横手慎二の作品一覧
「横手慎二」の「スターリン 「非道の独裁者」の実像」「日露戦争史 20世紀最初の大国間戦争」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「横手慎二」の「スターリン 「非道の独裁者」の実像」「日露戦争史 20世紀最初の大国間戦争」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
スターリン
「非道の独裁者」の実像
著:横手 慎二
中公新書 2274
スターリンがヒトラーとともに20世紀を代表する独裁者である
だがヒットラーは死に、スターリンは、その生を全うした
農民を弾圧し、急速な工業化を成し遂げ、欧米に対抗する力を得たソ連は、反体制派や非協力者をシベリアに抑留して体制を維持した。それは、スターリンの指示によるものだった。
気になったのは、以下です
■スターリンの成長
・スターリンとは、鋼鉄の人を意味する。本名は、ソソという
・レーニンの片腕となり、革命家として成長していく
・レーニンたちは、ヨーロッパの同士と連携して革命を進めてしようとしたが、スターリ
Posted by ブクログ
あらゆる世界史に出てくる登場人物の中で最もヤバイ人「スターリン(鋼鉄の人)」の出生から没後まで。
私達非ロシア人のぼんやりとした「独裁・粛清・虐殺の歴史的極悪人」と現代のロシア人一般市民との間でどうしてこれ程スターリンの評価に乖離があるのか(未だに人気は高いとか、賛否両論分かれるとか、少なくともシンプルに完全無欠の最大悪呼ばわりされることはない未解決の歴史評価といえる)に一つの納得を与えてくれる実に良いバランスの本。
敬虔な母に良かれと思って神学校へ進められた美しい詩を紡ぎ比較的優等生といえるグルジア人少年「ヨシフ・ジュガシヴィリ」から体制(少年の彼にはとってそれは例えば神学校だ)への不審
Posted by ブクログ
【スターリンは今もなおロシアと外部世界の間にあって、両者の関係を示す重要な指標なのである】(文中より引用)
「非道な独裁者」として語られる一方、少なくない数のロシア国民から今なお高く評価されているスターリン。ロシアという窓を通し、スターリンについて、そしてスターリンという窓を通してロシアについて思考を巡らせた作品です。著者は、『東アジアのロシア』等を世に送り出している横手慎二。
これまで数多くの評伝が数多くの評価と共に著されてきたスターリンですが、近年までに公開された資料に基づき、その評価の幅までをも射程に収めて概観した有意義な作品。スターリンという人物がどのようにロシアにおいて語られてい