すべての高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
「学校に馴染めなかった人に刺さる」と聞いて、気になったので手に取ってみた。
とても良かった。冷えた心を、静かに温めてくれるような物語だった。
お気に入りのキャラクターはアキ。
理由はネタバレになるので言えないが、個人的には、みんなにとっての“救済者”のような存在に思えた。
10代の頃の僕のところにも、鏡が光ってほしかった。
いや、実は自分も昔、あの孤城に行っていて、誰かが願いを叶え、記憶を失っただけなのかもしれない。
しかし、だとすれば、どうして30を超えた今になっても、それらしき仲間と出会えていないんだ。
……というような妄想をしてしまう。いや、これから会うのかもしれない。
本作は世 -
Posted by ブクログ
理論重視の西洋編も面白かったが、こちらも読み応えがある。
東洋編はざっくり言うと「考えるな、感じろ」をテーマにしているようなノリで、読みながら頭がゆるくほぐれていく感じがある。
個人的に好きなのは、東洋哲学には“思考には限界があって、感覚や直観がそれを超える”という前提が垣間見えるところ。
悟りは難しいかもしれないが、理論と感覚の二つを使いこなせば、最強なのかもしれない。
東洋哲学の歴史や流れをざっくり知りたい人にはちょうどいい入門書で、相変わらずテンポよく読ませてくれる。
東洋哲学の入門書は、西洋哲学に比べると書店でもあまり見かけないので、こういう一冊があるのはありがたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前巻からの続きでグレースとロッキーが困難を乗り越える話。
とんでもないテクノロジーや技術の話ばっかりしているのに、いざ事を進める際にはだいたいローテクに頼らざるを得ない状況になる辺りが好み。10キロ釣り糸がある大胆な釣りは、抵抗でバランスが崩れて船が落ちたりしないのかしらなどと思った。
進化させたタウメーバが目的とは別の能力を獲得していた辺りも、当然ロッキー側にも影響があると血の気が引いて良かった。両方の問題解決を図ったグレースは素晴らしい。
結果グレースは地球から離れて自分の居場所を見つけたわけで、これはもう戻らんのだろうなと思った。
しかし、地球側の顛末の詳細も見てみたいところ。英語堪 -
匿名
ネタバレ 購入済み新稼働
17巻はヒュース加入によって玉狛第二の戦力が大きく変化し、新たなチームとして動き始める重要な巻。ヒュースの実力だけでなく、周囲との関係性や修たちの覚悟も丁寧に描かれていて面白かった。ランク戦では各隊の読み合いもさらに高度になり、最後まで緊張感のある展開が続く一冊だった。
-
Posted by ブクログ
北原先生自身が、人と変わっていて、だから櫂と暁海のことを放っておけなかったんだなと納得した。
北原先生が人と変わっているというのは、ただ変な人とかいうそういうことじゃなくて、自分の人生を生きている人ということ。「周りから何を言われようが、自分の人生を歩みたい。」学生時代から青年期にかけて両親のためと思って選択したことを、いつの間にか悔やんでいて、でもそれは紛れもなく自分が選んだ道で、自分の人生で、、、
そして奈々の子どもである結を育て上げる。
「汝、星のごとく」では、教え子との間に身籠った子どもだろうと描かれていたので、私は何の疑問も持たずにいた。しかし、本編では語られることのない壮絶な背 -
Posted by ブクログ
なんかわかんなくなっちゃってんだよね前巻読んだのだいぶ前だから。そんで7割くらいのボリュームでずーっとどっかで戦ってるんだよね。こっちの勢力とあっちの勢力が。なんでこいつとあいつがこっちの勢力になってんのか、もうよくわかんねえんだよ。そんなだけど破天荒に面白いんだわ。もうこれ天才でしょ。マルドゥックスクランブルのときからもちろん好きだったけどさ。これだけの数の異能力者を描き切って文章で表現するのは著者が異能だよ。
アレよね、シザースが当面の敵なのよね?だから均一であり完璧であるべきとする勢力と、個々の弱みを補い合う多様性の勢力の紛争、と捉えていいのよね?1巻から読まないともうわけがわからなくな -
Posted by ブクログ
買ってから少し時間が経ってしまいましたが、ふと思い出して読み始めた大好きなシリーズの12冊目。
不思議なことに私自身と森若さんのライフステージがかなり被っていて、共感の嵐でした。
結婚に向かって段取りを進めるにあたって、生活については一緒にいる中でなんとなく想像が着くものではあるけれど、
子供ができたら仕事はどうするのか、結婚相手はどう動いてくれるのか、こればかりは何度シュミレーションしても実際にその時にならないと分からないことが多いものですよね。
でも安心したいからあれこれイメージしては逆に不安になって気分が落ち込んだり、ちょっとしたことでプラスに考えられたり、自分の中で感情の波が押しては引