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Posted by ブクログ
ここから綾辻行人のミステリーは始まったのか!と思うと感慨深い。作中では度々著名な推理小説家の名前を渾名にしていて、それらのおかげで「どういう人か」あまり深く考えずにストーリーに入り込める。そういう話の作り方だったからこそ、読者である自分もその天才的なプロットにやられたわけだ。
そして、あとがきにもあったが、綾辻氏はアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』に挑もうとしたということも自ずと読み取ることができた。
だが、彼女と違う点は、おそらくそれまでのミステリに無かった点は──「『探偵』が『犯人』を推理して当てることが無い」というところだろう。これが当時の反感を勝ったのは納得できる。
我 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前時代の価値観や倫理観が起こした行動を現代の価値観や倫理観で糾弾していくことは本当に正しいことなのか。
大衆の目や関心が移ろいゆくように、時代の価値観も常にアップデートされる。
作中で糾弾されていた木戸は本当に悪いことをしたのか。一部分をうまく切り取られ性行為まで暴露された木戸は搾取したのではなく、承認欲求を満たすために搾取されたのではないか。
SNSにある事柄のように何か一部でしか見れないにも関わらず全体を知った気になって誰かを糾弾したり意見を言うことは正義感を装った攻撃なのではないか。
個人的には木戸の悪い部分を感じなかった。あの人は価値観もアップデートしつつあって前時代的なマッチョ文化を -
Posted by ブクログ
時間・空間・重力の概念を新たに構築しなおした相対性理論。宇宙についての本を読むうちに、この言葉が出てくると悲しい気持ちになってしまうので、それを克服するために読み始めた。だって、普段の生活の経験則からは全くイメージができない。
アインシュタインの思考実験をもとに、宇宙物理学研究者の佐藤勝彦氏が図解付きで分かりやすく説明してくれる。あわせて、『3か月でマスターするアインシュタイン』を視聴した私に死角などない。
本作を読んで、理論を理解するということは「理論に基づいてある状況を論理的に説明できるか」が重要だという気がした。例えば、同時刻の相対性を扱う思考実験では、「電車内の光時計の実験」の例を
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