すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ大好きな本になりました。
いつもSNSで拝見していてキラキラしているおしゃれで芯があってセンスが良い方だな〜って思っていました。
ちゃんと等身大のママで色んな物や人に頼りながら、自由で素敵なお父さまに育てられていて、日記のページ見ながら、思わず泣く日もありました。
娘さんのひばりちゃんの名前は坂本龍一さんの曲からとったのかな〜と思ったり、ご自身が亡くなった後もセンスよくごだわりを持って計画されていて、それを伝えてもいて、素敵だなと思いました。
私も理想のしにかたを考えて、家族にシェアしたいと思いました。
素敵な本を書いてくださり、ありがとうございます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレついに迎えた1月2日、箱根駅伝本選。
中継を担う大日テレビのスタッフは総勢千人。
東京~箱根間217.1kmを伝えるべく奔走する彼らの中枢にあって、プロデューサー・徳重はいままさに、選択を迫られていた――。テレビマンの矜持(きょうじ)を、「箱根」中継のスピリットを、徳重は守り切れるのか?
一方、明誠学院大学陸上競技部の青葉隼斗。
新監督の甲斐が掲げた「突拍子もない目標」の行方やいかに。そして、煌(きら)めくようなスター選手たちを前に、彼らが選んだ戦い方とは。
全てを背負い、隼斗は走る。
もう、泣きそうになるのを何度もこらえました。私がいいなと思ったシーンは、
「俺のために戦ってくれてありがとう。だけどな、これからは、お前のために走れ!お前の箱根駅伝だ」
~そうじゃない。隼人は思った。これは…これは、俺たちの箱根駅伝だ。
フィニッシュまで残り5キロ。青葉、渾身のラストラン。歴史に残らない歴史が生まれようとしています。
の2か所。敗者の戦いが、こんなに感動するなんて…。あまり読まないタイプの作品だったけど、素晴らしい作品でした。走っている最中って、基本的には内面の戦いなんですね。彼らの躍動や走り、しんどさなどが苦しいほど伝わってきて、併走しているような気持ちすら感じられる作品ですね。
甲斐監督の声かけの素晴らしさといったら…もう。ラスト3キロで、お疲れ様、素晴らしい走りをありがとうって…はー泣ける。。
あと、辛島さんの選手への敬意や愛情が素晴らしくて…。
ドラマだと、選手よりはテレビクルーのほうに集中した演出なのかな?相関図を見ると、技術スタッフさんが目立つレイアウトだったので、できれば原作のままいってくれたらなぁ。
楽しみです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ普段からスーさんのラジオを聴いていて、ユーモアがあってズバッと言うところが好きなので読んでみた。文章でもスーさんらしいハッキリした言葉が気持ちよくて、グサグサ刺さるのに、誰かを否定する感じがないのがすごくよかった。
女性は結婚や出産など選択肢が多いからこその悩みがある一方、男性には「働くことから降りられない」という別の苦しさがある、という視点にはハッとした。
「小さい女の子救出作戦」は特に印象に残った。
怒りや嫉妬、落ち込みなどのネガティブな感情を「大人なんだからコントロールしなきゃ」と無視するのではなく、その奥にある寂しさや傷ついた心に気づいて、自分の中の小さな女の子を大切にしてあげる。これはこれからも覚えておきたい考え方。
人生の先輩から背中を押してもらったような一冊。 -
Posted by ブクログ
中国の古典といえば「守屋洋氏」である。 彼の訳を読んでいればまず間違いない。
普通であれば、長々とした時代背景や人物 施設名などが続くのだが、さすが一流の学者であり、同時に多くの著作を出しているだけあって、読者が何を必要としているかをポイントを押さえ軽く説明している。
「太宗のプロフィール」というのがまた上手い。そこだけでも、なんだか歴史に詳しくなった感じが得られるだろう。
第一章 治世の要諦
この最初で衝撃を受ける。
なぜ今の日本が悪くなっているのか?今の世界が悪くなっているのか?全ての答えはここにあった。
このシンプルな答えについて、最も初めに完璧に答えられていることに改めて驚かされる。
第二章 諫言の機微
諫言というものは、やれば良いというものではない。
人を見て行わなければならず、タイミングも合わせなければならない。
上司部下の関係、経営者と従業員の関係として読むと、これほどありがたいことはない。
「末期症状になれば手遅れだ。初期症状のうちに諫言してくれるのはありがたい」と、部下の諫言を素直に受け入れる姿は実に素晴らしい!
第三章 人材の登用
人材の登用については経営者の悩みであろう。 しかし、他人のせいにするのではなく自分が人格者であるかどうか?ということを太宗は気にしている。
能力がある無いではなく、善人か悪人かということが重要であるというのは、実に面白い視点であった。
元が善人で能力がなければ、ただ能力がないということで済むが、悪人であって能力が高ければ、その被害は知らないところで大きく広がる。だから能力で選ぶのは危険なのだ、ということが書かれていた。(意訳)
能力至上主義の弊害を既に指摘されているのがすごい!
第四章 後継者の育成
後継者問題というのは、どこにでも存在する問題である。特に経営者であれば悩みの一つであろう。
子供がいなくても問題であるし、出来が悪くても問題であるし、たくさんいても問題である。
「長子相続制において、長男が最も立派で、他の兄弟も、彼に従うようぐらい長男には人徳がある」というのであれば、何も問題がなさそうだが、現実には、そんなわけにはいかない。
実際、彼には40人も子供がいて唯一の問題点を「後継者問題だ」と指摘されている。
それ以外はむしろあなたに欠点はありませんよ、と言わんばかりの出だしから始まる。素晴らしい部下だ!
諫言を受け入れるように、自ら子育てに意識している姿など、何という人格者か!と惚れ惚れするばかりである。
第五章 名君の条件
誰でも名君と呼ばれたいだろうし、経営者であれば「尊敬する人間は?」と、第三者に聞かれて「我が社の社長です!」と言われたいものだろう。
しかしそう簡単には行かない。
だからこそ、名君とあろうとし続けなければ、名君であり続けることなどできない。
わがままし放題というわけにはいかないのだ。
「我が心は秤の如し」では、その精錬潔白さが現れている。
昔から顔馴染みだということで融通してもらおうという人は多くいるものだが、きっちりと言い返していとるところが名君と言える。
「忠言は耳に逆らいて行ないに利あり」
という有名な言葉の語源もここにある。
第六章 帝王の陥穽
最高権力者であるがゆえに「落とし穴」というのがある。
誰も自分に逆らうことができないからこそ、その落とし穴というものを自覚していなければ、どこまでも落ちてしまうのだ。
その注意事項が丁寧に書かれている。
第七章 学問の効用
権力者であるほど学問が重要である。
徳川家康が林羅山に教えを乞うたのも、この書を愛用していた彼の考えのベースはこの章にあるだろう。
文中にもこうある。
「卑しくも一国の君主は、この上ない高い地位にあって、何一つ自分の思い通りにならないものはない。しかしながら一つだけ 例外がある。それは国史だ。国史は君主の悪を凝らし、善を勧めるものである。
その国史が、ありのままの事実を記録しなければ、君子の子孫はやるべき規範を失ってしまう。」
だからこそ、歴史に学ぶということが必要なのだ。
第八章 刑罰の論理
今で言う法律にあたる原点となる。
厳しすぎれば反乱を誘発し、緩すぎれば舐められて、悪事がはびこる。
当時もやたらと厳しい取締を行って、己の成績を上げることばかり考えているものもいたらしい。現代の警察官に聞かせたいような言葉である。
公平で人柄の良い人物を司法官に任命したところ、4年間で死刑はたった29人にまで減った。
こうした事例は現代も学ぶべきである。
第九章 用兵の限界
昔なのでいくさ というのは当たり前にある。
軍事力というものをあまり考えないで機嫌よく生きていられるのも、今の日本ぐらいのものである。
武力で制圧されれば負ける。圧倒的暴力の前になす術がないのは、当たり前のことである。
だからこそ「兵の危険性」を太宗は理解している。
「兵は凶器になる」として戒めているのだ。
なので、反乱があったからと言って簡単に塀を動かすようなことはしていない。
第十章 守成の心得
創業者の苦労というものと、それを維持する苦労というものは全く別物である。
太宗が東方を巡察した後で、不手際があったと多くの人間を処罰した。それに諫言する言葉を 受け入れている。なかなかできるものではない。
「初めの志を忘れていませんか?」ということをしっかりと受け止めているのだ。
また、太宗が雨の日に狩りに出かけた時「濡れない服はないかね?」みたいなことを部下に尋ねたら「瓦で作った服であれば濡れないと思いますよ」と答えられている。
狩りというのは現代で言うゴルフのようなものである。
つまり部下は「ゴルフばっかりで遊ぶんじゃなくて、雨の日ぐらいは、きちんと瓦のある屋根の下で仕事してください」 という言葉を発しているのと同じである。
それを受け入れた太宗はやはり素晴らしい!
全体的に太宗が素晴らしいすぎて、現代の社長は何も参考にならないかもしれない。
自分の勤めている会社の社長にこれを求めても無理だと思われる。
しかし、自分自身が社長であり「このようにありたい!」と日々努力を重ねるなら、そうした雰囲気が醸し出されてくるであろう。
為政者がこの書を愛読せず、目指さなくなった頃から、やはりこの国や世界が悪くなってきたということがとても理解できる。
文化大革命以降の中華が、こうした名著を封印し、時代の知性階級を処罰してしまったツケが現れている。
わがままな欲望に翻弄され、日本の為政者もそれに倣っているようだ。
為政者がそうであれば、学校の先生や警察官も公務員なわけだから、そうなるに決まっている。公務員とはそもそも上に従うからだ。
人間としての価値を高められる極めて大きな一作品である。
現代という、年月に埋もらさせてはならない名著であると言えよう。 -
Posted by ブクログ
すごいものを読んだ。そう思った。
堀北雄介。
一話目に登場する彼に対する印象は最終話を迎える頃には180°違うものになっているだろう。
読んでいると心に刺さってくる言葉の多さに驚く。
雄介が言った「俺は、死ぬまでの時間に役割が欲しいだけなんだよ。死ぬまでの時間を、生きていていい時間にしたいだけなんだ。」という言葉には 昔やり場の無い漠然とした不安を抱えていた頃の自分が思い出された。
雄介のキャラクターは強烈で 嫌悪感を抱いたけれど 一方で強い共感もあった。
ただそれは自分の隠したい部分であって雄介のように わかりやすく行動に移したりはしない。
そしてその雄介のわかりやすい行動こそが嫌悪の対象になるんだろうと思う。
最後 あれから智也は目覚めることができたのだろうか? そして雄介はどんな行動をとったのだろうか?
知りたい… 。
違うまま、脱落できない世界の中で対立と対話を繰り返し いつか〝違い〟こそが、実は大きな繋がりをもたらすのだという実感が持てる時が来るのだろうか?
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Posted by ブクログ
初めての東野圭吾。彼の作品の中からチャッピーが勧めてくれた一冊です。こういったのは初めてでして、脳裏には常に「新橋のサラリーマンのおっさんが好きそう」と想いが。笑
東野さんは相当な数のミステリー小説を書いているようですが、本当に頭いいんだなと感心します。私たちは逆から読んでいるけれど、作家は最後を決めてからミステリーの肉付けをしていくんでしょうけれど。
前半の数学者の頭の中を語る時に、亡くなった夫のことが少しダブりました。彼も数学で博士号をとっていて宇宙工学のエンジニアとして働いていましたが「変わったやつ」と扱われてきた人生だったらしく。全くオツムの内容が違う私と結婚して犬と生活してやっと「普通の人」になれたらしいです。
娘さんが自殺未遂をしなかったら、靖子はそのまま黙っているのかなとは思ったけど、それではストーリーのならないので最後はそうだよねと思いましたけど。分厚い本でしたが、先を読みたくなる読み応えのある小説でした。
映画がアマプラにあったので観てみましたが、やっぱり「沈黙」のときに友人が話してたけど、読書の時に自分の脳内で登場人物が映像化されてしまうので、小説の後に実写はガッカリしがちですね。
福山が大学准教授にしてはスペック高すぎるし、話し方が鼻につきすぎます。ストーリーはわりとそのままだけど、雪山は必要あったかしら?あの雪山登山が嘘っぽすぎて無くても良かったように思えます。
やっぱり映画では端折ってしまうので薄っぺらな印象が拭えませんでした。
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