魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話
  • 完結

魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

2,310円 (税込)

11pt

アメリカ、韓国はじめ、世界中で
ベストセラーの超異色・生物書

人は、何かに名前をつけると
本当の姿を見ようとしなくなる。

19世紀末、生涯をかけ魚類を収集・分類した科学者デイヴィッド・スター・ジョーダン。その膨大なコレクションは、落雷、火災、さらに巨大地震によって幾度となく破壊された。だが彼は、世界に秩序をもたらそうと、まるで運命に抗うかのように分類作業を続ける。
NPR(米国公営放送)の気鋭ジャーナリスト、ルル・ミラーが追跡した衝撃の実話。ジョーダンの生涯を掘り起こす作業を通じ、自然、歴史、倫理、そして愛についての著者の理解は大きく揺るがされていく。
科学への深い執着、殺人の影、分類することへの限りない欲望。
全てが混ざり合う、目が離せない知的冒険の記録。

★全米主要メディア、絶賛!
「心が揺さぶられる」The Wall Street Journal
「見事な一冊」Los Angeles Times
「打ちのめされる」NY Times Book Review
「自然をめぐる驚きのストーリー。世界がそれまでと違う姿で見えてくる」Book Riot(書評サイト)

★識者、大絶賛!
「奥深く、機知に富み、おぞましい闇と強い高揚感の両方を味わわせる。この本を、そしてこの本を書いた一筋縄ではいかない精神の持ち主を称賛したい。ルル・ミラーは、決して大げさではなく、生命の秘密を明らかにしたと言えるかもしれない」
―ジョン・モアレム 『This Is Chance!』著者
「ジェットコースターに乗ったように、魚の(そして私たちの)位置づけがひっくり返る」
―Slate(オンラインマガジン)
「1ページ目から圧倒的。独白であり、人物評伝であり、国の歴史を語る本でもあり、そこからさらに壮大なストーリーが少しずつ解きほぐされていく。最後の数ページにたどり着いた頃には泣かされていた」
―ジョナサン・ゴールドスタイン podcast「Heavyweight」creator

★年間BEST BOOK選出!
The Washington Post, NPR, Chicago Tribune, Smithonian Magazine, Audible, etc.

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魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    魚の話かと思ったら、途中で「魚の話じゃないんかい!」となり、最後に「やっぱり魚の話だった!」となりました。
    ところどころ作者の自伝的な描写が挟まり、展開が目まぐるしく、飽きさせない。
    個人的な受け止めは生物学的なものに限らず「線」を引くことの難しさ。また自発的なアンラーニングがいかに難しいか。万人に

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    読み終えられるとは思わなかった。装丁のかっこいいこの本は買って飾って置きたくなる 人間より魚が好きな私には声を出して笑いたくなる痛快な本でした。

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    少し重いバインダーに書類を挟むと、その資料が重要なものだと認識する。そんな逸話を読んだことがある。
    故に本の装丁というものは、存外と大事なものなのだそうだ。
    見事な装丁の本だ。深い藍色の紙に銀の印刷、インパクトのある表紙で美しい。Xで見かけてから心ひかれて手に取った。厚みのわりにページ数はさほどでも

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    咀嚼が難しい。なんだろう。優生学だったり、色々話題になっているものはあるけど、私に理解する力が足りないらしい。装丁が素晴らしすぎるので☆5。

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    俺の仲良い人たち、大好きな人たち、みんな読んで欲しいなぁ。特に考えが近いひとたち。
    書影買いしたのに中身刺さりまくった。あまりに筆が上手い。読ませる。

    0
    2025年07月23日

    Posted by ブクログ

    めっちゃくちゃ面白かった。個人的ベストかも。
    デイヴィッド・スター・ジョーダンという人間の人生を紐解いていきながら、なぜ人間は自然をカテゴライズしたがるのか?生きる意味とは?この世のカオスとどう接するべき?科学とは?希望とは?等々…に繋がっていく。途中何度も「え?これまじでノンフィクションなの?」っ

    0
    2025年07月06日

    Posted by ブクログ

    装丁に一目惚れして手に取りました。

    この本は、科学や偉人の伝記、著者の思考、絶望感、人生観など、さまざまな要素が織り込まれていて、一言でジャンルを括れない不思議さがあります。

    読み終えたとき、“魚を手放す”ということを通して、その不思議さが腑に落ちるように感じました。そしてそれは、人生の意味や世

    0
    2025年07月01日

    Posted by ブクログ

    人間の直感と、それによる分類がいかにアテにならないか、そしてその固定観念から解き放たれることはどういうことなのかを魚類学者D. S. Jordanの生涯を追う著者の体験をもとに描き出したドキュメンタリー。

    10年前、私に「実際、"魚類"という分類は全くのデタラメなんだけどね!」

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    「進化に至る真の道は、
    確信ではなく疑いで敷かれている。」

    想像のはしごの頂点に
    人間が居座る場所を維持し続ける為に、
    人間と別の動物との類似点を軽んじる。
    *フランス・ドゥ・ヴァール(霊長類学者)

    人間なんて、
    そんな大層なもんじゃない、
    と思っているが、
    あまり一般的な感覚ではないらしい。

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    タイトルから生物学的な話を想像していたが、どちらかと言えば人生や世界についての哲学っぽい話だった。
    デイヴィッド・スター・ジョーダンのことも、分類学のことも知らないまま読んだが、著者の視点と共に読み進められたので分かりやすく読みやすかった。
    優生学の話が出てきたあたりから、特にアナとマリーの話は心苦

    0
    2025年04月15日

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