すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ轢き逃げ事件をきっかけに人生が転落していく女性「かおり」を描いた物語。
千葉で服役中の彼女は刑務所内で息子を出産するが、事件当時に助手席で眠っていた夫から、「母親が犯罪者の子供と、母親に死なれた子供と、どちらが不幸か考えてみろ」と告げられ、離婚を迫られる。
息子は夫に引き取られ、かおりは絶望の底へと突き落とされる。
出所後も、一部の親戚や友人の支えはありながら、「犯罪者」というレッテルによる世間の厳しい視線に晒され続ける。
息子に会おうとしては警察に連行されるなど、母親としての想いすら許されない日々の中で、彼女はただ静かに生き続けるしかない。
唯一の希望は、いつか息子に会えること。
その願 -
Posted by ブクログ
シリーズ5作目。
今回は都心から飛行機で40分程の村での事件。
ミイラ化した遺体が発見される。
作中で出てくるマヤ文明において自殺の神とされるイシュタムが存在するが、キリスト教ではタブーとされる自死を選択した者を許容し、天国へと導くという独特の死生観を持つ神。
その神を信じて人々は亡くなっていったのか、今回も死因を赤坂と虫に探ってもらう展開になる。
本作で活躍するのはアカカミアリという蟻である。虫が苦手な方にとってはウジも蟻も等しく脅威なのかも知れないが、なんとなくウジよりはマシなのでは無いだろうか。
人間は誠に罪深い存在でもある。
それでもイシュタムは人を許し、天国へと導いてくれるの -
Posted by ブクログ
ゲド戦記の第二巻。アチュアンの墓所を守る大巫女として育てられた少女アルハは、世界に調和をもたらすエレス・アクベの腕環の片割れを求めて墓所を訪れた青年ゲドに出会う。
ファンタジーの名作だけにゆっくり読みたかったけど、面白すぎて後半は一気に読んでしまった。著者は親の影響もあって文化人類学に詳しいこともあり、世界観や舞台の設定が細かく具体的で物語の土台がとにかくしっかりしている。人生における光と闇をファンタジーに落とし込んでいるのだが、混ぜ合わせ方がとにかく巧みで説明しなくても何が起きているのか感覚的に伝わってくる。ル=グウィンこそ魔法使いではないだろうか。
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