【感想・ネタバレ】星を編むのレビュー

あらすじ

☆2023年本屋大賞受賞作 シリーズ最新作☆
第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』続編

花火のように煌めいて、
届かぬ星を見上げて、
海のように見守って、
いつでもそこには愛があった。

ああ、そうか。
わたしたちは幸せだった
のかもしれないね。

『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語
「春に翔ぶ」--瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは?
「星を編む」--才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。
「波を渡る」--花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

あー凪良ゆうさん好きだ。
この心の隙間に入り込んでいるような気持ちを、なんでこんなに言語化できるの?と思うような文章ばかり。
そして、たくさんの文章を通して自分が抱えている問題に対峙させられる。
勉強になるな、メモしたいなと思う表現や心情描写がたくさん出てくるのがとてもすき。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

すごくよかったです。
『汝、星のごとく』のその後を知ることができてそれだけでも嬉しかったけど、先生の過去や本の出版後のこと、そして暁海と先生のその後まで知ることができて満足です。

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どんな人生を送ったとしても、過去の生きた道のりは自分にとって大事だったと思えるし、大切な人との別れがあっても心の中に残り続ける。

人生いいことばかりでなく、むしろ辛い経験の方が多い。
だけど、数年過ぎて一歩引いた目で見たら、綺麗で美しいと思える。

登場人物みんなそれぞれ悩んだり結婚したり離婚したりライフステージを変えながら日々精一杯生きている姿がとても良かったし、勇気づけられた。

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

「汝、星のごとく」はすごく心が詰まるほど切ない話だったけど、だからこそこの本は読まない訳には行かなかった。

登場人物のその後を知ることができて、良かったし面白かったです。人とつながり、人生を紡いでいく感覚にずっと酔いしれる感じでした。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

【2026年97冊目】
櫂と暁海を見守った教師の北原が抱える過去とは――「春に翔ぶ」、若くして亡くなった櫂と尚人の生み出した作品を世に出すことに力を入れる2人の編集者――「星を編む」、暁海と北原、二人を取り巻く人々のその後を描く――「波を渡る」。「汝、星のごとく」の続編。

「汝、星のごとく」を読んで「あまりにも救いがなさすぎる」と思った人にこそ読んで欲しい一冊です。あのままだと、止まってしまっていた登場人物たちの時が、過去から未来へと確実に動いている一作だからです。

とはいえ、最初の「春に翔ぶ」から結構重いので、そこで結構ボディブローを食らうかもしれません。「星を編む」も思わぬ流れ弾を食らう展開だったのですが、ちゃんと収まります。「波を渡る」は登場人物たちが紡いでいったその後を綺麗に描いていて、とても良い。

しかし、あらゆる登場人物たちの中で北原という人物の存在感がすごい。親御さんに思うこともあったのでしょうが、「情けは人の為ならず」を体現するような生き方、選択をし続けている人でした。そりゃあ、ちゃんとフォーカスしてこの人のことを書かないとと思よなぁという人物像。

凪良ゆうさんの文体は本当に読みやすくて、するする読めてしまうのですが、その分物語の展開と登場人物の心情がダイレクトに入って来るので、苦しくなることもあるかもしれません。それでも、またこの人の紡ぐ違う物語も読みたいと思える一作でした。読んで良かった。時間が経ったら二作連続でまた読み直したいと思います。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

「汝、星のごとく」を読んだ方は必読。

私は「汝、星のごとく」を読んだ時点では、「すごく良かったけど、こんな感じの話か…。続編を読み終わったら売ろう」と思っていた。

でも、「星を編む」を読んで気持ちが変わった。
ミステリ好きなので、今後この二作を読み返すことはそんなにないだろうが、それでも、この二冊には自分の本棚にいてほしいと思った。

ふと背表紙のタイトルが目に入るだけで、「なんだかんだ生きていこう」と思わせてくれる。
そんな作品だと感じた。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

『汝、星のごとく』のスピンオフ
北原先生の過去のお話、櫂の小説を発売するまでの編集者2人の奮闘、前作から北原暁海、58歳までのお話



前作で北原先生という人が謎に包まれていましたが、その境遇が分かりました。「家族」という共同体がもつ一体感の裏側を見た気持ちになりました。
前作よりも自分の年齢と近づいた分、こちらの方が馴染むだろうなと思っていました。確かに馴染みましたが、それで分かったことは、私にはそこまでハマらないということでした。これに至っては好みの問題だと思いました。
文章力、表現力、読ませる力、読みやすさ、教訓めいた言葉等等、いいと思えるところはたくさんありましたが、読みながらそういうことを考えている時点でのめり込んでいない、入り切れていないのだなと感じました。
つまらないわけではない、むしろ面白かったし、読後嫌な気持ちになるわけでもない、でももう読み返すことはないだろうなと思ってしまいました。
感性が死んでいるのは私自身の問題なので、色々考えた上で⭐︎5つです。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

読み終わっちゃった、、
終わらないでくれとこんなにも思える本に出会えてとにかく幸せ。
ただ、映画を観てからこの本を読むべきだったかもとちょっと後悔。
「汝、星のごとく」は櫂と暁海の2人の物語だったけど、この本を読んだことで私の中でのこの小説が2人だけの物語ではなくなってしまった。
映画は2人の物語として観たかったけれどもうそうはいかなくなってしまったかもしれない。
完結してる物語の続き?の物語は読んでも読まなくても、といった本が多い中で本書はしっかり1冊の物語として成り立っていた。
北原先生がなぜあんなにも2人を気にかけてくれてあのかが分かってよかった。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

『汝、星のごとく』の続編、櫂と関わった人たちの物語。
この話の中では様々な愛の形、結婚の形が描かれている。
それらに対して無責任なことを言う人々がいるが、でも自分の人生に対して誰も責任は取ってくれない、自分で選んで自分で進んでいくしかない。
自分が選んできた道に対して、それで良かったのか、他にも道はあったのではないか、誰しも考えることだと思う。
そんな思いが自分のその先の力になることがあったり、時間と共に過去の自分を肯定できるようになっていったりする。

『汝、星のごとく』は胸がキュッとなる切ない物語だったが、この物語は穏やかな気持ちで読むことができた。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

汝、星の如くの過去と未来、そして現実とのリンク。素晴らしい。
全く別世界のお話なのに、なぜこうも感情移入してしまうのか。
星を編むという題名も良いよな〜。
星というのが、人やその人の才能を表すとするならば、編むという言葉で、それらのつながりを表しているような。
本当に綺麗な作品だなって。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

『汝、星のごとく』に続いて再読。 やっぱりこの物語好きだな…。

一つ目は北原先生の物語。

北原先生から見た両親の姿は、世間から見れば人のために生きる尊敬されるような人たち。それでも、北原先生の「どうして自分より他人を?」と思ってしまう気持ちが伝わってきました。

「ぼくの父と母は、真実、善人でした。きっと息子でなかったら、ぼくはふたりのことを素晴らしい人たちだと、他人事として純粋に尊敬できたんだと思います。けれどその人たちと血で繋がれ、後回しにされ続けた子供がぼくだったんですよ」

両親の言うこと、することは言葉上では正しいかもしれませんが、北原先生のこの言葉に込めた想いに共感し、苦しさに胸が痛くなりました。
それでも、時間が経っても切れないのが家族なんだなとも感じ、憎しみだけでも、愛情だけでも表せない親子の関係が、より複雑に、どこまでも深く感じられるものにしていたように感じます。

二つ目は植木さんと二階堂さんの物語。

この二人だけで一冊作れるんじゃないかと思うくらい内容が濃く、あったらめちゃめちゃ読みたいと思いました。笑 櫂を想い、作品を復活させたいという気持ちが強く、こんな2人みたいに仕事ができたらと思う一方で、家族関係やパートナーとの関係の難しさも伴い、くーって感じ笑

結婚生活の理想と現実、女性が仕事で評価されることの難しさや、昇進と家庭の両立など、現代社会の問題もリアルに描かれていました。

この話も二人それぞれの視点で描かれるからこそ、お互いの本音が見え、小説と漫画という2つの分野から櫂の作品の素晴らしさを味わった感じがします。

そして最後は、『汝、星のごとく』のその後。

暁海たちの生き方は、きっと世間一般でいう「普通」ではないのかもしれないが、『汝、星のごとく』でも考えさせられたように、普通とは誰が決めるものなのだろうと改めて思いました。

こうなりたいとは思わない。でも、お互いを想い続ける姿はどこまでも美しく、ある意味とても純粋だなと思いました。正しさや常識だけでは測れない、人と人とのつながりをこの2冊を通して感じられた気がします。ぜひセットで読んでください!

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2026年08月07日

Posted by ブクログ

 「汝、星のごとく」の続編。
 単行本からの再読。

 北原先生の過去を描いた「春に翔ぶ」
 編集者の二階堂さんと植木くんを描いた「星を編む」
 暁海と北原先生のその後を描いた「波を渡る」

 それぞれの人が、その人らしく人生を紡いでいく姿がとても眩しかった。

 自分の立場を壊してしまうような選択を何度もしてしまう北原先生の心の広さが圧巻で、こんな卓越した人間って実在するのだろうかと感じるほどだった。

 暁美、北原先生、瞳子さん、菜々さん、結ちゃん、セレーナ。
 静かに時が流れていく中でも変わらない凜とした登場人物が美しい作品だった。

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2026年08月07日

Posted by ブクログ

素敵な本でした。
この方の本を読むと、『多様性』とか『ダイバーシティ』とか『優しさ』『思いやり』といったコトバが表層的な極薄な、ハリボテのように感じ、思い知らされます。

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2026年08月07日

Posted by ブクログ

長い人生の中で色々な事があり、皆が懸命に生きようとしている。お互いに支えあえる人に出会えた幸せ、そこに辿りつけた先に待つ幸せ、誰に何を言われようと自分たちにしか分からない幸せ。色々な葛藤の中もがいたり苦しみながらも必死に生きている強い人たち、物語の煌めき、美しさ、素敵な登場人物たちの壮大な人生を読み終えた達成感がある。

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2026年08月06日

Posted by ブクログ

汝、星のごとくを読んだなら絶対に読むべき!!
前作は苦しい場面も多かったけど、星を編む、はそれでもいいって許してくれるような、色んな形を見せてくれて安心感があった。愛だけじゃない、人生を読める素敵な物語に出会えて嬉しいなと思う。

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2026年08月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

北原先生とその娘、結、とその母の話。
青埜櫂を支え続けた二人の編集者。
そして、暁海と北原先生のその後。

「春に翔ぶ」

北原先生……。
職を失ってまで愛を選んだのに、その妻は早々に失踪ってどゆこと??って、前作から思ってたけど、まさかの妻とされる人は恋人じゃないし、結は血のつながった娘じゃなかった。
半ば成り行きとはいえ、そこまで自己を犠牲にして他人のために生きられるのか、という。
暁海との結婚も似たようなところから始まっていて、この人それで幸せなんかな……と思ったけど、結の存在は確実に幸せにしてくれたんだろうな、と思った。
しかし、菜々さんの彼氏(結の実の父)、クズやんけ。

「星を編む」

櫂と尚人を漫画編集者として支え続けた植木さんと、櫂に処女作となる小説を書かせた二階堂さんの物語。
二階堂さんの旦那、これはこれで怖い。
「負担がかかるのは女性だから」と言いつつ、無言の圧力で子作りを強制、みたいな。
そもそも、晩婚で半分契約結婚というか利害が一致して結婚する場合、結婚前に子供を持つかどうかは話し合っておかないとフェアじゃないと思う。

「波を渡る」

櫂が亡くなった後の、暁海と北原先生のその後。
完全に『汝、星のごとく』の続編。
互助会的な結婚でスタートしても、長い時を経てその関係性が形を変えていくこともあるんだなあ。
そもそも、夫婦や人生のパートナー同士の関係を、すべて性愛に結びつけるのもナンセンスだと思っているが。

前作を読んだ時は、どんどんすれ違っていく二人に「なぜこうなってしまったんだ……」という気持ちが強かったけど、続編を読んで、最終的にはこれで良かったんだ、と思えた。
多分、作中の暁海も「これで良かったんだ」と思っている、はず。

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2026年08月06日

Posted by ブクログ

それぞれの世界線を本人になったかのように読み進められてとっても面白かった。
一人一人の心の動きに入り込める作品でした。

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2026年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大好きな「汝、星のごとく」の続編作品。
北原先生について、「春に翔ぶ」を読むまでは、きっと昔生徒と大恋愛でもあったのかな、となんとなく理解した気になっていた。そんな自分に、「波を渡る」の"自分の価値観の中で整合性の取れる物語を作る、それが一番簡単で気持ちのいい他者への理解方法だからだ"という文章が刺さった。

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

北原先生の過去が知れて良かった。
てっきり教え子を本気で好きになってしまって責任を取るために…のような経緯を想像していたけど、明日美さんを守りたいと思った動機が恋愛的なものでなく(ゼロではないのかもしれないが)親を思う余りに自分の意志を貫くことができなかった後悔からきていたとは、、。明日美さんを守り、結ちゃんを育てることで北原先生は自分自身を守り、前に進めたんだと知ってぐっときた。そしてその経験から暁海や櫂を放って置けず、その後の展開に繋がったと思うと、北原先生はただの慈悲深いお人好しのような人ではなく、ちゃんと自分の信念に従って生きている人なんだと好感が持てた。

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

家族にもいろいろな形があることを良く知れた。
汝、流星のごとくでは語られなかった個人の生活や思いなどを知ることができもっと感情移入ができる。

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

汝、星のごとくの続編。
あの作品に心打たれて、続編もみたいと思ってたけど、読んだのが文庫本だったので、文庫が出てから読もうとして、早くも出てくれた。
映画化になったおかげだったのだろうか。本当に感謝です。
正当な続編で、3部に分かれている。
先生の話、編集者、最後に暁海ちゃんの話
長くおなじような話より、その後のアナザーストーリーのように話がつくられたのでスムーズに読めました。
本当にこの作品に出てくる花火といい、夜空といい、瀬戸内の海といい表現がきれいです。
夕星(ゆうづつ)という言葉に心惹かれて私の素敵な言葉として残っています。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本屋大賞を受賞した「汝、星のごとく」の続編。「春に翔ぶ」「星を編む」「波を渡る」三作収録。

相変わらず文章のセンスが光る。
所々にはっとするように素敵な表現が多く、凪良ブランドを感じる。素人では到底思いつかない表現の妙。一冊を通して、見事だった。特に良かったのが櫂の墓参りをする暁海のシーン。「十年が経った今年の夏、光は光で風は風で、ただゆるやかに櫂のいない世界として再構築されてしまったことを思い知る」…なんて切なくて繊細な文なの、と感動した。時を経て死別を乗り越えた女の感情をどうしてこんなになぞれるのか。実体験はないものの、妙に共感してしまった。本作で一番好きなシーンである。

北原先生、空っぽ問題。
「春に翔ぶ」で明らかになった北原先生の過去。読めば読むほど北原草介という男の木偶人形っぷりが不気味で面白い。他人の困りごとを引き受けるためだけに存在する人型の容器みたい。身代わり人形とか生贄の巫女みたいに、他人の困りごとを人生かけておっかぶる様に「こんなやつおらんやろ」が先行する。

人一人死んでもまわっていく世界がリアル。
櫂が亡くなってからも関係者たちの人生は淡々と続いていく。老人になっていく所までしっかりしっかり伴走させられる。櫂の死は楔のように暁海を縛っているわけではなく、心の奥のガラスケースに飾られている感じ。乗り越えるというかあたりまえにある物として心に定位置を持っている。その描き方がとても良いと思った。

一日で一気読みしたので、どっぷりとこの世界に浸かることができた。
「汝、星のごとく」では描ききれなかったこぼれ話を読んだことで、より一層登場人物に愛着が湧いた。瀬戸内の穏やかな空気が本から香ってきて、三時間の映画鑑賞を終えたあとのような心地良い疲労感に包まれている。

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

2026/48
情けは人の為ならず
この方の文章が本当に好きでスっと入ってくるし、するする読めてしまう
人間関係は難しいよね、永遠の課題
幸も不幸も一点に留まり続けるものではない
北原先生は海でした
それぞれの人生を生きていてよかった

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

前作『汝、星のごとく』で、あれほど激しい青春時代を過ごし傷だらけだった暁海と、彼女を取り巻く登場人物たちの人生が、本作で静かに収束点へとたどり着く。

心を大きく揺さぶられるような事件は起きず、物語は淡々と進む。しかし、前作の激しさがあるからこそ、その静けさに安心して読み進めることができた。

その安心感の一端を担うのが、北原先生の存在だ。前作の北原先生は、言葉数は少なく淡々としているものの、常に核心を突いた発言をし、要所要所で思いがけない形で登場人物を救い出す「謎の存在」だった。本作では、そんな北原先生の生い立ちや性格がつぶさに明かされていく。それはまるで、前作のミッシング・ピースを一つずつ埋めていくような快感だった。

そして物語を通じて、社会的立場、男女の差、貧富、血のつながり、あるいは他人の目といったものは関係なく、「自分がどう生きたいか」こそが大切なのだというメッセージが、ますますくっきりと浮き彫りになる。その力強い哲学は、私自身の生き方にも影響を与える予感がしている。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

『汝、星のごとく』のスピンオフであり、続編
登場人物たちがそれぞれの人生をしっかり生きている
成長したり失敗したりしながら日々生活しているのが、読んでいてちゃんと伝わってきた
このシリーズを通して壮大で美しい人生譚を読んだ心地になった
『汝、星のごとく』はラストで泣いてしまったけれど、『星を編む』は3編とも穏やかな気持ちで読むことができました

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

幸せの形は人それぞれという事

人それぞれ、考えがあり人生がある
この物語に出て来る方には、幸せになって欲しくなる。
そして、それを考えさせてくれる良い物語でした

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

あぁやっぱり汝も含めていい作品だった。
本作は家族、結婚の形が強く押し出されていたけど昨今では色んな家族の在り方があるよね。
穏やかに日々が折り重なって、試練を重ねて歳を重ねて生きていく強さが、とてもきれいだった。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

やっぱり優しくて情熱的な世界線
北原先生の過去や暁海のそれから、、前作で気になっていたことが知れてホッとするような、そうでないような、不思議な感じです。
もう一度『汝、星の如く』含め読み直したい作品です。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本作は前作『汝、星のごとく』で描かれなかった人物たちの人生や想いを知ることができる作品だった。

特に印象的だったのは北原先生の過去だった。前作では穏やかで達観した人物という印象が強かったが、その背景を知ることで、人は見えている姿だけでは分からないものを抱えて生きているのだと改めて感じた。

物語の中盤では、櫂が生前に残したものを世に送り出そうと奮闘する編集者の二階堂と植木の姿がとても印象に残った。単に本を出版するという仕事ではなく、一人の人間が生きた証や想いを未来へつないでいこうとする姿勢に胸を打たれた。展開もテンポが良く、「この先どうなるのだろう」とページをめくる手が止まらなかった。

また、瞳子さんが事故で亡くなったことには本当に驚いた。『汝、星のごとく』では、自立し、自分らしく生きる強い女性という印象があり、私自身も憧れる存在だっただけに、その最期は衝撃だった。

この作品では、櫂、尚人くん、瞳子さんなど、多くの人が亡くなる。しかし、読後に強く感じたのは、「人は亡くなっても、その人が残したものは生き続ける」ということだった。

残るのは命だけではない。書いた言葉、誰かに与えた影響、生き方、想い、そして誰かの記憶。それらは形を変えながら、別の誰かへ受け継がれていく。櫂の作品を完成させようとする編集者たちの姿は、そのことを象徴しているように思えた。

『汝、星のごとく』が「自分の人生をどう生きるか」を問いかける物語だったとすれば、『星を編む』は「人が生きた証は、誰かによって未来へ編まれていく」ということを描いた作品だったように感じる。

読み終えたあと、「人生には終わりがあっても、その人が残したものには終わりがない」ということを静かに考えさせられる一冊だった。

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2026年08月06日

Posted by ブクログ

見える形も見えない形も愛の形は人それぞれ
1人に一生恋することも大事だけど色んな人との恋愛を通じて新しい自分や環境になっていくのもまた大事

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2026年08月16日

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