すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
『母校』という言葉は、大体、その時代に良い思い出がある人が使う言葉だと思っている。
私は、大学以外の学校生活に良い思い出を思い出せない人間だから、母校という言葉を使ったことがあったかなとタイトルを見た時に、ふと考えた。
佐野さんの作品は、『誰かがこの町で』『氾濫の家』と、人間誰しも抱えている後ろ暗さが、表面に出てしまった人間を描いた作品を描くのが上手な方だと感じていて、好きで楽しみにしていた。
私は凄く好きな作品だった。
受け取る言葉の表裏に何の疑問を持たず、言われた通りに動くことは楽なのかもしれないけれど、何も考えずに動くことの怖さに気付かない集団を外から見た時の怖さが素晴らしかった。
学校 -
Posted by ブクログ
50代のいまでももう体はあちこち痛いし
周りからはなんだか年寄り扱いされてる
気がするし、もう終わった感が急に強く
なり、受け入れていくしかないなーなどと
思っていたところ、YouTubeの対談を見て
読むことにした
高齢者の心得的なものが面白おかしく
書いてあって、あっという間に読めた
生活のレベルが全く違うので見てる世界は
全然違うけど老いていくなかでは
多かれ少なかれ、そういう気持ちになり
ながら年を重ねていくのだろうか
そしてまだまだこの先は長い、イタい老人
にならないように心がけながら、身体が動く
うちは、働けるうちは頑張らねば
親の死を無駄にしてはいけないというタイトルのがあった -
Posted by ブクログ
エッセイという枠を越えてる。むしろ冒険記でもあるような大人のおとぎ話のような、かつ何か重要な参考資料を読んでいるような。まず彬子女王という皇族の近寄り難さとお堅さが未知の世界かと思いきや、なんてことない身分は違えど頭の賢さは違えど人間って事は同じで、砕けた表現でいうなら、友だちになりたい楽しい人。更に粉々に砕けた表現なら「おもしれー女」。(敬称略)を添えさせてください、すみません関係者の方怒らないでください。
垣間見れる知性は文章や思考で唸るが明るさと人懐こい様子や、テッパンネタみたいに語られる「私プリンセスだよ?」みたいな部分も程よく嫌味を感じない笑いのセンスも持ち合わせていてこれはエッセイ -
Posted by ブクログ
ネタバレ設定そのものの特異さをひとまず置いといても、ひたひたと迫り来るような、気がふれそうになるぎりぎりの重苦しさのある文体で、やっぱり名のある文学はすごい、と思わせてくれる小説。SNSの文章をいくら読んでも得られないものが小説には確かにあることを思い出させてくれる。
緊急時の一時的な救済措置という名目で女性の財産を男性のものにする、という法案は現在の日本でも容易く通りそう…と思ってしまう。身の危険を顧みず反対する日本人男性…いるかな…。私だってある日突然こんな事態になったら反対の声なんて上げられないよ。
そして電子マネーなんていとも容易く使用不可能になりますね…。
解せなかったのは、
『彼女は教育 -
Posted by ブクログ
何気なく手に取ったが、すごい好きな世界観だった。
半妖ってところも魅力的。
青児の運の悪さや間の悪さにイライラするかと思ったが、皓さんが許してるというか人としてすら見てなかったから、イライラすることもなかった。
まともに分かり合えると思うから、思い通りにならなくてイライラするんだなと思った。
辛辣だが、分かり合え無いものだと思って接すれば、別に腹が立たないというのは、目からウロコだった。
それでも、いつも最後のひと押しは青児が押すという展開も面白いなと思った。
人間味があるから、半妖や悪魔では理解できない部分や謎があるんだなと、言い方は悪いが役に立つなと思った。
好きな世界観だし、人が憑 -
Posted by ブクログ
引き込まれる!
アリストテレスなど、そのままだとどうしても難解になりがちな哲学の各要点を本当に分かりやすくまとめてくれている。そしてそれまでの哲学者の動きや思想がどう後世に繋がっていくのかという影響の流れがよく掴める。これは中々見事です。特にキリスト教が席巻した中世~宗教革命後への流れは今までよく把握していなかったけれど、おかげで近代以前の哲学史を1本の串で通して理解することが出来た。
各時代における問題解決方法は限られていて、その中で真理を追い求めるとなれば選び取れる方法は少ない。
科学の発展がそれを後押しし、方向づけてきたとはいえ、アリストテレス以降にもキリスト教世界感がこれだけ深く -
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