すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
直木賞受賞作、と意識して、初めて読破。
カフェーの女給さんと、その周りの時代変化を、見事な文章で書き上げていた。
宮部みゆきさんが絶賛するに、納得だった。
少しずつ時代を進めながら、様々な女給さんの視点や、はたまた第三者が出てきての話に、そわそわしながら読んでしまった。
特に、最初の「稲子のカフェー」での、浮気されたかもと疑う稲子と、それを少なからず感じ取ったタイ子の会話は、そわそわしっぱなしだった。
あと、「出戻りセイ」で、ちょっとロマンスの始まり!と思った瞬間、ページをめくって1行、何が起きたかわかったときは、ウソだろ…と放心した自分がいた。そのあと、セイさんが気になっていたけれど、強く生 -
ネタバレ 購入済み
王家に側室はつきものとはいえ、イチャイチャ恋愛漫画には必要ないんですよね
エリアーナちゃん頑張って10人くらい産もう(!?)
そして殿下は多忙で仕方がないとはいえエリアーナちゃんの勘違い&自信喪失で大変ですね 文通とかしてみたらいかがか? -
Posted by ブクログ
2度のロシア革命を経てボリシェヴィキ(革命政府)が統治をする1922年モスクワで、革命前は聖アンドレイ勲章を持つほどの貴族ではあるものの、現在は革命思想に賛同しないとみられる無目的な堕落者と見なされた貴族階級のアレクサンドル・イリイチ・ロストフは革命政府の命令によりモスクワのホテル“メトロポール”から出れば、銃殺するという条件で即時の銃殺刑を免れる。
ロストフ伯爵は自由のない惨めな身になっても境遇の奴隷にならないよう、紳士としてメトロポールの人々と接してゆく。
本書はメトロポールでの出来事に限定されているので、少し退屈に思える時もあるかもしれないが、洒脱な会話と展開、20世紀ロシアの社交界と -
Posted by ブクログ
『和菓子のアン』を読んで:
五感と心で味わう「和」のミステリー
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1.物語
デパ地下にある和菓子店「みつ屋」を舞台にしたこの物語は、甘いお菓子の香りと共に、日常に潜む小さな謎を解き明かしていく、とても温かな連作短編集です。
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2.「居場所」を見つけたアンちゃんの成長
進路に悩み、焦る気持ちに蓋をしてデパート巡りをしていたアンちゃんが、ひょんなことから「みつ屋」でアルバイトを始めます。
何気ない日常が、働くことや人との出会いを通じて色づき始める様子がリアルに伝わってきます。
読み手も背中を押されるような気持ちになります。
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Posted by ブクログ
これは久々に面白かった
技術・特に最近のデジタルテクノロジーが人類の原罪からの解放手段の一つであり、人はそれを受け入れる、むしろ自ら求めていることに気づいていない。これはニーチェが説くニヒリズムと同じ構造であるという。
本書はまず、ニヒリズムについてニーチェの言説を外観した上で、人とテクノロジー、ポストヒューマンについて今ほどデジタルが発達していない時代の議論に触れる。この頃もテクノロジーによる人類の拡張は、人類の進歩なのかという論点はあったようだ。そして後半では、ニーチェのニヒリズムの体系に沿って、現代のテクノロジーにおける苦しさからの逃避の実例を、社会科学の論説を引用しながら深掘りして -
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湊かなえさんの文庫本をはじめて読みました。
本作品だけなのか、他の作品にも共通しているのかわかりませんが、難読漢字とか、普段使わないような言葉が多くない作品だと感じたので、語彙力の乏しい私でもスラスラと読み進めることができました。
詰まることが少なくて楽しく読めました。
ただ、本作品の過去の回想シーンと現在の話に戻る時の境目の解読がむずかしいなと、感じました。
読解力がないだけなのか、「あれ?これ今の話?」「あ、小学生に戻ってる」と何回か思うことがありました。
本作品の、湊かなえさんの問いかけ、すごくむずかしいです。一生かけても答えられないのではないのでしょうか。
信じていたもの、あたりま -
ネタバレ 購入済み
うーん、グレンさんの婚約者、楽しみにしていたんですがあんまり良い子じゃなさそうでしたね…残念…
そしてまたエリアーナちゃんは自信を喪失しているようですが、大丈夫殿下もお義母さまもエリアーナちゃんのこと好きだよ…(たぶんそういうことではないが…) -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公含む5人のネット友達による推理ゲーム。各々が殺人事件を問題として出題し合う集まりだが、問題となる殺人事件は「出題者本人が犯人」であるという風変わりな作品。
犯人も分かっている、動機も「面白そうだから」という至極単純な理由。その為全ての事件がハウダニットの形式を取っていた。
登場人物の名前が風変わりな為、最初は読み進めるのに時間がかかったが、ストーリーが進み核心に近づく内に慣れていき、そこからは面白いようにページを捲る手が止まらなくなっていた。
まさか頭狂人が最後の事件の犯人、そして身内とは想像できなかった。それどころかコロンボが八田家の子供だと推理していた自分が情けない。
最後はど