藤野可織のレビュー一覧

  • ピエタとトランジ

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    トンデモ設定を活かしきれてて見事。
    女子高生2人の日常から始まったはずだったのに、気づけばすごい場所へ連れてかれてました!

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    2023年11月04日
  • 爪と目

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    ネタバレ

    「爪と目」こういう作品が芥川賞に求めてる地獄だなあ
    「しょう子さんが忘れていること」いや怖いんだけど。37歳の娘の殴りたくなる感いいね
    「ちびっこ広場」これは分かりやすいですね

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    2023年10月27日
  • てのひら怪談 ずっとトモダチ

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    子供向けだけど容赦なく怖い。舞台が小学校になってたり主人公が小学生なだけで内容はガチなホラーだった。
    むしろ子供がひどい目に遭うのが苦手な人には大人向けホラーよりずっときついかも(基本的に想定読者と同年代の小学生が怖い目に遭うので)

    ホラー作家の皆さんは大人向けに書いてるときと同じくらいの出力出してるし、児童書作家さんは本気で子供怖がらせようとしてるし。
    普段児童書とか読まなくても、質の高いホラーショートショートがたくさん読みたい!って人にも強く強くおすすめします。

    収録作の中では、短い中で不気味な世界観をリアルに描き出した『おだんご当番』『ぢんぬるさま』、行間に二人の関係性がぎっしり詰まってる『ひと口飲んだらまた遊ぼ』、読者を巻き込むようなぞっとする仕掛けの『おかわり怪談』『吉野環ちゃんを知っていますか。』が特にお気に入り。

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    2023年08月25日
  • ピエタとトランジ

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    ネタバレ

    最高の二人だった……。誰もこの二人の仲を割くことはできないのだよ、と思うと泣ける。この感じなら、死後もずっと一緒にいるんじゃないかな。
    ピエタとトランジ、この二人のキャラクターが凄く光っていて、二人の関係性が最大の魅力。特殊な体質を持って生まれたトランジに、それに影響されない唯一の人ピエタ。二人とも一緒にいるのが楽しくて離れたくないけれど、決して恋愛対象ではないというのがポイントで、でも運命の人であることには変わりない。この体質について何か根拠があるのかと思ったが、最後までそれは分からないまま、名探偵でも解けない謎だった。他の全ては分かるのに、自分のことが分からない探偵というのも可愛い。
    まさか世界が終末に向かう展開になるとは思わなかったが、"「このままふたりで学校を全滅させちゃおうか」" をずっと続けてきただけなのだなぁと感慨深い。二人でいれば最強なんだなと思った。

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    2023年07月12日
  • ピエタとトランジ

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    頭脳明晰なトランジは殺人事件を誘発する体質の持ち主で、周囲でどんどん人が死んでゆく。そんなトランジと、彼女の助手であり友人であるピエタのロマンシス小説。
    『おはなしして子ちゃん』に収録されていた『ピエタとトランジ』の続編であり完全版です。

    ずっと文庫化楽しみにしていたので、珍しく発売してすぐに読みました。
    短編集に収録されていた話はピエタとトランジが高校生の時初めて出会った時の話で、こちらはその後の2人、高校を卒業してから大学、就職などのライフイベントを経て、老人になるまでの人生を描いています。
    もちろんその間でも2人の周りでは人がどんどん死んでいき、高校の卒業時には全校生徒が半数以下になっていたり、大学の寮もほぼ全滅。2人の存在は世界の危機へと繋がっていきます。
    見ようによっては、とても綺麗な滅亡の形かもしれない。滅ぶのは世界ではなく、人間だけだから。
    そんな右を向いても左を向いても事件や事故が起こる世界の中、どこまでもどこまでも2人で駆け抜けてゆく、疾走感のあるロマンシス小説。
    とんでもない世界観なんですが、2人の関係性、互いが互いにとってどうしても必要な存在であるという姿にぐっときます。時を経ても変わらない関係・気持ちと変わっていく世界の対比も美しい。
    老人になった2人も出てきますが、それでも最強の「ガールズ小説」だと思います。

    ピエタもトランジも、森ちゃんという新しく出てきたキャラクターもそれぞれとても魅力的なのですが、私は特にピエタがとても好きで、最初の短編でピエタは若く可愛く奔放で、若さゆえにトランジとトランジの引き寄せる破滅に惹かれるようなイメージで描写されているのかと思っていたのですが、年をとってもどんな経験を積んでも変わることなく、どこまでも美しく自由で奔放で、「今までの人生で今が一番輝いてる!」と自信を持って言えるピエタがとても素敵でした。

    表紙がピンク色の背景のドクロの隠し絵というのも、甘さと不気味さがあって可愛いですよね! ちょっとラノベ感のあった単行本の表紙も良かったですけど、こちらの方がイメージに合ってる気がします。

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    2022年10月20日
  • ファイナルガール

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    世の中の人間は2つに大別される。藤野可織が好きな人とそうじゃない人である。理解できるとかできないとかじゃなくて、それはもう人間としての初期設定かもしれない。だんだん好きになるとかそういうことも無いかもしれない(あるかもしれないが)。でも読んだときに“好き!“と思う人とそうじゃない人は明確に分かれる気がする。描写における独特の表現や修飾の使い方、時間と空間の操り方、好きとしか言いようがない。小説家という人種は基本的にこれでいいと思う。平均⭐️は2.5から3.0くらいが大作家の条件だ。

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    2021年06月05日
  • おはなしして子ちゃん

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     2006年に『爪と目』で芥川賞を受賞した著者の、その受賞後第一作として刊行された短編集。2013年度の第4回Twitter文学賞の結果発表放送を観ていた時に、絲山秋子さん、古川日出男さんとともに第8位に選ばれている選評を聞いたのがきっかけで、興味を抱いて手に取った一冊です。
     全体的に不穏でシュールなテイストに満ちているのが特徴であり魅力でもあるのですが、個人的にはホラーというより「ストレンジ・フィクション」と呼ぶのが最もしっくりくる印象。

     いじめに使った理科準備室のホルマリン漬けの猿に「お話をして」といじめっ子が乞われる表題作。十四歳で高熱を出して以来「一日に一度だけ嘘をつかなければ死んでしまう」後遺症を抱えた少女の顛末と、歪な愛憎が語られる「エイプリル・フール」。夫が連れてくる知人たちを自宅でもてなすパーティで、SNSに築いた妻としての像と乖離していく事態に見舞われ自我と現実感が溶解していく「ホームパーティーはこれから」など、文字通り粒ぞろいの奇想・綺談のオンパレードながら、中でも群を抜いて鮮烈な1編となれば、やはり「ピエタとトランジ」かなと。
     女子高生ピエタの通う学校に転校してきた、トランジと呼ばれる同級生(いずれも作中ではあだ名で呼びあい、本名には言及されない)。トランジはいわゆる名探偵で、頭脳明晰だが周囲に事件を誘発させてしまうという体質を持っていた。それにより、ピエタとともに遭遇することになった殺人事件を電光石火で解決したことがきっかけで、逆にピエタはトランジに惚れ込み、半ば強引にトランジの助手となって、人を避けようとする彼女を毎日学校に登校させるのだが…という内容で、さらに「その後」を描き継いだ短編をまとめて、2020年3月には連作長編『ピエタとトランジ <完全版>』として改めて刊行されるにも至りました(喝采!)。
     犯罪という混沌に解決と秩序をもたらす才能を持ちながら、その体質によって近しい人たちの破滅を呼び込んでしまうという究極のジレンマを抱えた孤独な少女と、そんな彼女との出会いで生きがいを見出し、彼女に寄り添うことを“軽薄に”決めるフツーの女子高生。このふたりの関係性と距離感、そして交わされる言葉の(校内では悲惨な事件が起き続けるにもかかわらず)なんと微笑ましくて眩しいことか! 青春ミステリとしても女性バディものとしても味わい深く、切れ味鋭い傑作だと思います。

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    2021年05月05日
  • おはなしして子ちゃん

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    これまで読んだ藤野さんの作品集の中では一番良かったです。
    まず一作目にあたる表題作で引き込まれました。「ホルマリン漬けの猿」と「いじめ」と「おはなし」をこんな風に結びつけるとは。結末もひねりも効いていて、他では味わうことのできない読後感を堪能できます。
    続く「ピエタとトランジ」は、ミステリのお決まりのパターンってやつを念頭に置いたパロディで、こちらもなかなか面白いです。東野さんの名探偵シリーズを思い出しました。ちょっと内容を詰め込みすぎかな、とも思ったのですが、どうやら完全版の長編として別途発表されるようなので、そちらも楽しみです。
    本書ではこの二作が双璧をなしていると思いますが、他の作品も佳品揃いです。猿+鮭=人魚という組み合わせが凄い「アイデンティティ」、撮った写真が必ず心霊写真になる「今日の心霊」、宇宙船を主人公にした「美人は気合い」、タイトルそのまんまの名前を付けられた「エイプリル・フール」、通り魔が主人公の「逃げろ!」、ホームパーティーの気疲れを描いたと思ったらやっぱりそれだけじゃなかった「ホームパーティーはこれから」、訳分かんないけど何だか凄い「ハイパーリアリズム点描画派の挑戦」、本が無機物ではない世界を描きラスト4ページが衝撃的な「ある遅読症患者の手記」と、どれもよくできているなあと感心しました。
    以前藤野さんの作品を『世にも奇妙な物語』のようだ、と書きましたが、この作品集に関していうと、小説世界の中でしか表現できないような趣向の作品が多いなあという印象で、作家としての藤野さんの進化を感じます。そのあたり、本書を読んで少し認識が変わりました。

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    2019年11月30日
  • いやしい鳥

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    表題作は大学の非常勤講師である高木成一のパートと、高木の隣家に住む主婦の内田百合のパートが時系列をずらして交互に描かれる構成ですが、とにかく高木のパートがめちゃくちゃ面白かったです。飲み会で泥酔したことがきっかけで高木の家に来ることになった「トリウチ」が、高木が飼育していたオカメインコを食べてしまったことにより徐々に鳥へと変身していく、というカフカみたいな感じのストーリーですが、高木vs鳥の壮絶なバトルシーンをはじめ、笑えるポイントが満載でたいへん楽しく読むことができました。雰囲気はもろ「世にも奇妙な物語」で、いつか映像化してほしいなあと思います。
    解説にある通り、登場人物たちの感情・記憶などを読み手に想起させるような描写が秀逸で、収録された3作ともリアリズム小説じゃないくせにかなりのリアリティを感じました。あと高木のパートに代表される語り口のうまさも特筆すべき点でしょう。これまで純文系の小説はどちらかといえば敬遠しがちだったのですが、本作は波長がぴったり合ったようで、かなり気に入りました。やっぱり食わず嫌いは損ですね。自分と同年生まれの作家さんですし、もう少し追いかけてみようと思います。

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    2019年07月29日
  • 爪と目

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    再読。まず、この著者の文体が好き。そして、視点や意識の移動のさせ方にも同期しやすいので、自分にとってリーダビリティナンバーワンの著者。初読の時にも感じたように、表題作の最後のフレーズが、句読点の打ち方も含め、最高に良い。

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    2019年03月05日
  • ファイナルガール

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    ふつうに小説を読む気持ちで読むと、はじめ物語の不思議さに???となる。笑
    でも奇妙で現実的ではない話なのになぜか現実味はある。
    特に印象に残っているのは「去勢」と「ファイナルガール」。
    何年もストーカーに付きまとわれているのにさほど気に留めない女の子だったり、狼と戦ったり、一生のうちに何回も殺人鬼に出くわしてこれもまた戦ったり。
    そんなことあるわけないんだけど、もしかしたらこういうこともあるかもしれないし、いるかもしれない人たち。
    「爪と目」もそうだったけど、読み終わったあとのこのゾワっと感がクセになる。笑

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    2018年07月09日
  • 爪と目

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    先ず"あなた"と"わたし"は誰と誰なのか理解するのに時間がかかりました。笑
    読み終えた今もいまいち理解しきれていない感があるけど、最後のホラー展開は"わたし"から"あなた"への仕返しというか制裁と解釈しました。
    "あなた"のような何も見ない、何も感じない、何も感じないから傷付きもしない、こんな人いないだろと少し前のわたしなら思っていたかもしれないけど、実際同じような人に最近出くわしたので言える。
    "あなた"のような人間はたぶんけっこういる。笑

    「これでよく見えるようになった?」
    "あなた"はこれから先の人生を考えなおし、ちゃん見ようとするのだろうか。
    それとも今までと同じようにただなんとなく生きるのだろうか。

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    2018年06月02日
  • 世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今

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    本屋で見つけて、編者が都甲幸治ってこともあり、是非読みたいと思って入手。最近特に、洋邦問わず文学賞が気になるってこともあり、これもとても楽しく読ませてもらいました。方々で言われていることだけど、ノーベル賞より注目すべき文学賞は、あれもこれもあるってことですね。実際には”8大”文学賞では決してないけど、芥川賞と直木賞の章も設けられていて、それはそれで日本人なら気になるものではあるし、ちょっとした息抜きみたいにもなっていて、高感度高しでした。毎度のことながら、また読みたい本・作家がたくさん見つかって、嬉しい悲鳴再び。

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    2018年05月10日
  • ファイナルガール

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    藤野可織さんの恋愛小説集、と聞いて、ちょっと意外ではあった。読んでみて、やはり一筋縄ではいかない「恋愛」小説ばかりだった。

    小説、特に「純文学」とカテゴライズされる類のそれにおいて重要なものが二つあって、それは小説全体に漂う「空気感」と、小説の行く先を決定付ける「瞬間」の二つなのだと私は思う。このどちらか(またはどちらも)がちゃんと書かれている小説は面白いし、面白い小説にはちゃんとそれが書かれているのだと私は思う。

    収録されている7編はどれも、現実が幻想に切り替わる瞬間が滑らかであり劇的だった。
    たとえば深海魚のことを考えた瞬間に、部屋の電気を点けた瞬間に、玄関のチャイムが鳴った瞬間に、見慣れたはずの現実が突然姿を変えてしまうようなそういう瞬間が、一瞬の隙をついて襲い掛かってくる。それでいて「まあそういうものだから」と、その世界の歪みをするりと呑み込ませてしまう不思議な説得力がある。けれどやはり歪みは歪みであり、この世ならざるものを呑み込めば体が違和を唱えるのは必然であり、読み終えたときには体の奥に、妙なしこりのようなものが残るのだ。

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    2014年04月13日
  • 虚弱と歩く

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    この悩ましい、実に愉快な、あるがまま。
    弱いまま強く生きる人びとのエッセイアンソロジー。

    ご自身の虚弱をありのまま書くことで、そのひとそれぞれの健康観というものも、浮き上がる。
    虚弱を知ることで健康が身に沁みる。

    アンソロジーを読みながらわたし自身もふりかえって、わたしの生活や持病を再考する機会を得られている。
    言いよどむような、明瞭に説明し難い虚弱は今の時代、より身近な話題となりつつある。

    虚弱はコントロール不能な、横暴で、特定の原因がはっきりしない、肉体と魂からの時をこえた叫びだとわたしは思う。
    上手く聞き取りたくても、叫び声が耳を障る。
    この叫びは声だ。
    声は、社会の中で生き抜くための摩擦の結果なのかもしれないし、自分自身の身体の仕組みの不具合さを健気にあらわしているのかもしれない。
    誰もが大なり小なり健康に容易にはたどりつけないリアルを書いているし、ご自身の虚弱さにいかに向き合うかを押しつけがましくなく書かれている。

    アンソロジーなので、虚弱の色彩もその向き合い方も、それについてわたしたちになにを訴えかけるのかも、人それぞれに豊かに文章として書かれていて、わたしは好感をもてた本。

    『虚弱人生の振り返り、ならびに新たな幕開け』
    渡辺 優

    『脳みそグニャグニャ人生の半生』
    トミヤマユキコ

    『異常なし』
    ヒオカ

    これらのエッセイが特に共感した。

    個人的には小中高の学校の先生におすすめの本。
    虚弱もいろいろ、子どももいろいろ、成長もいろいろ。
    道もいろいろ、だと思う。
    社会もいろいろには現実まだなっていないからこそ、学校の中の多様性を視ることから虚弱について考え始められることがあるのではないか、とわたしはこっそり思う。






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    2026年10月12日
  • 虚弱と歩く

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    わたしも圧倒的に虚弱側の人間だと思う。コールセンターに10年勤めたが最後ストレスで両耳が軽度だが難聴になって退職。北海道から東京に旅行に行けば湿気と気温で具合が悪くなる。普通に生活していても貧血。大きな病でなくても日々の生活に少しずつ影響していく。やはり体力が有り余って長時間労働できるものが勝つ世の中なのか?でもそれって永遠にできるものではない気もする。体力的、心体的目線から弱者、強者を考えられる本です。

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    2026年09月26日
  • 虚弱と歩く

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    めっちゃ分かる…共感しかなかった。

    不調で病院行くのに、だいたい原因不明だったり。フルタイム無理だから、在宅の仕事に行き着いたり。

    虚弱でも生きれる社会がきてほしい。私が元気にフルタイムで働けないからと後ろ向きになってしまう世界が変わってほしい。切に願う。

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    2026年09月12日
  • 虚弱と歩く

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    私も子供の頃から虚弱体質だから、この本でいろんな仲間を見つけた気分。
    体調の悪い人にこの言葉は使ったらいけないのは分かっているけれど、それがうれしかった。

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    2026年09月09日
  • 私は幽霊を見ない

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    「国立民族学博物館の白い犬とパリで会った猫」が好き。エア猫を飼っている人はわりといそうだけど、野良猫に死後の住まいを提案する発想はなかった。

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    2026年08月11日
  • ファイナルガール

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    「戦争」がすごく好きだった。
    小説の中の架空の死をずっと悲しんでいた私、いつしか同じくらい残酷な死が隣にある世界に日常を侵食されている。でも私は現実の死を悲しまない。架空の死だけを一途にずっと悲しみ続けている。
    藤野さんの小説に時々出てくる戦争とか破滅の気配、不穏だけど現実味のない感じがなぜかすごく好きで。来世の記憶の「眠りの館」と「誕生」を思い出した。
    目次の解説に村田沙耶香さんの名前があってすごく嬉しかった。大好きな作家さんの小説を大好きな作家さんの文章で解説してもらえるなんて贅沢すぎる。

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    2026年07月30日