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Posted by ブクログ
汝星の如くの続編
読み終わりたくなかった。前作同様、美しい情景描写と切なくてそれでいて温かい世界観、本当に良かった。
汝星の如くもどちらも周りの目を気にするなっていうメッセージが強く現れてると思う。北原先生が好きすぎて、北原先生にフォーカスされた春に翔ぶはまじで印象的やった。淡々と自分の軸を持ってて、先生のような印象が最初は強いけど、物語が進むにつれて実は内面にさまざまな葛藤を抱えていて、それでも守るべきもの守りたいものを守る大人って感じ。
多分これから先も尊敬する人、すごいなって思う上司、感情のブレが一切ない天才肌の友人、たくさんの人に会うだろうけど北原先生がそうだったように自分が凄い完璧 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・あらすじ
他人から話しかけられやすいという特技を持ったホテルマン続力は、書家・筆耕士である遠田薫への宛名書き依頼のため書道教室を訪れた。
成り行きで力が文案、遠田が代筆という代筆業を手伝う事になる。
関わりを深くする中で、ある日遠田の過去が判明する。
・感想
Audibleで視聴。
三浦しをん作品に初めて触れたけどめっちゃ良かった。
さらっとした感じの作品描く人なんだなー結構好みだし他の作品にも興味でた。
こういう相棒的関係の成人男性二人組っていい。
愛とも友情とも違うこの絶妙な按配が1番好みです。
いやでも、遠田から拒絶された時に力が過去の恋愛遍歴を語るシーンの伏線回収?してたし、な -
Posted by ブクログ
正気と狂気をテーマに選ばれた作品集。いくつかは前に読んだ「真っ白な嘘」に収録されたものもあったけど、今作は全編ショートショートの神様星新一訳ということもあってか、癖の少ないような、また違った読み口も感じられて楽しめた。
「電獣ヴァヴェリ」はこれだけで長編が作れそうだし、なんなら長編で読みたいくらいの話。思ってもみない形で今ある文明が崩壊していく様、その後の余韻を残す文字通り静かなラストは印象的。
世界を救ったのにある意味報われない可愛らしい「おそるべき坊や」や、メタすぎる「ユーディーの原理」なども面白かったが、白眉は表題作。
明らかに口に出すのも憚られる不穏なタイトルだけど、設定からのひねり -
Posted by ブクログ
ミステリーとSFで知られるフレドリック・ブラウンのミステリー短編小説集。
1950年代の小説ではあるもののさほど古さも感じず、空いた時間に少しずつ読もうと思ってたのに、どの話も広げ方と畳み方が上手く次はどんな話なんだろうと途中から止まらず。
「叫べ、沈黙よ」はアンソロジーなどにも収録されている名作だけど、「世界が終わった夜」「背後から声が」「闇の女」なども面白く、表題作の「真っ白な嘘」は個人的に大好きなクリスティの「春にして君と離れ」を思い出す既視感も。
一番最後に読むようにと帯に書いてあった「うしろを見るな」は期待の割に驚きは少なかったけど、読者を巻き込む仕掛けがあり、短編集の最後の話に -
Posted by ブクログ
読んでからかなり時間が経ってしまった。
せつなと薫子がチケットで家事代行をしていく中で、色々な社会問題が提起されていたりしていた。
特に、双子のお母さんの家に家事代行に行く場面は、同じ双子の母として涙涙で読んだ。電車じゃなかったら多分もっと泣いていた。
双子にここまでスポットが当てられてるお話は初めて読んで、作者さんの身近にも双子がいらっしゃるのかなぁと思ったりもした。
せつなと薫子のやりとりが本当の姉妹のようで微笑ましく思う場面もあり、せつなの料理がとっても美味しそうだなぁと思ったり。
これからも2人で仲良く生きていってほしいと思った。
この本を読んで、やっぱり食べることは生きることな -
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内容が濃い!
復讐譚なんですが切り口が変わってます。幼い忘れられた王女に転生憑依した現代日本の出来るキャリアウーマン29歳、彼女が憑依しなかったら自我もなく王族に使い捨てにされたであろう王女のために復讐を誓います。
その復讐、嫁ぎ先の国で無能な呪われた王女を演じ侵略の火種になること、首尾良く侵略は成され祖国は滅し、王族は処刑されます。
復讐が成された後、毒をあおって3回目の人生に行こうとしたら婚約者の王子に助けられちゃいました。本人隠してたつもりでも29歳出来る女がポロポロこぼれ落ちてました。
復讐を決意した理由も復讐の仕方もすごいです。自分の命は顧みることはありません(転生すると思っている)
復讐を成した
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