すべての高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
ネタバレ6冊もあるが間延び感もなく、飽きることがなかったので読むのが遅い自分でも2ヶ月で一気に読めた。
物語は一言でいうと「1984年と1Q84年の間を彷徨う2人の純愛ラブストーリー」といった感じだが、一言で言い表せない部分が多すぎる。
ジョージ・オーウェルの「1984年」もやはり作中で触れられていて、「ビッグ・ブラザー」との対比で「リトル・ピープル」はなるほどと思った。
天吾と青豆の視点が交互に語られる形式だが、5巻から牛河の視点での語りが入り、(まんまと)おお!となった。
この牛河の描かれっぷりがよくこんなに表現できるなと思うほど本当に気持ち悪い(笑)のだが、本作で一番印象に残ったキャラクタ -
Posted by ブクログ
読もうと思って読めていなかった、大好きな作家さんのデビュー作。もうだいぶ前に出版されたと知って驚いた。
異質で深い、坂木と鳥井の関係がとにかくよかった。知的で頭が切れる名探偵のような鳥井。どこか脆くて繊細で、自立して筋が通っていそうなのに何かに縋らないと崩れてしまいそうな鳥井。そのギャップがあまりにも好きでした。
そして坂木の人の良さ。まっすぐさ。坂木は自分のことを、あまりにも型通りで普通で空虚だと思っているのかもしれないけど、実はそうじゃない。どんなに愛を注がれて育っても、まっすぐに育たない気持ちなんていくらでもあるはずなのに、坂木にはそれが無い。
まっすぐ天に向かって伸びる大きな木と -
Posted by ブクログ
冒頭と後半で、「むらさきのスカートの女」の印象が全く異なったものになっていくのが、とってもリアル。冴えない中年女性が、どんどん生気を帯びて活き活きしはじめ、1人の人間としての輪郭がはっきりしてくる。その人の生活の表面的な部分だけではなくて、周囲の人との関わりや、仕事における地位を知ると、一気に解像度が上がる感じがして、まるで別人の話を見ているような気分。あれだけ印象的だった「むらさきのスカート」も、もはや彼女を象徴するものではなくなっていた。
何より、解像度を上げるために必要な情報の数々が、すべて語り手によって提供されたものであるというのが気味悪い。語り手が「まゆさん」と言葉を交わした場面は -
Posted by ブクログ
「勝手にふるえてろ」を何年か前に読んで以来の、綿矢りささんの作品。当時、男性の描写があまりにもリアルで読んでいて(良い意味で)気持ち悪くなってしまいそれ以来あまり読んでいませんでした笑
今回この作品を読んでみて、当時の感覚にも納得!一人一人のパンチが強いキャラクターなのに、ちゃんとそれぞれの考えや感じ方に共感できる部分があるのは、一人一人の心の機微を繊細に描写してくれているからなんだ!と思いました。
海松子、という名前からしてもう個性的だと思ったのですが、それをも凌駕する不器用さ、ベクトルのおかしな鈍感さと敏感さ、なぜここで?という素直さ。全てひっくるめて、読み終わるころにはほんとに愛しい -
Posted by ブクログ
会話をしていると否定ばかりしてくる人がいるので、思わず手に取った本。
コーチングのプロである筆者がコーチングの視点からマインドの持ち方や具体的に使えるセリフを紹介してくれる。日常ですぐ使えそうなので読んで良かった!!最後まで得るものがたくさんあった。
特に印象に残ったのは、
「その人なりに一生懸命やったんじゃないですかね」
このフレーズは誰かを否定している人への一言使えば、認識のリフレーミングになるし、自分自身が人に対して否定的になった時にも思い出したい一言。
何でも分かった気になったり、決めつけや押し付けはよくないし、そうされれば皆不快なことは分かってるはずなのに自分もやってしまう場面 -
Posted by ブクログ
こんな方におすすめ
・長い文章を読めるようになりたい
・文章力や知識を身につけたい
・本ともっと仲良くなりたい
私は本が好きで読みたい本が多すぎて困ってる勢ですが、もっと本と仲良くなれそうでワクワクしています。
まず、本は電子よりも紙派なので、紙の本を推されているのが好印象でした。
最初にデジタルとの距離感を掴むところから始まるのですが、この本を読んで中毒気味になっていた某SNSのアプリを削除しました。
ブラウザから見てますが、見る時間が減りました。
ブラウジング→リーディング→定期的な本棚の見直し&記事の切り抜きノート作成という流れですが、リーディング→本棚の見直ししかやったことがなか -
購入済み
推薦図書。ますます面白い。
期待を外さない面白さでした。
昨今、テンプレを軸にバリエーションの差分で面白さを演出するラノベばかりなので、実力が違い過ぎる本作を同じラノベという括りにはしにくい、というレベルです。
ストーリーがしっかり構成されていて、気付いていなかった伏線がつながる快感があったり、予想外の展開に驚いたり、面白さの質が段違いです。
作者さんには、ぜひ最後まで頑張って欲しいです。 -
Posted by ブクログ
私が初めて読んだ小説でもありミステリーにハマった作品でもあります。この本の良いところは伏線が内容にたくさんありその伏線を考察しながら読むことで考えて見るとラストがすごくしっくり来ると思います。この本を好きになる人の特徴は私と似ていて読書が苦手な人でそこそこ有名のある作家の本を読みたいと思っている人やミステリーずきには、たまらなく刺さる作品だと思いました。読む前は400ページ以上もあり読みきれるかなと不安でしたけど読んでみるともっと読みたいと思い4日程度で読み切ることができました。なので読書初心者の方も読んでみてください。すぐに時間が溶けるので気おつけてください。長くすみません
-
購入済み
ルリィの里帰りの後でとんだトラブル。ひどい事件だけど、ちゃんと対処して、なんとかしちゃうのがすごいなと思う。こういう時のシオリはしっかりしてて、すごいなと。
シオリの過去の話は痛々しすぎて読んでるの辛い。。
紛失したシオリの日記、なるものもあったんだけど、なんかもうね…
それに比べて、ルリィとかペルゥとか、スライムの日記?はなかなか楽しくて良い。意思の疎通ができるけど完璧に言語でのやりとりじゃないところが面白いよなーと思っている。