老人はただひとり、唯一の友である雌犬とともに記憶と時間の中をさまよいながら過ごすのだ。
圧倒的な哀しみのテンションで書き綴られ、ラテン文学の特徴なのか、時間が行ったり来たりして迷宮をさま -
ネタバレ 購入済み
女官長、ここまで皇帝に逆らって無事済むと思っているんだろうか…
しかし皇帝はいきなりデレデレですね かわいいから仕方がないね
まあ自業自得であまり懐かれてはいないわけですが…
ところでリュウホは6歳だったのか
またもふもふの虎くんに戻れるのか -
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Posted by ブクログ
ネタバレ事件のトリック自体は込み入ったものではないので、その気になれば気づける。この本が読者の印象に残っているのはそちらではなく、もう一方の方。
まんまと作者に騙されたあとに読み返したが、一つだけこの仕掛けに気づける証拠を見つけた。
途中アマチュア無線でSOSを呼ぶシーン、清太郎くんは自分のコールサインを「JH2WXF」としている。
このコールサインは作者が実際に取得しているものをそのまま持ってきているのだが、アマチュア無線の頭2桁はプリフィックスコードと言って、枯渇するとアルファベットが新しくなっていく。
「JH」は1970年代に枯渇しているので、仮に事件の舞台をこのシリーズの設定である1998年 -
Posted by ブクログ
三軒茶屋という街のイメージが変わった作品。
裏社会の一部を知ってしまったような気持ちで、いろいろ衝撃的だった。
虐待や貧困、当たり前のように罪を犯す子どもたち。
「どうやってまともな世界でまともに生きていく資格を手に入れたのか」
「どうやってそっちの世界の人間になれたのか、わたしは誰かに教えて欲しかった」
これらの花の思考が辛かった。
私は当たり前のように何の努力もなしに、花のいうところの「そっちの世界の人間」になれている。
子どもにとってとりまく環境が全てなのだと改めて実感する小説だった。
きっと日本には花のような少女がたくさんいるのだろう。 -
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