【感想・ネタバレ】樹影のレビュー

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Posted by ブクログ

長崎で暮らす妻子ある画家と、喫茶店を営む華僑の女性の十年にわたる恋を描いた作品。
深く愛し合った二人がそれぞれに抱える絶対的な孤独、健康への不安の根底に、1945年8月9日に長崎に投下された原爆の存在がある。
戦後、深い傷跡から次第に回復していくかに見える長崎の町を舞台に、潜みつづけたまま癒えない傷をさらす原爆という暴力が描かれていた。
また、画家と華僑の女性の恋の描写、絵画という美術に関わる描写、サークル活動、日中関係、華僑組織という複雑な様相が巧みに描かれていて、内容の濃い一冊だった。

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2011年01月06日

Posted by ブクログ

再読。
地元の春節祭を機に10年振りに本棚から出しました。
激動を生き抜く女の生き様は、実に見事で有り、物悲しい。

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2010年03月02日

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